山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(16) 日蝕月蝕の巻

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    いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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    2011年05月04日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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    2011年05月04日
  • 徳川家康(18) 関ケ原の巻

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    いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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    2011年05月04日
  • 徳川家康(20) 江戸・大坂の巻

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    いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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    2011年05月04日
  • 徳川家康(15) 難波の夢の巻

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    いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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    2011年05月04日
  • 徳川家康(17) 軍荼利の巻

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    いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
    結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
    また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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    2011年05月04日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    この小説から私の東海地方一人旅が始まりました(笑)この小説は苦手なシーンも多々あったものの、比較的女性に優しい表現で読みやすかった。1巻は家康の両親の話から。説明的な司馬遼太郎のとは対照的に本当に小説という印象でした。昔大河ドラマになったそうだけど、改めて再び大河でやってほしい!

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    2011年02月20日
  • 吉田松陰(2)

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    ●天地の営みに挫折はないのだ。挫折のない天地の心を、わが心として生きること。人は天地の心にそむかざれば栄うべし。
    ●天地を造ったものは神。神から天地、天地から祖先、祖先から両親、両親からわが身と伝わった体内には、神の霊気、天地の霊気がそのまま宿っている。言い換えれば、わが身は神の分身、末裔。それに至誠の限りを尽くしていけば、必ず神も感応しないはずはない。「天佑神助」「至誠通神」
    ●人間は一度死ななければ話にならぬ。 死線を越えることによって死の恐怖から解放されたものをさす。死の恐怖から解放されたものは、つねに正しいと信ずることを堂々と主張し実行できる。
    類語:世の中に金も名誉も、生命も要らぬ奴

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    2011年02月10日
  • 吉田松陰(1)

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    今年は卯年。「卯」は自らの肉を割いて神に捧げるという意味を持つ文字。インドのジャータカ神話(自らの身を火に投じて帝釈天に捧げたウサギ)とつながっています。・・・それには自我を滅して大いなるものに奉じる見識と胆力が必要。それにぴったりな「吉田松陰」。全身「肝」でできた人物になれるか。生き様が問われます。

    ●諸君、今日から、各自、何か一つだけ、必ず事を成して国に尽くす・・・その約束をして欲しいのだ。事の成る成らぬは問うべきではない。成功するものあり、敗れ去るものあり・・・それでよいのだ。一人一事その情熱の集積が、必ず国家の進展に役立つと思うのだ。
    ●世の人は よしあしことも言わば言え 賤が誠は 

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    2011年02月12日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    素晴らしい。
    上司と部下、夫婦、兄弟、親子、全ての要素が物語に投影されている。
    会社や学校等、組織に属する人ならば、必ず得るものがあるはず。
    週に一巻ずつ読んで半年かかるが、何度も読み返す人生のバイブルとしたい。

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    2011年02月05日
  • 小説 太平洋戦争(1)

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    全9巻。

    坂の上の雲で、司馬遼がやたら陸軍バッシングしてたので。
    ついにずっと読むの拒否してた昭和へ。
    しばらく司馬遼が続いたので、
    久しぶりの山岡先生ってワクワクして読んでみる。
    が。
    少しびっくり。
    自分の知ってる山岡作品ではなく、
    司馬遼タイプの先生が語る感じ。



    ご本人が報道班員として従軍されていて、
    まだ戦後から25年。
    硫黄島が返還されて、まだ沖縄が返還されていない。
    いつもの時代小説として書くには、
    あまりにも身近な出来事だったんだと思う。

    正直、いつもの山岡作品のような楽しみ方はできなかった。
    が。
    すごく考えさせられる。
    だって歴史と呼ぶには近すぎる、
    身近に体験者が

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    2011年09月14日
  • 徳川家康(6) 燃える土の巻

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    家康が男の欲望と女の欲望に苦しめられる第六巻。

    「天は時として人に試練を与え、
    勝った者と負けた者を冷徹に区別する」
    に対する答えが男女三人ずつの対比で描かれる。
    勝った者は望みを叶え、負けた者は全てを失い、
    勝負から逃げた者は何も得ず、何も失わない。

    本作を読んだら秀吉が嫌いになると思っていたが、
    この秀吉はなかなかどうして格好いい男である。
    鴨が葱を背負ってきたら、彼の行動を思い出そう。

    そして怒りは敵と思っている家康公も
    「怒らない人ほど怒らせると怖い」の例外では無かった。
    イソップ童話のような大賀弥四郎の末路は必見。

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    2013年12月01日
  • 伊達政宗(8) 旅情大悟の巻

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    最終巻、この「旅情大悟」という言葉が無性に沁みた。
    素晴らしいエピソードに囲まれた生涯だった筈なのに、何か端々に「惜しかった」「あとちょっとこうだったらよかったのに」というものも付いて回った。
    「これは叶わなかった、でも代わりにあれが叶った」の繰り返しで人間の短い生涯って終わっちゃうのだろう。
    どんなに凄い人間でも100年は保たない。
    日本の頂に立つ事を夢見て突っ走って、自らの限界も知って、70年で去った。
    感動している暇があったら精進しろと叱られそうである。

    些細な事で「もういやだ」となったら、何度でも読み返そうと思う。

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    2010年12月04日
  • 伊達政宗(7) 平和戦略の巻

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    教養と愛嬌は同居できる。
    彼は腐っても『ただのおっさん』にはならない。
    そのためにどうすればいいか、常に自分のチカラで考えている。
    ライバルはさぞ嫌だったろう、でも家族や家臣達はさぞ彼のことが自慢だったろう。
    ただ、何より素晴らしいのは、伊達政宗はそんな『自慢の殿様』であろう自分をおそらく当然あるべき姿としていたらしいところだ。
    上に立つ者なのである。

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    2010年12月04日
  • 伊達政宗(5) 蒼穹の鷹の巻

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    軽卒な言い方でアレだが、私が伊達政宗を大好きな理由のひとつに「オシャレ」というのが確固としてある。
    しかも、キラキラ着飾ればいいというのではない。
    数百年経った今の私達から見ても、彼のセンスは「オシャレ」だ。
    配色、サイズ、デザイン。
    彼の鎧兜がダース・ベイダーのモデルになったのは余りに有名な話だが今どこかの呉服店に並んでいても圧倒的にカッコいい。

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    2010年12月04日
  • 伊達政宗(4) 黄金日本島の巻

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    遅く生まれすぎた英雄、という冠詞が身につまされる第4巻。
    武将同士、戦場であれば年功序列なんてくそくらえだったろう時代だが何年も生きていないと積み上がってこない財力や経験値というのはどうしようもない。
    それは実力とか才能とは全く別で、どうしようもない。
    いつの時代もそうである。

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    2010年12月04日
  • 伊達政宗(3) 夢は醍醐の巻

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    著者の文章力が高いのか、伊達政宗の人生は本当に密度が高いのか。
    中だるみする箇所がまったくなく、次から次にいろんな事が起きる。
    いい意味で生き急いでいる。
    ハラハラもするけど、展開が楽しみで仕方ない。

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    2010年12月04日
  • 伊達政宗(2) 人取られの巻

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    この巻でメインに描かれているエピソード、割と伊達政宗としては有名ではないだろうか。
    若気の至りとはよく言うが、10代で若気なんて有り余っているだろうにその如何で命や領地が左右された時代。
    凄いことだと思う。
    当時だからこそ「愚か」と言われたろうが、今そこらにうようよしている10代にはこれをしでかす度胸そのものすらないだろう。

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    2010年12月04日
  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻

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    伊達政宗の伝記小説としては元祖だと思う。
    著者の好き嫌いを臭わせない。
    でも情景も心理も描写が緻密で面白い。
    実在したであろう様々な人々が、実に個性的。
    続きが楽しみ。

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    2010年12月04日
  • 源頼朝(3) 鎌倉開府の巻

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    続きが気になる終わり方って、素晴らしい退き方だ。顛末はわかっていても山岡先生流の描き方で味わってみたかった。それだけ山岡版頼朝は魅力的で、義平と並んで二大贔屓の義仲もまた期待に違わぬ格好良さだった。義経に関しては、政治家な頼朝が大の贔屓な手前割愛。ただ、納得のいく扱いだったと。

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    2010年10月24日