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血がたぎるほどの叛骨魂を秘めながら、豊臣秀吉という悍場(かんば)を操って、さまざまな危機を脱した政宗。だが、その眼前に、こんどこそ尋常一様ではおさまりそうにない事態が起きた。関白秀次と結んで企てたという謀叛の嫌疑!! 絶体絶命の渕に立って、政宗は、いかなる捌(さば)きでこの荒波を乗り切るのか?
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Posted by ブクログ
朝鮮出兵から関ヶ原の前の上杉征伐開始まで。 政宗、家康、秀吉、三成の駆け引きがとても面白い。年の功もあってやはり家康が一枚上手か。
著者の文章力が高いのか、伊達政宗の人生は本当に密度が高いのか。 中だるみする箇所がまったくなく、次から次にいろんな事が起きる。 いい意味で生き急いでいる。 ハラハラもするけど、展開が楽しみで仕方ない。
そういえば、戦国時代なのにあまり合戦シーンがないなぁ。 もう秀吉の寿命直前だから、小競り合いはないからか。 でも政宗の知略(悪ガキのいたずらっぽくもある)がますます冴えます。 家康との頭の戦い、石田三成との騙しあい、直江兼続との戦略争い、読んでいてとても楽しい。
35 止まらなくなってきた。 秀吉の寵愛を受けながら、秀次との謀反の疑い。 それを晴らしたのがなんと家康。 騙し合い、だまされあいがたまらないし、政宗が大人へと成長していくすがたが描かれている。 どんな窮地でも冷静に見れば必ず抜け道がある。
海外への視線が多少唐突感あり 実際、ローマ派遣をしているかと思うけれども、その背景をもうちょい深掘りして欲しいなぁ 続巻で描かれるかもだけど
秀吉の朝鮮出兵が主な内容か。 秀吉の朝鮮出兵は歳による狂言、梅毒であった等人から聞いたことがあるがあまりに現実的でなかったのではないかというのが私の思いだ。 秀吉の中では子どものこと等を考えてのことだったのだろうがいたずらに諸将の不満を買い秀頼の豊臣滅亡に繋がったのは事実なのではないか。 その中で...続きを読む政宗は上手く地理的にも駆け引き的にも立ち回ったと感じた。なるべく戦略を使わないことで領内からのいらぬ不満を減らした策謀はうまかった。
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