山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(25) 孤城落月の巻
    太平の世か戦はなくならないか、王道と覇道、王道と王道。家康の哲学は深いところまで理解している人はいないのか。
    それにしても豊臣方。最後まで人材がいなかった。それに比べれば、徳川はなんだかんだと人材がいる、と思われる。
    ラスト1巻。家康の最期はどう描かれるのか。
  • 織田信長(1) 無門三略の巻
    高校生の時に父に薦められて読みました。私が読んだものは上下2段になっていたのでけっこう時間がかかりましたがおもしろかったのでそんなに大変ではありませんでした。たんなる歴史物ではなく濃姫からみた信長がかかれているので女性は楽しく読めるのではないかと思います。この本で山岡荘八を知り好きになりました。とに...続きを読む
  • 小説 太平洋戦争(1)
    如何にして、日本が太平洋戦争に足を踏み入れていったか(アメリカによって戦争する以外の退路を断たれた)か分かる一冊。
    あの戦争が良かったとは思わないが、戦争しなければ、軍部の内乱や内紛等で日本は内部崩壊していたと思われる(少なくとも当時、山本五十六はそう見ていた)。
    今の日本は、あの戦争があったからこ...続きを読む
  • 徳川家康(18) 関ケ原の巻
    ついに関ヶ原。
    でも、そこに至るまでの過程・準備で勝敗は決していたか。何事も、戦略と戦術が必要。そして、戦略は大局を見ないと描くことはできない。
    戦後処理に気を遣い、これから安定した時代にするべく礎を築く。
    でも、まだまだ波乱はある。時代を作るためには犠牲はまだまだ必要なのか。
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

    良い

    以前より読みたいと思っていましたが
    紙文庫の物理量が災い
    手を出しませんでしたが
    近年気に入った4インチの
    アンドロイドタブレットを
    手に入れ物理量を気にせず
    長編小説を楽しむことができるように
    なりました

  • 徳川家康(26) 立命往生の巻
    大権現様の重き荷を負いた遠き道が終わる26巻。

    仕事で苦しい立場に立たされていた時期に、
    家康公の堪忍を学ぶために読もうと決意し、
    三年半かけて読んできたが、ついに終わってしまった。
    家康公のように我慢強くなれたとは思えないが、
    じっくりと味わいながら楽しんで読めたと思う。

    最晩年で年老いてもな...続きを読む
  • 豊臣秀吉(2)
    知っている地名が頻出するので、距離感も実感しながら読める。三英傑の中では秀吉が好きなので面白いです。
  • 徳川慶喜(1)
    最後の将軍 徳川慶喜の小説を読み終わった。坂本龍馬と合わせて、幕府側と倒幕側両方の視点が面白い。二人とも正反対な事をやっているのに目指すところは同じという。政治と戦争は複雑怪奇。それにしても、去年は徳川慶喜が死んで去年は丁度100年だったらしい。たった100年!
  • 徳川家康(6) 燃える土の巻
    信長の小谷城攻めと築山御前の謀反がメイン。
    今回はほとんど家康は登場せず。
    でも、一気に読めました。
  • 小説 太平洋戦争(6)
    レイテ島での戦いでの敗北で、フィリピンを失うことが確実になった日本軍。ルソン島での極限の闘い、そしてマニラ市街戦の悲劇。また、フィリピンの闘いでは、初めて神風特攻隊が出撃する。

    山岡荘八は従軍記者として関わった立場もあり、日本軍が一方的に犯罪者扱いされる戦後の意見に反対し、日本の行動にも理があった...続きを読む
  • 織田信長(5) 本能寺の巻
    五巻まとめて、おもしろかった。しかしおもしろすぎて、これを読んだのは間違いだったかもしれない。もっと後のほうで読めばよかった気がする。
    いま読んでいる別の作品はそれはそれで別のおもしろさがあるんだけれども、この作品の武将それぞれの生き様を掘り下げるところが好みにぴったりきてしまったので、あっさりと「...続きを読む
  • 吉田松陰(2)
     帰らじと思いさだめし旅なれば

     ひとしお濡るる涙松かな
     
    日本の国のため、命懸けで純粋に生きた、吉田松陰。
    その最後も、ぶれることなく、ただただ純粋に、国のことを訴えて、死罪となりました。
    無駄死にと思えるかもしれませんが、この松陰の死が、弟子たちに火を点け、幕末の長州の活躍を招いていったので...続きを読む
  • 小説 太平洋戦争(2)
    第二巻。真珠湾奇襲で始まった太平洋戦争の、マレー半島、フィリピン、インドネシアでの激戦を描く。

    既に、現場の状況を全く理解しない大本営や、精神主義で非合理的な決断を繰り返すリーダーたちが登場する。それに比べた個々の兵士たちの強さ。戦後の日本企業においてもいまだ引きずっているこのカルチャー。いったい...続きを読む
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻
    1年半かけて全巻読み終えた。家康の泰平への思い、偉業に感服した。そして、18年かけて書き連ねた著者の偉業に感服した。13.1.27
  • 織田信長(5) 本能寺の巻
    濃姫と蘭丸が大活躍!
    個人的には光秀は嫌いじゃないので、小説やドラマの中で本能寺の変が起こると無性に辛くなる。
    変えられない過去。でも変わって欲しい気がする過去。
  • 織田信長(5) 本能寺の巻
    まず、小説としての感想。
    中盤から最後にかけてのクライマックス感が半端ない!!
    読書でこんなにも引き込まれたのは、初めての経験です!!

    さて、本題。
    僕はコレを読むまで『本能寺の変』とは、
    天下を取る目前まで来た信長が増長し傍若無人になったので、
    明智光秀がそれを止める為に討ったのだと思ってました...続きを読む
  • 吉田松陰(1)
    この本を読んで吉田松陰が大好きになり、その後色々と吉田松陰関連の物を読むようになりました。
    小説ではありますが吉田松陰の思想を知る入門書としても非常によくできているような気がします。
  • 織田信長(1) 無門三略の巻
    『史実を多く盛り込んだ作品』という事なので読み始めました。

    『小説』という形である限り、
    山岡氏の『創作&想像』の部分もあると思いますが、、、。
    とにかく、今まであまり興味の無かった『織田信長』ですが、
    なんとも興味深い!!

    今までの僕の『信長殿に対するイメージ』を見事にひっくり返されました。
    ...続きを読む
  • 小説 太平洋戦争(1)
    太平洋戦争を戦争の始まりから終わりまで、史実を忠実に追って書かれた歴史書。小説と表題にありますが創作ではまったくありません。過去の戦争で何があったのか知らなかったので知りたくなって読んでみました。

    読み終えて日本人ってすごいなぁと思いました。当時のものの考え方や行いを見ていると、とても同じ人間とは...続きを読む
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻
    家康の生涯が描かれた全26巻の歴史小説。

    家康の平和への執念はすさまじく、この後江戸時代で250年もの間戦争を無くしてみせたのは家康一人の仕事ではないものの、家康が育て上げた秀忠やそれに連なる人たちも、全て家康に端を発していると考えると、その功績はすごい。

    しかも最初は人質生活でそのまま殺されて...続きを読む