山岡荘八のレビュー一覧

  • 伊達政宗(2) 人取られの巻

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    いよいよ秀吉の登場!白装束や金の十字架、猿のしつけなど有名なエピソードがたくさん出てくる。
    政宗と秀吉のやりとりがとても面白い。

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    2018年02月21日
  • 織田信長(1) 無門三略の巻

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    信長、カッコいい!!
    とにかくページを繰る手が止まらなくて5巻の長さを感じさせません。会話が多いのでテンポがいい。おもしろかったです。

    信長はうつけ者と言われて、規格外の発想で戦国の世を躍動していきます。そして山岡荘八が描く信長は平和主義者でもある。自身が天下を取ることで、戦の世を終わらせようという志を持っています。カッコいい信長がここにいます。

    そして各巻で魅力的な人物が登場します。1巻は斉藤道三と妻の阿濃、2巻は秀吉、3巻は明智光秀、4巻は浅井長政、武田信玄。そして5巻は明智光秀に再びスポットが当たり、本能寺の変へといたります。

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    2018年02月04日
  • 織田信長(5) 本能寺の巻

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    最初から最後までわかり易く、読みやすい。
    史実に基づいているだろうけれど、史料の少ない時代。作者の想像力で埋めていくしかない部分の個性の描き方、選ぶ言葉のセンス、解釈の仕方などが魅力的です。
    特に濃姫は婚礼後のことが記されている史料がないにも関わらず、鋭敏で機知に富み、気性の荒い信長を支えた芯の強い一筋縄ではいかない女性が艶っぽく描かれています。
    天下を手中に治めるまであと少しだった信長の最期は悲哀に満ちています。濃姫を最後、そう描いてくれてよかったな・・・。猜疑心を増幅させていく明智光秀の心理描写は痛々しく、哀しく、つらかったです。
    終わり方も見事でした。
    信長は英雄だなとあらためて思いまし

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    2017年11月15日
  • 徳川家康(7) 颶風の巻

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    20年ほど前に読んで感動したが、今はスマホで電車の中や、病院の待合室で手軽に読んで再び感動しています。

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    2017年06月04日
  • 小説 太平洋戦争(3)

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    ミッドウェー海戦の敗北。ガダルカナル島での敗北。共に闘った兵士の戦意は立派であるが、決して忘れてはならない悲惨している様子で。キツいです。著者も描いてる中で、高熱を持ってペンを走らせてる仕事のプライドも忘れられない。とにかく、簡単に言葉に出来ないくらいの地獄の戦争だった。

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    2015年08月25日
  • 徳川家康(25) 孤城落月の巻

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    太平の世か戦はなくならないか、王道と覇道、王道と王道。家康の哲学は深いところまで理解している人はいないのか。
    それにしても豊臣方。最後まで人材がいなかった。それに比べれば、徳川はなんだかんだと人材がいる、と思われる。
    ラスト1巻。家康の最期はどう描かれるのか。

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    2015年01月29日
  • 織田信長(1) 無門三略の巻

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    高校生の時に父に薦められて読みました。私が読んだものは上下2段になっていたのでけっこう時間がかかりましたがおもしろかったのでそんなに大変ではありませんでした。たんなる歴史物ではなく濃姫からみた信長がかかれているので女性は楽しく読めるのではないかと思います。この本で山岡荘八を知り好きになりました。とにかく時間のたくさんある時に読んでいただきたいです。

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    2015年01月06日
  • 小説 太平洋戦争(1)

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    如何にして、日本が太平洋戦争に足を踏み入れていったか(アメリカによって戦争する以外の退路を断たれた)か分かる一冊。
    あの戦争が良かったとは思わないが、戦争しなければ、軍部の内乱や内紛等で日本は内部崩壊していたと思われる(少なくとも当時、山本五十六はそう見ていた)。
    今の日本は、あの戦争があったからここまで繁栄したとも言える。

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    2015年01月02日
  • 徳川家康(18) 関ケ原の巻

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    ついに関ヶ原。
    でも、そこに至るまでの過程・準備で勝敗は決していたか。何事も、戦略と戦術が必要。そして、戦略は大局を見ないと描くことはできない。
    戦後処理に気を遣い、これから安定した時代にするべく礎を築く。
    でも、まだまだ波乱はある。時代を作るためには犠牲はまだまだ必要なのか。

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    2014年09月26日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    良い

    以前より読みたいと思っていましたが
    紙文庫の物理量が災い
    手を出しませんでしたが
    近年気に入った4インチの
    アンドロイドタブレットを
    手に入れ物理量を気にせず
    長編小説を楽しむことができるように
    なりました

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    2014年08月13日
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻

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    大権現様の重き荷を負いた遠き道が終わる26巻。

    仕事で苦しい立場に立たされていた時期に、
    家康公の堪忍を学ぶために読もうと決意し、
    三年半かけて読んできたが、ついに終わってしまった。
    家康公のように我慢強くなれたとは思えないが、
    じっくりと味わいながら楽しんで読めたと思う。

    最晩年で年老いてもなお、
    天下泰平のために働き続ける大権現様。
    伊達政宗の叛心を抑えこみ、
    配下を騒乱を防げるように封建し、
    後継者の長幼の列を明確にし、
    宗教と学問で民心の安定を計り、
    周囲の人々には遺言を残す。

    鯛の天ぷらを食べようとする場面では、
    思わず本に向かってお止めしたくなったが、
    これまでになく楽しそう

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    2014年04月12日
  • 豊臣秀吉(2)

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    知っている地名が頻出するので、距離感も実感しながら読める。三英傑の中では秀吉が好きなので面白いです。

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    2014年01月31日
  • 徳川慶喜(1)

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    最後の将軍 徳川慶喜の小説を読み終わった。坂本龍馬と合わせて、幕府側と倒幕側両方の視点が面白い。二人とも正反対な事をやっているのに目指すところは同じという。政治と戦争は複雑怪奇。それにしても、去年は徳川慶喜が死んで去年は丁度100年だったらしい。たった100年!

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    2014年01月09日
  • 徳川家康(6) 燃える土の巻

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    信長の小谷城攻めと築山御前の謀反がメイン。
    今回はほとんど家康は登場せず。
    でも、一気に読めました。

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    2013年09月14日
  • 小説 太平洋戦争(6)

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    レイテ島での戦いでの敗北で、フィリピンを失うことが確実になった日本軍。ルソン島での極限の闘い、そしてマニラ市街戦の悲劇。また、フィリピンの闘いでは、初めて神風特攻隊が出撃する。

    山岡荘八は従軍記者として関わった立場もあり、日本軍が一方的に犯罪者扱いされる戦後の意見に反対し、日本の行動にも理があったという主張を繰り返します。本巻では、陸軍の山下大将の将としての兵や市民に対する気遣いの細やかさ、責任感の強さを指摘し、マニラ市街戦を避けられなかったのは、彼の一方的な責任ではないといいます。

    フィリピンに住みながら読むこの巻は、身近な地名も多く登場することもあって、読後に強い印象を残しました。現在

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    2013年08月25日
  • 織田信長(5) 本能寺の巻

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    五巻まとめて、おもしろかった。しかしおもしろすぎて、これを読んだのは間違いだったかもしれない。もっと後のほうで読めばよかった気がする。
    いま読んでいる別の作品はそれはそれで別のおもしろさがあるんだけれども、この作品の武将それぞれの生き様を掘り下げるところが好みにぴったりきてしまったので、あっさりと「○○を斬った」とかで済んでしまうのが、あ、ああー、山岡荘八のだともっとこうだったのにー、となって、もったいない気持ちになる。

    信長が魅力的なのは言うまでもないので、他のことを。
    普段は穏やかで物静かな家康の、三方ヶ原の戦いで見せる激情がよかった。金ヶ崎の退き口では信長を冷静に諌めていたのに、自分が

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    2013年06月27日
  • 吉田松陰(2)

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     帰らじと思いさだめし旅なれば

     ひとしお濡るる涙松かな
     
    日本の国のため、命懸けで純粋に生きた、吉田松陰。
    その最後も、ぶれることなく、ただただ純粋に、国のことを訴えて、死罪となりました。
    無駄死にと思えるかもしれませんが、この松陰の死が、弟子たちに火を点け、幕末の長州の活躍を招いていったのです。

    バカ正直とも思える程の純粋な、大和魂。

    読みながら、涙しました。

    弟子の品川弥二郎に贈った言葉。
    「弥二か、勉強せよ。お前をこの世に遣わしたのは神仏じゃ。そう思って、決してわが身を粗末にするな。・・・どんな困難な立場に立とうと、各自の役目を忘れずにつとめてくれよ」

    自分に言われているよ

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    2013年04月25日
  • 小説 太平洋戦争(2)

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    第二巻。真珠湾奇襲で始まった太平洋戦争の、マレー半島、フィリピン、インドネシアでの激戦を描く。

    既に、現場の状況を全く理解しない大本営や、精神主義で非合理的な決断を繰り返すリーダーたちが登場する。それに比べた個々の兵士たちの強さ。戦後の日本企業においてもいまだ引きずっているこのカルチャー。いったい根はどこにあるのだろうか。

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    2013年03月31日
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻

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    1年半かけて全巻読み終えた。家康の泰平への思い、偉業に感服した。そして、18年かけて書き連ねた著者の偉業に感服した。13.1.27

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    2013年01月27日
  • 織田信長(5) 本能寺の巻

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    濃姫と蘭丸が大活躍!
    個人的には光秀は嫌いじゃないので、小説やドラマの中で本能寺の変が起こると無性に辛くなる。
    変えられない過去。でも変わって欲しい気がする過去。

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    2012年11月29日