山岡荘八のレビュー一覧

  • 織田信長(5) 本能寺の巻

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    まず、小説としての感想。
    中盤から最後にかけてのクライマックス感が半端ない!!
    読書でこんなにも引き込まれたのは、初めての経験です!!

    さて、本題。
    僕はコレを読むまで『本能寺の変』とは、
    天下を取る目前まで来た信長が増長し傍若無人になったので、
    明智光秀がそれを止める為に討ったのだと思ってました。
    でも、まるで反対でした。
    光秀自身の『信長への恐怖と疑念』が、自らを盲目にさせた挙げ句の愚行でした。
    家康と肩を並べれるほど優秀な武将であったはずの光秀。
    人の精神力とは本当に大事な物だと思いました。

    クライマックスで印象に残ったシーン。
    光秀が謀叛を起こした事を知った信長は、鼻で笑いながら言

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    2012年11月23日
  • 吉田松陰(1)

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    この本を読んで吉田松陰が大好きになり、その後色々と吉田松陰関連の物を読むようになりました。
    小説ではありますが吉田松陰の思想を知る入門書としても非常によくできているような気がします。

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    2012年09月23日
  • 織田信長(1) 無門三略の巻

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    『史実を多く盛り込んだ作品』という事なので読み始めました。

    『小説』という形である限り、
    山岡氏の『創作&想像』の部分もあると思いますが、、、。
    とにかく、今まであまり興味の無かった『織田信長』ですが、
    なんとも興味深い!!

    今までの僕の『信長殿に対するイメージ』を見事にひっくり返されました。
    『激しい感情の持ち主』で一気に燃え上がったりもするが、
    それが『己の身を滅ぼす』と言う事をよく知っており、
    感情の渦の中にありながらも理知的に物事を考え、打開策を練り上げる。
    攻め入る時を知っており、引くべき時を知っている。
    『荒ぶる猛将』の皮を被った『冷静な軍師』。

    そして、何よりも『棚から牡丹

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    2012年09月03日
  • 小説 太平洋戦争(1)

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    太平洋戦争を戦争の始まりから終わりまで、史実を忠実に追って書かれた歴史書。小説と表題にありますが創作ではまったくありません。過去の戦争で何があったのか知らなかったので知りたくなって読んでみました。

    読み終えて日本人ってすごいなぁと思いました。当時のものの考え方や行いを見ていると、とても同じ人間とは思えません。もっとも、そのすごみは戦後数十年を西洋文化と共にある中でほとんど失われていると思うけれど。自分の中にもその片鱗すら無いような気がする。

    とにかく史実を知らない人、学校で習った教科書でしか歴史を知らない人はこれを一度読んでみると、大変勉強になると思います。なにはともあれ、一読あれ。

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    2012年08月23日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    家康の生涯が描かれた全26巻の歴史小説。

    家康の平和への執念はすさまじく、この後江戸時代で250年もの間戦争を無くしてみせたのは家康一人の仕事ではないものの、家康が育て上げた秀忠やそれに連なる人たちも、全て家康に端を発していると考えると、その功績はすごい。

    しかも最初は人質生活でそのまま殺されてもおかしくないところからのスタート。その後織田信長と豊臣秀吉との交流から受け継いで天下を統一しただけではなく、統一を乱さぬ秩序を作り上げて行く・・

    最後の巻では、家康が死ぬ間際のあれこれで涙が出てしまいました・・特に伊達政宗のところ、忠輝のところなど・・

    長大な小説なれど読んでよかった。

    ※と

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    2012年06月25日
  • 伊達政宗(8) 旅情大悟の巻

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    歴史は苦手。しかも戦国武将のうち一人にしぼって読みはじめ、読みきる自身 全くなかったけど、完読!
    伊達政宗、最高に好き。

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    2012年06月12日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    戦国時代の有名人の本を一通り読み終えた後、「そろそろいいだろ」と気合をいれて読み始めました。

    登場する有名どころの戦国武将の本を読んだ後なので、非常に内容も分かりやすく、楽しく読むことができました。

    戦国時代の大物の本を読んだ後に読むことを強くオススメします!

    戦国の世、最後に勝ち残るのは徳川です。 戦国武将のほとんどが出てきますよ。

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    2012年05月19日
  • 高杉晋作(3)

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    山岡版高杉の最終巻。海外の国を相手に、また、藩の反対派を相手に、縦横無尽に立ち回る。山岡版は、かなりかっこいい高杉に描かれている。
    全体を通して山岡版高杉は、緻密、かつ、大胆に描かれているように思う。他の著者は、ある意味風天風に気ままな高杉になっていることに比べると、少し違った感じがする。しかし、維新の出来事、維新後に高杉がいればを考えると、この小説の視点は間違っていないように思われる。

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    2012年04月10日
  • 高杉晋作(1)

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    とても難しい。
    時代背景に慣れるまでに時間がかかりますが
    日本人なら読んでおきたい本だと思います。
    熱い男の生き様が素敵です。

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    2012年03月08日
  • 高杉晋作(2)

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    この二巻から、非常に緻密、かつ、大胆な高杉晋作が描かれている。他の作家で描かれた高杉晋作が読める。破天荒の内側で考えられていることが、何か安心感が感じられた。いろんな革命が、その時の勢いで行われる気とが多いが、少なくとも明治維新は緻密な計算で成り立っていたと言える。

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    2011年12月25日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    ネタバレ

    全26巻。

    全部読むのに1年くらいかかったような気がする。

    東京主張が多かったので、往復の新幹線の中で読んでた。

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    2011年12月19日
  • 毛利元就(1)

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    昨今の戦国ブームを切欠に、歴史上の人物が、実際は何をした人なのか知りたい、と思った人は多いと思います。
    しかしブームに便乗して関連書籍も乱造されていますので、どの本を読めばいいかさっぱり分からず、途方に暮れることも少なくありません。
    で、とりあえず「毛利元就」の一冊目として、私はこれをお勧めします。

    彼は戦国武将としてはかなり長生きした部類の人です。
    その生涯を二冊で、となると、必然的に制作の上での選択は、全体の密度を下げるか、エピソードを取捨選択して飛ばしつつ、選んだ部分に重点を置くか、ということになるのでしょう。
    こちらは後者で、内容はかなり飛ばしでピンポイントに摘まれている感じですし、

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    2011年10月24日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    小学生の高学年の頃から中学の頃にお年玉やらお小遣いを遣り繰りして全巻を揃えました。

    自分の中の日本の歴史小説の基準となった小説です。
    そのせいか司馬遼太郎の描く家康像には馴染めませんでしたが。

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    2011年10月07日
  • 豊臣秀吉(1)

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    「露とおき露と消えぬるわが身かな浪花のことも夢のまた夢」秀吉62歳の生涯を描いた作品。読みやすく、太閤秀吉を知る上での必修科目。

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    2011年09月14日
  • 伊達政宗(五)

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    大阪夏・冬の陣。
    秀頼が切なかった…
    伊達氏は能力的には全然家康に劣ってないと思う。だけど、伊達氏は落ち着きが家康に比べると無いような気がする。次から次に発想が湧いてきてじっとしてられない人。
    どちらの人生が楽しげかと言うと伊達氏のほうだけど。
    家康に対して負けが混んできた伊達氏だけど、それでもなお自分の成長材料とする。
    この巻では50近い年齢だけど、それでも柔軟に自分と回りの関係を考えて自分を変えようとするのが凄い!

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    2011年08月01日
  • 伊達政宗(四)

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    何歳になっても変わらない伊達氏が面白い。
    敗北感からすぐに立ち上がって自分を見直すけれど、自分は消さない。そうやって自分を全肯定して生きていく様がかっこいい。
    素敵だなぁ。
    色々画策して、失敗するけどタダじゃ終わらない不屈さに本当に感心してしまう。

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    2011年08月01日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    過去の挫折を克服。
    こんなに面白く奥の深い書籍だったとは。
    だから挫折するのかも知れない。
    全26巻! 壮大な歴史小説。

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    2011年07月31日
  • 伊達政宗(三)

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    家康との問答が楽しい^^
    伊達政宗は傑物だけど、家康はさらに上を行く傑物な感じですね。後20年早く生まれていたら、っていう言葉があるけど、それでも伊達氏は天下とれなかったんじゃないかな。とれたとしても、すぐダメになってたような気がする。
    あれもこれもって目がいって、そのめまぐるしさに周りがついていくの必死になってるように思える。家康のようなどっしり感が伊達政宗にはあまり感じられない。家来の方々大変そう(笑
    30代ぐらいになってもそうだから、これからもそうなんじゃないかな、と期待。
    ちょっと読み進めるとすぐに難事にぶつかっていて、それを毎回なんとかしているから凄い。凄いし読んでいて楽しいv

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    2011年07月28日
  • 伊達政宗(2) 人取られの巻

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    伊達政宗の機転が見事。
    生きるか死ぬかの戦国時代なのに、凄く楽しそうな御仁。ほんとに心の底から楽しそうに生きてる感じがする。
    物語中、やっぱり年齢を重ねて考えが深くなってくるんだけど、それでもイメージはやんちゃ坊主。
    それと、戦国時代のお殿様方のやりとりが、意外と殺伐としてなくて驚いた。まぁ戦に発展するから殺伐とはしてるんだけど、お殿様同士の会話とかに悪戯があったりで面白い。喚くとみっともないからわざと悪戯されたんだ、みたいな見栄とかも面白い。
    伊達政宗の立ち振る舞いも楽しいけど、全般的に大名の方々はみんな面白い。

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    2011年07月25日
  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻

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    伊達政宗の格好良さ!それに尽きる。
    でもそれは政宗自身というよりも、まわりの人たちに因るものが大きいのかなぁと。それを身につけた政宗自身もすごいけど。
    失敗を失敗として乗り越える強さ。認められる強さ、が凄い。なんというか、見事!としかいいようがない。

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    2011年07月24日