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Posted by ブクログ
フロイト最後の著作「モーセと一神教」はエス論者フロイトとユダヤ人フロイトの内なる葛藤を描いたものだった。
家康最晩年の大阪冬の陣では家康は天下人であると同時に一私人としての骨肉の情を自覚する。かつて瀬名御前と信康を切ったときとはその感覚は違ってきている。
武の道は女子供を守るものとする家康が創設した江戸幕府の敵、秀頼と淀君はその女子供であった。
よく出来た小説だとしか言いようが無い。
最後の最後で家康はひとりの人間に立ち返り、そして自分の作り出した機構と対決する。面白い。
家康の思想上のライバル真田幸村も虚心に準備を進めている。
和議なった大阪冬の陣、決着の夏の陣へと時代は進む。
家康の敵は己の過去と戦を望む人々だ。
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小説・文芸
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