山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(19) 泰平胎動の巻

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    関ヶ原の合戦の始末も終わり、家康が将軍宣下を受ける。
    これからどのように泰平の世を築いていくのか。
    家康の描写が多くなり、読んでいて安心する。
    大久保長安というこれまた魅力的な人物が登場。
    それにしても、淀君の描写はやりきれない。

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    2016年02月13日
  • 徳川家康(18) 関ケ原の巻

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    いよいよ天下分け目の関ヶ原の合戦。
    いやが上にも盛り上がるかと思われたが。
    結構あっけなく結末に至る。
    敗戦の将、石田三成。
    悟りの境地に達しのかと思われたが、その先突っ込んだ描写がなく残念。
    この巻は、徳川家康の内面が描かれていてよかったと思う。

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    2016年02月06日
  • 柳生石舟斎

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    柳生があまりいままで詳しくなかったので、読む事に。
    この本は柳生石舟斎の一生ではなく半生が描かれてます。ただ間違いなくターニングポイントになった上泉秀綱との出会い及び弟子入りの部分がしっかりと描かれています。これがあったからこそ後々代々まで続く、柳生家の道が切り開けたのでしょう。
    後半は息子宗矩が描かれており、柳生のこれからの繁栄が想像できるような形で終わりを迎えてます。

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    2015年12月16日
  • 徳川家康(24) 戦争と平和の巻

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    豊臣家滅亡へのカウントダウン。
    本当に豊臣家には人材はいなかったのであろうか。出てくる人物ことごとく、無能としか言いようがない。
    もっとも、実際、家康が本当に豊臣家を救おうとしていたのかはわからないが、救おうとしていたならば、どんな人物も流れには逆らえない、ということか。

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    2014年12月26日
  • 徳川家康(23) 蕭風城の巻

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    大坂の陣は避けられないものだったのか。家康は謎かけばかりで、本当に戦を避けて豊臣家を存続させようとしていたのか。ちょっと厳しい解釈のような気がする。
    徳川家の天下泰平を築くためにはやはり豊臣家は邪魔でしかない、というのがすっきりする考え方か。
    それでも、戦から離れられない人々を一気に殲滅するような感じだな。
    時代に適合できな人は、いつの時代にもいる。

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    2014年12月16日
  • 毛利元就(2)

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    ネタバレ

    尼子の大軍六万に囲まれ、篭城戦をとった元就。大内の援軍も遅参し絶体絶命の状況で、驚天動地の逆転劇。城内で恐怖心を増やさないために、家臣や家族をねぎらい結束を固めていくその心は、多くの経営者にとって模範となるだろう。

    元就が中国を制覇したのには、兵法に寄らずに自分の勘を鍛えた天性の才能、幼い頃の不寓による忍耐力もあったろうが、尼子や大内といった強敵の後継ぎがことごとく愚鈍であったということにも負っている。信頼できる家臣にも、息子にも恵まれた。彼が江戸時代に国人のような身分で生まれていれば、一生そのままであったことだろう(よい国家老ぐらいには出世できただろうが)。まさに時代が生んだ寵児である。

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    2014年10月18日
  • 毛利元就(1)

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    ネタバレ

    山岡荘八は初読だが、なかなかおもしろい。
    十歳にして父を失い、城主となった元就こと松寿丸。だが家臣の裏切りで領地を奪われる。兄も謀殺され、その嫡男も早世。聡明な元就は家臣団をまとめ「百万一心」を合い言葉に、宿敵武田元繁を滅ぼし、大内と尼子が二分する中国で着々と勢力をひろげる。

    一巻は本家の家督を二十七歳にして正式に継ぐ。そして大内側に与して、尼子と対立するまでの四十代に。かなり駆け足気味で話がすすむ。

    彼も井伊直弼とおなじく埋もれ木の人材だったのだろう。彼は決して最初から野心を抱いていたわけではなかったし、ただ戦国の世に安寧をもたらしたかった。

    愚弟を失った悲劇が、あの三本の矢の伝説を生

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    2014年10月17日
  • 毛利元就(1)

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    ちょっと地味だが、「3本の矢」の話は、有名。中国地方の大名。関が原の戦いで敗れたが、残る。最近は、戦国BASARAで有名かもしれない。

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    2014年10月13日
  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻

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    戦国時代でも、少し遅れて生まれてきた。もう少し、前に生まれていたら、天下取りにも参戦できるだけの実力あり。

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    2014年10月13日
  • 徳川家康(19) 泰平胎動の巻

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    戦はほぼほぼなくなり太平の世を築く布石をどんどんと打つ家康。ただし、大阪豊臣方はまだまだ野心を忘れられず、時代を読めていない。
    大久保長安登場。今後の政治的争いはどのように描かれるか。本多親子とどのように争うのか。戦いから闘いへ。

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    2014年10月06日
  • 徳川家康(17) 軍荼利の巻

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    石田三成、自分の器を知りつつ、皆を破滅に巻き込んでいく。
    直江兼続、賛否が分かれそうな対応。漢を魅せた立派な対応ととるか、状況をわからないただの愚行と取るか。
    なんにせよ、皆家康の掌の上で踊っている・・・。
    いよいよ関が原へ。

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    2014年09月03日
  • 徳川家康(16) 日蝕月蝕の巻

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    文治派対武断派。
    家康それに巻き込まれる?うまく利用する?
    人にはやはり、器というものがある。権力争いをしつつその後の世界をどのように描いていくか、が家康と三成の違いか。
    前田利家死去。時代はさらに流転する。

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    2014年09月01日
  • 徳川家康(15) 難波の夢の巻

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    天下泰平から豊臣家のため、自分のメンツのためにまい進する秀吉。老いとはそういうことか。現代でも、よくあること。無駄な長生きは自分を含めた周りを不幸にする。
    家康、いよいよ天下取りに向けて動き出すか。

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    2014年08月20日
  • 徳川家康(13) 侘茶の巻

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    じわじわと追い詰めていく秀吉の攻撃。それを隙を見せずにうまくかわしていく家康。
    耐えに耐えて・・・。
    耐えられなかった北条氏は位の違いを見せられて敗北。
    耐える家康、そろそろ芽が出て花が開きそうだ。

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    2014年07月25日
  • 徳川家康(12) 華厳の巻

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    家康と秀吉の心理戦。
    これはずっと続くのであろう。
    本多正信、少しずつ存在感を増してきたか。これからどうなるか。
    徳川家はいろいろあるがますます家臣との結びつきは強固に、豊臣家は、人材いないね。

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    2014年07月03日
  • 織田信長(5) 本能寺の巻

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    面白かった!戦国物は初めて読んだから、なんとなく聞いたことのある武将達がどういう人なのか少しわかって良かった。

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    2014年06月05日
  • 明治天皇(6)

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    明治天皇という小説タイトルのくせに、まさかの明治天皇即位と同時に完結って・・かなりがっかり・・。

    が、幕末動乱の時期、いかにして明治天皇へ政治が受け渡されたかはよくわかった。明治維新後の物語は、別の作品で読むことにしましょう・・。

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    2014年03月23日
  • 豊臣秀吉(4)

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    お市の方輿入れから中国征伐まで。歴史的に有名な合戦シーンなどはサクッとすっ飛ばして、そこに至る過程が描かれているのが面白い。次はいよいよ本能寺の変か。

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    2014年02月11日
  • 徳川家康(11) 竜虎の巻

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    部下に惚れさせる事が大事と。
    そうだよなー、と思いつつもできない・・・。
    それができれば苦労しないよ。
    石川数正、家康のために出奔。実際はどうだったんでしょうねー。

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    2013年12月11日
  • 徳川家康(10) 無相門の巻

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    家康と秀吉の腹の探り合い。
    小牧長久手の戦いとはそういう事だったのか。
    それにしても石川数正の今後の動きが気になる。

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    2013年11月27日