山岡荘八のレビュー一覧

  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻
    伊達政宗の生涯を8巻に亘って書いたもの。どれだけの事を考え、悟り、生きてきたか…母親に憎まれ、弟を殺し、心は傷ついていないはずがない。それでも強く生きようとする姿に惹かれます。
    人生の後半の姿は本当に学ぶべき人ではなかろうかと思われるくらい…色々と悟っている伊達政宗、それを本当に想像出来るように描い...続きを読む
  • 源頼朝(3) 鎌倉開府の巻
    もしも義経があんなにばかじゃなかったら、どーなってたんだろうなあ、とか色々いらんこと考えながら読んでました。取り敢えず頼朝に悪いようにさえならなきゃいい。(おい)
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻
    俺の人生のバイブルです!
    今まで坂本竜馬や伊達政宗、源義経など好きだったが、天下泰平の時代を260年間にわたり築き上げた家康は凄い!
  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻
    一番好きな戦国武将。戦国時代の英雄ではなく、あくまでも梟雄であったところが魅力的だし、最高に格好良いのだと思います。そして何より、話が面白くて読むのがやめられません。
  • 伊達政宗(1) 朝明けの巻
    全8巻。政宗が本当にかっこいい。無双がきっかけで読んだけど大好きになった。小十郎も凄く素敵です。話の盛り上がり的には関ヶ原の辺りまでかな、VS秀吉や三成が相当面白い。痛快すぎて笑みがこぼれます♪
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻
    全26巻。
    人の心は時に浅く、しかし深いもの。
    人にはそれぞれに事情があり、
    なにを大事として生きるのかもさまざま。
    人の話も、善意を持って聞くのと、
    悪意を持って聞くのでは
    受け取り方も違うのだなと思いました。
    この全26巻はそんな事を教えてくれました。
    すっきりとした文章はとてもわか...続きを読む
  • 織田信長(1) 無門三略の巻
    吉法師(信長)は、奔放奇抜な振るまいで家中のひんしゅくを買う“うつけ者”。だが、燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らん。手始めは尾張織田の統一だ。美濃の梟雄斎藤道三から娘の濃姫を娶った信長は、アンチ信長派の旗印となっている弟の殺害を決意した。戦国の世に彗星のごとく出現した驕児の若き日々。
  • 毛利元就(2)
    最後までテンポ良く読めるうえに、ありえないほど爽やかな気分で終われる歴史小説です。
    読みやすいので、歴史小説をあまり読んだことない方にもおすすめです!
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻
    ついに最近読み始めたよ!
    徳川家康好きとしてはこれは読まなきゃだね!
    登場人物が皆人間臭くてその場に居るような感じになる。不思議。挿絵が個人的にとてもお気に入り(笑)。
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻
    かなりの長編小説だが、読めば読むほどのめり込んで苦にならない。

    家康嫌いの方にはかなり偏った書き方をしていると感じられるかもしれない。
    しかし厭離穢土欣求浄土を掲げて戦った家康は本当はこの作品のように生きたかもしれない。
  • 伊達政宗(4) 黄金日本島の巻
    政宗が一皮も二皮も剥けた時期の巻だったのか。
    家康に対する対抗心で燃え上がっていた心が大きな視点から世界を眺めるようになっている。

    その裏で大阪の陣の裏側にこんな暗躍があったのかと興味深い内容であった。大阪の陣は家康が後世のためにいちゃもんをつけたイメージが大きかったが、当然であるが色んな諸将との...続きを読む
  • 徳川家康(2) 獅子の座の巻
    乱世の荒波にこれでもかと揉まれる松平家!
    これでよく最終勝利者になれたな家康は。。。織田信長と出会い、少しずつ役者が揃ってくる印象かな。
  • 徳川家康(3) 朝露の巻
    大河で再評価された瀬名は、ステレオタイプの悪女。今川義元、織田信長、そして松平元康の運命の歯車が大きく動く桶狭間!
  • 徳川家康(20) 江戸・大坂の巻
    家康が征夷大将軍を秀忠に譲り、その直前に秀頼を右大臣に推挙する。武家を徳川将軍家が治め、公家を豊家がまとめる構図で両家を並び立つように考えた。
    それを諸侯に示すために京の二条城で秀頼と秀忠を並べて披露するつもりが、淀の方が秀頼の上洛に反対する。
    この淀の方の描き方が相当に神経を逆撫でする。築山殿に匹...続きを読む
  • 伊達政宗(五)
    山岡荘八の描く伊達政宗伝第五巻(全六巻)遂に大坂の陣。太閤の子としてすべてをもって生まれ、強い母の下で抑圧されて生きた秀頼の、死こそが自らを生かすリアル。という虚無が切ない。そして遣欧使節による大逆転の挫折や婿の忠輝の不行状もあって窮地に立った政宗の、太平の世に向けた人生への大きな気づき。どこまで行...続きを読む
  • 徳川家康(16) 日蝕月蝕の巻
    秀吉の死後、石田三成は家康に対抗しようとする。
    家康は朝鮮撤兵を指図して無事完了。
    朝鮮から戻った加藤清正らの武闘派と奉行を中心とした文治派が派閥争いとなる。
    その重しになっていた前田利家が亡くなる。
    三成は利家から毛利に乗り換えて家康に対抗しようと考る。
    最後は、武闘派に襲われそうになった三成が家...続きを読む
  • 徳川家康(15) 難波の夢の巻
    秀吉と秀次の間が険悪になり、秀次は自刃に追い込まれる。天下のことを思っていた秀吉が豊家というか秀頼に執着するようになり、この世を去る。

    次巻は天下が再び乱れそうな中、家康がどう立ち回っていくのか…
  • 高杉晋作(1)
    幕末に倒幕運動を推し進めた高杉晋作。松下村塾四天王と呼ばれていたが、吉田松陰さえも扱えないほどの暴れ馬だったとは知らなかった。
    黒船が日本に着いてから、日本が侵略されない強い国となるために命をかけた人物。ここから展開していく物語がとても楽しみ。
  • 伊達政宗(一)
    山岡荘八の描く伊達政宗伝第一巻(全六巻)政宗誕生前夜から小田原参陣前までを描く。娯楽寄りの作風かなと思うけれど、その分"臍曲がり”の政宗の活躍を楽しく読むことができる。もちろん薄っぺらではなく、含蓄ある語りや生き生きとした人物描写で読みごたえもあり。
    母との隻眼の所以のやり取りなど面白かった。
  • 小説 太平洋戦争(9)
    戦争終結とともに自殺する軍人たち。今ではおよそ考えられない考えの下の行為で、これは昔の侍のようです。こういったことは、遠い昔のことのようでありながら、わずか80年ほど前の出来事。この本を読んで戦争は絶対にやってはいけないこと。そして戦争終結後の満州国に残された人たちの悲劇も、辛い出来事。著者のソ連を...続きを読む