山岡荘八のレビュー一覧
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この巻からようやく「徳川家康」というタイトルらしくなってきた。また、木下藤吉郎(秀吉)が目立つようになってきた。秀吉も家康という人物を描写する上で当然、重要な人物であるからだろう。後の巻では家康と秀吉は絡みが当然増えてくるであろうと思われる。Posted by ブクログ
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この本の最後のページ、山下奉文(ともゆき)大将の言葉、絞首刑前の遺言「人間の性根は学校に通う前に、わが家の母の教育で作られる。自分の遺言は、婦人の教養をたかめて、よい母をつくること!これを祖国に望むだけだと伝えてくれ」が心に刺さった。
マレーの虎と呼ばれ、シンガポールの戦いを率い、自らの意に反しなが...続きを読むPosted by ブクログ -
大坂城落城、豊臣家滅亡。
家康は秀頼を助けたかったのに、そうはさせないとする流れに飲み込まれたと描かれる。
もう少し、秀頼に頼り甲斐があれば、結果は変わったのかも。
近年の研究では、秀頼は暗愚ではなかったとの説もある。
真田幸村の活躍は大して描かれず。Posted by ブクログ -
泰平の世の礎を築こうとする家康と、自分の我儘しか通さない淀君との対比。
すでに淀君は壊れている。
この巻より、伊達政宗が登場。
これから話の一方の中心となっていくのであろう。Posted by ブクログ -
関ヶ原の合戦の始末も終わり、家康が将軍宣下を受ける。
これからどのように泰平の世を築いていくのか。
家康の描写が多くなり、読んでいて安心する。
大久保長安というこれまた魅力的な人物が登場。
それにしても、淀君の描写はやりきれない。Posted by ブクログ -
いよいよ天下分け目の関ヶ原の合戦。
いやが上にも盛り上がるかと思われたが。
結構あっけなく結末に至る。
敗戦の将、石田三成。
悟りの境地に達しのかと思われたが、その先突っ込んだ描写がなく残念。
この巻は、徳川家康の内面が描かれていてよかったと思う。Posted by ブクログ -
豊臣家滅亡へのカウントダウン。
本当に豊臣家には人材はいなかったのであろうか。出てくる人物ことごとく、無能としか言いようがない。
もっとも、実際、家康が本当に豊臣家を救おうとしていたのかはわからないが、救おうとしていたならば、どんな人物も流れには逆らえない、ということか。Posted by ブクログ -
大坂の陣は避けられないものだったのか。家康は謎かけばかりで、本当に戦を避けて豊臣家を存続させようとしていたのか。ちょっと厳しい解釈のような気がする。
徳川家の天下泰平を築くためにはやはり豊臣家は邪魔でしかない、というのがすっきりする考え方か。
それでも、戦から離れられない人々を一気に殲滅するような感...続きを読むPosted by ブクログ -
戦はほぼほぼなくなり太平の世を築く布石をどんどんと打つ家康。ただし、大阪豊臣方はまだまだ野心を忘れられず、時代を読めていない。
大久保長安登場。今後の政治的争いはどのように描かれるか。本多親子とどのように争うのか。戦いから闘いへ。Posted by ブクログ -
石田三成、自分の器を知りつつ、皆を破滅に巻き込んでいく。
直江兼続、賛否が分かれそうな対応。漢を魅せた立派な対応ととるか、状況をわからないただの愚行と取るか。
なんにせよ、皆家康の掌の上で踊っている・・・。
いよいよ関が原へ。Posted by ブクログ -
文治派対武断派。
家康それに巻き込まれる?うまく利用する?
人にはやはり、器というものがある。権力争いをしつつその後の世界をどのように描いていくか、が家康と三成の違いか。
前田利家死去。時代はさらに流転する。Posted by ブクログ -
天下泰平から豊臣家のため、自分のメンツのためにまい進する秀吉。老いとはそういうことか。現代でも、よくあること。無駄な長生きは自分を含めた周りを不幸にする。
家康、いよいよ天下取りに向けて動き出すか。Posted by ブクログ -
じわじわと追い詰めていく秀吉の攻撃。それを隙を見せずにうまくかわしていく家康。
耐えに耐えて・・・。
耐えられなかった北条氏は位の違いを見せられて敗北。
耐える家康、そろそろ芽が出て花が開きそうだ。Posted by ブクログ