第 1 巻を読んだ後長く積読だった大河小説。76回目の終戦記念日のタイミングでやっと続きを。山のようにある太平洋戦争関連の小説の中でも、開戦から終戦までをストレートに描き切っている数少ない作品。感情論に走るところはあるものの、従軍記者経験が十分に生かされていて分かり易い。執筆期間は1962 年から約 10 年、その時代における明治生まれ・山岡荘八の史観だということを念頭に置いて読むべきだろう。この第 2 巻は日本軍緒戦の“快進撃”が描かれる。マレーの山下奉文、フィリピンの本間雅晴、インドネシアの今村均各司令官の対比がとても興味深い。