あらすじ
政宗を万海上人の生まれかわりとする期待が大きければ大きいほど、その反動もまた大きい。生家と伊達家の滅亡をおそれ、ひそかに政宗殺害を企てる実の母と実の弟の、肉親ゆえにこそ激しく厳しい愛憎の渦巻き。だが、この試練を乗りこえなければ人間政宗の成長はなかった。政宗は涙をのんで弟を斬る!
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Posted by ブクログ
伊達政宗の機転が見事。
生きるか死ぬかの戦国時代なのに、凄く楽しそうな御仁。ほんとに心の底から楽しそうに生きてる感じがする。
物語中、やっぱり年齢を重ねて考えが深くなってくるんだけど、それでもイメージはやんちゃ坊主。
それと、戦国時代のお殿様方のやりとりが、意外と殺伐としてなくて驚いた。まぁ戦に発展するから殺伐とはしてるんだけど、お殿様同士の会話とかに悪戯があったりで面白い。喚くとみっともないからわざと悪戯されたんだ、みたいな見栄とかも面白い。
伊達政宗の立ち振る舞いも楽しいけど、全般的に大名の方々はみんな面白い。
Posted by ブクログ
この巻でメインに描かれているエピソード、割と伊達政宗としては有名ではないだろうか。
若気の至りとはよく言うが、10代で若気なんて有り余っているだろうにその如何で命や領地が左右された時代。
凄いことだと思う。
当時だからこそ「愚か」と言われたろうが、今そこらにうようよしている10代にはこれをしでかす度胸そのものすらないだろう。
Posted by ブクログ
早々と秀吉、家康、石田三成、蒲生氏郷・・・etc
有名どころが登場してきて、益々面白くなってきました。
政宗はとにかく戦が強いのイメージだったが、意外と軍師の才能があったんだな。
「かぶきもの」、いや「伊達もの」が前面にでてくる2巻目でした。
Posted by ブクログ
1巻は多分1年くらい前に読んだ。
大崎城攻め、秀吉に散々小田原攻めに参加しろって言われるけどしない、毒殺未遂事件、朝鮮出兵って感じでした
まだ政宗様若い。結構反骨精神があるような。だから活躍できたのか。3巻を読むのはもうしばらく先かも…
Posted by ブクログ
政宗が生まれてくる時代が10年遅かったというのは結構聞くことがある。早く生まれていれば時代が変わったとかなんとかよく聞く。
ある程度秀吉が時代の基盤を作っていて、老後はそこそこ元気な家康が虎視眈々と狙っているという状況は政宗にとっては若すぎると言われるのは当たり前か。
少し意外だったのは小田原攻め等で政宗が白装束で登場した等所所で政宗は時代の中に現れるが、奥州という土地柄あまり中央に関心を持たれていないと思っていたが秀次事件等かなり巻き込まれている、巻き込まれに行っていることがうかがえた。場所は関係ないということか。