あらすじ
太閤秀吉の死後、天下はふたたび覇権争いの坩堝(るつぼ)と化した。秀頼を擁する石田三成。一方、豊臣恩顧の諸将まで糾合する関東勢。戦雲は無気味な嵐を孕んで、関ヶ原へ関ヶ原へとなびき集まる。だが、目を転ずれば、今こそ政宗にとっても、天下制霸を果たす絶好機ではないのか。政宗の隻眼が光る!
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遅く生まれすぎた英雄、という冠詞が身につまされる第4巻。
武将同士、戦場であれば年功序列なんてくそくらえだったろう時代だが何年も生きていないと積み上がってこない財力や経験値というのはどうしようもない。
それは実力とか才能とは全く別で、どうしようもない。
いつの時代もそうである。
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政宗が一皮も二皮も剥けた時期の巻だったのか。
家康に対する対抗心で燃え上がっていた心が大きな視点から世界を眺めるようになっている。
その裏で大阪の陣の裏側にこんな暗躍があったのかと興味深い内容であった。大阪の陣は家康が後世のためにいちゃもんをつけたイメージが大きかったが、当然であるが色んな諸将とのやりとりがあったのだなぁと改めて感じた。
「人間の一生には、少なくとも三度は大きな転機がある。」
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あぁ、おもしろい。
関ヶ原後まで。
頭領運。これをもっているか、そしてどの程度あるか?
「人生決して無理は通らぬ。理のあるところへ、急がす焦らず向かって進めば、ひとりでに道はできる。」
「総じて成すには計略だけではならぬ。」
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関ヶ原が終わり、その裏の目論見が破れ。
一皮むけた政宗。今度は大久保長安の登場でまた新たに海外を知ります。
白人の側室げっと。ホントにいい意味で大胆不敵な人だ。
Posted by ブクログ
戦国時代と言われる頃が過ぎ、江戸幕府が始まると物語としては面白くなくなっていくのはしょうがない。
ただ、この年になってから読む江戸の陰謀、人間関係も面白くなってきたから不思議だ。