あらすじ
巨星家康の死後、徳川幕府は着々と基盤を固め、三代家光の時代には確固不動となった。そして、口実を設けては外様大名の取り潰しを策し始める。伊達家だとてその対象の例外ではない。しかし、天下の副将軍政宗は、あらゆる危機を切り抜けて、伊達62万石の安泰を確立する。独眼竜政宗の生涯、完結編。
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Posted by ブクログ
2020.03
伊達政宗、完結。
戦が終わってからの政宗はまさに事業化でもあった。
そして、徳川2代目を育てていったというのはすごいこと。忠誠を誓い、太平の世に必要な働きに変えていったのだなぁー
Posted by ブクログ
最終巻、この「旅情大悟」という言葉が無性に沁みた。
素晴らしいエピソードに囲まれた生涯だった筈なのに、何か端々に「惜しかった」「あとちょっとこうだったらよかったのに」というものも付いて回った。
「これは叶わなかった、でも代わりにあれが叶った」の繰り返しで人間の短い生涯って終わっちゃうのだろう。
どんなに凄い人間でも100年は保たない。
日本の頂に立つ事を夢見て突っ走って、自らの限界も知って、70年で去った。
感動している暇があったら精進しろと叱られそうである。
些細な事で「もういやだ」となったら、何度でも読み返そうと思う。
Posted by ブクログ
生涯成長を続けた男、伊達政宗。本物の武将が、本物の政治家がここにいます。かっこよすぎでした…!!
人を知り、世を知り、己を知る。本物の大人です。
Posted by ブクログ
1人の男の成長物語、ってところですなぁ。
昔ながらの戦国ものかと勝手に思い込んでましたが、ちょっと勝手が違いました。
主人公が四苦八苦しながら人生に折り合いをつけていくという、時代・立場が異なれど人間の営みは変わることなどないということかもです。
こういうまさに大河小説も良いものです、今から見れば男性優位とか言う主張を誘発しまくってますが、そういう時代なんですから。それがあっての現在なんで、そこではない根幹を読みたいもの。