山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(7) 颶風の巻

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    長篠の戦いを家康目線で書くとこう書けるのか、という印象。

    信康と築山殿の事件は、確かに家康にとって重要な出来事ではあるが、やや冗長な気がする。

    勝頼時代の武田氏がかなり残忍な印象を与えるような書き方がされているが、戦国の世であり、何も武田氏に限った話ではないだろう。

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    2017年08月18日
  • 明治天皇(1)

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    ネタバレ

    明治天皇という題名だが、明治天皇即位までの幕末維新の動きについて記している。
    この本の特徴としては、その時代を天皇家の側から綴ったものであると言うことだ。
    私もいろいろ、幕末物を読んでいるが、天皇家の側から書かれた物はあまりない。
    という意味では新鮮である。

    話は、黒船渡来に端を発した幕末日本の受難から、将軍継嗣問題の紛糾、尊皇攘夷の対立を経て、条約の勅許問題から遂には安政の大獄に進展し、桜田門外の変、禁門の変、七卿落ち、孝明天皇崩御、明治天皇即位と流れていく。

    その明治天皇の誕生から即位までを、厳密には即位までは生き延びることができなかったが、皇室側から支えてきた、田中河内介を中心に物語

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    2017年02月24日
  • 徳川慶喜(6)

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    贔屓するにも程がある、最後は信仰の告白に近くって自家撞着に陥っていることに気付いていない模様。
    まぁ幕末・明治維新の凝り固まった変革万歳的史観に一石を投ずる一つの見方であることは確かだし、それなりに興味深い。
    でもやっぱりね、、、たった80年程度で破滅的破綻に陥った制度の嚆矢でもある明治維新については、当方そんなに評価していない口ですが、それでもここまでの狂信的評価を明示されると引いてしまいますわなぁ。

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    2016年10月20日
  • 徳川慶喜(5)

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    ありゃ?5巻で終わりかと思っていたらもう1巻残ってるのね。買わんといかんですなぁ。ということでいつ終わるか知れんので★評価を途中経過ではありますが付けときます。
    で徳川礼賛ですなぁ。こりゃ司馬遼とか現在の主流派とは一線を画している訳で、忘れられつつある作家のように思われる現在の立ち位置も仕方ないかも。
    一応断っておきますが、当方司馬史観、特に明治以降のスタンスには全く共感できません。でもこの作家の立ち位置も流石に苦笑で誤魔化すしかないかな。兎に角やたらと安保関連への言及が目立つ、時代を感じさせますなぁ。それだけ戦争に対する緊迫した意識が日本に流れていたということかも。そう考えると今は確かに平和

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    2016年08月13日
  • 徳川慶喜(4)

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    うーん、どうもこの主人公魅力的に思えんな。
    英邁さをアピールしているようだが、論評者ってな感じ。市井の下層民の世界でもあるある的な人物にしか見えない。作家の思惑とは異なる見え方かもしれないが、それはそれで面白いかも。

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    2016年08月11日
  • 徳川慶喜(3)

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    段々落とし所が見えなくなってきた。
    主人公は詰まる所凡人って気がするのだが、思わせぶりにも程があると言ったところか。
    あれ?この感想を抱く時点で作者の思うツボかいな?

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    2016年08月06日
  • 徳川慶喜(2)

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    微妙に執筆当時の政治にモノ申す的な説教臭が漂っちょる。これで嫌気がさしてしまったのかもしれない、青二才の当方は。って今もテンションが微妙に下がってるんですが。
    まぁともかく作家の立ち位置というか、今となっては珍しくて新鮮かも。とにかく統治者たる徳川の目線からのお話ですからなぁ。

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    2016年08月02日
  • 徳川家康(2) 獅子の座の巻

    購入済み

    重要なところだけ書いて欲しかっ

    松平広忠が安城の城を攻める場面のように小気味良く文章を進めて欲しかった。例えば片目八弥がお春を手に書けるまで何ページ費やしたのだろうか。

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    2016年04月13日
  • 徳川家光(1) 三代の風の巻

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    ネタバレ

    人間の生長には転機がある。この本の主人公 家光の転機と言えば、家康の17回忌を済ますまでは、名君の名に値するほどの際立った人物ではなかった。というよりも、むしろ暴君に近く、慌てるとどもりの癖が出るなど、悪い方の存在であったろう。祖父を慕い、祖父の実力を認めてはいたものの、その功績の偉大さを十分に後世に活かすほどの卓抜した才能はまだなかった。

    将軍の器量がどうであろうと、天下は天下のために治まる。その道理がちゃんと機構になっていなければならない。将軍家に適材がいなければ、適材を他に求めよと、求める範囲を決めて他界した家康は、尾張と紀州はその適材の範囲となった。

    寛永11年は家光の治世というよ

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    2016年01月13日
  • 高杉晋作(3)

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    吉田松陰が非常に面白かったので続けて読んでみたがこちらはイマイチ。見所は軍艦での破天荒な交渉か。
    吉田松陰が深い思考と信念の人として書かれているのに対して、高杉晋作はどうも単なる暴れ者という印象を受ける。もっと坂本竜馬との接点も描けたはずなのに、本書を通して竜馬の名が出てきたのは1度だけ(私の読み飛ばしがなければ)。あえて避けたのか?

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    2015年10月03日
  • 徳川家康(26) 立命往生の巻

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    全26巻、よく読んだ。大変というわけではないが、これだけの長編は始めてだなぁ。
    家康のすごさばかりが目立ち、時にはほんとかよ、とも思いながら読んだが、江戸太平の世の礎を築いたという点においては日本史上唯一無二の人物であることは間違いない。
    忍耐強く、頑張っていこう。

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    2015年04月07日
  • 吉田松陰(2)

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    吉田松陰が今の日本の政治を担えば間違いなく日本は大きく変わるな。いや松蔭に着いていける日本人が今はおらんだろうな。

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    2014年12月30日
  • 毛利元就(1)

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    ネタバレ

    毛利元就の半生を描いた歴史小説。1964年と古い作品なだけあって分かりやすい人物設定でサクサク読める。周りの者が虫の眼状態のときに一人だけ鳥の眼で俯瞰できる英雄。勧善懲悪で、驕れる者は久しからずの展開。もちろん「三本の矢の教え」も出てくる。中国地方の武将を改めて認識できて面白かった。そういえば「信長の野望」の開始直後に、陶晴敬が大内義隆を倒す謀反イベントがあったなあ。。

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    2014年12月17日
  • 徳川家康(22) 百雷落つるの巻

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    大久保長安、急死。
    太平の世の綻びが大きくなりそうな気配。いつの世も、争いというものはなくならない。

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    2014年12月01日
  • 徳川家康(21) 春雷遠雷の巻

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    人が死にまくる戦争から、頭脳戦の闘争へ。いくらトップが太平の世を目指していても野心というものは次から次へと湧いて出てくる。
    それをどうさばいていくかが、トップの力量であり、家康の大きさなのであろう。
    宗教がらみは日本人には理解しにくい面もあるが、この時代もよくわからなかったのだろうな。

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    2014年11月07日
  • 徳川家康(20) 江戸・大坂の巻

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    太平の世の礎を作り上げようとする家康。しかし、まだまだ戦国の思想から抜け出せな人々多数。
    出てくる登場人物も戦の人は出てこなくなった。政治、経済、外交。太平の世を作り上げるのはなかなか難しい。
    しかし、豊臣家。実際はどうなのかはわからないが、どんどん破滅へ向かって行っている。家康の腐心も届かないか。

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    2014年10月24日
  • 徳川家康(14) 明星瞬くの巻

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    秀吉の凋落が始まる。
    こう見ると、秀吉のそばにはあまり人材がいなかったのね、と。強いて言うと、大河を見ているからかもしれないけど、黒田だけだったのか。
    大して取り上げられていなかったが、弟秀長の死が痛かったように思う。
    天下とはどんな人でも狂わせるわけね。
    さて家康、今後どう展開していくか。

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    2014年08月12日
  • 徳川家康(25) 孤城落月の巻

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    大権現様が生涯最期で最大の孤独を耐え忍ぶ25巻。

    秀頼と淀殿を救おうとするも、救えなかった。
    大権現様は天下泰平を維持するためにも
    人情を無視してはならないと考えていたが、
    自分が育ててきたはずの側近や子どもたちには、
    大権現様の考え方は理解されていなかった。
    やはり大権現様も人間だったのだろうか。

    そして秀頼亡き後、世間の怒りの矛先は、
    野心を抱いた松平忠輝や秀頼の遺児国松に及ぶ。
    彼等を救えない事を嘆きつつも、
    自分の努力が足りなかったからだと、
    人を責めずに己を責める大権現様。

    長かったこの物語もついに残り1冊となったが、
    どんな結末が待っているのだろう。

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    2014年03月16日
  • 徳川家康(12) 華厳の巻

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    山岡荘八著の「徳川家康」の12巻・華厳の巻きが読み終わった。
    丁度、全24巻の半分まで来た。

    本巻は秀吉の妹朝日姫を正室に迎えた家康が上洛するという話。
    その後、秀吉は九州征伐に向かい、家康は東国経営に乗り出す。

    本巻の最後の茶屋弥四郎次郎と本多正信のやり取りを読んで、
    何と正信は用心深いというか、疑り深いというかと思った。

    また家康の家臣が正信を嫌っていたのは知っていたが、
    茶屋までが正信のことを嫌っていたというのは知らなかった。

    歴史小説を読むと、いい言葉や話がある。

    本作品では、鳥居彦右衛門元忠がその祖父・伊賀守忠吉の言葉として、
    息子・新太郎に度々聞かせている言葉で、次のよう

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    2014年03月01日
  • 徳川家康(24) 戦争と平和の巻

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    大権現様が使命と情との間での葛藤を耐え忍ぶ24巻。

    冬の陣が終わり、束の間の平和が訪れるが、
    大権現様の平和への祈りと努力も空しく、
    戦乱を望む牢人達により時勢は夏の陣へ向かう。
    そして秀頼と淀殿も戦いを決意する。

    何とかして秀頼と淀殿を助けたいと願う大権現様。
    この辺は案外フィクションでは無いかも知れない。
    秀頼に居なくなって欲しいと打算で考える一方、
    感情では助けたいと願っていた…と、思いたい。

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    2014年02月16日