山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    於大を中心に描かれており、切なくなる場面が多数あった。昔の人たちは、自分の意思で生きるなんてはなから考えられず、与えられた運命を全うすることしかなかったようだ。好きなことができるのは、当然のことではないと気付かされた。

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    2018年08月13日
  • 小説 太平洋戦争(4)

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    ニューギニアおよびビルマでの劣勢。現地指揮官たちの苦衷。米英との物量差が歴然と表れてきた。2018.7.30

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    2018年07月30日
  • 豊臣秀吉(8)

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    ネタバレ

    信長を読んでからの秀吉だったので、同じ出来事が秀吉目線で書かれていて、面白かったです。
    知恵の限りを尽くし、百姓から天下を動かす人物にまでなった秀吉の生涯が、テンポよく、読みやすく描かれています。ただ、どんどん出世していく秀吉の生き方はある種の爽快さはあるものの、晩年は朝鮮出兵にお家騒動にと読んでいて苦しくなる生き方であり、性格的なところで好き嫌いのわかれる武将だなと改めて思いました。
    「人たらし」と呼ばれるほど、人心掌握術に長けていた秀吉は、かなり周りの人物に救われています。その周りの人物たちも活き活きと描かれています。山崎の戦いの後、明智光秀が秀吉を陰で支えるようになったという描き方が面白

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    2018年07月18日
  • 小説 太平洋戦争(3)

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    ジャワ島での勝利の後、ミッドウェー、ガダルカナルで海軍、陸軍が大敗を食らい、戦況が大きく傾く。2018.6.17

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    2018年06月17日
  • 小説 太平洋戦争(2)

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    開戦前から作戦を立て敵地近くまで迫っていた日本軍は、緒戦各地で戦果を得る。石油の供給を断たれた日本はその確保のため蘭印を攻める。陸軍司令官を贔屓目に記述している。2018.5.14

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    2018年05月15日
  • 高杉晋作(1)

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    葉室麟の「春風伝」で高杉晋作に興味を持ったことから本作を読み始める。本巻は吉田松蔭が処刑されるまでの話ではあるが、晋作の印象は熱い志というよりも冷静沈着な考えの方が優っている印象を強く受けた。次巻からもっと熱くなることを期待したい。

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    2026年01月17日
  • 織田信長(5) 本能寺の巻

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    織田信長の物語は常に本能寺に向けた助走に過ぎない。端的に言えば、そこにどんな解釈をするかというところに作者の書く意味があると言っても過言ではない。まあこれは古い作品なので、この作品が元となり、他の作家が腕を競っているのだろうが。

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    2026年02月23日
  • 徳川家康(21) 春雷遠雷の巻

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    海外との関わりに多くを割かれており、また、大久保長安が本巻では重要人物の一人となっている。

    家康をクローズアップした小説で、海外貿易についてここまで詳細に書かれているものはおそらく他にない。著者が江戸時代の基礎を築いたものの一つが貿易にあると考えただろう。

    一方で、新たな紛争の種が芽生えるようなこともキッチリ書いている点はいかにもこの著者らしい。

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    2018年01月20日
  • 徳川家康(19) 泰平胎動の巻

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    江戸幕府開府が中心。

    しかし一方で、豊臣家が没落に向かうさまが描かれている。

    幕府開府は家康にとって最重要ではあるが、本巻に登場する種々のエピソードはやや冗長な気がした。

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    2018年01月03日
  • 徳川家康(12) 華厳の巻

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    秀吉の九州征伐が話の中心で、このあたりから切支丹が絡み始める。

    家康が登場したのは4割程度。

    ただ、「家康の無心」の話は参考になる。

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    2017年10月01日
  • 徳川家康(7) 颶風の巻

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    長篠の戦いを家康目線で書くとこう書けるのか、という印象。

    信康と築山殿の事件は、確かに家康にとって重要な出来事ではあるが、やや冗長な気がする。

    勝頼時代の武田氏がかなり残忍な印象を与えるような書き方がされているが、戦国の世であり、何も武田氏に限った話ではないだろう。

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    2017年08月18日
  • 明治天皇(1)

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    ネタバレ

    明治天皇という題名だが、明治天皇即位までの幕末維新の動きについて記している。
    この本の特徴としては、その時代を天皇家の側から綴ったものであると言うことだ。
    私もいろいろ、幕末物を読んでいるが、天皇家の側から書かれた物はあまりない。
    という意味では新鮮である。

    話は、黒船渡来に端を発した幕末日本の受難から、将軍継嗣問題の紛糾、尊皇攘夷の対立を経て、条約の勅許問題から遂には安政の大獄に進展し、桜田門外の変、禁門の変、七卿落ち、孝明天皇崩御、明治天皇即位と流れていく。

    その明治天皇の誕生から即位までを、厳密には即位までは生き延びることができなかったが、皇室側から支えてきた、田中河内介を中心に物語

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    2017年02月24日
  • 徳川慶喜(6)

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    贔屓するにも程がある、最後は信仰の告白に近くって自家撞着に陥っていることに気付いていない模様。
    まぁ幕末・明治維新の凝り固まった変革万歳的史観に一石を投ずる一つの見方であることは確かだし、それなりに興味深い。
    でもやっぱりね、、、たった80年程度で破滅的破綻に陥った制度の嚆矢でもある明治維新については、当方そんなに評価していない口ですが、それでもここまでの狂信的評価を明示されると引いてしまいますわなぁ。

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    2016年10月20日
  • 徳川慶喜(5)

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    ありゃ?5巻で終わりかと思っていたらもう1巻残ってるのね。買わんといかんですなぁ。ということでいつ終わるか知れんので★評価を途中経過ではありますが付けときます。
    で徳川礼賛ですなぁ。こりゃ司馬遼とか現在の主流派とは一線を画している訳で、忘れられつつある作家のように思われる現在の立ち位置も仕方ないかも。
    一応断っておきますが、当方司馬史観、特に明治以降のスタンスには全く共感できません。でもこの作家の立ち位置も流石に苦笑で誤魔化すしかないかな。兎に角やたらと安保関連への言及が目立つ、時代を感じさせますなぁ。それだけ戦争に対する緊迫した意識が日本に流れていたということかも。そう考えると今は確かに平和

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    2016年08月13日
  • 徳川慶喜(4)

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    うーん、どうもこの主人公魅力的に思えんな。
    英邁さをアピールしているようだが、論評者ってな感じ。市井の下層民の世界でもあるある的な人物にしか見えない。作家の思惑とは異なる見え方かもしれないが、それはそれで面白いかも。

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    2016年08月11日
  • 徳川慶喜(3)

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    段々落とし所が見えなくなってきた。
    主人公は詰まる所凡人って気がするのだが、思わせぶりにも程があると言ったところか。
    あれ?この感想を抱く時点で作者の思うツボかいな?

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    2016年08月06日
  • 徳川慶喜(2)

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    微妙に執筆当時の政治にモノ申す的な説教臭が漂っちょる。これで嫌気がさしてしまったのかもしれない、青二才の当方は。って今もテンションが微妙に下がってるんですが。
    まぁともかく作家の立ち位置というか、今となっては珍しくて新鮮かも。とにかく統治者たる徳川の目線からのお話ですからなぁ。

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    2016年08月02日
  • 徳川家康(2) 獅子の座の巻

    購入済み

    重要なところだけ書いて欲しかっ

    松平広忠が安城の城を攻める場面のように小気味良く文章を進めて欲しかった。例えば片目八弥がお春を手に書けるまで何ページ費やしたのだろうか。

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    2016年04月13日
  • 徳川家光(1) 三代の風の巻

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    ネタバレ

    人間の生長には転機がある。この本の主人公 家光の転機と言えば、家康の17回忌を済ますまでは、名君の名に値するほどの際立った人物ではなかった。というよりも、むしろ暴君に近く、慌てるとどもりの癖が出るなど、悪い方の存在であったろう。祖父を慕い、祖父の実力を認めてはいたものの、その功績の偉大さを十分に後世に活かすほどの卓抜した才能はまだなかった。

    将軍の器量がどうであろうと、天下は天下のために治まる。その道理がちゃんと機構になっていなければならない。将軍家に適材がいなければ、適材を他に求めよと、求める範囲を決めて他界した家康は、尾張と紀州はその適材の範囲となった。

    寛永11年は家光の治世というよ

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    2016年01月13日
  • 高杉晋作(3)

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    吉田松陰が非常に面白かったので続けて読んでみたがこちらはイマイチ。見所は軍艦での破天荒な交渉か。
    吉田松陰が深い思考と信念の人として書かれているのに対して、高杉晋作はどうも単なる暴れ者という印象を受ける。もっと坂本竜馬との接点も描けたはずなのに、本書を通して竜馬の名が出てきたのは1度だけ(私の読み飛ばしがなければ)。あえて避けたのか?

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    2015年10月03日