ケンシロウさんのレビュー一覧
レビュアー
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権威をバックに弱者をいたぶる
日本の地域社会特有の例えば金持ち等発言力がある者、軍をバックにした軍属、かつて判任官待遇だったという理由で生徒を痛めつけた教員等よく描かれているよね。こういう連中が昭和20年8月15日を境にコロッとアメリカ様、民主主義万歳と言ったわけだが現代の日本社会もこの負の流れを受け継いでいるんだと納得出来る。80年代辺りのコメントらしいものも含まれているが日本は昔からこうだったというのは満更間違いじゃない。そして天皇は日本国民の統合の象徴と誰が訳したか知らんが国民は皇族というものを養うために税金を貢ぐ社会構造が21世紀の今でも続いている。とゲンは作品の中で正直に述べている。
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シャールがいいね
めいびいの描くヒロイン達は腰と足が実にセクシーです。読んでいて飽きません。テーマである疑神兵を終戦後に獣として狩るというところはかつて無意味に特攻させられた若者たちを悪と教えた60年代から80年代辺りまでの日本の社会のようです。
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睦月ムンクの安倍清明
睦月ムンクのタッチによる安倍清明好きだったな。読んでいて疲れず退屈しないストーリーは他の作家の安倍清明よりずっと良かった。興世王が藤原純友だったという設定は意外だ。
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律はまだ卒業出来ない?
大分前に律が土地神様のヘルプで晶ちゃんと同じ大学に合格したのにかなり長く大学にいるけどもうしばらくでしょうか。ストーリーは律や司が出てくるとスッキリしますね。時々妙にドロドロしたストーリーが混ざるけど律や司をメインにストーリーを作ってほしいです。
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笑えるキャラ
やはり一番笑えるキャラは六道鯖人だな。頬かむりをして金目の物を持ち出したり結婚詐欺の相手に執拗にタカるダニ。それが全く悪びれないところも笑えます。もっとも気に入っているキャラです。
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宮城事件か
明らかに自分たちの権力が失われることを嫌った大本営付き参謀将校たちの反乱ですね。自分たちを吉田松陰に重ねたりしてたが軍に力を与えすぎた弊害が噴出したわけだ。東部軍が反乱を鎮圧しなければ彼等はソ連軍に対抗するためにアメリカと組む考えもあったかどうか定かではないが軍のいう事を聞かない昭和天皇もここで廃されて上手くいけば軍事政権を建てられたかもしれないね。
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国体護持
大本営の参謀将校たちや特攻の生みの親である大西瀧次郎のような強硬派は国体護持国体護持と言ってたのは自分たちの発言力が無くなるのが嫌ですでに滅茶苦茶にやられた国民に一億玉砕を強いようとしていた、そして昭和天皇は常に国民のことを思っていたというわけですな。昭和天皇が本心では何を思っていたがすごく疑問なんですが既に故人だし問い詰めようがありませんけどね。
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続きはどうなる?
原作者がいなくなってここまで広がったストーリーをどう帰結させるつもりなのでしょうか。ガッツはグリフィスを斬らなければならないだろうし敵はグリフィスだけじゃないので完結させるつもりはあるのか聞きたいです。
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ワロタ
確か70年代前半のコミックですが21世紀の今読んでも十分笑えます。次のページをめくったらダメおやじがどうなるのだろうかと予想しながら読むと楽しいです。あれだけオニババにぶちのめされても死なない不死身のダメおやじは時代を超えて読者を笑わせてくれると思う。
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東吾のイメージ
ずっと小説を読んできたのでこれまで抱いてきた東吾のイメージとはちょっと違うようです。この1巻の中のエピソードで旅籠屋ばかり狙う盗賊が出てくるんだけど旅籠はそんなに現金を持っているのかなあと違和感を抱いた。あの人数なら札差とか大店に押し入るんではないかな。
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転生物が多いがこれはなかなか
最近は特に転生物がやたらに多い。厭離穢土の風潮だがこのストーリーは転生でやたらに強大な魔力を持ってしまったアデルが平均的に振舞おうとするところが他の転生物とは違うね。どれがいいとは言えないが直感的にこのシリーズは気に入りました。
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