この本を読みながら友達を待っていると、友達に「なんでそんな辛気くさいタイトルの本読んでるの?」と言われました。
それを言われたとき、私は「この友達もニセモノの孤独に悩まされているのかな?」と考えてしまいました。
たしかに、孤独や不安、一人と聞くと、寂しいものや悲しいものと考えてしまう思考が私たちは
...続きを読む幼い頃から備わっている(植え付けられている)ように感じます。(だからこそ、この本を手に取りました。)
ですが、本当に大切なことや見つけたいものを探るときこそ、自分だけと会話する時間や場所が必要だと言うこの本は、個人的に10代や、学生の方に読んでほしいと思いました。
十人十色、多様性という言葉が存在するのに、本当の意味でそれが認められていない箱のなかで、「自分」を諦めるのは早いんじゃないか?と考えたと同時に、本文中の「死なないように」という言葉が、下を向いて歩いていたら偶然見つけたタンポポのように温かく感じました。