「空気」と「世間」

「空気」と「世間」

957円 (税込)

4pt

「空気」の存在に怯えている人は多い。なぜ「空気」は怖いのか? その正体を探っていくと見えてきたのが、崩れかけた「世間」の姿だった……。人気の脚本・演出家が、阿部謹也、山本七平といった先人の仕事を現代に投影させながら、自分の体験や発見を踏まえた会心作! 「空気」と「世間」を知り、息苦しい現代日本を生きていくための方法を示します。(講談社現代新書)

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「空気」と「世間」 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    空気は読むけど従わない。
    これが今までもこれからも、私のスタンス。

    日本人は神を信じていない?無宗教?
    とんでもない。
    日本人は「世間教」の熱狂的な信者だ。

    ただ、その宗教は崩壊を始めている。
    「世間教」の教義の二つである「長幼の序」と「相互互酬関係」が、年功序列と終身雇用システムの崩壊によって

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    「世間」「社会」「空気」、
    これらの観点から、日本人の行動や考え方分析しているのですが、読んでいて、とても腑に落ちた。良書。

    周りが残業しているから帰りにくいとか、まさに「世間」だよなぁと思った。
    また、初対面の人に、いきなり馴れ馴れしいタメ口とか、
    注意するときに「ですます調」ではなくて、感情的

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    一度でも異国のコミュニティに所属したことがある人は読んでみるとおもしろいかも。作者は、いじめに苦しんでいる人に読んで欲しい、と書いていた。今苦しんでいる人がいたら、この本に届いて欲しいと思った。

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    以前ここでも感想を書いた阿部謹也氏の『「世間」とは何か』をはじめとした、彼の「世間」にまつわる著作を非常に分かりやすく整理した一冊だ。
    著者の鴻上氏は、自分に関係ある世界のことを「世間」、自分に関係のない世界のことを「社会」と位置付け、阿部氏の著作を引用しながら、「世間」の主なルールとして「贈与・互

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    空気を読むと言う言葉に無駄に敏感になっていました。この本を読むことによって人と人との間にある空気とは何か、世間とは何かこれが幽霊のようなものではなく具体的なものとして理解することができます。何よりも衝撃的だったのは欧米にも12世紀までこの世間というのが存在していたということです。
    世間や空気の正体を

    0
    2021年08月02日

    Posted by ブクログ

    鴻上尚史さんの本はこれが初めてです。
    読後、思わずありがとうを言いたくなるような、目を開かされる思いでした。
    主題は「世間」と「空気」なのですが、読み進めていくと「世間」と「社会」を対比して述べる内容に展開していきます。

    「世間」と「空気」はその場の人間を「長幼の序(=年功序列)」や「共通の時間意

    0
    2021年02月06日

    Posted by ブクログ

    世間が崩壊しかけているからこそ「空気」という言葉が乱発するようになったという視点は興味深い。空気中心の現代社会を生き抜く提案としての「複数の共同体にゆるやかに所属する」は、平野啓一郎氏が提唱する分人主義にも通底するものがあると感じた。

    0
    2020年01月03日

    Posted by ブクログ

    読書ジャンルのバランスを整える為、あえて自分では絶対に選択しない書籍をチョイス。 屁理屈が書いてあるのでなく、日本民族がなぜ「空気を読む」ようになったのかも非常に興味深い。

    0
    2019年11月25日

    Posted by ブクログ

    歴史学者の阿部謹也さん、評論家の山本七平さんの研究と考察を手掛かりに、私たちが頻繁に耳にする「空気」の正体と「世間」との付き合い方に正面から向き合います。

    明治時代の日本に富国強兵を名目に西洋の近代化システムが半ば強引に持ち込まれた結果、私たちはいまこの瞬間も「世間(本音)」と「社会(建前)」のダ

    0
    2019年09月05日

    Posted by ブクログ

    息苦しさの理由がよくわかる。世間の流動化と、その現れとしての「空気」。今は作り損ねた「社会」を作り始める時期か。

    0
    2018年11月02日

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