青空に飛ぶ

青空に飛ぶ

814円 (税込)

4pt

3.4

中学2年の萩原友人は、伯母の住む札幌を訪れていた。学校での凄絶ないじめで心が折れた友人は、高いところから“青空に飛ぼう”と決意をしていた。そんなとき、伯母の勤務する病院に入院している佐々木友次のことを知る。佐々木は、太平洋戦争時、特攻隊に選ばれ9回も出撃しながら生還したという人物だった。「死ぬのが当然という状況で、どうして“生きよう”と思い続けられたんだろう」佐々木が所属した陸軍万朶隊の物語、そして佐々木自身の言葉を前に、友人の傷ついた心は少しずつ前を向きはじめるが……。

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青空に飛ぶ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年03月30日

    書かれているいじめの描写が生々しく、時折、ページをめくるのも辛いと感じる時があった。ただ、だからこそ、現実味も感じた。
    また、結末も、よくある仲直りや勧善懲悪ではないというところも、実際のいじめへの対応の難しさをよく表していると感じた。

    0
    購入済み

    考えさせられる

    2020年12月03日

    不死身の特攻兵からこちらの作品を読みました。
    自分の意見や自分を通すのは凄く覚悟と勇気が必要なことで、とてもデリケートで難しいこと。
    覚悟とは何か。
    複雑なようでとてもシンプルに突き刺さる何かを感じました。
    主人公の苦悩もとてもリアルで
    自分ではどうしようもない程の困難に直面したとき、自分は何を考え...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月27日

    佐々木さんの話が多かったので、
    どちらかと言えば主人公•友人の話を読みたかった自分にとっては 途中、読むのが辛かった。
    けれど、2人の生き方がすごくリンクしていて。

    個人的には、最後の20〜30ページ部分の展開が、心を引っ張られるようだった。
    自分のことを理解していない誰かが
    良かれと思ってやって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月10日

    リアルな戦争の話にいじめの問題を絡めた話
    特攻隊の話もいじめに苦しんでる話も、凄まじすぎてなんとも言えない気持ちにさせる
    感動の一作とあるが、感動よりもなかなか消化不良な嫌悪感が残る作品だった

    悪い作品という意味ではない
    戦争というテーマの割にとても読みやすいし、一気に読めるし、なにより考えさせら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月29日

    戦時中の神風特攻隊と、中学校のいじめをからめたお話だけれど、特攻隊の話がメイン。
    現代の「忖度」文化のルーツってこういう戦時中の日本のメンタリティだったり、軍隊内での人間関係だってり、そういうものが背景にあったりするのかな、と思ったり。

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    Posted by ブクログ 2019年09月26日

    表紙の爽やかさとは裏腹に、読むのが非常にきつかった一冊。
    親の仕事の都合でアメリカの学校へと通っていた主人公。
    帰国し日本の中学校へ通い些細なことからクラス中でイジメを受ける事になる。
    とにかくイジメの描写が生々しくて、読み進めるのが辛くなる。
    アメリカの学校では幼い頃から「報告」と「チクリ」の違い...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年09月20日

    勉強が嫌いだった私は、戦争について何も分かっていませんでした。でも、この本をきっかけになぜ戦争が起こったのか、沢山ネットで知らない言葉を検索しました。
    分からないところも所々ありましたが、当時の戦争に行った人達の気持ちが本当に様々で、読んでいて辛くて苦しかった。
    主人公も、いじめが壮絶すぎて、頭の中...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年09月17日

    いじめのくだり‥読むのがつらくてつらくて‥
    なので、星一つさげました。
    実在の方のことが書かれてて、ましてやその方が自分のよく知ってる地名出身の方で‥
    不思議な気持ちで読みました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月06日

    『不死身の特攻兵』のほうがわかりやすかった??

    主人公の現在と 本を読んでの歴史が交互に繰り返されるのだが
    中学生にも読みやすいよう、主人公がかみ砕いたような特攻の歴史だと もっととっつきやすいだろうか
    (イジメものなので とっつきやすくはないのだが)

    奇跡なんて起こらなくて
    でもラストの 島へ...続きを読む

    0

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