不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか

913円 (税込)

4pt

太平洋戦争末期に実施された"特別攻撃隊"により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏に鴻上尚史氏がインタビュー。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。命を消費する日本型組織から抜け出すには。

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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    特攻隊として9度出撃し、帰還した元兵士へのインタビューを元に、あまり一般には語られることのない作戦の本質・真実について述べられている。
    直接本人の口から語られる言葉には、伝聞にはないリアリティと重みがあり、とかく美化されがちな特攻という作戦を、客観的に事実を積み重ねて解説していく。
    精神論を振りかざ

    1
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    特別攻撃隊、多くの勇敢な若者が戦った
    特攻飛行なのか処刑飛行なのか
    悔しい気持ち
    「命令する側」「命令される側」どちらの立場もわからない僕は、日本のために戦った全ての人に感謝します
    感謝という言葉でいいのかもわからない

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    「9回出撃して、体当たりしろという上官の命令に抗い、爆弾を落として、9回生きて帰ってきた人」佐々木友次さん。
    鴻上さんの凄さは、特攻の真実を明らかにするために、消え入りそうな声に耳を傾けて丹念に取材したところ。
    佐々木さんは、生きて帰ったことは寿命だと語る。軍神になったことになっている佐々木さんは、

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    特攻隊がなぜ美談として取り上げられるのか、なかなか語られてこなかった戦争の真実に迫っている。また、日本人の「世間」に流されやすいメンタリティについて語ってくれている。
    東條英機が、敵機を「精神で撃ち落とすんだ」と言ったエピソード(p259)には驚いた。が、今もこのような考え方がちょこちょこ見られる日

    0
    2024年10月02日

    Posted by ブクログ

    「人間は、容易なことで死ぬもんじゃないぞ」日露戦争を生き延びた父親の言葉が生きる道を選んだ。時代背景や軍隊という特殊な世界と現代とでは比べ物にならないが、周りに流されることなく、意思を貫き通した人がいたことが信じられなかった。偏った戦争観が染みついていたことを実感した。後半のなぜ特攻がなされたのか、

    0
    2024年08月29日

    Posted by ブクログ

    特攻隊とは、戦時中の上からの命令が絶対という軍隊の異常な状況の中で、若者達がお国の為にと自らの命を捧げて自爆攻撃をしたものというような漠然としたイメージを持っていたが、9回出撃して9回生還した人がいたという事実に、そんなことが可能だったのかとすごく驚いた。
    この本によると、特攻による自爆攻撃で相手の

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    特攻とは何だったのか
    9回出撃して9回帰還した特攻兵の実話を通じてこの問題に取り組んでいる。

    冷静・客観的な筆致においても、強い怒りが伝わってくる。
    特攻に関する漠然とした認識を改めて考えなおさせられる本

    0
    2024年06月06日

    Posted by ブクログ

    酒と紅白餅で必勝祈願
    し死地へ送り出される。

    死のツノと積載量超過
    の八百㌔爆弾を抱える
    離陸直後の緊張の時間。

    高度五千メートルの空。

    雲が割れて目標の湾が
    見える。

    そして爆弾の安全装置
    を解除して・・・

    当事者にしか語れない
    鮮やかな光景が眼前に
    広がりました。

    体当たりの命令に背

    0
    2024年02月01日

    Posted by ブクログ

    戦後72年たってようやく特攻のことを書けるということ、渦中の命令した側が亡くなったからこそ…というのが、戦争を美化する人々や傍観者側の罪が深いと思った。。

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    テレビから流れる都合よく編集された戦争しか知らなかったことを改めて思い知らされた。この先、真実はもっと消されて行くのかもしれない。どうかたくさんの人に知ってもらいたい。

    「命令する側」「命令を受ける側」、「世間」と「社会」。

    0
    2023年08月26日

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