何とかならない時代の幸福論

何とかならない時代の幸福論

ビジネス・実用
1,485円 (税込)

7pt

ブレイディさんの暮らすイギリス社会と日本社会を交錯させながら、それぞれを象徴する興味深いエピソードが語られる。コロナ後「生きづらい」という言葉が増す日本でどう風通しをよくし、幸せを感じられる国になる道を探るのか、そのヒントがちりばめられる。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • タイトル
    :
    何とかならない時代の幸福論
  • タイトルID
    :
    900574
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年01月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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何とかならない時代の幸福論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読んでいて爽快だった。自分の考えを言うことを躊躇してしまうのは、性格や度胸がないのではなく、教育や日本的正しさの影響の賜物だったのだなと。
    一種の捏造めいた社会構造の中で、果たして今後日本人は思考し模索する人種となれるのか。
    それから、Twitterの存在意義ってなんだろう、と。影響力はあるが、作られた情報も少なくない。匿名で信ぴょう性もないにも関わらず、見ず知らずの者に向けられた悪意で精神を病む。とりあえず私の人生には必要ないので見ないのだけど。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    NHKの「スイッチインタビュー」を書籍化したもの。
    丁度、新型コロナが流行り始めた世の中の混乱ぶりあたりに出版された。

    鴻上さんの、「世間」と「社会」の話しは、ウンウンと頷きながら読んだ。
    身内や隣近所の狭い世間の中で、日本人はあたふたしている人種だ。
    イギリスが、ボランティア活動に熱心なのは、多様性のせいもあるのだろうか。

    イギリスと日本でも教育の違い、その延長上にその国の大人たち、社会ができている。
    校則問題、横並び教育、同調圧力、日本独特の社会に育つ子供達。
    18歳成人となった日本において、自分の頭で考える大人に育っているのか、いっぱしの大人とて、言いたいことも言えない鬱屈した生き方をしていないか。

    ブレイディさんの中学生の息子さん、なんて大人なんだと、とても感心した。

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    日本とイギリスの違いを社会学の目線から分析するのが面白かった。
    キーワード

    世間と社会、アナキズム、エンパシーとシンパシー、同調圧力、

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    私には政治的見解がありません。いくつになっても、自分の意見を語ることが苦手だし、そもそも意見がない。
    成績は良かったしテストはできたし、受験に失敗もしなかった。なのに、なぜなんだろうという長年の疑問にやっと、解決の糸口を見つけた気がした。
    今からでも、自分の考えを語れるようになりたい。ブレイディさんの見た、イギリスで必ず出てくるカウンターのような人に。そのためには、知るべきことがたくさんある。

    ・世間とは、知り合い、近所付き合い、同じ会社など、謎ルールで縛られる人たち。私が社会と信じていたもの。
    ・シンパシーとは、かわいそうだと同情すること。
    エンパシーとは、もっとフラットな気持ちで他人の立場に立って想像してみること。
    ・イギリスは政治に興味をもち、自分の意見を自分の言葉で語れる人を育てるシチズンシップ教育がある。

    この本が書かれた2020年、イギリスに住んでいました。ジョンソン首相の英語のスピーチ、サッチャー氏に関連してたと気づかなかった。どこにいたって、自分は自分。知識を積まなければ蚊帳の外。

    0
    2025年01月15日

    Posted by ブクログ

    日本は移民を受け入れないべき、という意見をよくネットで見るのですが
    お二人の対談の中の、どうしたって増えていくんだからその上で対応していくしかない…といった内容にその通りだなあと思いました。
    実際に海外の現状を見ているブレイディさんの意見や鴻上さんの教育論、すべて面白く腑に落ちました。
    教育すること、子どもを育てることは社会をつくること。蔑ろにしてはいけないですね。

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    equalityとsameness。平等とは、結果に対して求めるものではなく、選択する権利に平等であること!
    日本は、結果を求めすぎている。
    当たり前だけど、一人一人の個性をどこまで尊重できるか。その大前提が言論の自由なのかなと思った。
    他国との比較ができてとても面白かった。

    0
    2022年12月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった。コロナ禍真っ最中に出版されたようだが、コロナ騒動が落ち着いた今でも考えるべきテーマが提示されている。日本に足りない「考える力を養う教育」。AIが何でもやってくれる時代となり、ますます必要が高まると思うが、具体的にどのようにしたら良いのか考えさせられた。

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    2020年の春と秋に、ブレイディさんと鴻上さんが、イギリスと日本の対比をしながら、「世間と社会」「シンパシーとエンパシー」を縦軸に対談した本。2026年に読んでも、とても面白く、多くの気づきがあった。時代はコロナ禍だが、初期の混乱が少し落ち着き始めた頃。菅首相の「自助、共助、公助」と、自助しかなかった昔のサッチャーと、それを皮肉くるジョンソン首相や、英国と日本の教育、国会討論でのエンタメ性の有無などを、「世間と社会」というモノサシで読者に提示している。タイトルの「何とかならない時代の幸福論」は、本文中にはハッキリと示されてはいないのだが、読み終えて本を閉じると、なるほど、私の中にしっかり残っていることがわかる。さすが演劇の演出家だ。

    不透明な時代の幸福論は、「自分で考える」ことと「他人の靴を履いてみるアビリティ(エンパシー)を磨く」ことで手に入れられるんだよ、と言っていたと思う。そのために、大人は子供に仕掛けよう、旅をさせよう。同調圧力を極力減らそう。くだらいルールを見直し、自分で考えさせよう。
    日本は、社会がなく、世間がある。世間認定されれば生きやすいが、されないと地獄。同調圧力、sameness、無意味な校則、人情と絆。この前読んだ「庭の話」の共同体批判ともつながった。だからイノベーションも無い。自分で考えない方向にいく。それは権力者にとって都合のいい状態。ほんと、2026年の今を予言してる。法のルールと言う「社会」が軽んじられ、「世間」の同調圧力に従順に従う、今を。(たぶん、2020年の筆者たちには想像できないくらい、ヤバさは加速してると思います)

    個人的に印象に残ったのは、コミュニケーションについての定義。誰とでも友達になれるとか、わりと簡単に人間関係が築けるとか、そのように定義されるのは「社会がなく、世間が優位」な日本独特のもの。多様性の高い世界では、「物事が揉めたときに何とかできる力」として定義され、そのアビリティが高い人がコミュ力のある人。これ、ストンと腑に落ちた。だよね。人脈ネットワークを自慢する「自称コミュ力高い人」は、本当につまらないし、物事の解決力も持ち合わせていないことが多い。

    SNSにも言及。とくにXは「自分と似た世間を強化する」システムだから、社会性も身に付かず、コミュニケーション力も上がらない。日本では「社会」は信用されてない。安倍政権で言われた道徳教育とシチズンシップ教育が混同され、「世間」というご都合主義の枠組みで古い価値観を強要していく。同調圧力、事勿れ主義は、考える力をそぎ、カウンターも生まれにくくなる。◯◯一強。息苦しくて発展性のない体制。まさに今だ。

    演劇教育(ロールプレイ)の重要性に、少し希望を見た。分断の時代こそ、エンパシーがマジ大事だと思う。即効薬はない。教育に踏ん張ってほしい。とにかく、旅をしよう、させよう。スマホを置いて、違う価値観と触れ合おう。世界は広い。

    まとめれば「みんなで幸せになろう、という人の方が、自分の人生の幸福度も高くなる」ということ。そういうことだね。

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    生きづらさや息苦しさを感じるような日本の現状について語る、2人の対談が面白かった。

    特に、政治や思想の話、コミュニケーションの話などを含めた子どもの教育に関わる内容が多い気がするが、このような話題について話したり、議論したりするのは、子供だけではなく社会人となって働いている大人もやるべきなのではないだろうか。
    教育を変えなければと言うのは簡単だが、教育を変えられる力を持つ大人たちの考え方や議論するプロセスが変わらないと、何も変わらないのではないかと思ったりもする。

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

     どうしても日本とイギリスを比較して、イギリスの教育羨ましいとなりがちだが、まだまだ伸び代があるとも言える。コロナ禍でのブレイディさんの息子君の宿題が非常に興味深い。校則で決まっているから金髪の留学生が来ても黒髪に染めさせる、と息巻く先生がいるような学校には、絶対に子どもを通わせたくないが、少しずつ変わってきているのではないかと感じている。演劇の授業は是非日本でも取り入れてほしい。世間に優しく、社会に厳しい日本人。誰かが困っている場面に出くわすと、できない理由とやらない理由を延々と脳内で列挙し続けてしまう。そういう所だよなぁ、と反省。

    0
    2024年10月20日

何とかならない時代の幸福論 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • タイトル
    :
    何とかならない時代の幸福論
  • タイトルID
    :
    900574
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年01月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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