【感想・ネタバレ】何とかならない時代の幸福論のレビュー

あらすじ

ブレイディさんの暮らすイギリス社会と日本社会を交錯させながら、それぞれを象徴する興味深いエピソードが語られる。コロナ後「生きづらい」という言葉が増す日本でどう風通しをよくし、幸せを感じられる国になる道を探るのか、そのヒントがちりばめられる。

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Posted by ブクログ

日本とイギリスの違いを社会学の目線から分析するのが面白かった。
キーワード

世間と社会、アナキズム、エンパシーとシンパシー、同調圧力、

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

私には政治的見解がありません。いくつになっても、自分の意見を語ることが苦手だし、そもそも意見がない。
成績は良かったしテストはできたし、受験に失敗もしなかった。なのに、なぜなんだろうという長年の疑問にやっと、解決の糸口を見つけた気がした。
今からでも、自分の考えを語れるようになりたい。ブレイディさんの見た、イギリスで必ず出てくるカウンターのような人に。そのためには、知るべきことがたくさんある。

・世間とは、知り合い、近所付き合い、同じ会社など、謎ルールで縛られる人たち。私が社会と信じていたもの。
・シンパシーとは、かわいそうだと同情すること。
エンパシーとは、もっとフラットな気持ちで他人の立場に立って想像してみること。
・イギリスは政治に興味をもち、自分の意見を自分の言葉で語れる人を育てるシチズンシップ教育がある。

この本が書かれた2020年、イギリスに住んでいました。ジョンソン首相の英語のスピーチ、サッチャー氏に関連してたと気づかなかった。どこにいたって、自分は自分。知識を積まなければ蚊帳の外。

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2025年01月15日

Posted by ブクログ

日本は移民を受け入れないべき、という意見をよくネットで見るのですが
お二人の対談の中の、どうしたって増えていくんだからその上で対応していくしかない…といった内容にその通りだなあと思いました。
実際に海外の現状を見ているブレイディさんの意見や鴻上さんの教育論、すべて面白く腑に落ちました。
教育すること、子どもを育てることは社会をつくること。蔑ろにしてはいけないですね。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブレイディみかこさんと鴻上尚史さんの対談ふたつ。
「世間と社会」「エンパシーとシンパシー」など、学びがありました。面白い対談だった…もっとお話聞いていたい。。
日本人は、自分の周りの「世間」は関わりがあるとして考えられるけど、それより外の「社会」はそうではないから自分に関係ないものとして捉えてしまう、みたいな説はすごく腑に落ちました。政治の話が出来ないのもこれなんだな。
政治の話してると「意識高い系」と揶揄されるのほんと意味分からないけど、うちらにはどうも出来ないこと言ってるwwwみたいなのもあるかも。歴史的に、民主主義を自力で勝ち取ってないというのもこの傾向を大きくしてると思います。大正デモクラシーは違うし、戦後民主主義はアメリカがくれたやつ。我々はほっといたら大日本帝国みたいな全体主義に近付いてしまいがち……ほら、今も。
エンパシーとシンパシー、機会平等と結果平等。この説明もわかりやすかったです。
ブレイディさんの「本当に経済を悪くすれば、お上は民を治めやすくなる」はゾッとするけど真理です…「貧すれば鈍す」だから。「国民が政治に関心無い方がありがたい(=やりやすいので)」みたいな発言した政治家もいることですし。

あと、ちょっと前の対談なので、日本の良いところは安全だということが挙げられてます。現在はそれすら危うくなっているので、ますます、何とかならなくなってる……。

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2023年05月22日

Posted by ブクログ

equalityとsameness。平等とは、結果に対して求めるものではなく、選択する権利に平等であること!
日本は、結果を求めすぎている。
当たり前だけど、一人一人の個性をどこまで尊重できるか。その大前提が言論の自由なのかなと思った。
他国との比較ができてとても面白かった。

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2022年12月14日

Posted by ブクログ

「僕はホワイトでイエローで・・・」を読んだ後に読みました。ティーンを育てる母親世代です。外国人も多く、いわゆる多様性の高めの地域に住んでいます。

やっぱりこの作品でもキーワードはエンパシー。私も持ち合わせいるかは自信がない能力で、これからの人生少しづつ伸ばしていきたい部分です。







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2022年06月25日

Posted by ブクログ

教育って本当に大事なんだなと再認識させられた
もうみんな同じの時代じゃないんだよ気付いてるんだから変えていかなきゃ、いつまでも日本苦しい生きづらいのままだよ
ブラック校則撤廃の動きもあるし、どんどんいい方向に変わっていって欲しいと思う

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで感銘を受け、こちらも拝読しました。個人的にはぼくはイエロー〜よりもより日本の教育や社会にフォーカスを当てられているので、身近に感じて理解・共感できる部分が多かったです。一方、日本の教育の中で生きてきた自分に足りない知識や感覚・スキルを思い知らされ、ドキッとしました。

自分で考え、それを伝え、社会に参画する、という意識を持てないまま流されて生きてきた自分を見直す必要があると痛感しました。

著者の二名の他の本も読み、より(世間だけではなく)社会で生きることの責任を持てるよう学びたいです。この気持ちを忘れそうになったら、またこの本を開いてドキッとしようと思います。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナの頃だし物価もまだ上がってない時代の出版なので噛み合わないところもあったが面白く読んだ
以下引用↓
鴻上
小学生の飲料補給は先生が許可した時のみ
お茶か水でスポドリはダメ
勝手に飲むな!飲みたかったら飲んでいいのか!と言う引率の先生すごい

鴻上さんの悩み相談…経済的に発展してる時は悩みも割とたいしたことないって笑い飛ばせる。“絆”“つながり”という言葉が出てくるときは不況。高度経済成長のときは今よりもいろんな意味で縛りが強かったけどどうせ未来は良くなるんだからと楽天的になって、破天荒な人間も多かった気がする。
でも今はみんな出口の見えない中にいるから悩みがどんどん深刻化して内向化していると感じる。
子育てというのは“子供を守り育てる”ではなく“健康的に自立させる”こと
僕がなんで高速のことでこんなに熱くなるかと言うと、先生への信頼ということは勿論、そもそも、学校の教育現場は人を育てる場所なんです。人を育てる場所なのに人間を潰してどうするんですかって強く思う。地域の子がエリアの区分けで入学することになる公立中学でそんな無茶なことを言うのは、余計に許しがたい
幸せになることが1番
日本の国会中継は質問する人と答弁する人が決まってて、質問内容までも事前に答弁する側に提出されている、もう出来レースと言っていい。他の議員は参加できずできるのはせいぜい野次を飛ばすだけ。
日本で戦争がずっとないのは経験者の強い語りのおかげ

ブレイディ
日本に帰ってくると暗さ、陰気さを感じる。大学生は就活で頭がいっぱいで視野が狭くなって。
幸せになるために人間は生きてると思う。無駄な校則、救われない経済状況、特に今、日本社会は幸せになぜか背を向けているような気がする。
国会中継は迫力も抑揚もなくて棒読みだから論点も伝わらないし、議員もそりゃ寝るだろうと思う
イギリスの国会中継はエンターテイニング、議員が誰でも発言していい時間もある
日本は女が住む国じゃない、日本の抑圧的なところが嫌
あまりに“希望を感じさせる文章を”という原稿依頼が多い、そんな一時しのぎのドラッグみたいに“希望”“希望”って言っても詐欺みたい

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろい本だった。
同調圧力の話が共感できた。
昔、無意識的な同調圧力に苦しんでいたことを思い出した。
あと世間と社会についての話も興味深かった。無意識に世間と社会に対しての行動が違っていたように思う。

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

生きづらさや息苦しさを感じるような日本の現状について語る、2人の対談が面白かった。

特に、政治や思想の話、コミュニケーションの話などを含めた子どもの教育に関わる内容が多い気がするが、このような話題について話したり、議論したりするのは、子供だけではなく社会人となって働いている大人もやるべきなのではないだろうか。
教育を変えなければと言うのは簡単だが、教育を変えられる力を持つ大人たちの考え方や議論するプロセスが変わらないと、何も変わらないのではないかと思ったりもする。

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2025年04月02日

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 どうしても日本とイギリスを比較して、イギリスの教育羨ましいとなりがちだが、まだまだ伸び代があるとも言える。コロナ禍でのブレイディさんの息子君の宿題が非常に興味深い。校則で決まっているから金髪の留学生が来ても黒髪に染めさせる、と息巻く先生がいるような学校には、絶対に子どもを通わせたくないが、少しずつ変わってきているのではないかと感じている。演劇の授業は是非日本でも取り入れてほしい。世間に優しく、社会に厳しい日本人。誰かが困っている場面に出くわすと、できない理由とやらない理由を延々と脳内で列挙し続けてしまう。そういう所だよなぁ、と反省。

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2024年10月20日

Posted by ブクログ

「世間」と「社会」の違いを説く鴻上さんと、「ぼくはイエローで〜」の著者のブレイディさんの対談形式の本。

イギリスの教育の紹介などを中心に、日本人が今後どう変わるべきかという方向性が示されています。

「エンパシー」という、その人の立場を想像する能力が多様性には重要という指摘や、機会平等としての「equality」など、数々の指摘が染み入ります。

やはり、子どもの教育って大切だなあと感じました。イギリスが実施している教育が全てとは思いませんが、日本の教育も教師と生徒の相互信頼の下で、自分の頭で考える機会が必要なのではと感じました。

個人的には、ブレイディさんの息子さんが言った「日本人は、社会に対する信頼が足りないんじゃないか」という言葉に、考えさせられました。

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2024年08月31日

Posted by ブクログ

社会と世間の違い。私が今まで「社会」と考えていたものが、実は「世間」だったようだ。ちゃんと規則に則って動いているはずなのに、なぜこんなにチグハグなんだろう?と長年悩んでいたのは、「世間」を相手にしていたから。なるほど。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

⭐️4.5
ブレイディみかこさんと鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)さんも、正義!という感じのお方で素敵でした。

世間と社会についての考えや、シチズンシップや政治的な考えを持つことを子どもたちに促していくことの重要性などは、私の考えと合致していてとても共感できた。
この本のなかで「世間」は批判的にみられているし、多様性を認めあい、寛容な社会になっていくためにも今後は「社会」にシフトしていくことはもはやマストとも言える。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

イギリスと日本の空気感、暮らし、教育の違いが分かりやすく興味深かった。
プレイディーさんの著書を読んでいたので、解像度上がった気がする。
幸福論という点では明文化されているわけではないけれど、政府や世間の目を気にしてただ流されて生きていくことは幸福ではないと改めて感じた。
当たり前に行われてきたことに疑問を持ち、自分なりの考えを持ち、できれば発信もしていく、そうありたいと感じた。
結末にも記載があったけれど、コロナは大変なパンデミックであるけれど、情報に疑問を持ち自分たちで考え行動するキッカケになったのは感じる。
劇的に良くならなくとも少しずつ社会が良くなるよう小さな一歩を踏み出していくことが、幸福論なのかも?

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

NHKで放送された時も見ていたけど、こうやって本になって文章で読めるなんてたまりません。
面白かった。こういうがっつり真面目な話を聞いたり読んだりするのが好きです。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

日本は社会を信用できていない。
その一節がとても腑に落ちた。信用できる社会にするために、それぞれが出来ることは何か、実行可能なことから始めてみる大切さを改めて考えさせられる一節だった。
若干情報不足を感じる部分もあって、これは他の書籍などからも比較しないとなと思う。

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2023年08月13日

Posted by ブクログ

世間と社会については面白かった。
また、「ぼくはイエローで〜」にもあったが、特に教育という点でイギリスと日本の差を知った。日本の教育は遅れてるなと思わされる所が沢山あった。
また、多様化にはエンパシーの能力を育てることが大切とのことで、そのためには演劇が有用だというのは納得できた。演じることで人の立場を考える事ができ、まさしくエンパシー(他人の靴を履く)が育むくとができる。
他にもブルシットジョブの話も面白かった。

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2023年07月06日

Posted by ブクログ

買って2年ほど本棚で眠っていだ本。コロナ禍真っ最中の時に書かれたものだ。

どの国でも新自由主義のヤバさに気づき始めた現代に、日本だけが、自助が大事と言う。日本社会の遅れ具合がよくわかる。

イギリスと日本との違いが浮き彫りになる本。何が違うって、まずは市民の力。しかも演劇力が違うらしい。
若い黒人の男の子が酔って「フェミニズムはナンセンスだ、ファック・フェミニズム」とか叫んでいる時に、黒人のウーピー・ゴールドバーグみたいな恰幅のいい女性が腰に手を当てて、「黒人の命は大切だが、女性の命も大切」と説教した話で、イギリスには必ずそういう人が登場する、それは国民に演劇教育が下地にあるのではないか、とブレイディさんは言う。
コロナ禍でも家の壁に「自分は水道業者だから、何か困っていたら電話してくれ」などと書いて貼っている人も多いという。このシチズンシップの違いなのかな。

日本で道徳が教科として導入されるにあたって、道徳教育も他の国でもあるんだという説得の仕方を政府はしているが、イギリスでは実はシチズンシップ(政治的な人間を作ろうとする教科)だったり、ライフスキルズ(性教育わLGBTQ、お金について)だったりして、日本の道徳とは中身が違うという…。いろんなカラクリが2人の対話でまた自明のものとなっていく。

ブレイディみかこの息子さんが言ったこと。
「本当に個人として自分のことを考えたら、そこで誰かの生命に対して責任を負うなんてことはしないはずだ」
周囲の人たちがきっと嫌だっていうに違いないから拒否するということの多さに、彼は「日本はあまりにも社会への信頼が足りない」と。

ブレイディみかこがなぜイギリスに行ったのか、とてもよくわかる。こういう国で子どもを育てたい。そう思うのは当然だなと。

水筒のお茶を飲む時に、「誰が飲んでいいと言った!飲みたかったら飲んでもいいのか!」と叱られる教育現場に子どもを入れたくない、ということだ。

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2023年04月03日

Posted by ブクログ

ブレイディみかこさんと鴻上尚史さん、お二人とも著作などで常日頃勉強させてもらってるので、その二人の対談というのが興味があった。ちょっと意外な組み合わせであったが、ブレイディさんからの指名らしい。

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2023年03月21日

Posted by ブクログ

世間というかつて完璧だった秩序が綻び出して、これからどうなっていくのだろうと感じている人にオススメの一冊です。
これまでの在り方から社会と関係を繋いでいくための教育、コミュニケートの方法を考えるきっかけになりました。子育て世代としてはまさに、イギリスの教育の良いところを取り入れて欲しいと願うばかりです。(何かしら働きかけたいとは思っていますが)
平和で安全な国、日本から考える力をつけてそれを伝えられる人が増えていってほしいと感じる本でした。

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2023年03月03日

Posted by ブクログ

ざっくり捉えると、本書でも根底にあるのはエンパシーと言えるかも。日本では”世間”と”社会”の隔たりが大きく、社会へのエンパシーが著しく低いと考えると、色々と腑に落ちる。学校で真に学ぶべきは、従属性なんかじゃなく、社会へのエンパシーってのは激しく首肯。エンパシーを鍛える手段としての演劇の有用性も、言われてみればなるほど。コロナで学校行事が極端に制限されているけど、演芸会もその一つ。これ、ボディブローのように効いてくるんじゃないか。危機感を抱かされた次第。

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

日本とイギリスの教育の違いが、
国民的価値観の違いから生じるのが
分かる本でした。

教育の考え方は、その国民が子供たちにどんな大人になって貰いたいかが問われるものですが、日本はあくまで和(合わない人間でも仲良くする)と現状維持(今も昔も同じ金太郎飴のような「学生」を作りたいのか、何で必要なのか分からない変な校則)だけを望んでるようにしか思われないのが残念でした。

社会に出ても自立精神を持って生きられるような教育が欲しいです。

個人的に印象に残ったのは、
イギリスの政治の演説が芝居がかってるのは、その役割を演じてるからで
演劇の素養は必要、という話です。

日本人は素面で相手を批判するから
相手も恨みを残したり傷付きやすいけど
演者として批判すれば
あくまでその場限りの内容として
受け止められるし
余裕もユーモアもうまれやすい気がしました。

公の場では演者として発言すれば
自分の意見も伝わりやすいのかもしれません。

少なくとも日本の国会の
あの台本読みの答弁だけは
早く変わって欲しいと思いました。

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2021年12月12日

Posted by ブクログ

日本とイギリスそれぞれの在住者による自国のメリット、デメリットや課題が赤裸々に語られており勉強になった。
日本の世間は大事にするが社会には無関心という考え方は共感出来たしこれからの課題になると思う。
コロナ禍の対談だったので自粛警察やPCR検査など懐かしい思い出が蘇り当時に思いを馳せながら今の現状に感謝したい気持ちになれた。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

自粛警察に代表される日本の文化・・・大きな壁の世間。英国と比較するとおかしな点がたくさん。他国と比較すると日本が見えてくる。

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2023年08月15日

Posted by ブクログ

対談形式なので読みやすい。イギリス社会と日本社会を比べているところがよい。
日本遅れている、、と思わされる本。

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2023年07月02日

Posted by ブクログ

世間と社会のくだりでハッとさせられ、凄く腑に落ちた。日本人は非常に狭い世間としか向き合っていないから、自分に関係のない他者を思いやることができないのかと。それがポテサラ手作りしろとか、回転寿司でイタズラするとか、さまざまな問題に繋がってくるのだろう。
教育を変えなければ国は変わらず、教育を変えた効果が出るまでには何十年もかかる。教科書が無く、先生が自分なりに考えて授業を組み立てるというイギリスに、教科書の内容をなぞるだけの日本が追いつく日は来るのだろうか。

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2023年02月25日

Posted by ブクログ

イギリスの教育は良い日本はダメばかり。

これだけ日本の教育批判してしまうと、共感したモンペが重箱つつきで教師を追い詰め、教師は全てルール化しないと身動き取れないようになるだけだと思う。

教育を良くしたいなら、まずは家庭での教育について議論されてはどうか。

現にそれだけ素敵な教育を受けれるイギリスが、ホームレス増加低所得者の現状、差別など随分日本より世知辛いのは何故か。

教師の肩を持つ気はないが、一生懸命な教師もたくさんいるだろうし、日本の教育の良い部分もたくさんと思う。

批判は簡単。
一つやり玉を作れば総攻撃してそのせいにしてれば簡単。

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

「僕はイエローで」の著者の対談本。
この方の本を読むと教育の大切さが身に染みる。
海外賛美をするわけでないが、イギリスの教育を知ると、日本はこのままで大丈夫なのかと絶望的な気持ちになる。

同調圧力、村社会というのはもちろんメリットもあるが、現代社会においてはデメリットの方が際立ってしまう。
自民党系の保守おじさん達が権力を握っている以上、あと数十年は変わらないのだと思う。

校則には全く意味がないというのは、私も子供の頃から感じていた。
スカートの丈が短いと目くじらを立てる教師たちは、もっと他に教えることがあるのではないかと。

あと、新卒一括採用の就活。
みんな横並びで同じことをするこの価値観と文化には、ずっと違和感を抱いていきてきた。
著名人たちはそんな個性を生かして活躍しているけど、生きづらさを感じている一般市民は、そこそこ周りに合わせて生きていくしかない。

自分の子供にも同じ経験をさせるのかと思うと本当にこれでいいのかと悩む。
公立教育を受けさせるのはもう一度考え直した方がいいのかもしれない。

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2022年07月01日

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