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自分を取り巻く「世間」が息苦しいと感じたら、 ときどきは「世間」を出て「社会」に出よう。 「社会」は、たぶんあなたが思っているより、ずっと広くて、ずっといい加減だ。 「世間とはなにか」についてずっと見つめ、考えてきた。 中途半端に壊れ続ける「世間」ではなく、他人同士が共存する「社会」とつながるコミュニケーションとは? そして「世間」が生み出す同調圧力、クレーマー、謎ルールを乗り越え、生きていく方法とは? 世間に困ったとき、必ずヒントになる一冊。
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Posted by ブクログ
誹謗中傷やネットの怖さが書かれていて、まさしく今だなぁと思ってみたら15年以上前だったり。なんだかみにつまされる内容が多かったです。組織の壊し方とか前職そのまま当てはまって笑いました。
久しぶりに鴻上さんの本を読んだが、おもしろかった! この本のテーマ「日本をこんなにも息苦しくしているものっていったい何なんだ!?」ということについて、私自身も最近頻繁に考えていることだったので、すごく興味深かった。鴻上さんの意見には大きくうなずくことばかりで、読んでいてとても気持ち良かった。 な...続きを読むぜ最近そんなことを考えるようになったかというと、最近仕事が変わって、やたらお堅い日本企業で働くようになって、その息苦しさに驚愕しているから。 だから、鴻上さんが紹介していた第二次世界大戦中のCIAの「妨害工作ガイド」には超笑った。(鴻上さんはsabotageをカタカナ語的に「サボり方」と訳していたけど、本来の意味の妨害工作って方がしっくりきますね。) CIAのエージェントが、相手国の組織の生産性を水面下で阻害するための方法、なんだけど、これ、冗談抜きでうちの会社の体質そのものですわ。これを読んで、私はアメリカ人を心から尊敬した。 ・「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする。 ・可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。最低でも5人以上。 ・何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない。 ・会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する。 ・前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す。 ・文書は細かい言葉尻にこだわる。 ・重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる。 ・重要な業務があっても会議を実施する。 ・なるべくペーパーワークを増やす。 ・業務の承認手続きをなるべく複雑にする。一人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする。 ・すべての規則を厳格に適用する。 この間、会社で「業務効率化改善委員会」なるものが立ち上げられて、みんなで何回かにわけていくつかのグループで数時間かけて話し合っていたけど、結局何も変わっていなくてワロタ・・・(涙目) なんで日本人にはこのムダが分からないんでしょうかね。 やっぱり「失敗」が許されない、というか、エライ人が問題が起こることで自分の評価を下げたくない、っていう思いが強すぎるのかな、と私は分析しているのですが。 ほかにも、日本を息苦しくしているいろんなことについて、明るいトーンで指摘されていて、「こんな風に変えていけばいいのでは?」なんていう提言もされている。この本を読んだからといってすぐに何か状況が変わるわけではないけれども、読後はなんだかスッキリした。 今、息苦しさを感じて鬱々としている人には超絶おすすめです。
生きづらい世の中なんだろうな~と、他人ごとの様に思う反面、「世間」に抗う意志を強くした。あとがきにあった『エンパシー』を忘れないでおこうと思う。 最近読んだ中では、自分にとって価値ある一冊!
出張や旅行の際のお土産問題、おおいに頷きました。大阪人、九州人などと、地方の特色を語る言葉に丁寧な批評を感じた。
「他人に迷惑をかけてはいけない」という呪いを親や教師からかけられている。 世間体という技術的な根拠のない恐怖に支配されている。 そして、そんな状況の中でお互いの首を絞め合っているドM集団が「古き良き」日本人だ。 世間という狭い共同体の中では距離感がバグったのかと思うほどベッタリとまとわりつくくせに...続きを読む、社会においては互いを信用しないし理解するつもりもない。 だから過剰に防御的な姿勢になって「させていただく」を連呼するようになる。 高度にマニュアル化されたロボットのような店員を見ると、なんだか寂しくなる。 彼ら彼女らは頑張っているつもりだろうから、なおさらである。 過剰な礼儀正しさは、寂しい。 また本書の中で、「大学は子供が大人になる場所」といった言及があったが、今や大学だけでなく入社式にまで親が来るようになったらしい。 ひどい例になると、面接に親が付き添うケースもあるようだ。 (会社側も会社側で、わざわざ保護者の控え室を用意しているらしい) 個人的には、保護者同伴で面接を受けに来た時点でお引き取り願いたい。 一体いつまで「保護」されるつもりなのだろうか。 気持ちが悪い。 ちなみにアメリカではいわゆる「子供部屋おじさん、子供部屋おばさん」は「Loser」らしい。 日本人よ、頼むからどうか「自分の人生」を生きてくれ。 それが無理なら、せめて干渉してくれるな。 地獄に落ちたいなら、誰も巻き添えにせず自分だけで落ちてくれ。頼む。
ちょっと前に、鴻上尚史さんによる「人間ってなんだ」「人生ってなんだ」というエッセイ集を読んでいます。 それらは、鴻上さんが20年以上にわたって「週刊SPA!」に連載していたコラムから、これはというものを選りすぐって書籍化したものですが、本書は、その流れの第3作目。今回のテーマは「世間」です。 ...続きを読む昨今流行りの “同調圧力” “忖度” といった日本独特の風土を、鴻上さん一流の感性が数々のエピソードを通して掘り起こしていきます。
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鴻上尚史
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