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Posted by ブクログ
読んだ本 徳川慶喜(2)山岡荘八 20230705
安政の大獄に至る井伊直弼を軸に、慶喜が水戸派と紀伊派の対立を防ごうとする話。ここでは攘夷派と開国派というものは存在せず、全てが開国派。それをしなければいけない状況を、どういう体制で乗り切るかで争っている。こうして読み進めていると、水戸の尊王も覇権争いの道具でしかないし、単なる派閥争いが高じて、安政の大獄→明治維新って風にエスカレートしていったと読むのが素直ですね。これが、欧米列強の思惑を阻むほどのエネルギーに転化していくのかと思うと、幸運というか志士という下級武士がいかに優秀だったかと感心させられます。なんせ、革命のような階級闘争のないまま、殿様の時代を終わらせて、今に通ずる国体を作ったんですからね。最後の将軍慶喜がどういう役回りを演じていくのか、楽しみです。
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小説・文芸
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