【感想・ネタバレ】徳川家康(2) 獅子の座の巻のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年07月16日

竹千代が尾張に連れ去られ、人質交換から今度は今川家の人質へ。そこで運命の皮肉か太原雪斎から受ける訓育が見どころ。幼い竹千代にわずかな望みをかける松平党の切ない祈りに似た戦い。その後の家康の人格を形成していった周りの環境が集約された堂々の第二巻。

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ネタバレ購入済み

2021年12月12日

岡崎の家臣団はどんどん死んでいく。しかも戦死ならまだしも今川家から禄がもらえないので餓死しそう。戦後すぐの小説だとよくわかる。その間、織田との人質交換で駿府にきた竹千代はいきなり年賀の場で庭に放尿してしまう。若い頃読んだ時は、漠然と人質時代はいじめられて泣いてばかりいた印象だったが、けっこうふてぶて...続きを読むしい子どもでした。あ母さんお祖母ちゃんの愛が大きくて泣けます。

#泣ける #切ない #感動する

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

竹千代が今川に人質に送られるも途中で尾張に拉致され、織田信広との人質交換で駿府に行って、というところまで。織田信秀の死と葬儀もこの巻で、織田家中も丁寧に描かれている。
広忠が情けなく歯痒いが、本人の苦悩もわかる気がする。華陽院も於大も相当過酷な人生を歩んでいる。
あとがきで、この本を書き始めたきっか...続きを読むけが第二次大戦が終わったときだったことに触れている。家康を掘り下げていったい何が戦乱を終わらしめたのかを大衆と考えたかったのだと。

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Posted by ブクログ 2011年05月04日

いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な...続きを読む時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

乱世の荒波にこれでもかと揉まれる松平家!
これでよく最終勝利者になれたな家康は。。。織田信長と出会い、少しずつ役者が揃ってくる印象かな。

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Posted by ブクログ 2022年07月12日

第2巻め。

竹千代は、今川の人質として駿府に行くまで。
後半は信長が父の葬式で焼香を投げつけるところまで。

信長の話がちょっと面白かった。先は長い。

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Posted by ブクログ 2022年01月23日

松平家に忠義を立てる松平家の家臣たち。後の徳川家の結束の強さは既にこの頃から健在。一方の広忠はクズ度が高まるばかり。織田家といえば、だいたいが桶狭間の戦以降しかあまり知りませんが、平手政秀など、信長の守役くらいにしか知らなかった武将のほか、あの今川家の名将太原雪斎など、ここにはギッシリとそれ以前の織...続きを読む田対今川家、そしてそこに挟まれる松平家の様子が詰まっていて、面白かったです。また信長15歳、竹千代6歳の頃の掛け合いがなんともいい。この巻のラストは信秀の死。信長19歳。まさに内憂外患の中にあって、これから尾張をどう統一していくか楽しみ。

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Posted by ブクログ 2021年09月24日

松平も織田も父親の時代が終わりました。信長のほうは濃姫との掛け合いが始まって、今後を期待してしまいます。一方竹千代は駿府に移って、暫くは勉学の時でしょうか。何度読んでも良いテンポで進む良い小説です。

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Posted by ブクログ 2017年08月11日

竹千代(家康)の登場場面は増えてきたが、この巻の主役は家康というよりも信長。しかし、家康という人物を語る上で織田信長は外せないのであろう。

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Posted by ブクログ 2013年03月16日

いよいよ歴史が動き出しそうな雰囲気。
織田信長の振る舞いが、気持ちいいですな。実際に対峙すると大変だろうけどけども。

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Posted by ブクログ 2011年07月26日

織田家に人質、そして信長の兄、信広との人質交換で今川家へ。苛酷な境遇で逞しく育つ。信長の奔放さ、思慮深さも魅力的。11.7.26

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Posted by ブクログ 2011年01月24日

竹千代と吉法師の邂逅、のシーンは実は少ないけどどれも和やかでいい

改めて今川方の人質となったあたりもまだ平和。

於大を立派な女性にし過ぎてるとは思いますが、仕様だと思います

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Posted by ブクログ 2010年05月13日

2巻でもまだ家康は出てこなくて、父広忠や信長の話が中心。器量があまり大きくないことを自覚した苦悩や周りへの影響が描写されていく。「徳川家康」はリーダーシップの本だという人もいるが、この巻からもよく伝わる。

3巻が楽しみだなー

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Posted by ブクログ 2021年07月16日

戦乱の不条理さに翻弄されていく人々の様子が描かれている。愛する正室と離縁しなければいけなくなった広忠は、於大と似ているお春を求愛するようになるものの、お春には片目八弥という許嫁が。忠君の八弥は受け入れるものの
、最終的にはお春を自分の手で殺めなければいけない苦しみ、そして広忠に対する埋み火が燃え盛る...続きを読む
なんという修羅の世界か。
大名も、そこに生きる女達も、一人の人間で、不条理な世の中で必死に生きていた。

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Posted by ブクログ 2018年09月16日

於大と広忠、お春と八弥、思い合っているのに成就しないことの悲しさ。生きるのがこんなに辛く大変な時代があつたのかと思わされる。信長の破天荒ぶり、家康の大物ぶりは興味深い。

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購入済み

重要なところだけ書いて欲しかっ

2016年04月13日

松平広忠が安城の城を攻める場面のように小気味良く文章を進めて欲しかった。例えば片目八弥がお春を手に書けるまで何ページ費やしたのだろうか。

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Posted by ブクログ 2012年01月21日

主に、家康の父・広忠が、今川・織田に挟まれて運命に翻弄されていく話が前半~中盤。

中盤は、家康が人質として尾張に行ってから、今川に取り戻され、そして織田家のドタバタが中盤~後半。

ようやくにして歴史の歯車が動きだす頃の内容です。

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Posted by ブクログ 2013年12月01日

ようやく主人公の徳川家康(竹千代)が、
意志を持った登場人物として出てくるが、
まだ6歳なので、話の中心には居ない。

前半は狂ったようになっていく松平広忠、
離縁され竹千代の身を案じる於大の方、
その周囲の人々が運命に翻弄される。
後半は小説の題名は徳川家康なのに、
空気を読まない信長・濃姫の話。...続きを読む
まったくもって落差の激しい第二巻。

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