【感想・ネタバレ】徳川家康(9) 碧雲の巻のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年04月12日

秀吉が清洲会議を仕切り、着々と手を打つ。
家康は武田の地を治めていき東を固め、西には出ない。
秀吉の風下になりたくない柴田勝家が意地を通して北ノ庄でお市の方と最期を迎える。

秀吉と家康それぞれの駆け引きができすぎだけど、面白い。

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Posted by ブクログ 2022年04月27日

この巻の冒頭は清洲会議。でも、この巻の主役はお市と利家の妻の松。ここまで読んできて実に多くの武将が亡くなりましたが、それだけに秀吉に不殺生をとく松の姿に惚れました!そして、この作品の上手いところは視点の置き方。本能寺は濃姫の視点。そして勝家の終盤では茶々の冷め切った視点とお市の方の冷静な視点がすごく...続きを読む良かった。茶々姫はすごく頭がいい。これが後の阿呆な淀君とは。教育者がいなかったのかなあ。この巻はもう感想が多くて、だいぶ削りましたが、次巻へ!

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Posted by ブクログ 2021年07月23日

清洲会議から賤ヶ岳の戦い、北庄城落城まで。この時期の家康といえば天正壬午の蘭だが、相当出番減ってる。山崎の戦い以降の秀吉の冴え渡った政治手腕が凄い。お市の心理描写やお松や茶々の冴えっぷりもちゃんと描かれている。

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Posted by ブクログ 2019年08月07日

主役は、豊臣秀吉。
ついに、天下取りへの第一歩を踏み出した。
戦巧者ぶりを、遺憾無く発揮。
まさに、秀吉行く所に敵無し。
勝つ者と、敗れゆく者。
その差は、紙一重。
天下を取る、最後の一人になるためには、紙一重の差を切り抜けて行かなければならない。

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Posted by ブクログ 2011年05月04日

いつか読もうと思っていた作品。「豊臣秀吉」、「織田信長」はある程度知った気でいたので、戦国時代の三大英雄、最後の一人を知るためにと思い読み始める。
結果、非常に感動した。司馬遼太郎作品や池波正太郎作品、世の中の一般的な「家康像」を覆す作品であった。家康がなぜ天下を取り、そして江戸幕府260年の平和な...続きを読む時代を築けたのか、おぼろげながら理解できた気がした。
また、著者の目を通して描かれた「家康の思考法」に強く感銘を受け、自己統制の本としても傍に置きたいと思った。

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Posted by ブクログ 2019年04月14日

秀吉の軍師ぶりが面白かった。相手の裏の裏をかく頭の良さと、周囲を引きつける愛嬌や、情と。前田利家が旧知の秀吉と、今の主人である柴田勝家の双方に義理立てするさまも。

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Posted by ブクログ 2017年08月27日

時の権力者、すなわち家康にとって最も対峙すべき相手が信長から秀吉に変わるという時期だけに、かなり丁寧に描かれている。

お市の方のくだりはやや冗長のように思われる。しかしやがては茶々が家康に対して大きく絡んでくることから、作者にとってここは大切と判断したのだろう。

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Posted by ブクログ 2013年11月07日

秀吉と勝家、意地と意地のぶつかり合い。お互い妥協出来なかったか・・・。
秀吉、天下取りへ盤石な歩み。
さて、家康はどう出るのか。

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Posted by ブクログ 2014年09月13日

大権現様がずっと猿のターンを堪え忍ぶ9巻。

光秀を討ち、支配者と化した秀吉には誰も逆らえない。
掌の上で踊らされて滅ぶ柴田勝家が可哀想になる。
そして親友の利家とまつにすら厳しい視線を送る。
だが、その秀吉の目にも涙を流させるまつの仏心。

一方、我らが大権現様はそこには参加せず、
甲斐を切り取っ...続きを読むて武田信玄の力を取り込み、
新しい側室を召し上げ、地盤を固めるのであった。
あえて空気を読まない。そこに痺れる憧れる。

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Posted by ブクログ 2011年01月08日

柴田勝家が墜ちるまで。
軽率な鬼玄蕃とは対照的に、前田利家(と、お松の方)の行動が光る。

それにしても、茶々の描写が大人過ぎる気がする。

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Posted by ブクログ 2019年03月30日

清洲会議から柴田勝家の滅亡まで。
意外と清洲会議の様子が情感豊かに描写されていて、なかなか好印象。その後の秀吉の戦略的振る舞いの描写も良かった。

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Posted by ブクログ 2012年09月02日

秀吉による信長の法要。賤ヶ岳の戦いと柴田勝家の意地、壮絶な最期。一旦娘たちと共に城を逃れると言ったお市が、どのように説得して一人、勝家の元に戻ってこれたかの記述がなく残念。12.9.1

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Posted by ブクログ 2010年05月23日

秀吉と勝家の決戦を中心に据えた巻。


家康の細君選びの進歩が面白かった。

力を持ちそうな側室を作らない努力は徳川二百七十年の礎のうちの一つだろう。


秀吉が全人格、全能力を傾けてより多くを得ようとするのに対し、家康はまたもや堪忍を始める。


無と堪忍が家康の武器らしい。


徳川勢...続きを読むの外交官不足は未だに解決されていない。
どうなる徳川勢。

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