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後藤さんについて考えている。
僕はこのシリーズ小説を読み始めたばかりだ。少女なり少年を拾って同居するというパターンは実はさほど珍しくない。最近だとマンガで「子猫♂が待ってるので帰ります。」とか。もっともあれは拾ったというのとは違うが。
この小説で僕が一番気になって、喉に棘が刺さったような感じでいつまでも印象が消えないのは後藤さんだ。世評とか読んでいないのでなんともいえないが、たぶんラノベのメイン読者であるヤング?男子諸君に受ける人物像ではない。なんで主人公のこと好きなのに一回断るのかほとんどの人は理解不能と思うのではないか。
僕には彼女のことがよくわかる。いや彼女の気持ちがよくわかるというよりそう行動せざるをえない彼女の悲鳴がきこえる。彼女の抱える闇はヒロイン以上に深い。続刊を読み進めばそれに作者がふれていくのか、蓋を閉じたままさわらぬままでいくのか、怖いような知りたいような、今そんな気持ちでいる。