あらすじ
品川御殿山の英公使館の焼打ち、塙次郎の天誅、吉田松陰の改葬、そして壇ノ浦からの外国船砲撃と、長州藩の攘夷の火蓋は切って落とされた。奇兵隊を結成した高杉晋作は、幕府の長州征伐、米英蘭仏の下関砲撃と、内外からの攻撃に遭いながら、維新回天の偉業に尽力するが、新日本誕生を目前に短い生涯をとじた。
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Posted by ブクログ
山岡版高杉の最終巻。海外の国を相手に、また、藩の反対派を相手に、縦横無尽に立ち回る。山岡版は、かなりかっこいい高杉に描かれている。
全体を通して山岡版高杉は、緻密、かつ、大胆に描かれているように思う。他の著者は、ある意味風天風に気ままな高杉になっていることに比べると、少し違った感じがする。しかし、維新の出来事、維新後に高杉がいればを考えると、この小説の視点は間違っていないように思われる。
Posted by ブクログ
3巻目でやっと、破天荒な晋作が登場したようだ。それにしても、難問にぶつかる度に奇策を生み出す能力には驚く。4国連合艦隊との講和交渉に晋作、井上聞多、伊藤俊輔の3羽烏が全く臆することなく臨む姿に、感動を覚えた。特に、賠償金と彦島租借の要求に対する晋作の対応は、決して卑下することなく、凛として意見を述べ、日本神話を持ち出して煙に撒くところは圧巻であった。今の日本があるのは、彼らのような志のある若者がいたからだと強く思った。