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恨みをふくんで比叡の後醍醐天皇の許から冬の北陸路を落ちる義貞。前途には敦賀金ヶ崎城の、史上に残る飢えと寒さの地獄の籠城戦が待っている。足利兄弟の策にはまった天皇は義貞を退け京へ還ったが、その処遇は苛酷をきわめた。吉野への脱出には成功したものの南朝側に陽がまた昇る日は来るのか。完結篇。
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Posted by ブクログ
前巻の湊川での楠木正成の死を皮切りに、本巻では後醍醐天皇の頼りにしていた武将や公卿が立て続けに死んでしまい、最後には新田義貞も道端で遭遇した軍勢にあっけなく討ち取られ、舎弟義助と勾当内侍はそれをまだ知らずに福井へ向かっている、、という切なすぎる終わり方。
坂本に引きこもって京の足利軍を迎え討ち、京を奪い返すために攻めかかるも連携できず名和長年も討死する。足利方の調略に乗ったふりをして後醍醐天皇は還幸したが、東宮たちを義貞に預け、義貞は北国からの再起を図った。足利直義は後醍醐天皇を幽閉する。主上を失った新田勢は兵を集めることができず、金ヶ崎城で絶望的な...続きを読む籠城戦を続けた。後醍醐天皇は吉野に脱出、義貞も落城前に落ちて再起を図る。東宮は脱出したものの捕まってしまった。陸奥の北畠顕家は西上を開始、鎌倉を落として雪解けを待たずに単独で美濃へ進撃したが洲俣で敗北、伊勢路へ逃れた。男山八幡に新田義興が立て篭もり、後詰めしようと北畠顕家も高師直勢と戦い敗死。越前を手にしようと戦っていた義貞も討死し、物語は終わる。
太平記を新田義貞や楠木正成、名和長年等、後醍醐天皇側視点から描いたシリーズ。 公家と武士との関係は、この太平記の肝であり、やるせなさを感じる。 楠木正成の最後に向けての展開にはグッと来るものがあるが、それ以降の新田義貞の最後にかけての展開は、なんとも盛り上がりに欠けて、ちょっと残念。
吉川英治『私本太平記』と山岡荘八『新太平記』を続けて読んでみた。 足利尊氏を主に前半では佐々木道誉を絡めて、室町幕府の成立と、その後の足利兄弟、高師直との確執までを描いて、足利の一族である覚一検校の引き回しで物語を終えた吉川『太平記』に対して、楠木正成、新田義貞の親政の理想派と、足利兄弟の武家幕府...続きを読む再興の現実派との対立を描いて、新田義貞の死を持って物語を終えた山岡『太平記』。 二作を読んだ後に、先に読んだ吉川太平記の意味がわかりかけてきた。 時代や、主題の捉え方はともかくも、吉川太平記の方が気に入った。とにかく文章が綺麗だと思った。先に吉川英治を読んで『太平記』という時代に興味を持っていなかったら、山岡荘八は読み通せなかったかもしれない。 山岡荘八はかなり昔に織田信長を興奮しながら読んで以来の作品だったけれど、もちょっとこの先はなかなか読めんかも知れん。 本作品中では、理想の人として楠木正成、新田義貞実利の人として足利尊氏という対比で描かれていたが、山岡が前者を、吉川が後者を主人公として太平記を描いたという対比もまた、二人の作者の捉え方として面白いかなと思った。 古典『太平記』は読んだことはない。
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