あらすじ
「BUTTER」著者渾身の女子大河小説。
大正最後の年。かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。
彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだった――。
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涙が止まらない うう、しょっぱい。
幸せでうっとりするような温かい涙と、悔し涙。女が女として生きる人生は、こんなにも戦いに満ちている。
フィクションなんだけど、これは一つの現実だ、と思うシーンがたくさんあった。
岩倉使節団のシーンは本当に読んでいて悔しかった。けれど、そういう、行間に、歴史の流れの中に取りこぼされてしまった失われてしまった(あったかもしれないし、なかったかもしれないけれど、きっと、あったのだとおもう)
声を、涙を、ひとつひとつ見つけて息を吹き込んで、物語として紡ぎあげていて、本当に本当に、すばらしかった。
灯を灯しつないできてくれた、誰一人欠くことのできないすばらしい女性たちに感謝を、私自身も火を絶やさず、この先をずっと照らし続けていけるように。
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朝ドラを見ているかのようにワクワクした!「花子とアン」の花子さんと白蓮さんや新渡戸稲造さんなど歴史上の偉人たちがどんどん繋がっていくのが面白い。女子教育を開拓してくれた道さんに感謝!
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最近『翠雨の人』という女性偉人伝ものを読んだばかりだったので、つい比較してしまうが、同じように史実をベースにしながらも、こちらはぜいたくに津田梅子や新渡戸稲造などを中心に、明治の文化史を彩るスーパースターを山ほどぶちこんで、面白いエピソードがふんだんに出てくるので、単純に好奇心をかきたてられる。またそれ以上に河合道さんのキャラクターがとっても魅力的だった。戦前のああした雰囲気の中で、アメリカでの生活で身につけた自由主義と女性の権利拡大という理想を掲げながら、表面的には相手を立てつつも、実質的な実を取る良い意味での「ずぶとさ」が小気味良い。対立する相手をも魅了し、協力者に変えてしまう姿には、「格の違い」を納得させられた。作者の女性としての理想像が反映されているのだと思うが、単なる絵空事ではないリアリティを感じさせられた。
彼女が創設した恵泉女学園の大学は昨年募集停止になったそうだが、女性の高等教育進学率は男子を越えて、ある意味その歴史的役割を終えたのだと思うと感慨深いものがある。
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今、日本で女性が社会で活躍できているのは、このような方達の努力やがあったからこそだと、感謝できる大河小説。今の自分は、そのような方々のおかげ。
津田梅子先生を知りたくて読んだが、河合道先生の方が親しみを覚える。
勉強があまり得意でなくても、明るさと思いの強さ、シェアする思いやりで、成し遂げられる気がする。
私も、生まれ変わったら、恵泉女学園で中学、高校生活を過ごしたい。
明るく楽しい事をして、学び続けていきたいと思った。
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一色乕児が主人公と思いきや、奥さんといつまでも一緒にいると約束し、姉妹の誓いをした、河井道という人が主人公。
明治、大正、昭和という、まだ女性が軽んじられていた時代に、女性の地位向上に向けて、一生懸命動いていた人。
そして、色々な有名な人ともちょこちょこと関係があり、読んでいて、えっ、この人は!となることも多かったです。
思っていたとおり、戦争という辛い時も何とか女性が軽んじられないように。自分が作った学校を守れるように。と動いていて。
こういう人もいたから、今の私たちもいる。そう思える本でした。
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河井道の生涯をもとに、女子教育の変遷とその実現を支えたシスターフッドの物語 女性活動家だけでなく、各時代の著名人が大勢登場し、さながら大河ドラマのような重厚な読み応え。 朗らかで実直、時に苦悩しながら信念を曲げずに突き進む道と、彼女を慕いともに理想の学園を築いたゆりの二人三脚の道のりに勇気づけられる。
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てっきり一色乕児(いっしきとらじ)という珍しい名前の男性が主人公だと思っていたら、彼の奥さまのゆりさんと深い絆で結ばれた河井道さんのお話だった。
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大河小説で、この厚さ・・・
通勤鞄の中で、一番の重量と存在感を占めていて、どうしようかと困惑したのも束の間。
すごくすごく面白かった!
たくさんの女性が、女性として生きるために、時に果敢に、時にしなやかに闘った記録。
そういうと、なんかすごい大河ーー!!って感じがしてしまって重かったり堅かったりしそうと警戒しそうだけど、そんな心配はいらない。
主人公がとても人間的で、血が通って生きていた人なんだ、ということがよくわかって、ひとりの人間の人生を追っている感じがして、すぐに愛着が湧く。
それから、出てくる人たちがみんな有名人で、
えーこれどこまでが本当!?
って、ドキドキしてしまうのも見どころ 笑
ホントに、あの人があの人に・・・?!みたいないろいろがいろいろあるのです(語彙力・・・
そうして、最後まで読み終えて、巻末についている、おびただしい数の参考文献に、著者のこの作品への情熱を感じる。
さて!たくさん登場人物出てきたし、もう一回読もうかな!
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大河小説のらんたん
凄く読み応えがありました。明治時代に渡米した日本人女性の河井道さん この小説を読むまで知りませんでした。奇しくも、キリスト教の学校を2校で学んでたのに…女子教育をグローバルな視点から推し進めた偉大な方がいたのですね。
是非朝ドラで見てみたいです。
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明治〜大正〜昭和 近代史上の著名人たちの生の声が聞こえてきそうな そして女性に産まれてきたことを改めて誇りに思える事ができた本でした。
特に心に残ったのは「赤ちゃんの声が決してしない、させてはいけない場所というのは、立派に見えても不自然で排他的」という道先生のお言葉です。これから、何かにつけて思い出します。職場などで。
年を経てまた何事かにぶつかったときこの本に著してある様々な気持ちや祈り、またページを開くことになるかと思います。
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愛は溢れる泉。神が人間に与えてくれた最高の贈り物。
そうなんだと腑に落ちた。
道先生に教わった生徒たちは、なんて幸せなんでしょう。
多感な時期に自分もそんな教育を受けていたら人生が違ったかもしれないと思えるほどだった。
日本の男尊女卑の時代を変えようと尽力した人。
こんな素敵な人がいたから今の日本が有るんだと感銘を受けました。
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明治から大正、戦後にかけて女子教育に奔走した河井道の一生をその時代に女子の権利擁護に奔走したり、仕事を持ったりする女性が強い意志を持って生きている姿が描かれている。歴史上の知っている人々がまるで今生きて話しているように感じるその描写に引き込まれて最後まで一気に読み切った。なかなか分量が凄かったが、これだけの内容を調べて書き切った柚木麻子さんの熱量がすごい。河井道の創った恵泉女学園に通学してその風土を愛していたからここまでの作品になったのだろうと思った。
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シスターフッドの契り
今の時代でも、とても新鮮に聞こえる。
この考え方を知っていたら
もっと違う関わりができたのではないか。
性についても、恋愛関係についても、
ずっと自由で多様性を認める世になってはきているけれど、そういうのとは、また異なる
意識的な関係があるということが
とてもステキだった。
これからの人に読んでほしい。
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とてもとても内容が濃すぎて
1度じゃ半分も読めた感がない。
楽しいのに、全然進まないのよ…
ん?
誰だっけ??
あ、あぁ、、、みたいな。
道とゆりのシスターフッドの関係性も
女性参画のための基盤のような、
今のわたしたちのために頑張ってくれた女性達ことや、なんとなく知ってるようで
そこまで真剣に向き合ったことのなかった日本の辿ってきた歴史。
3回くらい読んだら、もっと満足感あると思う。
わたしたちは幸せ。
今、首相は女性なんだよ、初なんだよ!と、
道に言ってあげたい。
わたしたちは大きな声で主張もできる。
幸せだね、
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歴史をきちんと勉強すればよかった。いや、この作品をより楽しむためにもう一度勉強しようと思えるような一冊。
今の教育があるのは、だれか一人の功績ではなく国内問わずいろんな人の思いが積み重なった結果なのだと思った。
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明治期の歴史的に有名な人々が数多く出てきて、みんな知人だったんだぁ〜なんて思った。
キリスト教に元づいた思想、理念なのだろうが、河井道は、シェアの精神、明るく前向きで強く、生涯、教育者として生きる姿勢が素敵。
そして、戦後の新しい日本を創ることにも寄与された。
古い日本は男性社会で、女性の立場が弱いのに、明治期に進歩的で自立した考えを持っている方たちがいることに驚いた。
河井道の場合は、父親が働かなくなって、母親が強い人の家庭だったのも女性の自立の一因になったのだろう。
シスターフッド、女性同士の強い絆、家族…分け隔てなくシェアする、明るく前向きな心の持ち主の道。
そのシスターフッドにより、道とゆりは家族として同居生活をし、後にはゆりの夫、娘とも同居をする。
同居というのは、心が通じ合う者同士がすればいいと私も思っている。
血の繋がりがあっても相性が悪ければ、同居はしない方がいいと思う。
相性と距離は比例する、と思う。
私もお茶やランチをする友達、旅行に行く友達、それぞれ違う。
道とゆりの夫とは、元々の知り合いでもないが、お互いの距離の擦り合わせをして、いい同居人同士となった。
同席のとき、道はタバコはNG。お酒も本当は嫌だけど、OKにした。
相手の全部を否定せず、お互いの良きところ…というのが、道の人生において、できる人のような気がする。
有島武郎とか、道にとっては、肯定できる人物ではないけど、相手の話しを聞く姿勢である。
晩年、不安になると、有島武郎の幻影を見る。それは、道の中の影の部分なのだろう。
道との対比として、有島武郎…。悲恋と死。
自己愛が過ぎると、自死に至る…ってことかな〜。
道は、シェアの精神と学校を創るのが夢だったから、めんどくさい恋愛はしなかったwってことかな。
人は、どんな人にでもなれる。
でも、河井道は、今日の日本の社会のために生きる人となるため、女子の教育者となったのだし、運命がそうさせたのだろう。
キリスト教にまつわる行事、クリスマスやバレンタインって、戦前から、教会では日本でもやってたんだ〜とびっくり。
飛行機も飛ばない時代から、世界のあちこちに飛び、時代の先取りをした女性。
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戦前から戦後の激動の時代、活躍された女性たちを中心に書かれている。私の全く知らなかった世界。正直、興味がなかったから知る機会もなかったのだと思う。また歴史について勉強してみたいと思った。それより今の自分のなんと贅沢なこと。優柔不断で自分で何も決められなくて、でもそれなりの生活をして。もっと、ビシッと生きていきたいと強く思えた。
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日本の女子教育の変遷がわかる。次々と著名人が登場。
テンポが乗ってくるまで時間がかかり、辻褄を確認のために途中で戻って読み返したら、なるほどと面白さが入り込んできた。
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よかった!
長いけど飽きがない。
戦前からの河合道と一色ゆりの大河物語。シスターフッド物!
有名な人がたくさん出てきます。あの人もこの人も…?!
恵泉いい学校では?入りたかった…という印象に…!
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河井道、一色ゆりという女性たちについて、初めて知りました。
女性が教育を当たり前に受けることができるのは、彼女たちが道を切り開いてくれたからなんだと思いました。史実に基づいたフィクションとありますが、歴史的な骨組みは崩さず、小説としての面白さもあり、とても読み応えのある一冊でした。
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お札になった人達や歴史上の人物が次から次へと登場する流れに興奮しつつも、それだけ明治から昭和は激動の時代であったのだなと再認識しました。今や当たり前に女子も教育の機会に恵まれ、私自身も当然のように大学まで卒業させてもらいましたが、先人達の長年の闘いが勝ち取ったものだったのですね。歴史でサラッと学んだ部分を深く知ることができてとてもよかったです。それにしても道先生のパワフルさ、すごい……!
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子どもの頃はただの義務だと感じていた学校というものに、これほどまでに色々な人たちの思いが込められていたと想像すると感慨深い。
「光をシェアする」という考えは今後の人生でも大切にしていきたい。
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女性達の人生を描いた作品。終盤になるとふとしたところで感情を揺さぶられて涙してしまった。
たくさんの人の思いが描かれるのでなるべく間を空けないで読む方がじっくりと入り込めそう。
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なんて暖かい史実。登場人物の多さと物語長さには若干心が折れかけて、時系列も途中混乱したけど、それでも、自分も信じている「愛は分け与えるもの」という精神の強さ、優しさで誰かの光になれるのかもしれない。と希望を持てた。
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知ること、学ぶことは、誰にでも機会が与えられなければならない。
女子教育に尽力した尊い人たちの話。
著者の登場人物へのリスペクトは感じるが、ただただ長い。
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恵泉女学園の創始者、河井道を中心に、明治、大正、昭和初期の女子教育や女性解放運動を描いた小説。
主役の河井道さんこそ知りませんでしたか、津田梅子、山川捨松、平塚雷鳥、市川房枝、村岡花子、野口英世、有島武郎など有名人が総出演で興味深く読めました。
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付属品としての女性から、一人の人間としての女性への変換期。
母が女学校の頃、特に仲の良い女友達を「シスター」と呼んでいたと話していたのを思い出した。
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フェミニズムとシスターフッドに満ちた大河小説で主人公(河井道)が批判されたり迷ったりしながら夢を叶えてくのが圧巻だった…めっちゃ長いんだけど一気に読んじゃった!
ただ飼ってたワニを剥製にするとかはん?とは思ったけどね…
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「朝ドラ」的な時代の中(広岡浅子さん、村岡花子さんの存在感も強い)。だけれど主役は河井道さん。はじめまして。大正デモクラシーを学んだ時に見たお名前がたくさん出てきてシナプスが繋がってゆくよう。
先人たちが勝ち得てくれた「女性」の権利を手に生きてゆくことは、ほんの少し息苦しくもある。女が座る椅子が増えたとて、空いた椅子に座る人は決まっていない。社会が同じ速度で変わらねばならない。