柚木麻子のレビュー一覧

  • 幹事のアッコちゃん

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    ネタバレ

    アッコちゃん第三弾。幹事が楽しむことができる会を教えるアッコちゃんはほんとにお節介だと思うけど、惹きつけられてしまう。アンチアッコちゃんでは病気になったアッコちゃんが教えてくれた。問題を可視化し、物事をすっきり単純化するセンス。のど飴をお湯に溶かすようにベストではないかもしれないがベターな道を示す。ケイコのアッコちゃんは教わることの心地よさ、素直な姿勢を取り戻すためと、時間の大切さを教えてくれた。祭りとアッコちゃんでは将来を見据え従業員に守るにはどうすべきか考えていた。で、その先の恵方巻き。清々しかった。

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    2024年08月20日
  • 注文の多い料理小説集

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    アンソロジーは「名前も作品も初めて知った」作家のほうが断然面白く感じる。この本では坂井希久子『色にいでにけり』がそれで、普段読まない時代ものだがとても面白かった。主人公の境遇と芯に持つ矜持、江戸の色名と和菓子の描写が実に生き生き、しみじみと描かれていて、このシリーズが読みたくなった。

    他は伊吹有喜『夏も近づく』、深緑野分『福神漬』も滋味があってよかった。井上荒野『好好軒の犬』はラストが上手い。柚木麻子『エルゴと不倫鮨』はトップバッターとして勢いがあり好印象。柴田よしき『どっしりふわふわ』はラストが安直な気がしたのと、中村航『味のわからない男』は好みが合わなかった。

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    2024年08月20日
  • とりあえずお湯わかせ

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    息子さんが、自分の物語『スピーカーおにいちゃん』を存分に語れますように。

    したい話があること、自分の物語があることは、尊い。

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    2024年08月19日
  • 踊る彼女のシルエット

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    推し活、未婚と既婚、子持ちと子無し
    友情のアップデート
    第三世界みたいな、また違った選択肢が広がってもいいよね

    ヒリヒリとした摩擦を自分自身感じたこともある

    ジェーンスーさんのあとがきが秀逸でした
    自信がなく、男を立てて、欲望を抑えるような「わきまえる女」が評価されてきたこと…

    なんにせよ、できるだけ周りを気にしないこと、自分がしたいことをちゃんと考えること、相手のカテゴリーじゃなくてその人自身を見ること。そういうことを大切にしたい。

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    2024年08月18日
  • 3時のアッコちゃん

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    ネタバレ

    アッコちゃん第二弾。アッコちゃんのお茶で三智子の会社の会議を円滑にする。三智子もアッコちゃんも健在でした。紅茶とそれに合うお菓子がいちいちおいしそう。地下鉄で通うOLに声をかけてスムージーを渡すメトロのアッコちゃん。お節介で温かい。それにしても明海の会社はブラックすぎる。「シュシュと猪」は猪にびっくり。神戸のお嬢さんが親のお金で出したお店の店員に物申す塔子。お嬢さんたちが素直な性格で微笑ましい。「梅田駅ワンダーワールド」大阪梅田の地下はそんなに複雑で川も泉もあるのか?行ったことがないので行ってみたい。

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    2024年08月17日
  • 幹事のアッコちゃん

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    3作目でもビタミン小説は健在!
    アッコさんが最初は育てる対象として見ていたミチコのことを徐々に友達として、仕事人として認めていくのが良い。

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    2024年08月08日
  • 私にふさわしいホテル

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    作品紹介より

    「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに 「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく-。何があってもあきらめない不屈の主人公・加代子。これぞ、今こそ読みたい新世代の女子下剋上物語。

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    のん主演で映画化されると知り、その前に原作を読みたくて手に取った。
    自分の欲しいものを自分の手で掴んで行く主人公 中島加代子、または相田大樹

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    2024年08月05日
  • 伊藤くんA to E

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    ネタバレ

    伊藤くん……!!
    クズなのに、モテる伊藤くんの様をAでみて
    その魅力を知りたくてBに進むとまた違う伊藤くんの姿があって、どんどん伊藤くんが知りたくなってページを読み進めてしまった。結局は伊藤くんはクズだし、周りの女も割と捻くれている。柚木麻子さんの小説3作目だけど、女同士の友情が儚くて悲しい

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    2024年07月16日
  • ねじまき片想い

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    豊かな想像力を武器に老舗おもちゃ会社でプランナーとして働く宝子。彼女は、取引先のデザイナーである西島に5年も片思いをしている。
    気持ちを伝えられないまま西島を想う宝子だが、彼のもとには何故か次々に災難が降りかかる。
    宝子は持ち前の機転と推理力、そしておもちゃを駆使し、彼のためにトラブルを解決していくが……。


    浅草の老舗おもちゃ会社に勤める宝子を主人公に、想い人に降りかかる災難を人知れず解決していく恋愛×ミステリ小説です。

    宝子は、ふわふわお嬢様然としているけれど、独自の世界を持つ敏腕プランナー。
    対して片思い相手の西島はというと、私生活も恋愛関係もだらしない雰囲気の、傍から見てちょっとど

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    2024年07月09日
  • マジカルグランマ

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    とっつきがあまり良くなくて、最初は進まなかったけど、第1章の終わりから、面白くて、一気に読んでしまった。
    こういう軽やかな高齢者の物語が、更年期世代としてはもっと読みたい。
    老後なんてない。

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    2024年09月29日
  • 名作なんか、こわくない

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    欧米の名作文学や日本文学を柚木麻子さんが楽しい語り口で紹介してくれてます。
    女性が主役の作品が多いのは柚木さんの好みなのかな。
    とくに日本文学には初めて聞く作家さんやタイトルもあったので気になりました。

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    2024年06月12日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ3作目。
    アッコさーん!私も叱咤激励お願いします。
    仕事に悩む人はアッコさんに感化され変えられる。
    変わらない思いもあるけどリスペクト。
    これからの考え方、行動にアドバイスをもらえる様な作品。

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    2024年06月11日
  • さらさら流る

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    散歩する軽い感じの話かと思ったら間違い!
    柚月さんの本は、まったく安心して読めない。社会的な題材も、彼との関係も、ずっとはらはらして好き!

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    2024年05月15日
  • マジカルグランマ

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    ずいぶん前に読んだので、詳細は覚えていないけれど、随所に良い言葉があって、ストーリーを追うだけではなくて、重みのある小説だなと感じた。

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    2024年05月03日
  • マジカルグランマ

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    75歳の元女優で映画監督の妻である正子の、マジカルグランマ(理想のおばあちゃん)をぶち壊す人生の奮闘記。

    正子さんがどんどん、どんどん!パワフルになっていく様がカッコよくて、気持ち良くて、スカッとする!
    何歳からでも何かを始めて良いんだ!と思わせてくれる。
    世間からの目なんて関係ない、自分を見つめ直して、自分のやりたい事を見つけて、突き進む!

    途中までは、ステレオタイプのおばあちゃんだったのに、メルカリで家の中の物をこれでもかというくらい売って、「マジカルニグロ」という言葉に出会って、その位から明らかに目線が変わって、目の前の視界が開けて、目標ができて、人生で始めて本来の自分を見つけて、イ

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    2024年04月18日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    手を出したことのない海外の小説を読んでみたくなる。一つひとつの作品につながるエピソードがあるのが単純にすごい。

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    2024年04月17日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    ほろ苦さが秀悦

    ドラマでこの本の存在を知りました。

    豪華な作家陣と、歌詞そのものから情景が浮かびやすいユーミンの曲がどんなストーリーになるのか気になり、一気読みしました。
    多くのストーリーでのユーミンの歌詞の世界で表現されているほろ苦さが秀悦でした。

    もっとマイナーな曲を元にした第2弾が出ないかとひっそり期待。

    #共感する #エモい

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    2024年04月08日
  • ほろよい読書

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    前から読みたかった短編集。
    私はお酒はほとんど飲まないけれど、お酒にスイーツにおつまみに…食欲を掻き立てられる描写が多く、久しぶりにお酒を飲みたくなったし、お腹も空いた。笑
    織守きょうやさんの「ショコラと秘密は彼女に香る」と坂井希久子さんの「初恋ソーダ」が特に好きだった。
    でも醸造学科も興味深かったし、定食屋「雑」にも行ってみたくなったし(このお店の料理も食べてみたい!!)、手作りカクテルも試してみたくなった。
    全体的にとても好きな短編集だった。
    続編も楽しみ。

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    2026年04月25日
  • けむたい後輩

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    期待を裏切る(失礼)面白さで、一日で読んでしまった。
    『横浜にある名門お嬢さま大学に通う3人の挫折と葛藤を描いた話』と内容を簡潔に文章にすると、ちょっと違うなあと思う。


    北海道から出てきた真美子は幼い頃から病弱だったが(肺がひとつしかないらしい)、自分よりひとつ年上の栞子に憧れて横浜の女子大に入学した。豪華学生寮のルームメイトである美里は、真美子の親友であると同時に彼女の体調を気遣う保護者の役目もしている。
    さて、真美子が憧れている栞子なる人物は、14歳のときに『けむり』という本を出版した過去を持つ。真美子はその本が大好きで、盲目的に彼女を尊敬し、慕っている。

    自分には才能がある。
    人と

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    2024年03月11日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ユーミンのこの曲はこんな感じだ!という固定観念のムダさを ページの隅々から感じました。作家さんの想像力は やっぱりすごい。個人的に「春よ、来い」が好き。ライブ会場に足を運ぶ人々は 縁もゆかりもないけれど、誰かを必ず想っているんだなぁ〜と思う。だから ライブ後は しあわせ気分が満ち満ちに!贅沢な短編集で満足。ユーミンバンザイ!!(笑)

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    2024年03月08日