柚木麻子のレビュー一覧

  • 踊る彼女のシルエット

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    帯は、
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    結婚、妊娠、出産……
    人生のステージが
    変わるたび
    揺さぶられる
    女の友情を描く
    長編小説。

    会えなくなってしまった
    ひとがいるあなたへ。
    -------------------------
    文庫本の解説は、ジェーン・スーさん。贅沢。

    「デートクレンジング」を改題しての文庫化。
    ハードカバーで読んでて、
    すっかり忘れて文庫読んでました。苦笑
    本書では、
    デートクレンジングという
    アイドルグループが登場するんですが、
    このアイドル達の本を
    過去に読んだという私の記憶。
    怖すぎる、私の記憶。泣

    しかも、全く気づかず読み切って、
    レビ

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    2023年07月16日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    6人の女性作家のアンソロジー。飛鳥井千砂目当てで読んだけど、南綾子の「インドはむりめ」と、柚木麻子の「残業バケーション」がよかった。これから恋が始まるそわそわする感じ。

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    2023年07月01日
  • 伊藤くんA to E

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    ネタバレ

    最初は、なぜこんな男に、魅力的な女の子達が惹かれるのだろう、そして、何故こんなにもこの男は嫌な奴なんだろうと、不思議を通り越して嫌悪感を感じていた。
    しかし、最後の"E"を読んで、すべての謎が解けた。

    伊藤は、傷つくことから逃げるため、何も生み出さず、どこにも踏み出さない生き方を選んでいた。

    そして、伊藤という男を描くという目的以外に、
    全ての短編に共通するテーマがあることに気づく。
    この連作は、プライド、傷つくこと、そしてそれらから目を背けることを一貫して描いていた。

    それを表現したセリフの中でも、特に印象に残ったのは、修子の親友、マッキーの一言だ。
    「世の中なんて

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    2023年07月01日
  • ねじまき片想い

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    あんたもよくやるよね。付き合ってもいない男のためにさ。完全に自家発電だね。自分でねじまいて自分で走るゼンマイおもちゃって感じ。

    それでも、あなたは生きなきゃ駄目なの。自分の心にねじを巻いてくれるのは自分だけよ。

    自分の価値を誰かの評価にゆだねては駄目。

    いずれにしろ、他人の心に何があるかなんて、口にしてくれない限り、永遠にわからないのだ。

    こうして服装の自由な会社に就職した以上、金髪のツインテールやバミューダパンツ、原宿の古着屋で買うアメコミキャラクターのTシャツにも、誰にも文句は言わせない。

    やってみて初めてわかる。男に媚びると、自分がすり減る。作り笑

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    2023年06月11日
  • けむたい後輩

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    女同士の人間関係は苦手、ね。‥よくそう言ってたけど、じゃあ、どんな人間関係なら得意なんですか。‥他にどんな人間関係が残ってるんですか。

    自分の手でつかみとらなかったものなんて、いずれ意味も価値も失うに決まっているのに。

    あんなに映画見たり、本読んでたくせに‥‥、何一つ血肉になってないんですね。

    自信ないってだけで、胸を張らないでください。そんなの皆、おんなじじゃないですか。生きるのが怖いのは世の中で自分だけなんて思うのは、傲慢ですよ。

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    2023年06月11日
  • オール・ノット

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    苦学生の真央と、真央のバイト先のスーパーで試食販売をしている四葉。四葉は真央と同じく余裕のない生活をしているにもかかわらず、真央のために、全財産だという宝箱をくれた。もとは横浜の裕福な家の生まれだった四葉。現在に至るまでの人生には、ミャーコという親友が深くかかわっていて……。
    シスターフッド小説だという。けど、格差問題、同性愛、性被害と、社会的なトピックの色濃さのほうが印象に残った。きっとそれは、「すべてを個人の連帯に任せてはいけない」という柚木さんの意思があるからこそなのだろう。よって、小説内でのシスターフッドは、時に切れてもしまう脆いものとしても描かれている。
    真央と四葉の物語として読めれ

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    2025年03月12日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    松任谷由実の曲を元にしたトリビュート小説集
    著名な作家さん達による、別角度からの切り口で綴られる物語

    歌詞をそのまま物語にしたものではない
    むしろ設定のリンクはそんなにないかも
    タイトルにインスパイアされた短編という表現の方が近い


    収録は6編
    あの日にかえりたい/小池真理子
    DESTINY/桐野夏生
    夕涼み/江國香織
    青春のリグレット/綿矢りさ
    冬の終り/柚木麻子
    春よ、来い/川上弘美
    解説:酒井順子



    ・あの日にかえりたい/小池真理子
    いまも私の心は学生時代を過ごしたあの場所にいる


    昭和の学生運動が盛んな頃の大学生
    男を巡る友人とのちょっとした行き違い

    大学生の頃に戻りたい

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    2023年05月30日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ユーミンの曲を女性作家さん達がトリビュートし
    創作された物語の短編集。
    小池真理子「あの日にかえりたい」
    まだ共同玄関や共同トイレが一般的だったころに
    学生時代を過ごした主人公の郷愁の物語
    既に老年に入った主人公が人生を振り返るような
    切ない物語。短編の中に人生の流れがつまっていて
    さすが小池真理子さんだなと思った。

    桐野夏生「DESTINY」
    村上春樹が愛読書の争いごとを好まない青年の物語
    変わらぬルーティーンの中ではっと目についた
    女学生に少し惑わされてしまうけれど、また
    普段の日常に戻っていく。何も劇的なことは
    ないのだけれどシニカルでとても良かった。
    村上春樹とか山田風太郎とか主人公

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    2023年05月22日
  • けむたい後輩

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    ストレスがたまると開いてしまう一冊。
    先輩にやられっぱなしでずーっとイライラもやもやするけど、最後は痛快。スッキリ。

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    2023年05月14日
  • BUTTER(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    すぐに読み返したくなる!

    友情、恋愛、家族、たくさんの内容の濃いお話しでした。

    #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2023年05月13日
  • 伊藤くんA to E

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    どの女性も近くにいそうな感じが親近感が持てた。伊藤くんみたいな人も、実際にいる気がしてならなかったし、そういう人って頭の中で何考えてるんだろう、とか考えたりもした。
    登場人物全員がリアルな作品は世界観に入りやすくて好き。

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    2023年05月03日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    現在2023年4月末。先日、まもなく新型コロナが5類になることが正式決定されたとニュースで流れた。
    この本に掲載されているインタビューや手記は2020年。コロナ禍がいよいよ始まり、おそらく世界中の誰もが、今まで非日常と思ってきたことを日常的なものとしなくてはならないという不安に覆われはじめてきた、そんな時期の発言だ。そのような意味では、更に数年後、コロナ禍を振り返るための格好の史料となりうると思った。
    この本の中で多くの識者たちが言及していたと思うが、人間にとって一番厄介なのは、人間の心の中に生じる差別、偏見、批判なのだ。どのような状況下にあっても生じるこの心の動きに、私たちはどのように打ち勝

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    2023年04月28日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    印象に残ったところ
    ・小池真理子 『あの日にかえりたい』
    学生時代のほろ苦い仲違い。どこでボタンをかけちがったのかなーと思うことは、人生であるけれど、そのどうにもできない思い残りを微妙なタッチで描いた作品だった。ズシンと澱が残るような、そんな読後感。
    ・綿矢りさ 『青春のリグレット』
    菓子の思い出に共感。
    その当時は、その後にそんなに大きな存在になることなどないと思った存在が、ふといちいち思い出す存在になっていたと感じることはある。それが確かに青春という時期特有のものなのかもしれないなーと気付かされる。

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    2023年04月25日
  • 伊藤くんA to E

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    再読。
    イケメンで実家がお金持ち、だけどプライドが高く何者にもなれない男、伊藤くんと関わる5人の女性の短編物語で構成される作品。
    どの物語をとっても最低の人物としか思えない伊藤くんに振り回されながらも、それぞれの物語の主人公たちが自分自身と向き合い前に進む姿は読んでいて応援したくなる。

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    2023年04月17日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    結婚して3年ほどの三十歳の主婦、初美。夫と仲が良いものの夜の営みは間遠に。
    .
    妄想力が豊かな主婦でもなんとか最終的には持ち直しているところは良い。笑
    .

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    2023年04月02日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    インスタで見て初めて読んだ柚木さん。果物をはじめ描写の仕方がすごく素敵だし、主人公に対して共感しまくりだし、軽く読めて心地よい。ストーリーもラストも◎

    「もしかすると、すべては実りを待つようなものなのかもしれない。時間をかけて、手間をかけて、肌を合わせていれば、心を通わせてさえいれば。夫婦で居ることをしぶとくやめなければ。いつしか花はゆるやかに開くのかもしれない。」

    私も変わりたいな、と前向きになれた1冊。心がガサガサしてしょうがなくなった時、また読みたい。

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    2023年03月14日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ第3弾。厳しい中にも愛があるアッコさん。いつもカッコいいアッコさんだけど、脆いところもあって、こんな女性の下で働いてみたいと感じた。
    最後の章は、ちょっと切なくなってホロリとした。


    時間の使い方に対し印象的な場面があった。
    アッコさん→“FacebookもLINEもTwitterも楽しいわよ。アプリも役立つ。でも、一日30分以上もスマホとにらめっこに奪われるのは、私のライフプランには無駄だと判断して、ある時、全部やめたの。私がネットに触れるのは朝と夜のメールチェックと、仕事とプライベートの情報収集を兼ねた15分のネットサーファーのみ”

    三智子→そこまでストイックに徹す

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    2023年03月10日
  • 私にふさわしいホテル

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    ネタバレ

    ドタバタコメディだと思ってたら壮大な復讐劇だったでござる。

    出てくるキャラみんな好きになれるし
    コメディも復讐も面白かった。
    幸せになって欲しいなぁ。
    たぶん一般的な幸福は無理なんだろうなぁ。

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    2023年02月24日
  • 幹事のアッコちゃん

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    仕事に行き詰まりそうになった時読み返したいシリーズ。励まされるし日々の仕事にヒントやエッセンスとなる。最後の章は泣けた。

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    2023年02月20日
  • 王妃の帰還

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    私立女子中学で、ある事件をきっかけに、いつもは動くことのないグループ分けに連鎖的に変化がおき…というお話。主人公の範子の感情の移り変わりがめまぐるしい。おそらくみんな同じように感情が刻々とかわってて、その偶然のぶつかり合いで出来事がおきていくんだよなと感じた。

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    2023年02月12日