柚木麻子のレビュー一覧
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購入済み
自分にも重なる
ある二人の女性の人間関係がうまくいかなくなったところからストーリーが展開していきます
主人公のえりこは一見とんでもない人のように見えて、実は私と大して変わらないのではないかという疑問を抱かせます
人間関係の築き方や、人の気持ちを思いやるということがどういうことか、深く考えさせられる作品でした -
購入済み
こんな風に紹介されたら何でも読んじゃうな、と思わせる素晴らしい書評でした。
学生さんに読んでもらったら取っつきにくい名作も興味を持ってくれるんじゃないでしょうか。
少なくとも私が読まされたら全部読むね。図書室なんていう便利な物が身近にある生活は働き出したらそう無いですし。
私が一番笑ったのは白鯨とジェーン・エアです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもう一回読みたいと思った。
女として求められる基準が高すぎることについて触れられた時、ゴールがないなと思った。どこに向かうのが平和なのかが見えてこないところが不思議で怖い。
里佳の親友である怜子との距離感も面白かった。特に好きなのは、情報通の篠井さんと怜子についての苦手なところもむしろ愛おしいということを共感しあえたシーン。人から理解されない友だちの苦手な部分すら心地よいと感じさせるということを他人と共感できるのは、とても素敵なことだと思う。友だちのことを理解できるのは自分だけなのではないかと不安に思う気持ちは私も感じたことがあるから、共感してしまった。人のいいところよりも悪いところの方が周り -
Posted by ブクログ
女性脳じゃないと書けない小説だと思った。
女性向けの小説。
前半は性欲のような食で、昨今の食小説とは趣が違う。セクシーでエロティックな食描写。食欲と性欲は似ているのかも。
半分くらい読んだところで自分の過去を思い出して苦しくなったけど、そこから物語の角度が変わり、ざわつく心を引き摺らず読み進めることができた。この場面転換の構成はすごいと思う。
後半は生きる為の人生の為の食で、前半とはまるで違う。
だから2つの小説を読んだような不思議な感覚。
主人公の変化していく様が細かく自然。
若干終わらせ方が力技な感じもするけど…。
全体に作者の計算が感じられる。
バターというモチーフを始め、書きた