柚木麻子のレビュー一覧

  • 名作なんか、こわくない

    Posted by ブクログ

     タイトルの通り、古典の名作など、自分からは絶対に手に取らなさそうな本達が、柚木さんの軽快な語り口でとても興味が沸きました。
     第二弾希望です!

    0
    2021年01月02日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1人めの養老先生の「私の人生は「不要不急」なのか?」という問いでガツンと来る。数に限りがある人工呼吸器を若い患者、高齢の患者どちらに使うかで、現実にトロッコ問題が発生しているとは。「トライアル・アンド・エラー」ではなく「トライ・アンド・エラー」という表現は相変わらず気になる。伊藤隆敏さんのページにもあるように現金給付は一律じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。ブレイディみかこさんのページにあるように普段質問しなかった子がオンラインだと質問するようになったみたいな予想していなかった変化は今後も起こるだろう。

    0
    2020年09月22日
  • 王妃の帰還

    購入済み

    この作者は教室の中の微妙な少女の空気、悪意や嫉妬を書くのが本当に上手いです。
    昔少女だった人も、懐かしく思い出しながら読めます。

    0
    2020年02月07日
  • ナイルパーチの女子会

    購入済み

    自分にも重なる

    ある二人の女性の人間関係がうまくいかなくなったところからストーリーが展開していきます
    主人公のえりこは一見とんでもない人のように見えて、実は私と大して変わらないのではないかという疑問を抱かせます
    人間関係の築き方や、人の気持ちを思いやるということがどういうことか、深く考えさせられる作品でした

    0
    2020年01月12日
  • ねじまき片想い

    Posted by ブクログ

    普通のラブコメ的な話かな?と思ったら、
    柚木さんお得意のミステリーエンターテイメント作品でした。
    アッコちゃんシリーズや、あまからカルテットが好きな人は絶対好きなやつ。

    主人公の富田宝子(タカラトミー!)だけでなく、他の登場人物もきちんとキャラ出ているのがさすが。
    おもちゃプランナーとか、浅草の街とか、すごく魅力的に見えます。

    0
    2018年10月16日
  • 名作なんか、こわくない

    nao

    購入済み

    こんな風に紹介されたら何でも読んじゃうな、と思わせる素晴らしい書評でした。
    学生さんに読んでもらったら取っつきにくい名作も興味を持ってくれるんじゃないでしょうか。
    少なくとも私が読まされたら全部読むね。図書室なんていう便利な物が身近にある生活は働き出したらそう無いですし。
    私が一番笑ったのは白鯨とジェーン・エアです。

    0
    2018年09月01日
  • 本屋さんのダイアナ

    購入済み

    純粋に

    最後まで良かった。自分の子供にも読んでもらいたい作品です。

    0
    2018年06月12日
  • 名作なんか、こわくない

    Posted by ブクログ

    面白かった。読書好きとしては、バイブルとして置いておきたいほと。専攻の関係で取り上げられているフランス文学はだいたい読みましたが、尻の青い大学生の頃にはいかに内容がわかってなかったか思い知らされました。熟年になった今こそフランス文学の魅力がわかるのでは、と強く実感。日本文学、外国文学含めもう一度じっくり読んでみなければ、と思わせてくれます。文学の魅力を噛み砕いて教えてくれた、軽妙な作品でした。スカーレットオハラのドレス、思わず検索してしまいました。

    0
    2018年04月05日
  • 名作なんか、こわくない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ダウントン・アビー」が観たくなる不思議な名作案内。
    狼なんか怖くないってことかな赤ずきんちゃん。

    0
    2018年03月22日
  • 魔法使いの心友 1

    Posted by ブクログ

    1年以上積み読にしていたのを読みました…。
    香魚子さんの作画さすがです、素敵(*´ω`*)
    久しぶりに幼い子向け、みたいな少女漫画を読んだ気分

    0
    2014年01月06日
  • 魔法使いの心友 2

    Posted by ブクログ

    完結巻。
    すごく好きな終わり方だったなぁ。
    いつだって普通の女の子が一番強いんだよね。

    でも、1巻と2巻の間にもうちょっと話があるんじゃない?って思うくらい、お話が短くて残念でした。
    友情はたっぷり味わえたけど、恋愛分が物足りなかったかな。
    もう一波乱あったら、もっと盛り上がったかも。

    0
    2013年06月11日
  • 魔法使いの心友 1

    Posted by ブクログ

    香魚子さんの絵柄が好きで購入。
    魔女の魔美坂リサの正々堂々としたところがカッコよくて惚れました!
    主人公のそよの揺れ動く気持ちや綺麗なだけじゃない心は覚えのあるものだったり。

    途中に出てくるちょっとした魔術、もっとリアルに出来るものだったらやってみたかったなぁ。
    ミント入りのココアなら作れるかな。うーん、味の想像がつかない・・・

    0
    2013年06月11日
  • 魔法使いの心友 1

    Posted by ブクログ

    原作者の柚木さんが好きなので購入しました。
    お話も絵もすてきでした。
    壇一雄や林芙美子がエッセンスとして出てくるところも好きです。

    大切にしたい言葉がたくさんある漫画です。
    すでに2巻が楽しみ!

    0
    2012年09月27日
  • らんたん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    アンソロジーでは読んだことはありましたが、長編では初めての柚木麻子さん。また大河小説そのものも初めてでした。

    河井道が日本女性に教育を、男女平等に…と強い発信をしてきた女性を、この『らんたん』で初めて知りました。

    道が生涯を全うするまで、関東大震災、第二次世界大戦と明治・大正・昭和と激動の年を駆け抜け、今の日本女性が教育を受けられるのも、仕事も男性と一緒に働けるのも、道とその周りにいる女性たちが国と戦い続けてきた証なんだと感銘を受けた。

    道の子どもへの教育の仕方は印象深い。各々の意見を持ってて問題ないような『多様性』を重視されていた。ここまで人間を客観的な目線で寛大な心を持ってるのは、令

    0
    2025年12月08日
  • ナイルパーチの女子会

    Posted by ブクログ

    人間の弱い部分てんこ盛りの物語。
    でも誰にでもダメな自分というのを持っているだろうから、自分に照らし合わせて苦しい気持ちになる本。でもどんどん読み進めちゃう本。

    私も友達は少ない。
    栄利子や翔子のような人間になってもおかしくない。でも結局生きていかなきゃいけないからな、と思わせてくれた本。

    0
    2025年12月06日
  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

    どの短編もすてきでしたが、今日の気分イチオシは、額賀澪さんの「醸造学科の宇一くん」。日本酒エピソードなのに、18歳が主人公でピュアな気持ちに。原田ひ香さんの「定食屋『雑』」は単行本を持っていて既読でした。柚木麻子さんの作品を読むのは久しぶりでしたが、彼女の作品を読み漁るほどハマっていた時期があっただけあって、安定感とスパイスがステキでした。連休最終夜、おうちカクテルしちゃおうかな。

    0
    2025年12月04日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    他人の人生を咀嚼し、味わい、骨の髄までしゃぶり尽くす彼女と、適量を知らない私。
    官能的でエグ味のある料理に、女の生き方が記されているようだった。シンプルでコクがあってカロリーが高いバターに準えた良作。

    0
    2025年12月04日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    お料理にまつわる短編集。そしてアンソロジー。
    どれも味があって面白かった。
    エルゴと不倫鮨、夏も近づくが特に面白かったです。

    0
    2025年12月03日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白くて一気読み!
    主人公の視点(というか思考?価値観?)がコロコロ変わるからそれに振り回されるのが楽しかった。

    あとは何といってもレシピがどれも美味しそうで…夜に読んだらたまらない

    センシティブな内容を扱うけれど、誰でも読みやすい形に仕上がってて後味も良いのが凄いと思う。
    まーなんか深く考えさせられるというよりはエンタメとしての場面展開の鮮やかさが目立つ感じで、ドンピシャ好みではないけれど、でもでもとても楽しい読書体験だった!

    0
    2025年12月03日
  • BUTTER(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    スレンダーな体型が美しいとされているこの世の中で、梶井や里佳のように自信の欲に素直に美味しいものを食べて心身ともに健康にありたいとも思った。エシレバターやカルピスバターを買って真似して食べてみよう。

    0
    2025年12月01日