柚木麻子のレビュー一覧

  • 終点のあの子

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    映画を観た後に、原作が気になり読みました。
    なんでこんなに強くて脆いあの時期の女の子の気持ちを繊細に描けるのだろうと感心するし、涙が出ました。今まで読んだ本では描かれていなかったような、奥の奥の誰にも見透かされたくない女の子の気持ちを読みました。
    映画で感じた朱里のいやらしさを言語化してくれる第4章が特に好きでした。そんな彼女も抱えるものがあったのだよなあ、人はみんなどこかにコンプレックスを抱いていて、きっとそんな自分に嫌気を感じながら、それでも他人と生きていくしかないんだよなあ、と思うなどしました。
    とにかく柚木さんの若い女の子の解像度の高さに驚き、まだまだこのクラスの別の子の話を読みたいと

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    2026年02月01日
  • ナイルパーチの女子会

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    ネタバレ

    ・『BUTTER』で話題の直木賞作家、柚木麻子さんの旧作を読んでみる
    ・産まれ/環境に恵まれた商社勤めのプライド激高(?)主人公栄利子、自信の無い主婦ブロガー翔子が出会い、お互いの同僚知人友人も巻き込みながら、お互いの人生を逆回転させて行く様な話
    *こういう人いる(た)ー!&自分にもこういう面が無かったとは言えない
    ・脚色された部分はあるにせよ、育った環境や経験が人格形成にどれだけ影響を及ぼすか、、の解像度が高くてゾクゾクした
    ・立場によって受け取り方が大きく違う小説なのではないか、と今回は特に思った。女性/男性/既婚/未婚/親/子供/他、どんな見え方がするのか機会があれば話してみたい
    ・朝井

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    2026年02月02日
  • 終点のあの子

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    友達って難しいよね。
    本音だけでもダメ、考え過ぎてもダメ。
    上手くすれば一生付き合えるのだから、下手したくないよね。

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    2026年01月29日
  • ランチのアッコちゃん

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    三智子がアッコさんと関わることで、自分の可能性を広げながら成長していく姿に励まされました。アッコさんのように、周囲をいい方向へ変えていけるセンスがあったら素敵だなと思います。三智子と同じく児童文学が好きな点にも親近感が湧き、笹山さんとの出会いもとても印象的でした。

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    2026年01月29日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理が出てくる本が読みたくて借りた1冊。伊吹有喜さんの『夏も近づく』で泣いてしまった。拓実も葉月も穏やかに幸せであれ。最後の柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』はすごーく色んなパンが食べたくなった。

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    2026年01月28日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    セックスレスの妻が色んな人に欲情するが、結局夫が大好き。性生活と夫婦生活の両立の難しさを知らせてくれる。

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    2026年01月28日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    人のためにと思ってやってることが、実は自分のためだったりする。そのあたりの人と人とのすれ違いを描く。どちら側にもしっかりと感情移入させてくれるところがすごい。

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    2026年01月27日
  • らんたん

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    明治期の歴史的に有名な人々が数多く出てきて、みんな知人だったんだぁ〜なんて思った。

    キリスト教に元づいた思想、理念なのだろうが、河井道は、シェアの精神、明るく前向きで強く、生涯、教育者として生きる姿勢が素敵。
    そして、戦後の新しい日本を創ることにも寄与された。

    古い日本は男性社会で、女性の立場が弱いのに、明治期に進歩的で自立した考えを持っている方たちがいることに驚いた。

    河井道の場合は、父親が働かなくなって、母親が強い人の家庭だったのも女性の自立の一因になったのだろう。

    シスターフッド、女性同士の強い絆、家族…分け隔てなくシェアする、明るく前向きな心の持ち主の道。
    そのシスターフッドに

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    2026年01月25日
  • ナイルパーチの女子会

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    昨年末にロンドンに旅行に行った際、現地の書店で「Hooked」Published in March 2026の広告を見て知った。Asako Yuzukiという作者さん、てっきり日系の英国で活躍されている作家さんなのかな?と思っていたのだが、めちゃくちゃ有名な日本の作家さんだった…。

    そこで知ったのだけど、いま日本文学が英語圏で有名なんですね。特に柚木麻子さんのBUTTERが2025年に英国の文学賞を取ったとかなんだとか。全然知らなかった。

    最初から最後まで歪んだ話だと思った。割れた鏡越しに世界をのぞいているような、全員が狂っているという感想を持った話。最後まで誰にも共感できなかったし、キモ

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    2026年01月23日
  • ランチのアッコちゃん

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    NOが言えないっていうより、YESしか言えないんじゃねえの?
    認めたくないけれど、力強く肯定されることにずっと飢えていたのかもしれない。
    全力で頑張れ。結果はちゃんと付いてくるはずだ。
    面白いと思ったらすぐ行動きうつす、だから色んな発想が形になる。
    あなたって、結局、怖がりなのよ。自分にとって居心地の良い生き方を追求するのが怖いのよ。それは逃げじゃないのに。
    優れたアイデアっていうのは、豊かな人生から生まれる。
    あきらめだけは早いんです。ダメって思ったら、ぱっと離れて、次の手考える。いちいち、落ち込まない。身をすくませているうちに、何かは出来るかもしれないじゃないですか。
    認めたくはない。でも

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    2026年01月23日
  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    あまりにも生々しい人物像、人間関係。
    感情がリアルすぎて、もはやゾッとしてしまうレベルだった。
    私のお気に入りは早智子と恭子の章。様々な形の友情が描かれている今作の中でも、特に二人の関係には強く納得させられた。「二人でいるのに無言で読書」というタイトルも良い。
    大人にも十分刺さると思うが、是非学生の内に読んでおきたい四作。
    これがデビュー作とは…

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    2026年01月20日
  • ナイルパーチの女子会

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    登場人物たちはナイルパーチのような肉食で、共食いでも始めるのかとどきどきしたが、孤独で、なんだか切ない。

    他人に期待し過ぎてはいけない。他人と理解し合う努力は必要だが、理解し切れるものではないと知っておく。

    人との付き合いに薔薇色の期待を寄せていた子どもの頃を懐かしく思い出し、どこか冷静になった今が、良かったのか悪かったのかと考えてしまう。

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    2026年01月19日
  • 終点のあの子

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    女の子の生々しさがよかった。
    どうしても周りの目を切り離せなかったり、自分が誰かと不釣り合いだと思ったり、毎日考えてることも文字にするとこんなに醜く見えてしまうものなのか。

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    2026年01月18日
  • オール・ノット

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    “絆”とあちこちで叫ばれる時期がある。
    コロナ禍、災害時には、人との人との絆のありがたさ、大切さは一層とりあげられる。このような危機的状況に改めて繋がりを意識する人は、環境に恵まれた人かもしれない。

    大災害のような誰からも明らかな不安定下の状況でなくても、日々難しい課題に晒されながら孤立して生きる人や子どもは多くいる。
    ずっと信頼できる大人が周りにいなかった子ども、失敗が許される安心安全な子ども時代を送れなかった人。そういった、今を孤立して生きている人にとって、絆とは、言葉が一人歩きして遠いものになっているかもしれない。人と繋がるのは体力を使うし傷つくリスクを抱える。でも、オール・ノットの物

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    2026年01月18日
  • オール・ノット

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    柚木麻子さんの小説、やっぱり好き。
    章が進むごとにおもしろくなって、ラストとてもよかった!
    みんながんばってる。
    応援する気持ちであたたかくなる。
    真央さん、新天地でもがんばってね、いいこといっぱいありますように!と心から祈る。

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    2026年01月17日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女はこう、慶應出身の女子はこう、っていう潔いくらいの類型論。大学で人を見るってなかなか学歴主義みたいで抵抗あるものだけど、この本はおもしろい。MBTIを見るようなわくわく感がある。
    どの大学の女子も、華々しい印象の裏にかっこ悪い部分を持ってる。愛を持ってそれをキャラクターに体現させてる感じがして、しかもそれが真に迫ってて、さすがButterの柚木麻子さんだった。

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    2026年01月16日
  • ほろよい読書

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    お酒がテーマの短編集。好きな作家さんが含まれていたから読み始めたけど、初めて読む作家さんもいて面白かった。特に最後の柚木さんの作品は、実際にカクテルを作って飲んでみたくなる。

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    2026年01月14日
  • ナイルパーチの女子会

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    商社勤務、容姿も美しく育った環境に問題もない栄利子と、専業主婦ブロガーで家庭環境があまりよくない翔子。一見、正反対の2人だが、偶然出会い意気投合。友達になれると思っていたが…。
    お互い友達がいないという共通点があり、気のおけない友達とすごす時間、人との距離の測り方などが分からない。キラキラした友情を見るたびに羨望と自分に何が足りないのか?と憂鬱な気分になる栄利子の描写がたびたびある。わたしも友達は多くない方なので、共感はできた。
    栄利子の翔子へ抱く気持ちは、友達になりたい、から、次第に執着じみたものへと変わっていく。
    栄利子は翔子と友達になりたいというよりも友達というものを祥子と作り上げたい、

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    2026年01月12日
  • その手をにぎりたい

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    バブル前後の話で高級寿司を食べたことをきっかけに自分の稼ぎでお寿司を食べれるようになりたいと働く女性のお話。
    お寿司を食べる描写が本当に上手くてお腹がすく…。
    主人公が時代の波と共に色んなものを失ってまた見えてくることがあって、男も取っ替え引っ替えするしどうなるだろう?と思いながらラストは解説にもあったように賛否両論あるかもしれないけど個人的にはスッキリ終わって良かったと思う!

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    2026年01月11日
  • ナイルパーチの女子会

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    栄利子のヤバさにびっくりしちゃったけど、栄利子は女友達に対して極端な愛情みたいなものを完璧に求め過ぎてるだけなんだなと思った。彼氏に重いってフラれる女子と似たような感じ。オンリーワンの恋人とか親とかに対する感情を女友達に抱いてるから、重くて避けられる→避けられるのを感じて周りが見えなくなるから自分勝手になってますます嫌われるパターンなんじゃないかなって思った。何事も適度なゆるさとバランスが大切。。。翔子にはあまり共感できなかった。ただ、色々と意識低めのゆるい専業主婦のブログは人気が出そう。どこかで見下して安心できるからか?
    他人任せ過ぎる翔子と、他人に自分を押し付ける栄利子、女友達以外尊重しな

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    2026年01月07日