柚木麻子のレビュー一覧

  • BUTTER

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    ずっと気になっていた『BUTTER』。週間新潮からの版元移動のニュースを見かけて、さらに河出書房の書影装丁のデザインがめっちゃ好みだったので、予約して購入!!わっくわくで1ページ目を開いたが最後…睡眠時間が4時間に(苦笑)。

    美味しそうな料理の描写にお腹ペコペコ(深夜に)。作品中で出てくる食品やお店は実在のお店なので…食べたい料理も、行きたいお店も、どんどん増えていく〜!!まずはバター醤油ごはんと、ウエストのバターケーキから〜♪

    ここ数ヶ月ダイエット(痩せる方)に苦心していたので、行き過ぎた痩身願望や、努力を過度に求める風潮への批判は…心が休まるような。(いや、でも、身体が軽くなるの、楽し

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    2026年06月20日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ネタバレ

     聞いたことあるタイトルでなんとなく気になっていたけれどなかなか手に取らなかった本。子どもの時に読むといいっておすすめされていたなぁと思いながら今回読みました。

     一本の映画を観ているような小説だったなぁとまず第一に思いました。重すぎず、でも読み終わった後にしっかり心に横たわるものがあるなぁと。ダブルヒロインだけどどちらかに偏ることもなく、境遇が全く違う2人だけど、読んでいて2人に共感できる要素が自分にもあるなぁと思いました。小学生の頃〜大学までの、多感で脆くて不安定で尖っている部分をものすごく上手に書き表していると思う。学生の時に読むのがおすすめされているみたいだけど、大人になって読んでも

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    2026年06月19日
  • ナイルパーチの女子会

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    タイトルに「女子会」と入っているので、楽しそうな話を想像して読み始めましたが、全然違いました

    「女性同士は仲良くなりやすい」のは男からすると、うらやましく感じますが、あくまで一般論で、そこに当てはまらない人は逆に苦しくなってしまいますね

    自分自身もちょっと落ち込んでいる時に読んだので、登場人物たちの苦しさが刺さりすぎて、何度も本を閉じて小休止しながら読み進めました

    ラストはハッピーエンドではないけれど、主人公たちは少し変わるきっかけをつかんでいて、自分も前に進めるヒントをもらえた気がします

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    2026年06月18日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    他の人に影響を与える強さというのはどこか責任を伴う側面があると感じる作品だった。
    影響を与えた人たちのその後も回収するように展開しており、すべての人が成長をしていく。
    アッコさん自体がすごい独特というわけではないキャラのように思ったが、強い女性のキャラは不思議な魅力がある。
    一気に三部作読んだので境界が曖昧だが、むしろ主人公の澤田三智子の方がヤバいのではないか?と思えてくるようになってくるような…紫スカートの女的な雰囲気もある。

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    2026年06月17日
  • マジカルグランマ

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    マジカルグランマ(理想のおばあちゃん)なんて居るのかな?生きて来た時間の長さや濃さにより人それぞれかと思っています。75歳ならもう就活を考える歳だと思うけど夫の死をきっかけにドンドン生活が危うくなる。お金が必要な状況になった正子は周りを巻き込みながらマジカルグランマ像をぶち壊す。そして正子の良い所は息子のカミングアウトも素直に受け入れてしまう所は凄いなぁと思ったし杏奈の事も結局は受け入れ心配迄するお人好しな所、私は好きだなぁ。圧倒的にドタバタなんだけど本当に怖いのは「こうあるべき」という価値観に自分を当てはめてしまう事。けれども正子は自分と似たような立場の誰かと助け合う事で抗う事が出来ると考え

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    2026年06月16日
  • その手をにぎりたい

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    寿司職人・一ノ瀬の手に触れた瞬間から、青子のドラマは始まった――。
    一ノ瀬への淡い片想いにドキドキしつつ、虚構だらけのバブルの中に「確かなもの」を掴み取ろうと奮闘する青子の姿に、すごく勇気をもらえる。

    それにしても柚木先生は、手が触れ合う瞬間のような、見過ごしてしまいそうな細部からセンシュアルな世界を立ち上げるのが本当に上手すぎる!

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    2026年06月15日
  • その手をにぎりたい

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    ・1983年から1年ごと、鮨関連のタイトルともに10章から成る。私が生まれる前の時代ではあるが、その年の情勢を知っていたらもっと楽しめそう!

    ・柚木さんの描く女性は、完璧主義者なバリキャリでありながら、ちゃんと弱さも描いているところがいいなと思う。

    ・1章と10章の共通点を考えると、改めてすごいと思う。ネタバレになるので読んだ人と話してみたい。

    ・BUTTER と同様に、食への表現がすごく丁寧で、直近の夢に出てくるほど。(銀座の鮨屋ではなかった)

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    2026年06月14日
  • その手をにぎりたい

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    バブル期のOLが主人公。バブル期を通って来た読者には 懐かしく そしてあの時代 株価に踊らせれて本当になんだったんだろうと その主人公もなかなかのイタイOLでした…といっても バッドエンドではありません! ちなみに握りたい手のお相手は寿司職人です。  ドラマになりそうなストーリーでした。

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    2026年06月14日
  • 本屋さんのダイアナ

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    彩子と大穴が、嬉しいことも辛いことを経験し成長しながら自己のアイデンティティを模索し友情を再確認していく…応援しながら読んでしまいました。
    読後は赤毛のアンが読みたくなりますね。

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    2026年06月13日
  • あまからカルテット

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    女友達4人の友情の物語。どの短編も面白く、心が温かくなります。

    これを読んで、直感的に、子どもは私立の中高一貫校に入れてあげたいと思いました。
    柚木さんのバックグラウンドを辿ると都内の私立女子中高一貫のご出身。
    異性の目を気にせずに、多感な時期を一緒に過ごせる仲間というのはかけがえのない親友になるのだろうなと思いを巡らせます。そういう時期は、中高しかないとも思うので。共学化の流れが推進されてますが、同性との友情を育む時間が人生を豊かにするとも感じます。

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    2026年06月14日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ネタバレ

    フェミニズムに関するようなお話を読んだ時には、とりあえず男性嫌いの傾向が強まってしまうのを辞めたいと思う。傾向が強まっている時ほど、閉店間際にいつまでも居座るおっちゃん。そのおっちゃんが手をズボンの中に入れているところを見てしまったときの嫌悪感たるや(おしり側で良かったね、じゃあすまないんだよな)。

    つまり、「男性」嫌いと、「女性蔑視を続けてきた社会」嫌いがごっちゃになってしまうのである。

    「幸せそうな女性を殺したかった」なんて事件が現実で起きてしまうのなら、常につまらなさそうな顔で生きてみようかななんて思う。
    でも幸せに生きていきたいし、お父さんや彼氏はおっちゃんや殺人犯のようにはならな

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    2026年06月10日
  • 終点のあの子

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    柚木麻子さんのデビュー作。(え!これがデビュー作?!)今年映画化されるということで、一年以上積読されていたものを急いで読んだ。
    私は柚木麻子さんの文章と相性が良い。Butterも取り憑かれるように読んだ。
    本作品も、自身も女子高出身ということもあり、当時の自分とも重ねながら(なんなら女の子に戻って)読むことができた気がする。
    少女たちの思考がリアルで、こちらが恥ずかしくなるくらい。
    柚木麻子作品をもっと読みたくなった。

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    2026年06月10日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ

    美味しいランチと新しい出会い。
    それらは新しい自分に気づかせてくれたり、
    懐かしい自分を思い出させてくれる。
    そして、前へと進むパワーをくれる。

    どうしようもないと思っていた悩みや
    受け入れがたい人も
    視点を変えたり、相手を知ることで
    道が開けていく。

    読むと笑顔とやる気が湧いてくるような話です

    私もアッコさんにランチのオススメをお聞きしたい。
    あったかいポトフを夜中に食べてみたい。

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    2026年06月10日
  • ナイルパーチの女子会

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    友達とはこうあるべき、みたいな理想像って多かれ少なかれみんなあって、その型から外れてしまうと勝手に傷ついたり相手を恨んだりする。
    そこに大きな悪意はなくて(たぶん)、みんな自分こそが正義と思ってる。
    わかり合わない友情なんてあるのかな。これを理解できていないことが、私にも「共感こそが女の友情」という型があるということなんだろうな。

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    2026年06月09日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    めんや 評論家お断り、BAKESHOP MIREY'S、トリアージ2020、パテュイオ8、商店街マダムショップはなぜ潰れないのか?、スター誕生の6作品が収録された短編集です。どの短編小説もこの本の帯にある「差別、偏見、思い込み、他人に貼られたラベルはもういらない、自分で自分を取り返せ!!」にぴったりです。

    めんや 評論家お断り:
    ラーメンを食べたくなる作品です。ただ、登場人物の中にどうして性的マイノリティの方が出ているのかが、よくわかりませんでした。僕も時々、飲食店に対する書き込みをしますが、美味しかったら素直に書けますけど、美味しくない料理の場合は美味しくないと書かないと、僕の信

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    2026年06月08日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコさんは人生の正解を知っている人というより、「とりあえずやってみたら?」と背中を押してくれる人なのかもしれない。

    何となく生きているようでいて、どこかに確信も持っている。その絶妙なバランスがアッコさんらしい。

    大きな成功や劇的な変化を描くのではなく、少し視点を変えたり、一歩踏み出したりするきっかけを与えてくれるシリーズだと改めて感じた。

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    2026年06月07日
  • ランチのアッコちゃん

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    アッコちゃんというおいしい食堂、レストランを知っているキャリアウーマンを同じ会社で働く人の目線で描く。最後がほっとする内容で終わる短編がいくつか収められており、会社で嫌なことがあった時に読むと元気がもらえそう。8/10

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    2026年06月07日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    何かとりあえずスカッとする話たちでした。そしてそれはかなり身近にある類の話で、だけど私にはドンピシャでもなくて…という距離感も含めて、心地よい作品でした。

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    2026年06月07日
  • らんたん

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     恵泉女学園を創立した河合道と渡辺ゆりの生涯を描いた大河小説。恥ずかしながら2人ともまったく存じ上げなかったが、次々に登場する新渡戸稲造や津田梅子、平塚らいてうなどビッグネームの顔ぶれに驚きながら、当時の女性たちが置かれた境遇に思いを馳せる。そもそもなぜ女子校が必要なのだろうなんて思っていたが、圧倒的な女性差別があったこと、今からは想像もできないほど女性の地位が低かったことを改めて思い出す。柚木作品によく感じるねっとりとした濃厚さは鳴りをひそめ、爽やかな活力をもらえる小説だった。憲兵たちを抱き込むシーンが最高。

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    2026年06月07日
  • とりあえずお湯わかせ

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    私たちには柚木麻子がいる、という気持ちにさせてくれる。あと、彼女が料理する描写にエネルギーを感じて前向きな気持ちになる。

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    2026年06月07日