柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ナイルパーチは世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている外来種。
今までに200種の生き物を絶滅させてきたモンスター。
でもそれは、人間がナイルパーチをビクトリア湖に放したから始まった。
つまり、ナイルパーチは人間によって作られたモンスター。
栄利子はナイルパーチを自分たち女性に重ねている。
女性同士はドロドロしてるとか、
本当には分かり合えないとか、
そういった決めつけで競わされ続けてきた。
いつか自分も親友と呼べる女友達を作ってその「私たちを競争させるもの=男たち」と闘いたい。
栄利子には女友達が1人もいない。
自分と同じ熱意で戦える友達をずっと探しているから。
寄り添う事も、気遣うこともわからない。
この世で1番大切な事は共感。
分かり合えないことがあると、相手を糾弾する。
そんな栄利子が堕ちていく様は、
爽快でもありつつどこか不憫に感じる。
そして1ミリの共感が隠れている。
私たちは、
わかりあえなきゃ。
共感しなきゃ。
理解しなきゃ。
と思うことで失う事があると知らされる。 -
Posted by ブクログ
【感想】
中古で買った本です。
約200ページの中に、4話の短編。
サクッと読めました。(*ˊ˘ˋ*)
そのうち最初の2話は「アッコ」と「三智子」の物語。
意外にも私が1番刺さったのは、4話目の「ゆとりのビアガーデン」でした。
(三智子は一瞬出てくるぐらいですが…。)
雅之の「頑張って、ちゃんとしている」のに「疲弊していく」働き方(生き方)。
玲実の「程よく頑張って、ちゃんとしてない」のに、「上手く進む」働き方(生き方)。
この対比が素晴らしいし、学びになりました。ゆとり世代は「悟り世代」とも言われますが、まさにこの物語を読んで、そうだなぁ…と思いました。( * ॑꒳ ॑*)