柚木麻子のレビュー一覧
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購入済み
こんな風に紹介されたら何でも読んじゃうな、と思わせる素晴らしい書評でした。
学生さんに読んでもらったら取っつきにくい名作も興味を持ってくれるんじゃないでしょうか。
少なくとも私が読まされたら全部読むね。図書室なんていう便利な物が身近にある生活は働き出したらそう無いですし。
私が一番笑ったのは白鯨とジェーン・エアです。 -
Posted by ブクログ
初めて読んでて面白い読んで良かったと思った本
木嶋佳苗という実際の殺人犯をモデルにし世界的にも人気という事で読み始めた
まずこの本は飯テロ
題名がButterなだけあってバターを使った料理や表現が美味しそうすぎる
次にこの本のテーマは女同士の友情と関係性がテーマ
男女や痴情のもつれは出てくるもののあくまで女達同士の関係がテーマなので出てきてもそこまで深堀されず登場人物の女達も自分の男より周りの女や友達に気持ちや行動のフォーカスをしっかり当ててて良い。なんならここに出てくる男女の関係性は全て破綻するまで行くのが笑う
男女の関係は基本的に本能的な物だし惚れた晴れたは話の展開や気持ちの機微が -
Posted by ブクログ
カジマナと同性の主人公や主人公の友人さえも彼女の言動に翻弄されていく様には、人を惑わすには性別など関係ないのだと思い知らされるような感覚になりました。
また、カジマナが唱える「自分の欲望を満たすために生きねばならないし、自身の欲望を押さえつけるようなことはあってはならない」というような理論や物語に出てくる「人は努力していない他人を許せない」といった描写には何かハッとさせられる部分があったように思う。日々の中で自分にも他人にも厳しくありすぎているのではないかと省みるきっかけとなりました。
またあくまで冒頭では翻弄する側として描かれていたカジマナも翻弄する側であり続ける訳ではなく、学生時代から抱え -
Posted by ブクログ
世界38か国で翻訳され、全世界累計150万部(日本では60万部)を突破している世界的大ヒット作品とのことで手に取ってみました。タイトルの「BUTTER」って何の比喩なのかな、と思って本を開いたらバターをたっぷりからめた料理がどんどん出てきて、こんなにお腹が空く小説だとは思わなかった。
「男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳にあることを命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し -
Posted by ブクログ
まさに「読書好きのための小説」だ。
知らなかった作家、聞いたことはあるけど読んだことはない作家、そして自分も大好きな作家の名前が次から次へと飛び出す。
そのどれもが読んでみたくなる。圧倒的に時間が足りない!
そして、この本は「呪い」をかけられてしまった悩める人たちのための小説でもあるのだ。
二人の読書好きの少女が出会ってすぐに親友になる。
二人はお互いに、相手が望んでも絶対に手に入れられないものを持っている。
自分にはないものを求める少女の描写があまりにも秀逸だ。
だが、それは「呪い」なのだ。
冒頭のシーンに魅了されたあとは、著者の圧倒的な書籍に関する知識や複雑に張り巡らされた伏線に翻弄さ