柚木麻子のレビュー一覧
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ネタバレ読み終わって一番に「ホラーじゃん」って思っちゃった。
栞子さんは所謂「サブカルクソ女」なのだと思う。
本が発行されたのが2012年なのでサブカル全盛期だし。キュウソも「サブカル女子」って曲を出してた時代だ。この頃はサブカルチャーが流行ってた。サブとは名ばかりのメインカルチャーだった。
私もサブカルクソ女だった。
「冷たい熱帯魚」とか観たし浅野いにお好きだしベルセルク読んでたしバンド追いかけてた。
楽しかった。楽しいですよ。私は見た目こそサブカル(黒髪ボブヘア伊達メガネ)に寄れなかったけど、でもやっぱサブカルだったと思う。マイナーがかっこいいと思ってた、みたいな。
栞子さんの場合は「詩集を出 -
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ネタバレ栄利子ほどの狂気さはないけれど、相手がどう思うか、ではなく、相手にどう思われるか、という、自分を主軸に置いた人間関係の取り方を私もしていて、栄利子の挙行には自分を見ているようでドキッとする場面がいくつかあった。だから、どちらかというと、翔子よりも栄利子に共感した。あと、やっぱり栄利子は賢い。女同士を戦わせているのは男(社会)だと気付いてる。女の友情は薄いだの、女の職場は怖いだの、そう言って女同士を分断させる。私を含め、女性もだいぶ内面化しちゃってるなあと感じる。作者の柚木さんがダガー賞の候補者としてインタビューを受けたとき、候補作のButterやナイルパーチのような(いわゆるフェミの?)作品は
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女性たちが立ち上がったり、寄り添ったり。見ていてエンパワーされるような物語たちだった。
女性たちが言いたいことを言っている描写はただそれだけで気持ちがよく、だからこそ抑圧を感じていることが当たり前になっていることに気付かされたりもした。
柚木さんの本は「ナイルパーチの女子会」だけ読んだことがあり、あまりに強烈な内容だったため(好きな作品ではある)、「ついでにジェントルメン」はまた全く雰囲気の異なる、明るく元気が出る小説集で驚きもあった。
シスターフッド的なお話が好きなのでとても楽しかったし、
勘違いおじさん、みたいな男性もたびたび登場するものの、出てくる男性の全てが女性の敵として描かれてい -
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読むと前向きになれそうなアッコシリーズ
その第三作にしてラストの今巻。
やはり社会人にとっていいこと書いてあるな〜。
特に新卒に近い社会人にとっては特にいい作品なのではないかな。
アッコさんはとても有能で万能なスーパーレディの様なけれども、裏ではやっぱり普通の人間なんだなと。
そして普通人間代表の様な三智子には、彼女なりの強みとなる特徴がある。
どんな人にも強さと弱さが同居しているし、それをどう扱うか。それを理解するのが大事な事。分かってはいてもそれがなかなか難しい。
アッコさんはそれが得意なんだな。三智子はアッコさんの弟子として大きく伸びたようです。
シリーズ通して読んで、面白かった -
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ネタバレなんか、、具合悪くなった、、、
高校生、大学生、男、女、美女、醜女、、、
登場人物全員の傲慢さと、自分が特別だと思いたい気持ち、誰かを見下して安心する気持ち、そういうのがぎゅうっと凝縮されていて、読んでて具合悪くなって来た、、、
同じストーリーラインの話をそれぞれの登場人物目線で語る話が四篇入ってる。読みやすくてするする読めます、が。具合が悪くなります。あはは。
人それぞれの感情を描くのが上手すぎて、分かるなあ、がありすぎて、自分が恥ずかしくなったり過去を思い出してしんどくなったりします。
一話目の【フォーゲットミー、ノットブルー】 は親が有名人であるが故、自分は特別だと思い込んでいる -
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ネタバレ2025/7/26-27 さくっと読める4つの短編。1話2話はアッコ部長と主人公三智子の話。後半の2話にもアッコ部長と三智子がカメオ出演する。主人公の三智子も野百合も自分に自信を持てない派遣社員の立場だ。最後の話の玲実はゆとり世代の出来ない社員として描かれている。人は無限の可能性があるってことを体現してるような小説なのだ。三智子もとてもアイデアマンで調整上手だし、玲実の発想力はとてもビジネスセンスがある。なんかもっと自分も自由に発想して生きられるんじゃないかなという励ましを得たような気がする。その手をにぎりたいを読み終わってすっかり柚木麻子さんに惹き付けられていたので、見つけて迷わず手に取っ