柚木麻子のレビュー一覧

  • あまからカルテット

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    タイプの違う4人の友情、本当にいいなぁと思わせられる
    誰かがピンチになれば他の3人で助けに行くぞ!みたいな、おせっかいではあるけれどとても愛を感じる
    依存しあっているわけではなく個人としてしっかり立っているところも素敵
    『おせちでカルテット』はこんなにトラブル重なる⁉︎と驚きながらも、結果オーライ、みんな幸せで終わるのよかった

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    2026年03月30日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    一番好きだったのは三篇目。人と人のつながりの美しさをこれでもかと表現されている。新たな命を世に産み出す未来に孤独で立ち向かおうとする語り手。そんな語り手を心配に思ったネットの友人が、近所に住む母を語り手の元へ送り届ける。語り手と同じく一人で娘を育てた彼女からの差し入れやそれと共に添えられたメモも相まって、語り手は感じてた孤独感が、幾つも年上の友人の手によって取り払われる。
    そんな二人の会話や、ネットの友人と新しく出来た友人の親子関係にも確かな繋がりがあり、心が浄化された気分になった。終わり方も好みで、実際の距離が離れていくことで、心の距離の近さがより強調されていたように思えた。

    初めと終わり

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    2026年03月30日
  • けむたい後輩

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    さすが柚木麻子さんだなという、女性特有の感覚が言語化された作品。世界観も人物も魅力的で一気に読んでしまった。
    天才型の真美子と、努力型の美里、そして平凡ゆえに尖っている栞子。それぞれが少しずつ自分の中にいるような気がする(真美子はほぼいないかも)。
    美里7:真美子2.5:栞子0.5くらいで生きるのが良いかも(笑)。

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    2026年03月29日
  • らんたん(新潮文庫)

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    柚木麻子さんの中高の母校、恵泉女学園の創立者河井道を軸に、日本の女子教育の歩みを描いた歴史小説となっています。
    ただし一人の偉人伝ではなく、女性たちの活躍が連なり、群像的な構造です。

    単行本は2021年刊行。
    第一部は文芸誌「きらら」第二部はウェブきらら、第三部は書き下ろしとなります。

    タイトル『らんたん』は、アメリカのキリスト教系学校における灯火の儀式に由来するそうです。灯りを手渡す行為は、教育や信念の継承を象徴。本作における女性たちの連帯、いわゆるシスターフッドの主題と重なります。
    読み始めすぐに NHKの連続テレビ小説でそのまま使えるわと思いましたが 著者も狙ってたみたいですね。

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    2026年03月29日
  • けむたい後輩

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    ネタバレ

    この作者は、女性ならおそらく誰しも一度は感じたことのある独特のモヤモヤを言語化するのが上手いなぁと。

    特に真実子が自分の知らないうちに女になっていたと知った時の美里の焦燥感の描写は、自分だけじゃなかったんだって過去のわたしが勝手に救われた気持ちになった。

    栞子みたいなタイプの女にとっては、美里よりも真実子の方がよっぽどけむたい存在だよなぁ。
    栞子よりも才能があって、素直で、愛情深くて、彼女こそ作中随一のファムファタールなのだろう。

    真実子サイドの心理描写がないので、彼女から見たこの物語をもう一度はじめから読んでみたい!

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    2026年03月27日
  • 王妃の帰還 新装版

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    範子たちの会話が面白かったです。個人的に友情は素晴らしいと伝える感じの小説は好きじゃないのでラストはちょっと、、

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    2026年03月26日
  • 私にふさわしいホテル

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    ネタバレ

    加代子が強い女性すぎた!最初はなんだこの人…と思って全然引き込まれなかったのに、ページめくるごとに自分の夢掴み取っててすごかった。
    自分に向き合うメンタル、いざというときの度胸、野心的な向上心、諸々がパワフルすぎた。
    ありとあらゆる人と険悪な雰囲気になってるのに、最終的に和解?して仲良くなってるの加代子マジック。でも島田かれんとは仲良くならなかったの、積年の恨みを貫いている感じがしてて良かった。

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    2026年03月22日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木さんのドラマ紹介おもしろい!また観たいドラマが増えてしまった…。補足もとてもよかった。一時期日本のドラマを観なくなってしまって海外ドラマばっかりだったけど、最近はまた面白いのが増えてきている!見逃してしまっても、柚木さんが観てくれるから大丈夫。笑
    いつか柚木さん脚本・演出のオリジナルドラマも観てみたい。

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    2026年03月18日
  • 本屋さんのダイアナ

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    まさに「読書好きのための小説」だ。
    知らなかった作家、聞いたことはあるけど読んだことはない作家、そして自分も大好きな作家の名前が次から次へと飛び出す。
    そのどれもが読んでみたくなる。圧倒的に時間が足りない!
    そして、この本は「呪い」をかけられてしまった悩める人たちのための小説でもあるのだ。

    二人の読書好きの少女が出会ってすぐに親友になる。
    二人はお互いに、相手が望んでも絶対に手に入れられないものを持っている。
    自分にはないものを求める少女の描写があまりにも秀逸だ。
    だが、それは「呪い」なのだ。

    冒頭のシーンに魅了されたあとは、著者の圧倒的な書籍に関する知識や複雑に張り巡らされた伏線に翻弄さ

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    2026年03月17日
  • ナイルパーチの女子会

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    ネタバレ

    心えぐられる作品でした。全てにおいて完ぺきなのに女友達が1人もいない栄利子。翔子への執着に、暴走に、私は「1人でもいいじゃない」とはとても言えません。ナイルパーチが生態系を壊したように、栄利子の存在によって翔子の人生も(自業自得ながら)壊されてしまった。とにかく読み進めるのが辛いはずなのに、次へ次へと読む手が止まらずに一気に最後まで読んでしまいました。表紙の軽やかな女性たちの笑顔とは裏腹に内容には狂気ともの悲しさしかありません。著者の女性へのリアルな解像度に惚れ惚れする、すごい作品でした。

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    2026年03月17日
  • ほろよい読書

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    ⌘「ショコラと秘密は彼女に香る」 織守きょうや 
    「初恋ソーダ」 坂井希久子 
    「醸造学科の宇一くん」 額賀澪 
    「定食屋「雑」」 原田ひ香 
    「barきりんぐみ」 柚木麻子
    ⌘双葉文庫

    日本酒を飲みながら読みました。
    個人的にはショコラ〜が好きかなぁ♫
    でもどの物語もサクッと読みやすくて金曜日の夜とか良さそうです!

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    2026年03月16日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    ネタバレ

    全部面白かった!
    いい話も不気味な話ももっとやってやれー!って話も色々あった。

    最初のめんや 評論家おことわり は、もっとラー油を法に反しない範囲でコテンパンにやってやれー!って思いました。ラー油が自死してしまうほどに追い詰めて欲しかった。それくらいラー油は性格ねじ曲がってるし社会にいても害悪すぎ。とにかくもっと復習して欲しかった。なんでみんなあんなに酷いことされたのに優しいの??泣


    未怜さんの話は…自分が即行動人間なのでこういう子いるいると他人事で読みました。言い訳ばかりで行動しない人の気持ちは本当にやりたいことではないんだなー、夢を語るのが好きなだけだと思ってたんだけど…さらに自分の

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    2026年03月15日
  • その手をにぎりたい

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    年齢、世代によって感想はさまざまだと思うが、男女問わずどの世代の人も興味深く読めるのではないかな、、、今の時代と比べて、自分たちの時代と比べて変わったところ変わらないところ、、読んだ人と感想を語り合いたくなるような小説。面白かった!

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    2026年03月15日
  • 王妃の帰還 新装版

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    2年B組の仁義なき戦い
    最下層の範子のグループにクラス一の王妃が
    クラスに予期せね!混乱が!
    覇権争い、裏切り、仲間割れ!
    怒涛の展開は圧巻

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    2026年03月14日
  • らんたん

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    ネタバレ

    歴史をきちんと勉強すればよかった。いや、この作品をより楽しむためにもう一度勉強しようと思えるような一冊。
    今の教育があるのは、だれか一人の功績ではなく国内問わずいろんな人の思いが積み重なった結果なのだと思った。

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    2026年03月12日
  • 王妃の帰還 新装版

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    自分が中学生のころ、こんなに周りを思いやることができて、しっかりした考え方を持っていたかなーという部分。
    中学生らしい浅はかさと、自分の半径5メートルが世界の全てだと思っていた感覚。
    どちらも味わえる作品でした。
    夢物語でもなく、夢がないわけでもない、幸せな結末も良かったです。

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    2026年03月08日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわるアンソロジー。アンソロジーというのは好き嫌いのわかるモノだな。
    定食屋「雑」がお気に入り。私もこんな定食屋のちょい無愛想だけど、余計な気を遣わせないおばさんに憧れる。そして主人公はお酒に詳しいけど、飲み方の許容範囲が狭い女だ。彼女が徐々に変化していくのが気持ちいい。コロッケ美味しそう。
    そしてbarきりんぐみ。保育園のママ達はこんなに仲良しばかりでは無いが…底通してるのは子育てしながら働く大変さを知ってるコトだ。息抜き無しには本当にやっていけない。仕事が大変という人はもちろん居るが、24hワンオペを何年もやるのが子育て。正直記憶がない。こんなきりんぐみでもない限りやってられないよ

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    2026年03月08日
  • ナイルパーチの女子会

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    どの子も不器用で可哀想だけど、関わり合いにはなりたくない。
    こういう人って、いるよね。
    女友達って何か、男女の関係性の脆さとか、
    いろいろ考えさせられた。

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    2026年03月07日
  • 本屋さんのダイアナ

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    ネタバレ

    なんとドラマチックな展開。たくさんの出来事がありたくましく育つ二人の女性。
    気になった点。はっとりけいいちは娘の顔を見て気がつかなかったのか?ティアラとそっくりなのに。

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    2026年03月06日
  • 3時のアッコちゃん

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    3時のアッコちゃんと言う事はおやつを思い出しますが、今回のアッコちゃんは紅茶とお菓子で会議をスムーズに行うための出張サービスちょっと変わったお仕事ですね。今までつまらなかった会議がだんだんと変貌して行くのがいいですね。『メトロのアッコちゃん』はスムージーが明海の心を変えて行くアッコちゃんの活躍が痛快でおもしろくて楽しいです。『シュシュと猪』は猪突猛進な猪とシュシュの変な組み合わせがおもしろいです。『梅田駅アンダーグランド』は行ったことがない梅田の地下の様子がラビリンスのように複雑なのがよくわかりました。

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    2026年03月05日