柚木麻子のレビュー一覧
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アンソロジーでは読んだことはありましたが、長編では初めての柚木麻子さん。また大河小説そのものも初めてでした。
河井道が日本女性に教育を、男女平等に…と強い発信をしてきた女性を、この『らんたん』で初めて知りました。
道が生涯を全うするまで、関東大震災、第二次世界大戦と明治・大正・昭和と激動の年を駆け抜け、今の日本女性が教育を受けられるのも、仕事も男性と一緒に働けるのも、道とその周りにいる女性たちが国と戦い続けてきた証なんだと感銘を受けた。
道の子どもへの教育の仕方は印象深い。各々の意見を持ってて問題ないような『多様性』を重視されていた。ここまで人間を客観的な目線で寛大な心を持ってるのは、令 -
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ネタバレ
もしかしたら星5かも…?くらい、好きな話だった
環境が変わる展開が早くて、もっとこの職場でのアッコさんを読みたかった、残念って思っちゃったけど、
そう思えるほど、愛せるアッコさん、そして周りの人たちもなんだか一生懸命に生きてるのが好き
こういうお話のとき、悩んでる方の人はクヨクヨしすぎてる時があるけど、このお話の中では、悩んでても
前を向こうという意思や意識があるのが、
イライラしなくてよかった〜✨!
その中でアッコさんがらさらに力強く引っ張ってくれる安心感と爽快感がよかった
アッコさんもロボットのようなできすぎる女ではなく、適度に力が抜けているような、こちらも親しみを持てるような、絶 -
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柚木麻子さんの作品をきちんと読んだのは初めて。朝井リョウさんと仲が良くて、講演会で2人でダンスを踊っているというちょっとおかしな前情報のみを持っていました。
今回読んだあまからカルテット。面白かったです。
まず、食べ物が美味しそう。実はこれを読んでいるほとんどの期間、体調を崩して食欲がなかったのですが、読書中は食欲が少し戻ってくるくらいに食べ物を美味しく描いている。
そして女4人組親友の友情が爽やか、かつ濃くて憧れを覚えた。なんでも話せて、助け合える関係性。4人で相思相愛の友情なんて、社会人になったら難しい、ありえないけど、学生時代からの友人だとそんな関係が作れちゃう、不思議。
私にも数少な -
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何かに疲れてたり、しんどくなってたりしてる人に日々の暮らし方を見直すきっかけになるような作品かも?
●ランチのアッコちゃん
三智子と黒川敦子(アッコ)の出会い
失恋で後ろ向きなミチコにキラキラとしたいろいろな外の世界を見せ、以前より前向きになれるような心温まる話
●夜食のアッコちゃん
東京ポトフでアッコさんと共に深夜ワゴンで夜を生きる人たちとの出会いを描く
●夜の大捜査先生
個人的に一番好き
派手な学生時代を送っていたがいつの間にか収まりのいい自分になっていた主人公が、昔の自分と重ねられるようなハマザキという女子高生を追う先生(元担任)との出会いを通じて若い頃のキラキラとした感性を少し取 -
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柚木麻子という作家が、基本年4回、気になるテレビドラマを少なくとも第3話まで見た時点でドラマ評を書く。それを2014年から24年までの10年間雑誌『anan』に連載したものをまとめた本である。
第3話までで、ドラマ評など書けるのか?基本、書けるのである。読み始めて直ぐにわかったのは、彼女は作家である以前に、かなり深いテレビドラマウォッチャーである。いっとき脚本家を目指してドラマ業界で働いていた経歴も関係するが、本書の番外編で明かされる生い立ちも関係して、人生をかけて彼女はテレビドラマを見ている。よって、一つの作品について語ることはなく、必ず過去30年間に渡る様々な名作不作ドラマとの比較がなさ