柚木麻子のレビュー一覧

  • 王妃の帰還 新装版

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    女子中学生のとあるクラス
    グループによるカーストに右往左往する少女たち

    家にお金があるとか、見た目が美しいかとか大人たちの決めた基準に子供は振り回される、、みたいな文言があったけど、1番容姿で人を判断してるのは主人公じゃないの?とモヤモヤした

    ここまでのカースト制度があるクラスも珍しいなとは思ったけど楽しく読ませて頂きました

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    2026年10月05日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    夢中になって何でもキラキラして見えるときと、それが冷めてしまうときとの落差が切ない。真央視点もミャーコ視点も舞視点も同じ。山戸四葉は何度もそうやって大切にしてきた人たちに離れられてしまってなんて悲しいんだろうと思ってしまった。みんなどこか心のうちは薄情だし。でもたしかに四葉さんは最後まで愛されていた。
    ずっと決して綺麗事ではなくて、「失敗」を何人もの女たちが紡いでいった結果、誰かが救われる「瞬間」がある。ひとの人生丸ごと救うなんてそうそうできないけど、まっすぐな生き方が近くにいる誰かの心を温めるってことがあるんだろうなと思った。

    【下の世代が自分よりさらにひどい苦境に立たされているのを見ると、腹の底から湧いてくる感情は、憐れみではない。この国への怒りなのだ。】
    帯の言葉すごいなあ。現実とぴったりリンクするわけでないけど、どこか社会への諦観が滲み出ている。暗くて辛い日本社会への嘆きも感じる。でもきっとエールなんだろうな。この社会で苦しくても生きなきゃいけない我々に、地に足ついた励まし方をしてくれている気がする。


    どうしようもないミャーコの魅力が、真央の言葉でわかってしまうようなところがある。いいなあ。年齢も育ちも関係ない、歯に衣着せぬ話せるこういう親友がいたらいいんだろうな。
    -ミャーコさんが消えたら、まったく評価されていないような映画や本の話をする人が周囲から完全に消えてしまう。寂しい、と正直に打ち明けてくれる人がいなくなる。おおっぴらに誰かを好きになっては、しつこくしすぎて嫌われてしまう人もいなくなる。自らの失敗をあっさり認める人もいなくなる。こんな風に、朝からは想像もつかなかった、真っ暗なだけの景色にひとりで魅入る経験もできなくなる。

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    2026年10月04日
  • BUTTER

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    普段から読書するタイプではないので初めてこの厚さの本に手を出しましたがそれでもほぼ一気読みできました。
    読み始めてすぐに「これはあの事件がモデルか…?」と思いながらバターの世界に引き込まれていきました。

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    2026年10月02日
  • ナイルパーチの女子会

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    友達のすべてに共感したり分かりあおう、分かり合いたいと思う気持ち、あったな。大人になると自然とその気持ちが薄れて、友達関係も薄くなっていくような。でも理由はなく離れがたい友達だけが関係続いていて、本当に有難いと感じた。
    学生時代、流行全般にあんまり興味持てなくて、でも周りの友達に合わせたくて(興味がない自分って変なんだと思っていて)流行曲を聞いたり、アイドルグループのメンバーを調べてみたりしてたことを思い出した。そんなことをしなくていいやって思えてから楽になったんだよな

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    2026年10月01日
  • その手をにぎりたい

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    「本当に美味しいものはたった一人で集中して味わいたい」、渡仏前のフランス語の授業で先生に、なぜ一人で食事に行くのかと聞かれた時に答えたことと殆ど一致していたし、私の場合寿司ではないけど、大好きなパフェ屋も間も無くシェフが辞めてしまう奥渋のビストロも、カウンターを挟んで座るあの時間が好きだったんだよなと、青子は私だなと思いながら完走した。ほぼ官能小説。

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    2026年10月01日
  • 終点のあの子

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    個性的で父親は有名カメラマンの少女はなぜか男子にモテて自分には人とちがう魅力があると人を見下す

    そんな個性的な少女に憧れる少女が妬みからイジメを画策する

    クラスで1番キレイでヒエラルキートップの少女はクラスの人の目を気にしながらオタク女子と楽しい時間を過ごす

    自分は特別できっとすごい人間なんだって思えるのは思春期なのかな?まだ失敗をしていないからなのかな?社会経験が少ないからかな?

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    2026年10月01日
  • BUTTER

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    すごく感想が書きづらいというかこれまで読んだことがない作品というのは確かだけど、「既存の女性像に対する反抗」とか「世間の一面しかみない浅はかさの奥にある真実」とか「つながりの再生?」とか、なんかそれっぽい言葉でタイトル付はできない作品で、不思議と引き込まれていく感覚があった。
    文量は少しあったけど引き込まれて次へ次へと読んでた。

    どんな作品なの?って聞かれると困るな…上手く言語化できない感じがある…何回か読んでもっとわかる作品なのかなと思った。
    ご飯の描写、丁寧で美味しそうだった。

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    2026年09月30日
  • ナイルパーチの女子会

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    ナイルパーチにばかり興味がもっていかれてしまい、作品内で紹介されるダーウィン事変はかなりおもしろかった

    感情移入が難しい2人だった

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    2026年09月29日
  • BUTTER

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    この本を読んで、私は「自分をちゃんと満たしているだろうか」と真っ先に考えた。
    食事の描写はおいしそうで、読んでいるとお腹がすく。でも、食べることは単に空腹を満たすだけでなく、自分の欲望を認められるかという問いにもつながっていた。女性たちに向けられる「こうあるべき」という視線は、男性の私には同じようには分からない。一方で、欲望を否定しない梶井に男性たちが惹かれる気持ちは少し分かる。私も人目や理想ばかりを気にせず、何が自分を満たすのかを知り、自分自身を大切にしたいと思った。

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    2026年09月28日
  • あまからカルテット

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    四人はどんなチャンスもピンチもお互いの力を合わせて乗り越えてきた。そんな姿に私も友達を助けてあげたくなった。
    私自身、地元を離れ、高校時代に心を交わしてきた親友達とも簡単には会えなくなってしまった。そのことをどこか不安にも感じていたし、大学で知り合ったまだ付き合いの浅い友達だけだと、ふと怖くなる瞬間がある。
    でもこの本を読んで、中・高と厳しく鍛錬された友情はこんなことでは途切れないと自信を持つことができた。それに私は、予定があっても時間を作って会いにいくし、そのパワーをお互い持っていると信じてる。あー、私の自慢の親友達に会いたいなぁ〜

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    2026年09月28日
  • BUTTER

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    食べることや人との関わりを通して、人間の欲望や価値観について考えさせられる作品だった。事件を追う話でありながら、単純なミステリーではなく、登場人物の心理が丁寧に描かれているのが印象的。食べ物の描写もリアルで、読んでいると無性に何か食べたくなる。重いテーマではあるが、考えさせられるところも多かった。

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    2026年09月27日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    美味しい食事の描写がなければ辛く、読み切れなかったかも。
    バターをのせた炊き立てご飯は、この本を読んだ人のほとんどがする事だろう。
    「この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。こうしている今も基準は上がり続け、評価はどんどん尖鋭化する」の一文でこの国の女性達と頭が上がらなくなるほど頷きあいたい。

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    2026年09月27日
  • BUTTER

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    ネタバレ

    食に無頓着で生活に遊びが無い仕事人間の主人公が、容疑者 梶井真奈子の取材を通して欲望に耽る快楽を知っていく。
    その過程で、それまで当然に感じていた世間の価値観に疑問を抱くようになる。
    傷つきながらも成長していく、1人の人間の内面を見事に描いた作品。


    作品全体を通じて、心理描写がとことん腑に落ちる作品だった。こちらから寄り添ったり理解しようとせずとも、自然に浸透してくる感じ。
    話の展開も自然でありながら動きがしっかりあるので、読者を離さない。


    あと、亮介さんが可哀想だった…。
    奔放な玲子に振り回されていて、普通ならもっと揉めていてもおかしくない。

    でも、その「普通」や「常識」という他人が決めた価値観から解き放たれた「個人」にフォーカスを当てた作品でもあると思うので、
    この読者の心の動きも著者の狙い通りなのかもしれない。

    終盤の主人公の独白にもあるように、
    他人のレシピ(考え方、価値観)を取り込んで自分流に味付けすることが、
    個人として生きていくための1つの方法なのかもしれない。



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    2026年09月27日
  • 本屋さんのダイアナ

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    大学生になった彩子の話が苦しくて仕方なかった。
    「誰も教えてくれなかった」その通りだ…
    男女問わず、親になる人に読んでほしい。男女問わず、中高生に読んでほしい作品でした。

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    2026年09月26日
  • 名作なんか、こわくない

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    柚木麻子さんは、名作と呼ばれる本をどんなふうに読んできたんだろう?
    それが知りたくて手に取った一冊。

    フランス、日本、イギリス、アメリカ文学と、ずらりと並ぶ名作たち。読んだことのある本は、そんな見方もあるのかと面白く、そして、未読の本は更に興味がわく。読書案内を読むと、読みたい本がさらに増える。本好きの積読はこうして育っていくのですね。

    なかでも読み返したくなったのが、宇野千代の『おはん』

    ちょうど来週から始まる朝ドラ『ブラッサム』は宇野千代がモデル。宇野千代と親交のあった文豪たちも登場するそうで、芥川龍之介や梶井基次郎をモデルにした人物もいるとか。となれば個人的には、ぜひ谷崎潤一郎もお願いします。

    そして本書の中で、気になったのが、宇野千代の「極道すきやき」。牛肉を生卵とブランデーにからめて焼くという、名前からしてただ者ではない一品。これは、ここぞという時に作ってみたい!

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    2026年09月26日
  • BUTTER

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    私にとってはサクサクっと読める本ではなかったです。
    美味しいご飯を食べているシーンと美味しくないご飯を食べているシーンの文章の差がすごくて、さすがのセンスだと思いました。
    〇〇キャンセル界隈が増えているこの時代に読めて良かったなと感じます!
    食べることが大好きな私ですが、バター醤油ご飯はやったことないのでButterを読み終わったよ記念に食べてみようと思います!もちろんマーガリンではなくバターで!!!!笑

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    2026年09月26日
  • BUTTER

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    今日はエシレのバター買って帰ろうと思った。
    周りの視線も気にせず好きな体型で生きたい、好きな価値観で生きたいな

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    2026年09月25日
  • BUTTER

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    主人公が梶井に翻弄されながらも過去のトラウマや今の人間関係の悩みと向き合っていく。
    ちびくろさんぼやバターを用いた隠喩、料理の表現など、文章が上手だなあと思いながら読んでいました。

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    2026年09月25日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコさんはどこにいってもアッコさんだ、そう思わせるエンディングが良き。
    「祭りとアッコちゃん」はストーリーに合わせた季節を持ってきてる感じがして、それも良かった。

    好みなのは「アンチ・アッコちゃん」
    温子は好きになれないが、自分の短所と折り合いをつけるってきっとこういうことなんだな、と思った。

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    2026年09月24日
  • 私にふさわしいホテル

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    大好きな柚木麻子さん作品。
    女性目線での書きっぷりで安心して読める本。
    読み進めるうちに破天荒な主人公の才能が引き出されてって次はどんなことが起きるか楽しみに読み進めてしまう本

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    2026年09月23日