柚木麻子のレビュー一覧

  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    独身のわたしにとっては、ひとつの未来を見ているみたいで(欲が出すぎじゃない?な場面は多々あったけど)

    この苦々しい場面でこの気持ちになるんだなぁ、と俯瞰しつつも、一旦記憶に残しておいた

    なかなかこの目線で描いてくれる小説はないと思うので、救われる人もいるのでは

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    2026年08月06日
  • ランチのアッコちゃん

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    今だとグレーゾーン、になりそうなアッコ部長、実に良い!1話めがおもしろかったけど、後半はちょっと失速…。それでもシリーズとして興味持ったので、続きも読んでみたい。

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    2026年08月05日
  • オール・ノット

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    2026.48

    小説は時代をうつすと聞いたことがあるけど
    この作品を読んで本当にそうだなと思った
    過去であり現在であり未来だった

    第5章の散りばめられた言葉たちが
    小さな炎のように見えた

    いいなあ、今読んで良かったなあ


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    P75 「私、怖いんですよ、もし、動けなくなったら、私どうなるんだろう」
    P155 「大丈夫だよ。オール・ノットの真珠にすれば。あんたみたいながさつな子も。これは絶対に切れない、そういうつなぎ方をしているんだよ」〜「え、オール・ノットって、全部ダメだって意味じゃなかったつけ?」「それはall not だよ。このつなぎ方はall knot ね。あとall

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    2026年08月04日
  • あまからカルテット

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    女子校出身の仲良し4人組が大人ならではの悩みにぶつかりつつも、支え助け合いながら解決していく連作短編集。それぞれを主人公にした4篇+全員の話が一つになった1篇から構成され、各篇で食べ物が鍵となり物語が展開していく。その食べ物の描写は特別詳細に描き込まれているというわけではないのに、登場人物の心理や状況と結び付くととてつもなく美味しそうに思ったり、ほろ苦く感じたり。単に4人一緒が最強!ではなく、時には1人でも大丈夫!そんな4人が最高!という幕引きが、綺麗事すぎず地に足ついていていいなと思った。

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    2026年08月01日
  • らんたん(新潮文庫)

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    恵泉女学園創立者の河井道を主人公に、明治期以降、日本の女性の地位向上に奮闘した人々を描く大河小説。

    明治期、まだ女性は「家」に従属するものであり、独立した「個」とは見做されていなかった。
    個人の夢なんかより「奥様」になり子をなすことを要請する日本社会に抗い、女子の自立を目指した津田梅子が主宰した女子英学塾。
    そこから、主人公の河井道をはじめ多くの女性が、日本の女性の地位向上のために立ち上がっていく。
    新渡戸稲造、津田梅子に始まって、平塚らいてうや山川菊栄、市川房枝…などなど、歴史で習った有名人が出るわ出るわ。
    こんなにも多くの人たちが、それぞれにできるやり方で世の中を変えようと奮闘してきたの

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    2026年07月29日
  • オール・ノット

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    奨学金で勉強を続ける家族との縁が薄い真央
    バイト先での出会いがこの先の道を開けるか
    それぞれの来た道と行く道が近づいたり離れたりする
    ほんの少しの絆でも未来を照らすと信じていたい

    オール・ノット all knot
    真珠でネックレスを作る時の糸の通し方
    糸が切れた時一気にバラバラにならない結び方

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    2026年07月29日
  • らんたん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    津田梅子から戦後まで、連綿と続くシスターフッドの物語。

    メインは、恵泉女学園の創始者、河井道と教え子の一色ゆり。
    解説は村岡恵里で、もしやと思ったら村岡花子の義理の孫だった。

    明治~昭和まで、活躍した女性たちがたくさん登場するが、みんなそれぞれに考えがあり、決して一枚岩ではない。
    それでも、女性の地位向上のためにゆる~く連帯する様子がシスターフッドなのか。

    しかし、登場する男性は総じてクズばかり。
    まともな男が、ゆりの夫の一色乕児しかいない。
    あ、新渡戸稲造も良い男に描かれていた。
    有島武郎に至っては、相当ひどい書かれようである。

    その有島が、道の心の闇を照らす亡霊として、死後も登場し

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    2026年07月26日
  • 幹事のアッコちゃん

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    ネタバレ

    あっこちゃんシリーズ読みました。
    あっこちゃんの人柄とか今回は幹事の話なので、飲み会のあり方だとか人との付き合い方、距離の取り方みたいなものを学ぶことができました。
    本当はもうちょっとエンタメ要素で皆さん手に取ると思うんですけど、私にとってはなんかバイブルみたいな感じになっています。
    もうちょっとこのシリーズを読んでみたいなぁと思うんですけど、それは無理ですか?

    あっこちゃんは歌が下手なんですね。ふふふ。

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    2026年07月25日
  • 奥様はクレイジーフルーツ

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    既婚者のままならない性欲。2人でやるなら2人のタイミングも環境もあるからむずかしい。
    快感、温もり、やすらぎ、コミュニケーション、承認、妊娠…
    セックスに求めるものもいろいろあるし。求める強さも人それぞれだからなあ。

    求めるものが妊娠出産の場合、身体のタイムリミットがあるから、産婦人科にはやめに相談したほうがいいかも。

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    2026年07月18日
  • オール・ノット

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    分厚くもない一冊の小説に、すごい濃度でいろんな人の人生が詰まっていて、すごい文才だ……と単純に思った。
    butterの時も思ったけど、本当に食事をうっとり素敵に描写するのがお得意な方です。

    小説は、気持ちの良い正義感でした。
    親ガチャ、国ガチャ、産まれもった容姿だったり色んな運不運があるけれど、若者を救う優しさを忘れない社会の一員でありたいです。
    最後まで真央と四葉さんが再会しないのが良かったです。オールノットは解けないからね

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    2026年07月16日
  • ついでにジェントルメン

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    短編小説集
    全編共通したテーマとしては、女性の自立でしょうか
    まぁ、例外的な作もあるけれども

    大体は柚木麻子さんのいつも通りのテイストなシスターフッドの物語


    ・Come Come Kan!!
    新人賞を受賞したものの、次作について編集者からダメ出しされ続けて、掲載されない新人作家の覚子
    そんな彼女は打ち合わせが行われていた文藝春秋のサロンにある菊池寛の像に話しかけられる
    そこで語られる菊池寛の思いとアドバイス

    文藝春秋は菊池寛が始めた会社だとか、芥川賞と直木賞は菊池寛が始めたとか、サロンも昔ながらの文豪同士の交流の場として作られたとかの情報は知ってる

    「オール讀物」も、どんな人でも発言

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    2026年07月16日
  • ランチのアッコちゃん

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    暖かくて読みやすかった!少し展開が早かったけどコロコロと視点が変わって面白かった。アッコさんみたいな人は現実ではみたことがないがそんなタフで仕事も出来て、人望もある人いるんだろうか?あんまり想像がつかなかった。最後のれみのビアガーデンは適材適所て本当にその通りだなーと思った

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    2026年07月14日
  • その手をにぎりたい

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    バブル期を駆け抜けた女性の話。
    私が入社した3年前には、バブルは終焉していたので、先輩から聞いた話で羨ましく思っていたことを思い出し、懐かしさに浸った。
    バブル崩壊後だったけれど、一般職採用。
    四大卒より短大卒の方が、就職しやすかった時代だ。

    高級鮨店の職人に恋をしてしまった青子。
    この鮨店に通うために、仕事を頑張った。
    私なら、起業を手伝ってジョインさせて貰うけどな〜。
    続き(その後の主人公の人生)が気になる作品だった。

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    2026年07月14日
  • ナイルパーチの女子会

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    栄利子にも翔子にも共感できる部分があって、不思議だった。どんな環境下で生きても、考えようで人間関係は良くも悪くもなるんだと思った。
    近ずき過ぎず、相手に真っ直ぐになり過ぎず、よかった瞬間を切り取って保存するくらいがちょうどいいのかもしれない。
    そもそもいつでも会えて、なんでも話せる友達という枠組みを作るから焦りや不安が起きるのかもと思った。栄利子がタンザニアで出会った赤城さんだって、同じ考えを共有した同士で、栄利子をわざわざ心配するくらいの仲ではある。
    それで十分だったのかもしれない。

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    2026年07月14日
  • マジカルグランマ

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    75歳の正子が、炎上や再就職、メルカリ、家族や旧友との再会など、現代社会の出来事に真正面から向き合っていく物語。

    読み始めは『ランチのアッコちゃん』シリーズのような軽やかさを予想していたけれど、実際には「今の時代をどう生きるか」というテーマを、ユーモアを交えながら描いた作品だった。

    『風と共に去りぬ』を巡る価値観の変化や、「過去にこだわろうにも、未来がない」という言葉など、考えさせられる場面も多い。

    一方で、メルカリや遺品整理といった身近な題材は共感しやすく、柚木麻子さんらしい食べ物の描写も健在だった。

    少し都合よく物事が進みすぎると感じる部分はあったものの、それも正子自身の行動力があ

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    2026年07月14日
  • その手をにぎりたい

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    主人公の生き方、私は多分耐えられない。時代の問題もあるんだろうけど。
    だけど、1人でお鮨屋さんに通い続けるために必死に働き、お鮨屋さんに通い続ける、という行動がかっこいいと思った。
    私も、職人や店員に恋愛感情は抱かくても、どこか通い続けられる、お店を見つけたい。

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    2026年07月12日
  • 残業バケーション/運命の人はどこですか?

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    六篇の「運命の人」がテーマの短編集。どれも面白かった。
    六篇の順番も絶妙で、最初と最後で上手に包まれてる感じがする。それぞれの作家さんの作品をまた探して読んでみよう。

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    2026年07月10日
  • その手をにぎりたい

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    面白かった。
    バブルの時代はまだ子どもだった。ただ父の給料が上がって、ボーナスが良かっただけしか恩恵を受けていない。
    昔、十年愛というドラマがあった。
    十年愛は、プラトニックから結ばれる。

    結婚と恋愛は違うんだな。

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    2026年07月09日
  • BUTTER

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    「どんな女だって自分を許していいし、大切にされることを要求して構わないはずなのに、たったそれだけのことが、本当に難しい世の中だ。」

    海外でも高い評価を受けた話題作。
    「こうあるべき」という枠に縛られず、誰もが自分らしい生き方を選べたらいい、という理想を語るだけではなく、本当にそうした生き方を選べる社会になっているの?という視点が根底にあるように感じた。
    普段目には映りにくい、社会の歪みの結晶のようなカジマナ。
    こうしたテーマを真正面から描き、それについて多くの人が議論する場を生み出したこと自体に、大きな意味があったのかもしれない。

    個人的には、人間関係そのものの機微や駆け引きに焦点を当てた

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    2026年08月13日
  • 私にふさわしいホテル

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    ぐんぐん読めた!実在する作家さんも登場しているので、現実感があるし、主人公の情熱や野望・怒り・復讐などの濃い感情がグングン迫ってくる感じに引き込まれる。東十条との関係も、遠藤先輩との関係もすごくいい。友情とか愛情とかの一言では表せない関係。

    有森光来さんはどうなったのかだけ気になる。

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    2026年07月07日