柚木麻子のレビュー一覧
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一回失敗したらアウト、親ガチャで人生が決まる――そんなふうに思われがちな日本社会で、「いや違う」とこの作品は語りかけてくる。まだ遅くない、選べる。失敗してもいい、傷ついてもいい。それでも、自分の人生を他人任せにはしない。これは、そんなふうに生きようとする女性たちの物語だった。
人生は理不尽で、心に傷を負ったり、後悔や諦めを抱えながら生きている人もいる。「もう無理」と思っていた登場人物たちは、人との出会いやふとした衝動をきっかけに、少しずつ変わっていく。
ここでのテーマは、失ったものがあっても別の何かを手にしながら生きていけるという事だと思う。それはさまざまな人間関係の結び目(knot)がつ -
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チャプターズブックストアの森本さんがおすすめしていて、ずっと気になっていた一冊。
GOATカバーで見つけて購入しました。
80年代〜90年代初頭のバブル期。
25歳の青子は、会社を辞め東京から実家のある栃木に引っ越そうとする。
会社の上司に連れて行かれた銀座の鮨屋が、青子の運命を変える。
自分の稼いだ金で、鮨屋に通う。
バブルだと、ちょっと前に桐野夏生さんの「真珠とダイヤモンド」を読んだのを思い出しました。
当時は証券と不動産なんですね。
一人で稼いで生きてる人、
一人が楽で良いと思ってるけど、
このまま老後までいけるか不安な人、
すなわち私ですが(苦笑)、
読み進めずにはいられない一冊 -
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ネタバレ聞いたことあるタイトルでなんとなく気になっていたけれどなかなか手に取らなかった本。子どもの時に読むといいっておすすめされていたなぁと思いながら今回読みました。
一本の映画を観ているような小説だったなぁとまず第一に思いました。重すぎず、でも読み終わった後にしっかり心に横たわるものがあるなぁと。ダブルヒロインだけどどちらかに偏ることもなく、境遇が全く違う2人だけど、読んでいて2人に共感できる要素が自分にもあるなぁと思いました。小学生の頃〜大学までの、多感で脆くて不安定で尖っている部分をものすごく上手に書き表していると思う。学生の時に読むのがおすすめされているみたいだけど、大人になって読んでも -
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マジカルグランマ(理想のおばあちゃん)なんて居るのかな?生きて来た時間の長さや濃さにより人それぞれかと思っています。75歳ならもう就活を考える歳だと思うけど夫の死をきっかけにドンドン生活が危うくなる。お金が必要な状況になった正子は周りを巻き込みながらマジカルグランマ像をぶち壊す。そして正子の良い所は息子のカミングアウトも素直に受け入れてしまう所は凄いなぁと思ったし杏奈の事も結局は受け入れ心配迄するお人好しな所、私は好きだなぁ。圧倒的にドタバタなんだけど本当に怖いのは「こうあるべき」という価値観に自分を当てはめてしまう事。けれども正子は自分と似たような立場の誰かと助け合う事で抗う事が出来ると考え
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ネタバレフェミニズムに関するようなお話を読んだ時には、とりあえず男性嫌いの傾向が強まってしまうのを辞めたいと思う。傾向が強まっている時ほど、閉店間際にいつまでも居座るおっちゃん。そのおっちゃんが手をズボンの中に入れているところを見てしまったときの嫌悪感たるや(おしり側で良かったね、じゃあすまないんだよな)。
つまり、「男性」嫌いと、「女性蔑視を続けてきた社会」嫌いがごっちゃになってしまうのである。
「幸せそうな女性を殺したかった」なんて事件が現実で起きてしまうのなら、常につまらなさそうな顔で生きてみようかななんて思う。
でも幸せに生きていきたいし、お父さんや彼氏はおっちゃんや殺人犯のようにはならな