柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2017年既読。木嶋佳苗事件、女性犯罪者に女性記者が取材し境界線が無くなっていく。頂き女子りりこちゃんが、この作品の構造に似てるかも。同性だからか読んでいてこっちがハラハラする。カジマナとの面会を取り付けるため同じ料理を食べ味わいそれを伝える、自身の体重が10kg増えた事で町田は母に刷り込まれた価値観に疑問を持つ、親友は両親を反面教師にして結婚生活を営んでいたのに夫は両親と同じ考えの持ち主だった、と話はどんどん広がる。女なら、と言ってはいけない時代なのは理解できるが育った過程で学んだ価値観をアップデートできていない自分に嫌気がさす。
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Posted by ブクログ
ハア〜〜〜〜〜〜壮絶だった。
ひょっとすると下手なホラーより怖いかもしれないよ、これ。
読み進める手が止まらなかった。
柚木麻子さんの作品を読むのは三作目で、
毎回、呼吸もままならぬほど、のめり込んで読んでいる気がする。
生活のために本を閉じる瞬間はあるのだけれど、
物語が完結するまで、ずっと息苦しい感覚が消えなかった。
この作品に出会えてよかったと思う。
紛れもなく女同士の、女友達の話なんだけど
そこだけにとらわれてないのが見事だよね。
ちょこちょこ出てくる男性キャラクターがみんないい味を出してる。
どいつもこいつも気持ち悪い。
「どこまで続くの、この地獄」と逃げ出したくなるぐらい展開 -
Posted by ブクログ
ネタバレ女子校に所属する高校生の、友人関係のカースト制による圧迫感、憧れや嫉妬及び自身のプライドに葛藤する様子を描いた物語。短編集で、それぞれ主人公が異なり、読者も少なくとも1人は共感する子はいるだろう。無論、私は全員に共感した。
この本を読んで感じたことは、全編共通して「透明感」だった。皆透き通っている魅力があった。
もちろん1つ目の物語は、親友をいじめるまでの主人公の過程の物語で、結果として親友は不登校になり、主人公は悪事が周知にばれて追放されひとりぼっちになるという、悲しい結末となった。しかし、親友に対し友情はありつつも苛立ちも両立し、また主人公の憧れの人を奪われるという嫉妬などの感情の果てし -
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自身も私立女子中高出身であったこともあり、女子教育に奔走した恵泉創立者の物語に興味があって読みました。
今当たり前とされている女性の教育を受ける権利や参政権、社会進出はこの時代の方々のおかげであると、感謝の思いが溢れた。史実を元にしたフィクションなので、現実はこれよりも大変だっただろうな…と思いを馳せました。
戦禍でも学校運営(教育)を途絶えさせてはいけない、次の世代は今の世代より必ず優れている、という道先生の言葉が印象に残り、母や娘にも読ませたい作品となりました。
(柚木麻子さんの作品を初めて読んだけど、内容のせいもあってか同じような話・エピソードが人を変えて何度も繰り返されるな〜とも -
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栄利子は最後までヤバい奴だし全く共感できないんだけど、それでも人並みに人間関係を作れるようになりたくて必死にもがいてるところは応援したくなる。
終盤までどんよりするような展開が続くけど、ラストは、これといった救済も大きな変化もないけれど、それでも静かに栄利子も翔子もほんの少し前に進むことができてちょっと希望が見える終わり方でよかった。
Butterとこれの2冊しか読んでないけど、カジマナや栄利子みたいな常識から外れたキャラクターは、全く理解の及ぼないモンスターとして描けばそれでも話としては成立すると思うのだけど、しっかり内面や思考を描いて、共感はできないけどこいつはこういう人間なんだな、と -
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女あるあるが沢山散りばめられていて、とても面白かった!!最後以外は。結末が案外あっさりしていた印象。
女のギスギスを直に感じた。あぁめんどくさいなこんな友達いたら、と素直に思ってしまった。
絶対江里子なんかと友達になりたくない。反対に私は翔子に「共感」していた。ぜひ友達になりたいと思った。
しかし、友達ってどこの基準からできるのだろうか?言われてみれば、「共感」からご飯に行ったり、お出かけ行くようになったりしたのかな。友達ができない、ってなんだろうと思った私はおめでた、なのかもしれない。だけど、読んでいたらなんとなくわかる。2人に足りていないものが何か。
ナイルパーチ、あんまり関係ないと思 -
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面白かった!
なんだかノリスケ達がえらい大人に思える時もあれば、しっかり中学生の思考で安心した。
こんな露骨ではなかったがどの学校にもカーストはあるんだなぁと思った。
スーさんのおっとりしてるのに芯がまっすぐなところがすごい好きだった。
王妃のことも、こんなワガママすぎてやばいと最初は思ったが、中学生で可愛いかったらもう世の中の全てを手に入れたと思っちゃうよな…と思ったり、大人になった今はまぁ仕方ないのかなと思うが、当事者たちにとっては世界の全てで、もがかないといけないことなんだなと思った。
ノリスケの最後の怒りはもっともだったが、なんだか王妃の行動に拍子抜けした。
その行動できるなら、も -
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菫と光晴の出会いは唐突だった。東京は暗渠が多いのはブラタモリを見て知っていたけどその理由が東京オリンピック前に街の景観を整える為にたくさんの川を暗渠にしたと言う事だ。目から鱗だった。
この足の下には隠れた水の流れがある。18歳の春人生で最初にそれを菫に教えたのは光晴だった。しかし22歳のあの夏一緒にいてもこんなに惨めで菫が菫である事を忘れさせ、いたたまれない気持ちにさせる男とはもう会うべきではないと決死の覚悟で断ち切った。凄い決断だと思った。次の日からの生活を想像するだけで自分には絶対できない。
暗渠の下を流れる淀んだ汚い川でも心がけ次第で時間は掛かるが自然の持つ力がいつか浄化してくれたのでは