柚木麻子のレビュー一覧

  • らんたん(新潮文庫)

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    アンソロジーでは読んだことはありましたが、長編では初めての柚木麻子さん。また大河小説そのものも初めてでした。

    河井道が日本女性に教育を、男女平等に…と強い発信をしてきた女性を、この『らんたん』で初めて知りました。

    道が生涯を全うするまで、関東大震災、第二次世界大戦と明治・大正・昭和と激動の年を駆け抜け、今の日本女性が教育を受けられるのも、仕事も男性と一緒に働けるのも、道とその周りにいる女性たちが国と戦い続けてきた証なんだと感銘を受けた。

    道の子どもへの教育の仕方は印象深い。各々の意見を持ってて問題ないような『多様性』を重視されていた。ここまで人間を客観的な目線で寛大な心を持ってるのは、令

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    2025年12月08日
  • ナイルパーチの女子会

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    人間の弱い部分てんこ盛りの物語。
    でも誰にでもダメな自分というのを持っているだろうから、自分に照らし合わせて苦しい気持ちになる本。でもどんどん読み進めちゃう本。

    私も友達は少ない。
    栄利子や翔子のような人間になってもおかしくない。でも結局生きていかなきゃいけないからな、と思わせてくれた本。

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    2025年12月06日
  • ほろよい読書

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    どの短編もすてきでしたが、今日の気分イチオシは、額賀澪さんの「醸造学科の宇一くん」。日本酒エピソードなのに、18歳が主人公でピュアな気持ちに。原田ひ香さんの「定食屋『雑』」は単行本を持っていて既読でした。柚木麻子さんの作品を読むのは久しぶりでしたが、彼女の作品を読み漁るほどハマっていた時期があっただけあって、安定感とスパイスがステキでした。連休最終夜、おうちカクテルしちゃおうかな。

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    2025年12月04日
  • 注文の多い料理小説集

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    お料理にまつわる短編集。そしてアンソロジー。
    どれも味があって面白かった。
    エルゴと不倫鮨、夏も近づくが特に面白かったです。

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    2025年12月03日
  • 終点のあの子

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    連作短編。お嬢様が通う前提の学校だからバイトをしてはいけないらしいけれど、実際は富裕層ばかりでもなさそうで心配になった。
    働いて褒められるどころか停学になる世界の話。
    バイトをした生徒を指しての先生の言葉もお嬢様学校の戯言感がある。

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    2025年11月30日
  • とりあえずお湯わかせ

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    24年4月29日に読んでから再読。コロナに書かれた日記や作品をコロナ以降に読むとまた新しい発見が見えてくる。
    みんなコロナを生き延びたんだなと勇気も湧く。

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    2025年11月30日
  • 幹事のアッコちゃん

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    ネタバレ

    2025/11/19
    久しぶりで前までどんなんだったか覚えてないけど、アッコちゃんが超人ではないんだなって話だった。
    まあ超人なんやけど、なんでも計算ずくでうまくやってる人ではないんだなという。
    続けて読んだら感慨深かったやろうなと。

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    2025年11月30日
  • ランチのアッコちゃん

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    ネタバレ


    もしかしたら星5かも…?くらい、好きな話だった
    環境が変わる展開が早くて、もっとこの職場でのアッコさんを読みたかった、残念って思っちゃったけど、
    そう思えるほど、愛せるアッコさん、そして周りの人たちもなんだか一生懸命に生きてるのが好き

    こういうお話のとき、悩んでる方の人はクヨクヨしすぎてる時があるけど、このお話の中では、悩んでても
    前を向こうという意思や意識があるのが、
    イライラしなくてよかった〜✨!

    その中でアッコさんがらさらに力強く引っ張ってくれる安心感と爽快感がよかった

    アッコさんもロボットのようなできすぎる女ではなく、適度に力が抜けているような、こちらも親しみを持てるような、絶

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    2025年11月30日
  • あまからカルテット

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    柚木麻子さんの作品をきちんと読んだのは初めて。朝井リョウさんと仲が良くて、講演会で2人でダンスを踊っているというちょっとおかしな前情報のみを持っていました。
    今回読んだあまからカルテット。面白かったです。
    まず、食べ物が美味しそう。実はこれを読んでいるほとんどの期間、体調を崩して食欲がなかったのですが、読書中は食欲が少し戻ってくるくらいに食べ物を美味しく描いている。
    そして女4人組親友の友情が爽やか、かつ濃くて憧れを覚えた。なんでも話せて、助け合える関係性。4人で相思相愛の友情なんて、社会人になったら難しい、ありえないけど、学生時代からの友人だとそんな関係が作れちゃう、不思議。

    私にも数少な

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    2025年11月28日
  • 注文の多い料理小説集

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    食べ物や食事にまつわる短編のアンソロジー 読後感はすっきりとして続きを読みたいと思うものから、うーんなんだかモンヤリ⋯というものまで様々。 季節の移ろいを感じられる「夏も近づく」と、形を変えてもパンへの情熱を持ち続けた人生の途中を描いた「どっしりふわふわ」が好み。

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    2025年11月28日
  • ナイルパーチの女子会

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    栄利子が怖いなと思いつつ、いい子ちゃんを演じるところとか相手の様子を伺うところとか友達が多い人を羨ましいと思うところとか…自分に重ねられるところも多いなと思って、読みながらゾッとしてしまった。ナイルパーチの女子会ってタイトル自体もとても好き。やっぱり女子って賢いし強いんだなあ…

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    2025年11月27日
  • 王妃の帰還

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    ネタバレ

    うつろいやすい中学生の人間関係
    学校が全てだったあの頃が懐かしいと思いながら読みました!
    高校とはまた違う中学生独特の空気感!
    誰かと仲良くなると今まで一緒にいた人と気まずくなったり邪険にしてしまったりする…
    毎日一緒に過ごさなきゃ行けない学生活のリアル、よく耐えられたなと思い出しました。
    リアルすぎて、現役の学生は辛くなりそう。

    フランス革命時代の貴族の人間関係と現在の学生生活の人間関係はどこか似ているところがあるのかもしれないですね。
    閉ざされた世界、評判で一変する周囲、ヒエラルキー…

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    2025年11月26日
  • ランチのアッコちゃん

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    食べ物を取り囲んで冷えきった東京の生活を暖めてくれる物語たち。

    お腹と心を満たすご飯の力なめるな、笑顔で突き進む女の力なめるな。

    目を凝らせばそっと手を差しのべている人がいる、昨日よりちょっと幸せになれる。

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    2025年11月26日
  • ランチのアッコちゃん

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    何かに疲れてたり、しんどくなってたりしてる人に日々の暮らし方を見直すきっかけになるような作品かも?

    ●ランチのアッコちゃん
    三智子と黒川敦子(アッコ)の出会い
    失恋で後ろ向きなミチコにキラキラとしたいろいろな外の世界を見せ、以前より前向きになれるような心温まる話

    ●夜食のアッコちゃん
    東京ポトフでアッコさんと共に深夜ワゴンで夜を生きる人たちとの出会いを描く

    ●夜の大捜査先生
    個人的に一番好き
    派手な学生時代を送っていたがいつの間にか収まりのいい自分になっていた主人公が、昔の自分と重ねられるようなハマザキという女子高生を追う先生(元担任)との出会いを通じて若い頃のキラキラとした感性を少し取

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    2025年11月24日
  • 本屋さんのダイアナ

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    女性同士の友情を『赤毛のアン』になぞらえて描かれる。途中絶縁状態になりながらも、最後ハッピーな形で迎えらたのは良かった。
    私に命令出来るのは私だけ、など女性の強さみたいなものを垣間見れる瞬間も良かった。
    楽しく読むことが出来た。

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    2025年11月22日
  • あまからカルテット

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    楽しかったー!
    美味しそうなお稲荷さんの表紙に惹かれて買って大正解

    仲良しカルテットの友情あり恋愛ありで最後はパタパタと山場があったけど大団円。
    満里子様のガッツが素敵すぎるー。

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    2025年11月18日
  • 本屋さんのダイアナ

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    “女の人のあいだでは、相手が自分と同じ境遇にいるときは仲よくできても、相手が自分より高く飛躍をすると、友情がこわれるというなばあいがないわけではありません。”

    そう、そうなのよ、でも、私たちの友情ってずっとずっと強いものなの

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    2025年11月16日
  • ほろよい読書

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    どの話もすごく面白い。
    お酒って綺麗だよなぁと。
    あと読みやすくて「小説書くのうまぁ」って思ってしまった。

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    2025年11月16日
  • オール・ノット

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    なんとなく表紙に惹かれて読んだけど、内容もグッと惹きつけるものがあり、一気に読み終えてしまった。
    人の生き方に考えさせられる内容でもあり、最後は強さなのかな、とも思った。

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    2025年11月14日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    柚木麻子という作家が、基本年4回、気になるテレビドラマを少なくとも第3話まで見た時点でドラマ評を書く。それを2014年から24年までの10年間雑誌『anan』に連載したものをまとめた本である。

    第3話までで、ドラマ評など書けるのか?基本、書けるのである。読み始めて直ぐにわかったのは、彼女は作家である以前に、かなり深いテレビドラマウォッチャーである。いっとき脚本家を目指してドラマ業界で働いていた経歴も関係するが、本書の番外編で明かされる生い立ちも関係して、人生をかけて彼女はテレビドラマを見ている。よって、一つの作品について語ることはなく、必ず過去30年間に渡る様々な名作不作ドラマとの比較がなさ

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    2025年11月12日