柚木麻子のレビュー一覧

  • 終点のあの子

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    ネタバレ

    あまりにも生々しい人物像、人間関係。
    感情がリアルすぎて、もはやゾッとしてしまうレベルだった。
    私のお気に入りは早智子と恭子の章。様々な形の友情が描かれている今作の中でも、特に二人の関係には強く納得させられた。「二人でいるのに無言で読書」というタイトルも良い。
    大人にも十分刺さると思うが、是非学生の内に読んでおきたい四作。
    これがデビュー作とは…

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    2026年01月20日
  • ナイルパーチの女子会

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    登場人物たちはナイルパーチのような肉食で、共食いでも始めるのかとどきどきしたが、孤独で、なんだか切ない。

    他人に期待し過ぎてはいけない。他人と理解し合う努力は必要だが、理解し切れるものではないと知っておく。

    人との付き合いに薔薇色の期待を寄せていた子どもの頃を懐かしく思い出し、どこか冷静になった今が、良かったのか悪かったのかと考えてしまう。

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    2026年01月19日
  • 終点のあの子

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    女の子の生々しさがよかった。
    どうしても周りの目を切り離せなかったり、自分が誰かと不釣り合いだと思ったり、毎日考えてることも文字にするとこんなに醜く見えてしまうものなのか。

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    2026年01月18日
  • オール・ノット

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    “絆”とあちこちで叫ばれる時期がある。
    コロナ禍、災害時には、人との人との絆のありがたさ、大切さは一層とりあげられる。このような危機的状況に改めて繋がりを意識する人は、環境に恵まれた人かもしれない。

    大災害のような誰からも明らかな不安定下の状況でなくても、日々難しい課題に晒されながら孤立して生きる人や子どもは多くいる。
    ずっと信頼できる大人が周りにいなかった子ども、失敗が許される安心安全な子ども時代を送れなかった人。そういった、今を孤立して生きている人にとって、絆とは、言葉が一人歩きして遠いものになっているかもしれない。人と繋がるのは体力を使うし傷つくリスクを抱える。でも、オール・ノットの物

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    2026年01月18日
  • オール・ノット

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    柚木麻子さんの小説、やっぱり好き。
    章が進むごとにおもしろくなって、ラストとてもよかった!
    みんながんばってる。
    応援する気持ちであたたかくなる。
    真央さん、新天地でもがんばってね、いいこといっぱいありますように!と心から祈る。

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    2026年01月17日
  • 早稲女、女、男

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    早稲女はこう、慶應出身の女子はこう、っていう潔いくらいの類型論。大学で人を見るってなかなか学歴主義みたいで抵抗あるものだけど、この本はおもしろい。MBTIを見るようなわくわく感がある。
    どの大学の女子も、華々しい印象の裏にかっこ悪い部分を持ってる。愛を持ってそれをキャラクターに体現させてる感じがして、しかもそれが真に迫ってて、さすがButterの柚木麻子さんだった。

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    2026年01月16日
  • ほろよい読書

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    お酒がテーマの短編集。好きな作家さんが含まれていたから読み始めたけど、初めて読む作家さんもいて面白かった。特に最後の柚木さんの作品は、実際にカクテルを作って飲んでみたくなる。

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    2026年01月14日
  • ナイルパーチの女子会

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    商社勤務、容姿も美しく育った環境に問題もない栄利子と、専業主婦ブロガーで家庭環境があまりよくない翔子。一見、正反対の2人だが、偶然出会い意気投合。友達になれると思っていたが…。
    お互い友達がいないという共通点があり、気のおけない友達とすごす時間、人との距離の測り方などが分からない。キラキラした友情を見るたびに羨望と自分に何が足りないのか?と憂鬱な気分になる栄利子の描写がたびたびある。わたしも友達は多くない方なので、共感はできた。
    栄利子の翔子へ抱く気持ちは、友達になりたい、から、次第に執着じみたものへと変わっていく。
    栄利子は翔子と友達になりたいというよりも友達というものを祥子と作り上げたい、

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    2026年01月12日
  • その手をにぎりたい

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    バブル前後の話で高級寿司を食べたことをきっかけに自分の稼ぎでお寿司を食べれるようになりたいと働く女性のお話。
    お寿司を食べる描写が本当に上手くてお腹がすく…。
    主人公が時代の波と共に色んなものを失ってまた見えてくることがあって、男も取っ替え引っ替えするしどうなるだろう?と思いながらラストは解説にもあったように賛否両論あるかもしれないけど個人的にはスッキリ終わって良かったと思う!

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    2026年01月11日
  • ナイルパーチの女子会

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    栄利子のヤバさにびっくりしちゃったけど、栄利子は女友達に対して極端な愛情みたいなものを完璧に求め過ぎてるだけなんだなと思った。彼氏に重いってフラれる女子と似たような感じ。オンリーワンの恋人とか親とかに対する感情を女友達に抱いてるから、重くて避けられる→避けられるのを感じて周りが見えなくなるから自分勝手になってますます嫌われるパターンなんじゃないかなって思った。何事も適度なゆるさとバランスが大切。。。翔子にはあまり共感できなかった。ただ、色々と意識低めのゆるい専業主婦のブログは人気が出そう。どこかで見下して安心できるからか?
    他人任せ過ぎる翔子と、他人に自分を押し付ける栄利子、女友達以外尊重しな

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    2026年01月07日
  • とりあえずお湯わかせ

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    コロナ禍での社会の分断に一矢報いる痛快なママエッセイだった。
    フェミニストの友達の言葉を借りたり、自粛生活を楽しむコツを披露したり、私がただ毎日をひたすら丁寧に静かに過ごすだけで精一杯だった時期に、社会に向けてママメッセージを訴えていて、すごいパワフルだと思った。
    「とりあえずお湯わかせ」という心境に共感した。

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    2026年01月05日
  • 本屋さんのダイアナ

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    『アッコちゃん』シリーズ3作→『あまからカルテット』→『本屋さんのダイアナ』と柚木麻子さん一気読み。
    『あまから』も好みだったが、『ダイアナ』はさらにシスターフッド色が強く、また時系列も10年ほどと長い話なので、かなり感情移入した。
    『あまから』の気軽に読める感じもいいけれど、心に刺さったのは圧倒的に『ダイアナ』の方。
    良い具合にご都合主義にならず、でもドライ過ぎない…その塩梅が心地よかった。
    最後の方は普通に泣いた。笑

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    2026年01月05日
  • らんたん

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    戦前から戦後の激動の時代、活躍された女性たちを中心に書かれている。私の全く知らなかった世界。正直、興味がなかったから知る機会もなかったのだと思う。また歴史について勉強してみたいと思った。それより今の自分のなんと贅沢なこと。優柔不断で自分で何も決められなくて、でもそれなりの生活をして。もっと、ビシッと生きていきたいと強く思えた。

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    2026年01月03日
  • ナイルパーチの女子会

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    女同士って怖いのはるか上をいく怖さ。条件がそろえば自分もなりうる可能性がある。私の立ち位置大丈夫か?と自分の行動を省みてあせる。

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    2026年01月01日
  • ついでにジェントルメン

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    BUTTERが読んでみたいので、
    イケるかイケないかの判断の為に、ライトそうな短編集に手を出してみた。
    とても読みやすい!
    好きかも!!
    と、思える作家さんでした。
    …つまりわたしは女性作家が好きなんだな。

    芥川賞・直木賞と明治〜昭和初期あたりを
    上手に絡めながら軽やか!
    スッキリとかドキドキとか系ではないので、ゆっくり身体を休めたい時に読む本かと。

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    2025年12月30日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ワンオペ育児をなんとか"工夫"するサマにとても共感し、苦しくもありホッともした。
    私が育児をし始めたのは2021年だから、コロナ禍ではあるものの最初からコロナだったから柚木さんほどの辛さはなかったかも。
    と、思いつつ、未だにワンオペが続く日の荒れるメンタルには手を焼いている。

    だから、柚木さんの荒れた感じにも、理想(とは?)通りにいかない育児家事の状態にも、みんな似たようなものかも…とホッとする。

    フェミニズム色が強いかな〜と感じる回は影響を受けすぎず(ジェンダーについては出来るだけフラットでありたいと思っているから、私は意識しすぎると逆に過敏になりすぎて上手くいかない

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    2025年12月27日
  • Yuming Tribute Stories(新潮文庫)

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    綿矢りささんが好きなので買いました。期待していたとおり心が痛くなるような女性が主人公でとてもよかったです。ユーミンの歌は知らなかったので、そういう楽しみ方はできませんでしたが…
    桐乃さんの短編に出てくる男性は女性から見れば恐怖を感じるかもしれません。

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    2025年12月26日
  • ランチのアッコちゃん

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    明るくてエネルギッシュな登場人物たちが最高!
    アッコさんかっこいいな。
    サバサバしてるけど情に熱くて、豪快だけど乙女なところもあって、理想の上司って感じ。美智子との関係もいいな。ドーベルマンとチワワみたい!笑
    あと、野百合も姉御肌って感じですごくカッコよかった!

    どのエピソードにも食べ物の美味しそうな描写があって、食欲をそそられた。アッコさんのポトフ食べたいなぁ。

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    2025年12月25日
  • 伊藤くんA to E

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    最終話まで読んで余計に伊藤くんが好かれたり嫌われたりする理由が分からなくなって、ずっと伊藤くんに振り回される。EのあとAを読み直すと不思議。

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    2025年12月23日
  • 終点のあの子

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    『BUTTER』をきっかけに、柚木麻子さんの他の作品も読んでみたいなと思って、デビュー作を手に取りました。
    なるほど、柚木さんはデビュー時から「女の友情」をテーマに書いてたんだなということがよくわかりました。

    本作は世田谷区のお嬢様中高一貫女子校を舞台に、女同士の友情やクラス内のグループヒエラルキーを生々しく描いている。どの話でも、いつもと違うグループの人に興味を持った女の子が出てくる。どの話もとてもリアルで、心情描写が素晴らしくて、自分の中高時代を思い出すような気持ちになった。
    クラスのボスキャラの恭子さんが、オタクグループの保田と夏休みを過ごす話が特に好き。学期明けも2人の関係が続いてほ

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    2025年12月21日