柚木麻子のレビュー一覧
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「話のテーマが重すぎて、ちょっと読むのがツラいんだよーーーーッ!!!!」と途中で読むのをやめていたけれどなんとか全部読み終わった。しんど!!!!!!!!!!!!
東京の地理に詳しかったらもっと楽しめたのかしら、と思った。
等々力渓谷は知ってる。10年以上前、友だちと東京観光で行った。なんでわざわざ等々力渓谷に行ったかというと、好きなバンドマンが行っていたからだった。あそこは本当に森で、東京じゃないみたいだった。
私の母と祖母は東京出身である。
でも私は関西に住んでいる。母が関西を選んだからだ。東京の方が水が合うらしいが、母はもうこっちに住んでからの人生の方が長い。
二十歳そこそこの頃はしょっちゅう、それこそ毎週ペースで東京に行っていた時期があり、祖母が喜ぶと思って「今回は等々力渓谷に行ったよ」「今回は荻窪に行った」「三鷹に行ったんだけどね」「下北沢に行ったよ」と逐一教えていたら「田舎ばっかり」と肩を落とされた思い出がある。「田舎!?有名なとこばっかだよね!?」と私が母に問うと、「おばあちゃんの時代の話だから」「23区じゃないとこもあるし」みたいな反応だった。今の時代はどうなのだろう。私はすっかり東京への用事がなくなってしまった。東京でやりたかったことは若いときに全て済ませた、ようにも思う。それともまた行きたくなるときが来るのだろうか。
写真の件に関してはもう本当に。怖かった。流出するなんて思わないものね。分からないものね。隠し撮りされてる可能性もあるし。付き合ってる人と裸で向き合っているとき、「へんなの」「滑稽だ」と思ってつい笑ってしまったことがある。アジカンの「架空生物のブルース」が頭に流れることもあった。
あれは二人だけの空間のはずだったのに、そんなのが世界にばらまかれたら、怖いだろうな。嫌だった。怖かった。気分が悪かった。でも最後まで読んでよかった。 -
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エシレの有塩バターをバター醤油ライス。カルピスバターたらこスパゲティに和える。銀座ウエストのバタークリームケーキ。焼いた餅をバター 砂糖醤油で。恵比寿ジョエルロブションのフレンチ。ブフ・ブルギニョン。ニューヨークグリルのステーキ。 今半のすき焼き。帝国ホテルのガルガンチュアのシャリアピンパイ。新潟編-クラリネというケーキ。レーズンとバタークリームの渦巻きパン。ル・レクチェの羊羹。古町にある大きなカツの乗ったどんぶり。窯焚きのご飯専門店のお膳。
基本構造は ハンニバルレクターとクラリスを彷彿とさせたが、 もっと生々しいキャットファイトだった。
第一義的にはフェミニズムを考えさせられるのだが 気がついてみるとより大きなヒューマニズムを根底から考えさせられた。
とはいえ当然だが女性目線の小説であることは変わりなく、こちらの許容範囲が狭いため、やはりどうにも理性では規定できない異様なものを感じる。まだまだ修行が足らんな。 -
Posted by ブクログ
前作に続き、今回もアッコさんのおせっかいが良い。心身共に大きな負担がかかる職場で、心が潰れてしまいそうな明海。そんな彼女の弱りきった様子に気づき、半ば強引に手を差し伸べるアッコさん。
アッコさんのように優秀でもパワフルでもないけれど、誰かが少し元気になるような一言をかけたり、気遣えるようになりたいです。もうだいぶ良い大人だし。
そして、アッコちゃんシリーズといえば、やっぱり、美味しそうなお料理!今回気になったのは、曜日ごとに登場する紅茶と英国菓子のペアリング。中でも試してみたいのが、ダージリン + きゅうりのサンドイッチ。
きゅうりは皮をむいて塩もみするのがポイントだそう。蒸し暑い日の午後、冷たいきゅうりサンドとダージリン。試してみたい。 -
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彼氏にフラれて落ち込んでいた派遣社員の三智子に、畏怖する上司アッコ女史から突然の指令。
「一週間、ランチを取り替えっこしましょう」
いや、上司から急にそんなこと言われたら、ちょっと怖い。
でも、アッコ女史の風変わりなランチコースを巡り、いつもと違う場所へ行き、知らない人と出会い、おいしいものを食べる。その繰り返しの中で、しょんぼりしていた三智子に少しずつ活力が戻ってくる。
読むと元気になる!と言われているのも納得。
登場人物たちはみんな魅力的だし、食べ物はどれもおいしそう。落ち込んだとき、人生を立て直すのに必要なのは大げさな何かじゃなくて、案外いつもと違うランチくらいなのかもしれない。
そして読後、気になったのがハーブの効いたポトフ+大根おろし。和風ポトフに柚子胡椒は時々作るけれど、+大根おろしは未経験。これはぜひ試してみたい。元気も出るし、お腹も空くお話。