柚木麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
素敵な5人の作家さんによる5つのお酒にまつわる短編が集まった宝箱みたいな一冊。
『ショコラと秘密は彼女に香る』
著者:織守きょうやさん
とっても可愛いお話で、密かにときめいた。この本の一作目、読者を「ほろよい読書」の世界に引き込むのにピッタリのお話だと思った。チョコレートボンボンが食べたくなった。
『初恋ソーダ』
著者:坂井希久子さん
途中、流されそうになった果歩に、え〜いいの?ダメダメ!気を確かに!!とハラハラした笑
自分の大事に大事に作ったものを、感謝やありがたみもなく、ただ消費されることに対しての怒りは分かるので、読みながら、「いやだよね〜」と共感した。
『醸造学科の宇一くん』
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Posted by ブクログ
これはおもしろい!
他の方の感想読んでると、けっこう好き嫌い分かれそうな感じだが、自分には合っていた。
7作品載っている短編集。
1作目から、なかなか突飛な発想ながらもスラスラ読めた。そうめんの話も普通に気になる。
ちょっとファンタジーな要素もあり、クスッと出来て、でもそこまでスカッとはしないかも。
どの主人公も、逆境にも負けず、ガムシャラに努力して…!みたいなタイプではなく、あるがままを受け入れつつ、ちょっとだけ努力して、みたいなところが良い。
この小説の菊池寛ほど自由奔放にはなれないが、楽して生きることに罪悪感を感じなくてもいいんだなと思える作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいや、面白かった!!
各大学ごとに、確かにこういうイメージあるぅ、っていう女の子が出てきてた。
私は、同志社卒なので、関西弁も是非出してほしい。笑
同志社全体では、青学に1番近い印象だけど、私は理系キャンパスだったので、早稲田っぽいかなー?
隣に同志社女子大があったので、これは日本女子大みたいな感じ笑
私も、インカレで、同志社男子は同志社女子大(略して同女)と付き合っていた印象。笑
本の感想も書きます。
まず、早稲田の早乙女香夏子さん、
1番私に似ている。笑
男性と仲良くなるのが苦手で、拗らせていて、負けず嫌い、世話好きで仕切りや、理屈っぽい
たぶん、美人でなんでもできて妬まれるはずなの -
Posted by ブクログ
自分の精神衛生がしっかりしてる時に読んで!
女の一度は感じたことのある、人に対する劣等感やどこか無意識に見下しているところ、心当たりのあるような内に秘めたどす黒い明かしてはいけないものをハッキリと文章にされて読んでるとうっかり引きずり込まれる恐ろしさを秘めています。
自分の心がしっかりと元気で芯を持っていないとどんどん息が苦しくなるような話でした。
ふと自分は何をもって自分だと輪郭をもって言えるのか…
それぞれの女性に自分ももしかしたらなっていたんじゃないかと背筋がゾクッとしながら、女友達と接してる自分を見つめ直そうと思います笑
この作者さんには初めてこの作品で出会いましたが「Butter」の