柚木麻子のレビュー一覧

  • 終点のあの子

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    「繊細な描写が各紙誌で絶賛された」とあらすじに記載されているように、登場人物たちそれぞれの内面を丁寧に描いている作品。他人への嫉妬、同調圧力に屈しない人物に対する羨望と引き摺り下ろしたいという複雑な感情、こういったものは大人になった今でも自分の中でどこかで燻っている気がする。高校生の時と異なるのは、それを心のうちに留めて、異なることに意識を持っていけるようになったこと。若いときは他人からどう見られるかということに執着していたけれど、今は客観的に自分を見れるようになった気がする。
    自分が他人よりも優位な立場でいたい、承認されたいという感情は一生続いていく。そういった中でも、その感情を少しでも抑えることができるようになったのは成長したという証なのかもしれない。多くの人が持つ羨望や嫉妬といった他者への感情を丁寧に掬い上げているこの作品を読んで、過去の自分より少しでも成長している自分を見つけることができた気がして嬉しくなった。

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    2026年04月26日
  • 王妃の帰還 新装版

    購入済み

    中高一貫のカトリック系女子校の中学のとあるクラスでの人間関係に関する物語です。クラスの一軍のプリンセスの権威が失墜し、地味グループが嫌々彼女と行動をともにしますが一軍に戻そうと奮闘するお話です。フランス革命に例えられていましたが、クラス内の不和は国家間の戦争のように複雑です。
    作中で起こる人間関係の悩みの経験がある人は多くいるのではないかと思います。大人が読んでも面白いですが、中学生のときに読んでいたらもっと共感していたでしょう。

    #カッコいい #共感する #憧れる

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    2026年04月25日
  • 3時のアッコちゃん

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    自分のものさしで判断したら、もっと楽に生きれる。とはいうものの、自分のものさしで生きていくことのなんと辛いことよ。と西加奈子は言っていたよ。自分が信じる道は自分で決めないとあかんけど、それはもしかしたら辛いのかも。でも人の望む生き方もつらいし。なかなかパッと言う、正解もないだろうな。

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    2026年04月24日
  • その手をにぎりたい

    QM

    購入済み

    バブルの東京を自力で生きる女の成長物語。
    青子の人生にはいつだって一ノ瀬が寄り添っていた。
    東京で生きていく希望になり、勝手にプライベートバラされて彼氏と危うくなった時も、仕事で理不尽なことがあった時も。

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    2026年04月23日
  • 本屋さんのダイアナ

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    この作品を中学・高校生あたりで読めるかたは大変幸せだと思います。50半ばのオッサンでも勇気をいただけます。

    ぜひお読みください!

    本の概要

    私に命令できるのは、この世界で私ひとりだけ……。

    私の名は、矢島大穴(ダイアナ)。変な名前も金髪もはしばみ色の瞳も大嫌いだった、あの子に出会うまでは。心ふるえる最強のガール・ミーツ・ガール小説。

    私の名は、大穴(ダイアナ)。おかしな名前も、キャバクラ勤めの母が染めた金髪も、はしばみ色の瞳も大嫌い。けれど、小学三年生で出会った彩子がそのすべてを褒めてくれた――。正反対の二人だったが、共通点は本が大好きなこと。地元の公立と名門私立、中学で離れても心はひとつと信じていたのに、思いがけない別れ道が……。少女から大人に変わる十余年を描く、最強のガール・ミーツ・ガール小説。

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    2026年04月22日
  • 終点のあの子

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    高校入学したての女子の人間関係を構築していくさま
    主人公は希代子だけで進むのかとおもいきや、
    それぞれの視点からで面白い
    いろんな人間がいるなとしみじみ思った

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    2026年04月19日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    おもしろかった!
    最近立て続けにこういう雰囲気の本を読んでるな…笑

    復讐?するスカッと本…と、思いきや、悪人的に描かれる人がどいつもこいつも小物で、なんちゅうか、懲らしめられるほうのキャラも

    お前にも色々あるんやろな…

    と、なってしまうという(とはいえ同情はしない)なんとも言えない本

    パティオの話も相当おもしろかったし、作中で金妻について取り上げられてたけど、それを見て

    あ、それやわ

    と、膝をうったわ

    特にパティオの話は、令和版金妻
    これぞ令和の金妻。あんまりにもしっくりきたので2回言う。笑

    悪人が小物なあたりも金妻ぽいのかもね

    ちゅうことで、さくさく読めるうえに、普段、怒りの感情を反射で出せないタイプには、手間と時間をかけてスッキリできるノウハウの(笑)教科書のような内容なので、スカッとする。かもしれない。笑
    すくなくともわたしは(スカッと)した

    そして、あーおもしろかった、と、思ってタイトル見て笑っちゃったわ

    あいにくあんたのためじゃない。そういうことね。笑

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    2026年04月15日
  • 王妃の帰還 新装版

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    話の展開もはなくて、
    フランス革命時代と結びつく感じも
    とても楽しかったです。
    この話の続きが読みたいです!

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    2026年04月10日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    著者・柚木麻子さんの作品は初めて読みました。どの作品も先が読めないエンターテイメント感溢れるものばかり!寓話として良くできているなと感じた感じた「BAKFRSHOP MIREY'S」「スター誕生」はNHKの単発ドラマの原作として使ってもらいたいと思わせる心に刺さる作品でした。奥田英朗作品、伊坂幸太郎作品が好きなかたは、特に刺さるのではないでしょうか

    過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっとある。この世を生き抜く勇気がむくむくと湧いてくる、全6篇。

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    2026年04月04日
  • とりあえずお湯わかせ

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    2019-2022年の4年間にわたる柚木麻子さんのエッセイ
    コロナ前〜コロナ禍中の期間であり、柚木さんが乳幼児育児にあたられてるまさにその期間であるため、公私ともにあらゆる制限が課され、その閉塞感に擦り切れるような日々が痛いほど感じられた
    自粛期間のなかでもどうしてもやりたいことは工夫を凝らして実現しつつ、ままならないことや押し付けられていることに素直に怒ったりNOを掲げることもできるのだと目から鱗。
    疲れたとき状態それ自体も肯定し、とりあえずお湯を沸かすように自分ができることからやってみようと思えた

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    2026年04月01日
  • けむたい後輩

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    プライドやマウントが、素晴らしく可笑しかった。その中の真美子という存在が相反していて、物語を進める起爆剤として重要なパーツだと感じました。

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    2026年03月29日
  • らんたん

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    ネタバレ

    朝ドラを見ているかのようにワクワクした!「花子とアン」の花子さんと白蓮さんや新渡戸稲造さんなど歴史上の偉人たちがどんどん繋がっていくのが面白い。女子教育を開拓してくれた道さんに感謝!

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    2026年03月25日
  • 幹事のアッコちゃん

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    好きなシリーズ。
    軽く読める楽しいストーリーですがタメにもなる、会社勤めの人にも企業したい人にも両方響くような気がします。

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    2026年03月22日
  • けむたい後輩

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    この本を読むのは何年ぶりだろう。
    本屋に行ったら、1冊だけあったこの本に吸い寄せられた。
    パラパラとめくると懐かしい記憶が蘇る。
    そうだ、2人の女の子の友情、揺らめき、恋愛、絶望…
    それが凝縮したような本だった。
    やっぱり面白い。なぜこの本の存在を忘れていたのだろう。
    ずっと手元に置いておきたい1冊だ。

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    2026年03月22日
  • 終点のあの子

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    好き。もう過ぎた青春だし、同じことを経験したわけじゃないけどあの時の空気感を思い出した。いいことばかりじゃない高校生活。私も小田急線ユーザーだったし、何回か下北沢で降りたけど、この本が書かれた時から工事中だったのはちょっと笑った。

    映画をきっかけに観たけど、映画は映画の良さ、本は本の良さを感じる。

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    2026年03月21日
  • 柚木麻子のドラマななめ読み!

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    ドラマから、ジェンダー感、特に女性の描かれ方や恋愛の捉え方について考察された本。知っているドラマが沢山出てきて楽しく読めた。

    「ドラマがアップデートすることで、社会認識は確かに変わるのである。」とあった。この前後の文章から、自分がどれだけドラマに影響を受けてきたかに気が付いた。この章はパワハラやセクハラに関してのことで、ドラマで是とされていると実際の日常でも「まあいいか」となりがち…というような内容だったけれど、
    フィクションは、良くも悪くも人の価値観に影響を与えることを気に留めておかないといけない。

    番外編は、少しドキッとした。無責任な受け手でいてはいけないなと思った。

    全体的には軽やかな章があったり、自分とは違う見方に触れてまたドラマを見返したくなったり。面白かった。

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    2026年03月20日
  • 王妃の帰還 新装版

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    カースト最上位の学園の王妃がある事件により地位を失い、所謂地味なグループに所属することになる。
    そんな物語のスタートから、クラス内でコロコロ変わる人間関係を追いかけながら思春期の女の子たちの成長を描く小説。本当に、中学生のころに読みたかったなあ。

    思春期の女の子同士の人間関係ってどうしてあんなにも拗れるんだろう。
    今思えばどうして、と思うことで毎日苦しんでいた。
    学校生活のことはもう鮮明には覚えていないけど、友達と衝突した時の記憶や、ギスギスしていた空気感、学校に行きたくない朝の気持ち、仲直りをした後の世界の全てが味方になったような気持ち、そのあたりはやっぱりまだ思い出せる。狭い狭い人間関係が世界の全てだった。そして私は、多分上手くやれていない方だった。
    自分より上だと思っている女の子達には愛想笑いをし、適切に距離を取り、聞かれたことにだけ答える。でも自分より下だと思っている女の子達には横柄な態度を取っていたと思う。おざなりにしたこともある。たくさん傷つけ、私もまた誰かによって傷ついていた。

    学生時代の人間関係を思い出すと暗澹たる気持ちになるくらい、本当に上手くやれていなかった。でも、私が憧れていた女の子たちも、当時見下していた(酷いね)女の子たちも、みんなそれぞれに悩み、不安を抱えて、なんとか集うことで身を保っていたんだろうなあと思う。
    大人になって世界が広がると、また別の苦しみはあるけれど、この頃の狭い世界特有の苦しみから逃げる方法はいくらでもあるということがよく分かる。でもその時はその世界が全てだからそんなことを言ったって響かない。
    それでも私はあの頃の私をちょっとだけ認めてあげられるようになったし、あの頃のあの子をちょっとだけ許せたような気がする。

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    2026年03月13日
  • 本屋さんのダイアナ

    匿名

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    人は見かけで判断できない

    人は見かけで判断しがち。でもこの本を読み進めていくと、見方がどんどん変わるのがおもしろい。
    ティアラにしろ、ダイアナにしろ、彩子にしろ、女性としての生きづらさをそれぞれに感じている。そんなことで悩まない日が早くくるといいな、と祈りつつ読み進み、エンディングに救われた。

    #カッコいい #感動する #深い

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    2026年03月12日
  • 伊藤くんA to E

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    柚木麻子さん、『BUTTER』を読んだときも感じたけれど、
    女性の、名前のつかない感情とか矛盾を書くのがとてもうまいと思いました。
    軽快なタイトル、ストーリー展開の中に時々見える生々しさがクセになります。

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    2026年03月10日
  • 終点のあの子

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    女子校に通う学生たち(4話目のみ卒業後)の物語だが、彼女たちが抱えている感情は普遍的なもので、女性でも10代でもない自分も共感できることは多かった。むしろ、共感させられてしまって苦しかった。
    映画きっかけで原作を読んでみたのだが、どちらも少し違う形で印象に残り続ける作品になりそう。

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    2026年03月09日