柚木麻子のレビュー一覧

  • その手をにぎりたい

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    ネタバレ

    バブル全盛期の働く女性、青子。
    上司に連れられて訪れた高級寿司店に魅了されて常連になる。

    男女雇用機会均等法が制定された頃で女性はお茶くみが当たり前の時代描写の中で、一人で寿司屋のカウンターに向かう青子が凛々しい。

    青子とすし清の10年間を通して、働く女性のキャリア、家族、友達、恋愛、、、アラサー女子に刺さりまくることばかりでした。
    色々なつらい出来事も自分の力で乗り越えていく青子がとてもたくましく同世代の女性として憧れます

    何よりもお寿司の描写がおいしそうすぎて、お寿司を食べたくなりました

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    2025年10月24日
  • けむたい後輩

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    面白かった〜あっという間に読み終わった!
    柚木麻子さんの文章が本当に好きです。
    美里というしっかりしたツッコミ役がいてくれるから、栞子らへのモヤモヤがストレスにならずに読み進めれたのかなあと。

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    2025年10月23日
  • 王妃の帰還

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    楽しかった…!4日くらいで読んでしまった~。
    柚木さんの書く物語やっぱり好きだなあ。

    女子校で何年もずっと一緒だと考えると、確かにこういうことあるよな…と思ったり。
    身近な人も中高一貫女子校で、「嫌なところも好きなところも一人ひとり全部一周する」って言ってて、まさに。
    田舎公立出身の私だけれど、これに近いものがあったよなあ、と学生時代を思い出した。
    中学生の多感な時期なんて、こういうことめっちゃある。残酷なことを平気でするし、まさに「悪魔」だと思う。

    いわゆるカースト制度の話だと思うけれど、一人ひとりを見てみるとただ等身大の中学生でしかないんだよな。
    でも自分が学生のときは、頭では分かって

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    2025年10月23日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    奨学金の苦学生の話かと思ったらお金持ちのお友達の盛衰の話だった。
    日本が貧しくなることは確定だなぁと思うような近未来の描写もあった。
    面白かった

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    2025年10月22日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    スカッ。としたり、イライラしたり、ホッ。としたり「ざまぁ。」って思ったり、ゾワッ。ってなったり、、、。
    とにかく感情の忙しい一冊。
    何話か「あれっ?知ってる?」って思ったら漫画アプリのお試しで読んでたwww
    小説も漫画も好き。
    どっちもお勧め。
    美味しそうな食べ物がイッパイ出てくるから夜中に読むのん危険www

    ☆めんや 評論家おことわり
    ☆BEKESHOP MIREY’S
    ☆トリアージ2020
    ☆パティオ8
    ☆商店街マダムショップは何故潰れないのか?
    ☆スター誕生

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    2025年10月22日
  • らんたん(新潮文庫)

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    めちゃくちゃ面白かった、、、史実を淡々と述べる作品でなくて、道とゆりの美しいシスターフッド、そして女性教育を解放して著名人の登場に度々胸が躍った。特に女性教育の始祖でもある梅子と捨松の死別シーンは本当に感動した。今私たちがこうして自由に生きられるのも、先人のおかげだと思うと、この自由を思う存分全うするのが、この時代に女として産まれたせめてものの使命なのかなと思う。

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    2025年10月19日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    まじめぶった文章に潜むユーモア、今作も柚木節が全開。
    笑わせながらも、今の時代にもまったく解消する気配がないジェンダーギャップや社会格差に真っ向から立ち向かう姿勢には、こちらも背筋が伸びる。
    どの作品も好きだけど、一番は「BAKESHOP MIREY'S」。
    社会格差がどんどん大きくなるなか、分断された人と人が歩み寄ろうとすれば、お互いにもやもやしたり傷ついたりするのかもしれない。
    でも、痛みを伴ってもお互いに解ろうとしていかないと、未来はないんじゃないかと思った。

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    2025年10月08日
  • らんたん

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    河井道の生涯をもとに、女子教育の変遷とその実現を支えたシスターフッドの物語 女性活動家だけでなく、各時代の著名人が大勢登場し、さながら大河ドラマのような重厚な読み応え。 朗らかで実直、時に苦悩しながら信念を曲げずに突き進む道と、彼女を慕いともに理想の学園を築いたゆりの二人三脚の道のりに勇気づけられる。

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    2025年10月06日
  • らんたん

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     てっきり一色乕児(いっしきとらじ)という珍しい名前の男性が主人公だと思っていたら、彼の奥さまのゆりさんと深い絆で結ばれた河井道さんのお話だった。

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    2025年10月04日
  • らんたん(新潮文庫)

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    ちょこっと手間取ったけど読み終えたしラストまでじんわり沁みてらんたんの題名が素敵だな希望の光あるから読めた。柚木麻子さんは浅田次郎の小説みたいだとぶっ飛んでると思っていたし(私にふさわしいホテルとか butterなんか読み応えサイコー) 長い事日本のくだらない夫家長制度に振り回された女性が行動す歴史を垣間見て、道先生の立ち振る舞いも最後の最後までブレない たね子の生徒を亡くして何も出来なかった言葉に対して意味がなかったが最後まで続けましょうがグッときます。間違いもあるけど諌めるユリとのシスターフッドの関係も良いですし、病室で道とユリとクスクス笑ってたのが最後まで分かち合う気持ちなのだなぁと思っ

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    2025年10月04日
  • その手をにぎりたい

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    時代こそ違えど、バリバリ働いている女性ならばささるポイントが結構あるなーと思いながら読んだ。
    私は主人公の青子ほどキャリアウーマンではなかったけど。

    働いていた会社を退職し東京を離れるつもりだったのに、退職日に上司に連れていってもらった高級寿司屋で寿司を食べるなり、「ここに通えるほどの収入を自力で得る」と決めて、地元へ戻ることをあっさりやめて、転職してその通りに進んでいくストーリーは読んでいて小気味が良かった。

    自分で働いたお金なのだから、好きに使うという考え方、実は私もそういうタイプなので深く共感した。

    ところで、著者の「BUTTER」を読んだときにも思ったのだけど、柚木さん、食事する

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    2025年10月03日
  • オール・ノット

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    ネタバレ

    横浜が舞台のお話。奨学金の返済を抱えて四苦八苦するヒロインと、昔はお嬢様だったのに、没落してマネキンの販売員をしている老女の交流。やる気なさげなのに、抜群の売れ行きを誇る彼女の秘密とは。以下、ネタバレ込みで。

    うーーん、モデルはいるのかなぁって。この老女(名前忘れた)の存在感、スゴイです。「さらさら流る」のヒロインにも共通する、本当の「育ちの良さ」。逆境とか困難とか他人の悪意とか、受け止めるけど染まらないんですな。ずる賢い輩に利用されたりもするし、そのせいで損害被ったりもするけれど、だからって他人をうらやんだり、恨んだりという心持に至らない。泰然自若。この老女の来し方が、次第に明らかになって

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    2025年09月30日
  • らんたん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    困った時に助け合う、シェアの精神は私も生きていくうえでお手本にしたいと思った。シェアの精神を次の世代に引き継いでいくの大事。

    いつの世も、女性のライフステージの変化による友情関係が変わってしまう悩みは一緒なんだなあと思った。

    恵泉出身なので、恵泉のイベントがどのような経緯でできたものなのか知れて良かった。
    厳しい情勢でも楽しむことは大事だし、きちんと自分の意見を言える自立した女性でいたい。
    感話の文化があったからこそ、他人の意見を否定せず色々な意見を受け入れる風土ができたのだなあと実感。

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    2025年09月27日
  • オール・ノット

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    柚木麻子さん、BUTTERを読んで以降、気になる作家さんとなったが、それ以上にYouTubeに登場する数々のトークが面白く、ますます気になる作家さんに。
    このお話は女性同士の連帯、今はやりのシスターフッドのちょっと負の部分を描いたもので、展開が全く予想できない方向に進んでいくので、最後の最後までとても面白かった。

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    2025年09月26日
  • らんたん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私はシスターフッドものの物語が好きだ。
    今までもいくつかそういった小説を読んできたが、恋愛感情抜きでお互いを支え合い共に歩むというのを体現したものはこの小説の他にないと思う。
    読み進めるなかでわかったことですが、脚色されてはいるでしょうけど事実に基づいた話なんですね。自分の不勉強を恥じています……

    この小説は著者の母校でもある恵泉女学園の創立者で、
    明治の文明開化から始まり、昭和戦後に亡くなるまで女性の地位向上のために、時代の荒波に翻弄されながらも自分の理想を掲げ続けた実在の人物「河井道」先生の生涯を描いたものです。

    数多くの今では歴史に名を残す人物たちとの出会いと別れ、同じ志を持ちながら

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    2025年09月25日
  • その手をにぎりたい

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    バブルOL物語かぁとライトに手に取って読んだ。
    全く想像してなかった話の展開で、面白くて一気に読んでしまった。名作で、心に残る作品でした。主人公の青子の生き方がバブルにまみれてるのに芯はピュアな心がずっとあって、それが信じられて、胸を響いた。読後感が気持ち良く、また読みたいなと思いました。

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    2025年09月23日
  • らんたん(新潮文庫)

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    新潮文庫特有の「500に見えて700ページ」本です。

    ただ、内容は、大正から昭和に架けて激動の日本を舞台に、女性が活躍する姿が描かれていました。終始朝ドラ感がある進行で、とても読みやすく、かと言って登場人物一人一人に個性があったり、北海道や東京、大阪だけでなく、サンフランシスコやシカゴなどアメリカの描写がとにかく簡潔で読みやすいことこの上なかったです。

    戦争、関東大震災そして、戦争。焦土の日本の台地で、命の灯火を絶やさない一輪花。水も乾き、干上がった荒野でも、堂々と咲く彼女の意思に励まされ、次第に皆が花の名を宣う。無償の無尽の愛を注ぎ、人々を愛した女性の名を。
    天真爛漫に生きた彼女が施した

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    2025年09月21日
  • 終点のあの子

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    はじめはおもしろいけど、そこまで掴まれたわけではなかった。登場人物一人一人がフォーカスされていくたびに、なんだこのクラスのあの子の話しかみたいな感覚になっていく。それがほんとにうまい。そして教室では関わらないあの子とあの子という掛け合わせがまたよくて。クラスに戻るとやっぱり同じ世界で仲良くするということにはならないのが、友情がちゃんと芽生えただけにとても切なく、とてもリアルだった。

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    2025年09月20日
  • その手をにぎりたい

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    選書していただいた本。
    少しずつ読もうと思っていたのに、一気に読んでしまった。バブル期のお話で、あまり共感できないかも…って思っていたのですが、恋愛・友情・仕事・経済と要素が多くて、ぐんぐん読み進めてしまった。
    そして読後感が晴れ晴れとしているところも良かった。

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    2025年09月18日
  • らんたん(新潮文庫)

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    ずっと読みたいな、と思っていた柚木麻子さんの作品。
    まさか初めて手にとるのが歴史小説になるとは思っていなかった。

    らんたん。
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    日本社会は提灯型の社会。
    自身の足元を照らすので精一杯。
    現代に至っても、まだ日本人は足元を照らしているようなイメージがある。

    女子大は今、窮地にある。
    関西女子大の雄、武庫川女子大は共学化が決まっている。
    個人的にもあまり必要だとは思っていなかった。
    でもただ均質にするのも違うような気がしてきた。
    新しい時代の「男らしさ」「女らしさ」というものが、もう少し議題として深まればいいのにな。

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    2025年09月16日