柚木麻子のレビュー一覧

  • ねじまき片想い

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    あなたは、『片想い』をしているでしょうか?もしくは、『片想い』をしていたことがあるでしょうか?

    『恋愛』の回数は人それぞれだと思います。初恋の経験の先にも人を好きになる感情は常に湧き上がり続けます。そんな時、ストレートに告白という行動に移ることができる人は結果はどうであれ、『恋愛』に対して悩む時間自体は少ないと言えます。

    一方で、そんな想いを自らの胸の内に秘め、相手のことをただただ想う日々を送る『片想い』は、そんな想いが決着するまでの長丁場、ひたすらに悩める時間を過ごすことになります。かく言う私も『片想い』の経験があります。そう、あれは…や、やめましょう、こんな公衆の面前で美しい想い出に変

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    2024年03月27日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    「私のために私はやる!!」圧倒的当事者意識で突き進む話 バラバラなテーマの中で全部の話の底にあるのは「あいにくあんたのためじゃない」なのがすごい。みんな自分のために自分たちが頑張ってる。パティオ8が個人的に一番好き。コロナ禍で鬱屈としたかでごくごく普通のマンションに棲む女達が力を合わせて大企業相手にやり合うの最高

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    2025年12月07日
  • 3時のアッコちゃん

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    アッコちゃん第二弾これもまた面白かった。
    自分の能力の無さに打ちひしがれ、だんだんと元気とやる気と目標を取り戻していく。アッコちゃんには元気をなくしている時に現れ気付かせてくれる。
    誰かの役に立てるおせっかい。私も誰かにおせっかいしてあげたくなった。

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    2024年03月18日
  • 幹事のアッコちゃん

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    シリーズ1冊目
    『ランチのアッコちゃん』の伏線回収。

    屋上ビアガーデンのその後。
    なぜアッコさんは、5日間にこだわるのか?


    ▶︎読んでほしい人
    ランチのアッコちゃんを読んだ人


    ▶︎きっかけ
    シリーズのファンだから。

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    2024年03月14日
  • あいにくあんたのためじゃない 無料お試し版

    購入済み

    万人の万人に対する批評

    SNSの発達普及普遍化によって、「万人の万人に対する批評」が常に飛び交っている社会になってしまった。それにより、悲喜こもごもの自体が発生している。この作品はそれを端的に切り出し描き出したものである。昔から噂話という口コミはあったが、ネットによりその影響力は比較にならないほど大きくなっている。
    一方、人間の感情、気持ち、心は、その多くの部分を「言語」によって作られている。「美味しい」という感覚を言語によって表現し、自分自身の中で確認し、「必要ならば」人に伝える ということも重要なのであろう。

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    2024年03月01日
  • らんたん

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    母校である恵泉女学園の創設者の河井道先生の著書『わたしのランターン』は在学時に読んでいたが、柚木麻子さんが書かれた『らんたん』は、河井先生がとにかくキュートで、登場人物もみな生き生きしていて、全く違うもののように感じながら、一気に読んでしまった。そうか、私がいた学校はこんな歴史を経ていたのかと、卒業して30年近く経ってその学校で学べたことを改めてしみじみとありがたく感じた。そして高校生活を思い起こして、懐かしく温かい気持ちになった。河井道先生が戦後の子女教育のためになしてくださったことを心から感謝して、尊敬と敬意を捧げたい。

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    2024年02月22日
  • ねじまき片想い

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    一つ一つの章でそうだったのか!!と最後にあっと驚く真相がわかるのが気持ちよかったです。
    主要人物の中に悪者がいないのも好きです。
    人それぞれ受け取り方はあるかと思いますが、強い女性が好きな人は読後気持ちよくなるのではと思いました。

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    2024年02月20日
  • 私にふさわしいホテル

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    題名からは想像できないスカッとするお話でした。読み進めていくうちに主人公や他の登場人物が魅力的に感じていき最終的にはこの人苦手だなぁと感じていた方が好きになっていました。本好きな方や生き生きとした主人公の話が読みたい方にお勧めしたい一冊です。

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    2024年01月24日
  • とりあえずお湯わかせ

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    だいすきな柚木麻子さん。
    エッセイもこんなにも面白いとは!
    読み進めるのが惜しいくらい、終始笑いながら読んだ。元気が出た。

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    2024年01月14日
  • 掌の読書会 柚木麻子と読む 林芙美子

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    とても面白かった。

    放浪記より個人的にはこちらに入っているような短編が好き。

    特に『退屈な霜』は思わず笑ってしまったところもあった。

    もう林芙美子が大好きになっていて、これからもまだよんでないさくひんをどんどん読んでいきたくなったし、今回読んだ作品も再読したいぐらいハマった。

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    2024年01月08日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    いいオタク友達の話を聞いているような一冊。
    しっかりおススメ文が書かれているのに、嘘はなく、ご自身の気持ちがいきいきとしていて、誰も傷つけることがない。

    名作を怖がらずに済むどころか、親しみすら覚えて読みたくなってしまう。
    紹介された57作品を現代風の文章に書き直してくれたりはしないだろうか。

    筆者が本を読むことや食べることが本当に好きなことがわかる、読んでいて楽しい文だった。
    エッセイのタイトルになった作品だけでなく、文章中に紹介された書籍や映画もとても興味深かった。

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    2024年01月04日
  • とりあえずお湯わかせ

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    ありがとう。ありがとう。
    私も人が大好きで、私も友達が大好きで、できたらたくさん遊びたいんだけれど諸事情であまり家からでられずにいる。
    その閉塞感に限界が来て、ちょっと涙を拭く回数が増えた頃にこの本に出会えた。タイミングがバッチリだった。
    この世界に、柚木さんのように人と会いたいと悶々としながら生きている、私みたいな人が何人もいて、その人達みんなと手を繋いだみたいな、そんな気持ちになった。
    ありがとう。もうちょっとだけ頑張ってみます。そして柚木さんもまた、たくさん外に出られますように。早くコロナが収束しますように。インフルエンザも。

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    2023年12月20日
  • 名作なんか、こわくない(PHP文芸文庫)

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    読書好きと言っていいのか悩むぐらい名作と呼ばれる作品を手に取る機会がなかったので、書店で「名作なんかこわくない」というタイトルに惹かれ、もともと柚木麻子さんの小説が好きなこともあり買ってみました。

    柚木さんの最近の出来事に沿って紹介されていくのでとても読みやすく、きっと自分から進んで手に取ることはなかったであろう読んでみたいなと思う作品がいくつかありました。

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    2023年11月26日
  • 終点のあの子

    匿名

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    面白かったです。
    人それぞれ物語があるんですよね。
    自分は同性からどう見られているか考えさせられる。

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    2023年11月19日
  • マジカルグランマ

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    74歳元女優で映画監督の妻。
    一見おっとりにしてみえる正子が殻を破って?自由になっていくお話。世間から一般化されたというか押し付けられたプロトタイプ=マジカル〇〇というんですね。小さい時からなんでかわからないけど、自由になりたいって思っていた自分の感覚を、この本で解説してもらったような気がして痛快だった

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    2023年10月25日
  • 私にふさわしいホテル

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    最初は荒唐無稽すぎて、いやいや流石にありえないでしょー…と思いましたが、読み進めるうちにどんどん面白くなって、主人公の行動から目が離せなく、次はどんなことをやるのかワクワクしてしまっていました。マンガにしたら面白そうなコメディーでした!

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    2023年10月14日
  • オール・ノット

    購入済み

    読後爽やかで、とても良い体験でした。
    貧しい学生の真央が出会ったのは不思議な女性山戸四葉。四葉との出会いと彼女からもらった宝石箱が真央の人生に影響を与えます。
    四葉の家庭や過去を知るにつれて搾取されている可哀想な女だと思うこともありましたが、賢く強かでとても素敵な女性でした。弱者としての女性が描かれていますが、同時に強く生きる女性の姿でもありました。

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    2023年10月10日
  • 幹事のアッコちゃん

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    アッコちゃんシリーズ、どれも好きだけどこれが一番良かった。
    アッコちやんの時間管理の話(この日はこれをする!と決めてしまう)は参考になったし、アッコちゃんの真似をしたけどうまくいかなかった温子、自意識過剰で自分を素直に表現できない涼平にも共感。
    読んでいて元気がもらえるし、学びがたくさんあったので、また読み返したい。

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    2023年09月03日
  • とりあえずお湯わかせ

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    この著者は、だいぶ昔に『ランチのアッコちゃん』を読んでそれっきりだった。
    しかしその後も朝井リョウ氏のエッセイに出てきたり、最近NHKの100分de名著に出たのを見たり。
    最終的にネットの書評で著作の中にエッセイがあるということを知って俄然読みたいと思って読んでみた。


    クリスマスに店頭販売員として冷凍ミカン販売した話は不謹慎ながら笑ってしまった。
    お嬢さまなんだろうけど気取ったところは無く、自虐やなまけ心も惜しみなく披露するところが好感度高い。
    母のおへそにご飯を詰め込んで笑っている子どもとか。
    『三国志』も面白いと言っているし。

    家出をしてホテルに泊まろうとしてチェックインしたけど数時

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    2023年09月02日
  • マジカルグランマ

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    おもしろかった!
    マジカルグランマ、という概念は、目から鱗だった。
    私も、世の中の母親とはこういうもの、みたいなイメージを勝手に持ってて、常日頃からそれと自分を比べたりよそのママさんを比べたり、無意識にやってるかも。
    テレビやSNSに知らない間に色々植え付けられてるのかな。
    私はマジカルマザーじゃないんだと思ったら、すごく気持ちが軽くなる感じがした。

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    2023年08月19日