柚木麻子のレビュー一覧
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ネタバレ明治を生きた女性たちからみた日本史。
道のエネルギッシュでありながら爽やかな人柄と生き様に惚れる。
人生の全てを女子教育と平和教育に捧げた彼女と、ゆりの献身的な日々に感動。当時としては珍しい海外留学をし、リベラルを経験した彼女たちが日本に帰国した時の絶望の度合いは計り知れない。
野口くんや有島くんや徳富くん、太宰くんが当時の頑迷な日本人男性を代表する役割に当てられているのが面白かった。
女は、愛は奪われるもの。不幸に酔うだけで疑問を抱きもしない男たち。時代はまだまだ女に風当たりが強かった。でも、封建的なこうあるべきっていう生き方に反発して、悩んで、自分たちの殻を必死に破ろうとしている男性陣の -
Posted by ブクログ
あなたは、『片想い』をしているでしょうか?もしくは、『片想い』をしていたことがあるでしょうか?
『恋愛』の回数は人それぞれだと思います。初恋の経験の先にも人を好きになる感情は常に湧き上がり続けます。そんな時、ストレートに告白という行動に移ることができる人は結果はどうであれ、『恋愛』に対して悩む時間自体は少ないと言えます。
一方で、そんな想いを自らの胸の内に秘め、相手のことをただただ想う日々を送る『片想い』は、そんな想いが決着するまでの長丁場、ひたすらに悩める時間を過ごすことになります。かく言う私も『片想い』の経験があります。そう、あれは…や、やめましょう、こんな公衆の面前で美しい想い出に変 -
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万人の万人に対する批評
SNSの発達普及普遍化によって、「万人の万人に対する批評」が常に飛び交っている社会になってしまった。それにより、悲喜こもごもの自体が発生している。この作品はそれを端的に切り出し描き出したものである。昔から噂話という口コミはあったが、ネットによりその影響力は比較にならないほど大きくなっている。
一方、人間の感情、気持ち、心は、その多くの部分を「言語」によって作られている。「美味しい」という感覚を言語によって表現し、自分自身の中で確認し、「必要ならば」人に伝える ということも重要なのであろう。