【感想・ネタバレ】ホワイトラビット(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!(解説・小島秀夫)
※本作品は、単行本版『ホワイトラビット』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。

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Posted by ブクログ

黒澤いい奴過ぎるやろ。

視点が切り替わりまくってだいぶ複雑な小説でした。ただそれに見合う展開が......スゴすぎる。
しかもところどころ自分自身でこの小説を自虐している文があったから、オーデュボンかなんかで色々言われたんやろな。

実際、一部の評論家からすれば『レ・ミゼラブル』の引用と、叙述の強調。
ミステリ的には二回以上の偶然。とツッコまれそうな点が結構ある。

私に言わせてみれば、それら伝統かなんかを守って、この小説のオリジナリティが失われるなら本末転倒だ。伊坂幸太郎は伊坂幸太郎であるべき。

おかしいと思わせる箇所をわんこ蕎麦よろしく追加しまくればそれは普通であり、笑わせる箇所を『美味しい物を合わせれば美味しい理論』みたく追求しまくればそれはおもしろい。

つまりこの小説は伊坂幸太郎さんなんです
(`・ω・´)キリッ

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

ある家で起こる立てこもり事件。
ある場所では誘拐犯の妻が誘拐されている。
ある家には空き巣が侵入している。

様々な事件が1つに繋がる瞬間はとても気持ちよかったです!
視点や時間軸が次々に変わっていくことや、作者の語りが多用されていることで飽きることなく、最後まで楽しく読めました

今作のトリックと作中に何度も出てくるオリオン座やペテルギウスなどの星の話は「時間が進まないとわからない」という点で共通しているのが物語を深めているなと感じました!

そして、相変わらず兎田、黒澤、中村などのキャラクターがステキ(オリオオリオも…?)
ずっと読んでいたくなるような軽快な会話劇もステキ

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

視点が目まぐるしくかわってストーリーもよくわからず、最初は「?」の連続。三分の一を過ぎようとしたところの一文でバラバラだった点が一気に繋がりストーリーが加速する。

ある目的を達成するために本筋から目を逸らさせる。まさに因幡の白兎。読者である自分も筆者に騙されまくった。まじで遺憾(褒め言葉)

筆者から読者に語りかけるようなメタ的な書き方が特徴的。それがまた話に没入させるいい仕掛けとなっていた。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

再読だったけど、久しぶりに”黒澤さん”に会えてうれしい。
作者あとがきに『ダイ・ハード』のことが書かれていて、なるほどと腑に落ちた。既視感があると思ったら、セリフ回しがどこかジョン・マクレーンっぽい。
……気のせいかもしれないけど。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

三人称全知視点の語り手は、『レ・ミゼラブル』の"変な"語りの如く、時折物語の枠を超えて私たちに語りかけてくる(喋りかけてくると言った方が適切かもしれない)。この語り手が全てを支配していると言っても過言ではない。登場人物の胸中を明かすだけでなく、読者の考えまで言い当ててくるのだ。だが、煩わしくなく、むしろ心地いい。初めてのタイプの語り手で、いい読書体験となった。
もちろん、ストーリーも超おもしろい。「伊坂幸太郎すげえー」となりました。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

スラスラ読めた。
読みながら作者に弄ばれているような感覚。
遊び心ある地の文章に導かれるまま読み進めていくと、途中から物語を土台からひっくり返すような事を軽々しく告げてくるのだから面白い。
人物の詳細な描写に重きを置いていないであろうことから一部どんな人間なのか想像がつかないままのキャラクターもいたけれどそれも味に感じられた。
どこかフワフワした雰囲気のまま最後まで軽快に本格的なミステリーが展開される。
まあ実際そんな上手くいかないだろうと冷静に考えると思うこともあるのだけどそれもこの小説の雰囲気の中でなら許される感覚があった。

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2026年01月04日

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作者が自由自在に時間と視点を変えながら話が進んでいき分かりづらいかと思いきや点と点が繋がることが多々ありとても面白かった。

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2025年12月28日

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「人間は集団で生きるから、ルールを守る事を教えられるんだ。」

「それは、誰が教えるんだ?」

「渡り鳥に渡る時期を教えたやつだろうな。」

いやー、相変わらず伊坂幸太郎の描くキャラは最高。この掛け合いがたまらない。オシャレ。
洋画を見ているようだった。

誘拐を行ない身代金の代わりに、何かの行動を要求する誘拐屋とでもいうべき生業をしている兎田。
ある日、愛する妻を誘拐されてしまい、自分自身が使う誘拐の手口で嵌められてしまう。
要求はオリオリオという人物を探し出す事。
追い詰められた兎田は思いもよらぬ方法で問題解決を図ろうとする。


というあらすじ。
ちょっと、整理しないとこんがらがってしまうが、最後まで、え?何?という感じで楽しみながら読めた。

この本の副次的な効果として、「オリオン座を形成するペテルギウスは既に爆発しているかもしれない」

オリオンは蠍に刺されて死んだので、蠍座が上がってくるとオリオン座は逃げるように夜空を移動して行く。

といったオリオン座に詳しくなれる事請け合い。

そして、伊坂作品の楽しみの一つであるキャラのクロスオーバー、、、最高!!!

追伸、「騙されてくれて、アリゲーター」はツボにハマってしまい思わず声にだして笑ってしまった。

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2025年12月16日

購入済み

伊坂ワールド

ある瞬間から??となって読む手が止まりませんでした。伊坂さんらしいフレーズも満載でお気に入りになりました。

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2022年11月27日

購入済み

えっえー?!

伊坂幸太郎作品なのに、最初は全く読み進められませんでした。時間がとれなかったこともありますが、行ったり来たりする物語についていけてませんでした。
終盤に差し掛かるや否や、まさに怒涛の勢いで読み終えてしまいました。ワームホールが繋がったということですね。
著者の作品を読むと、年代の新旧に関わらず読み終えたばかりのものが一番面白いと思ってしまうのは、今回も変わりませんでした。
次はどの作品を読もうか…皆さんのオススメを聞いてみたいです。

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2021年11月14日

購入済み

とまらない

引き込まれていく

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2021年08月09日

購入済み

圧感

すごい面白かったです!
さすが伊坂幸太郎先生だなと感服しました。
中盤で話が大きくひっくり返るのが圧感でした。
ハラハラドキドキの連続で最後まで楽しめました。

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2021年05月05日

購入済み

伊坂マジック!

軽快でコミカル、それでいて人生のヒントをもらえるような素敵なストーリー。
レ・ミゼラブルの引用がかなり出てくるのでレミゼファンは堪らなそう。
泥棒の黒澤さん出てきます。

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2020年10月01日

Posted by ブクログ

そわそわするけどスッキリした。伊坂さんが嫌な結末にはしないと信じてたし全部を回収してスッキリ、もしくは最初から読み直したくなる最後になると思ってたけど裏切られなくて良かった。モヤモヤは苦手なので助かる。

最後まで読まなくても途中でページを戻ってばかりだったけどね。

黒澤さんは人気みたいだけどすごくわかる。スマートでちょっと面倒ごとに巻き込まれてて可哀想だけど何とか切り抜けるところ。

ろくな死に方をしない、って言うの良かった。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

ある日、ある場所で立て籠もり事件が発生する。オリオン座と白兎とレ・ミゼラブルの交錯。読み進めるごとに真相に近付き、アタマの理解がついて行かなけなくなるほどに驚くと同時にページを捲る手が、文字を追う眼がスピードを増す。最後の伏線回収はいつもながら圧巻!他作品の登場人物が出てくるのもファンには堪らないであろう事は間違いない。

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2026年01月27日

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「伊坂幸太郎25周年フェア」限定カバーが可愛くて購入。積読あるのにどうしよう〜と思っていたが、スラスラ読み進んでしまった。さすが!伊坂ワールド!トリックがあってエンタメ性もある作品でした

色んな人の小さな行動の積み重ねで運命が作られるのかなと思いました

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊坂幸太郎さんの『ホワイト・ラビット』です。

デビュー25周年を記念したリミテッドエディションのカバーをつけた文庫本が出ていたのでそれを読んでみました。2026年の最初の本でした。

兎田孝則は、誘拐をビジネスとする犯罪組織に所属する末端の構成員として働いていました。ある日、孝則の新妻・綿子が何者かに誘拐されてしまいます。組織のボスである稲葉は、綿子を無事に取り戻すための条件として、組織の金を奪って逃げた折尾豊生け捕りにするよう孝則に命じます。孝則は妻を助けるため、その任務を受けます。

孝則は折尾が中学時代を過ごしたという宮城県仙台市へ向かい、仙台駅で折尾と鉢合わせしますが、折尾に反撃されて逃してしまいます。孝則は折尾のバッグにGPS発信機を仕込むことだけ成功させ、それを手掛かりに居場所を追跡していきます。

GPSの位置情報が示したのは、仙台市内の高台にある高級住宅街「ノースタウン」です。孝則は、玄関の鍵が開いていた一軒家に入り、2階のベッドの下で折尾の遺体を発見します。 家の中には、路上で折尾と口論の末に誤って折尾を死なせてしまった青年・勇介と、偶然空き巣に入っていた黒澤という男がいました。黒澤はその場にいた人物です。

時間が迫る中、黒澤はテレビ・警察を巻き込む白兎作戦を提案します。これは、折尾の遺体の場所をあえて「人質立てこもり事件」としてマスコミに流し、テレビニュースで中継させることで、稲葉たちにも孝則が自由に動けない状況であることを印象付ける計画です。計画通りに、「ノースタウンで立てこもりが発生した」と公安へ通報が入り、宮城県警の特殊事件捜査隊(SIT)が出動します。
ただし、立てこもりを起こしたのは、勇介たちの隣の家で、黒澤の依頼で黒澤の友人の今村と中村が狂言の立てこもり事件を起こしています。
今村と中村は折尾を連れてくるように警察に要求します。黒澤が折尾に成りすまして警察に連れられてきます。黒澤は警察の要求に応じて犯人と接触する代わりに稲葉の携帯番号の逆探知を警察に依頼します。

SITの隊長・夏之目は、ノースタウン一帯に避難命令を出し、隊員たちが立てこもり現場を取り囲んでいます。今村と中村は電話越しに夏之目と交渉を行い、同時にテレビ局にも連絡を取り、事件が実況中継されているようにします。稲葉は仙台港の倉庫で人質の綿子を見張りつつ、中継されている放送を見ていました。稲葉は孝則に折尾の場所を探すよう強く圧力をかけますが、実際には折尾はすでに死んでいて、逆に警察を通じて自分の居場所が逆探知されていることに気づいていませんでした。今村と中村は黒澤の指示に従い、折尾の遺体を2階のベランダから落とします。

隊員たちは立てこもり犯が2階から飛び降りたと勘違いしたため、家屋内へ突入します。今村と中村は事前に用意しておいた機動隊員の制服に着替えることで無数の隊員に紛れ、混乱の中でその場から脱出します。二人は通りがかったタクシーを止め、仙台港へと向かいます。
その後、SITの夏之目はそのタクシーを不審に思い追跡します。心配した黒澤も一緒です。夏之目は車内で、交通事故で亡くなった妻と娘のことを思い出し、かつての因縁(事故原因となった占い師)と向き合う決意を固めます。倉庫では夏之目たちが稲葉たちの一味を制圧し、兎田夫妻(孝則と綿子)を保護しますが、黒澤の姿は既に消えていました。

「白兎事件」が社会を騒がせてから3ヶ月後、黒澤は仙台市泉中央駅の地下鉄で降り立ちます。 駅構内のキオスクに並んだ新聞の一面には、夏之目が過去に犯した殺人事件に関する記事が掲載されていました。黒澤はキオスクで新聞を手にしようとし、前を通る別の店員が「綿子さん、そろそろ交替ね」と声を掛けるのを耳にします。黒澤のこの行動が、物語のラストシーンとして描かれています。

伊坂幸太郎さんの話らしく、物語を時系列に沿って解釈する必要があって、読み返して理解するのが大変です。
そんな中にも、しんみりとした人間の味わいや悲しさを入れてくるのが伊坂さんの話の魅力なのでしょう。

影の主役はSTIの夏之目さん。話の途中で出てくる事故で奥様と娘を亡くした彼の述懐がとても目を引きます。
「足元には摘むべき花が、天井には娘と指差すことのできる星があるかのようだった」

タイトルであるホワイトラビットの意味がよくわかりませんでした。意味を求めてインターネットで検索してみると、因幡の白兎が出てきますが、転じて、「治癒・再生: 傷や病気を癒し、新たなスタートを切る象徴。」と言った意味があるそうです。

家族を失った夏之目さんの転機にもなった、という隠喩を込めているような気がします。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私はずっと虚像を見ていたんだ...と気づいた時はページをめくる手が止まらなかった。
相変わらず伊坂幸太郎先生の登場人物はよく喋ってくれて、面白い。
佐藤親子の旦那がボスなのかと勝手に思ってたから深堀されなくて残念。
そんな上手く行かんやろとは思うが、楽しく読めた。

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

出版された当時から面白そうと興味を持ちつつ、また今度また今度って先延ばしに来ていたけど、坂内拓さんが記念カバーを担当されたということで購入

面白すぎてあっという間に読み終えた。
純粋にトリックを楽しめる小説
最近哲学の本とか社会風刺(?)な小説を読むことが多かったこともあり、ある意味何も考えず物語のストーリー展開を楽しめたことが久々で、よかった

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中途中で読み手に向かって語りが入る、伊坂さんの相変わらずなユーモアのある会話炸裂で楽しめた。
後半部分のネタバレ解説からは一気読みだった。

妻を誘拐された兎田孝則が起こした立てこもり事件。
一軒の家族宅へ立てこもりしてたのかと思ったら父親は空き巣犯の黒澤⁉︎
かと思ったら人質の家族はすでにオリオオリオを殺してしまっているし、みんな兎田の妻を助けるために裏で協力者として仲間意識がうまれていて…
物語を読み進めていくとドンデン返しが待っていて、伏線回収もお見事で、物語の内容的には大事件ではないけれど話の展開がとても楽しかった。

空き巣犯の黒澤の仲間、中村と今村、3人のチームを見ていると私の好きな太田愛さんの修司・相馬・鑓水を思い出した。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ん?と思ったタイミングでちょうど作者の外部からの解説が入るのがすごいと思った。
オリオン座によって繋がる物語と、複数の人物のそれぞれの話が一つに集結していく構成はさすがと思った!


オリオン座のベテルギウスは640光年離れている。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

登場人物それぞれの癖が強くて、伊坂幸太郎節の効いたテンポのいい会話が多くて面白い。
語り手が神視点になっている作品は初めてで、新鮮味があってこれはこれでいいなと思った。

時系列があっちにいったりこっちにいったりで、途中わけわからなくなるけど、読み終えた時に「そういうことか〜」となるからスッキリする

あとはオリオオリオの語呂がよくて好き。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

面白かった。
ワンピースの如く伏線が貼られていて、退屈せずにすぐ読み終わることができた。

ナレーション形式で物語が進むものは初めて見て、最初の方は微妙なネタバレを含みながら進行していくのはどうなんだろうと思いながら、読み進めていった。しかし、後半になればなるほど貼られていた伏線が効いてきて物語が急速に進み、面白さが倍増した。今思えば、ナレーションが叙述トリックのキーにもなっていたように感じた。

色々な人物と時系列をあちこちするので、少し理解に時間がかかったとこもあった。

最後まで疑問に思っていたのは、題名であるホワイトラビットのホワイトはどこからきているのかである。物語に出てくるオリオン座の話や『レ・ミゼラブル』の話などにもしかしたらヒントが出ているのかもしれないが、物語中に回収してくれても良かったのではと思った。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

コミカルな話の展開もあって、悲しさや爽快感もあり、全体的なバランスが良かった。
伏線回収もしっかりあって、映像では味わえないどんでん返しもある。
黒澤さんの活躍ぶりがすごい。罰せられるものはしっかりと罰せられていて、ホッとした。

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

騙された、まんまと騙されてしまった。

推理小説でも何でも、普段から犯人は誰だろうとかどういうトリックだやら、何も考えずに読み進めているが、にしてもまさかそうなるとは思わなかった展開に唖然。長くも短くも無いが、読み応え抜群。

何より、ラッシュライフから再びの登場、黒澤!
これまた、黒澤の存在がいい味を出していたなぁ。
黒澤の人間性というものを、噛み締めて味わった。

この作品の面白い点は、妙な第三者視点、いわば、ナレーション形式で語られるところだろう。
稀にある、変な作品。
でも、その変が故に、面白い。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

面白かったね。
で何が面白かったかっていうと、物語よりも状況を説明する言葉、状況説明かな。
もっと簡単な言い回しがあると思うけど、何でそんな回りくどいことを説明調に話すのか、何となく面倒くさい自分を思い出したよ。
だけどこれが良かった。
さて物語はっていうと罪の意識もあるし、まあある意味ハッピーエンドだけど、この作者の殆どに言えるのかと思うけど、死を軽んじてるよね。
100人100通りの人、人生があるからこんな簡単じゃあないと思うけど、まああまり重くならないのでそこがいいのかっていう感じも分かる。
この作者らしいね。
でも、落とし所は外してなかったので、SIT隊長の夢に出てきた娘、妻の会話は何となく泣けちゃうよね。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

グラスホッパー辺りが流行った頃に伊坂幸太郎作品を読んでた。

色々な登場人物の視点から物語が進んでいく構成が、状況を理解するのに時間はかかりながらも懐かしくて。
後半の一気に展開していく流れに乗ると楽しんで久々に1冊読み切れました。

せっかく観たことのあるレミゼの内容も小説部分が分からないのはしょうがないにしろ、自分の中で忘れてしまった設定やらシーンが沢山ありそうで悲しい悔しい。

全体的に事件がスッキリ解決!というよりかは登場人物のキャラクター性?が魅力的なのが良い!好き!!

後になってこういった過去が〜ってゆうのはずるいとも思いながら、その人の人格の説得力がしっかり増す設定で、まんまと夏之目さんに惹かれてしまった。

解説にある

“読者が「おや?」と思うタイミングで、「そうでしょう、おかしいですよね」と、絶妙の合いの手を入れてくる。”

がまさにそれ過ぎてこれ以上の感想は出てこないので終わり。

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2025年10月07日

購入済み

さすがの伊坂幸太郎

伊坂節炸裂!

作品によって変幻自在な語り口調は
さすがとしか言いようがない!

序盤は少しストーリー展開が控えめなのかな?
と思いきや、
気付いたらどんどん物語に引き込まれていって
終盤でそれまでの伏線回収が始まると
面白すぎて止まれませんでした笑

読んでる途中で、
これは大丈夫かな?ちゃんと全員が納得のいくような落とし所があるのかな?
と心配になるのですが、
そこは伊坂先生が伊坂先生たる所以というか、
読んだ後の爽快感と満足感は
やっぱり伊坂作品だな、と安心しました。

そしてみんな大好き黒澤の安定感半端ないです。
伊坂好きは絶対満足するはずです。

#ドキドキハラハラ #深い #シュール

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2021年06月17日

Posted by ブクログ

組織の金を横取りしたオリオン座マニアの折尾。そのとばっちりを受けて、誘拐犯、兎田の嫁が誘拐された。中村の依頼で黒澤と今村は殺された詐欺師の家の金庫破りに行く。ホワイトラビットは高級住宅街の立てこもり事件。頑張る警察、夏之目課長、春日部課長代理、大島刑事。これ以上は書けないあらすじ。奇想天外に時間と場所をあちこちに飛ばして読者を翻弄するストーリーマスター。ご都合主義の中で黒澤たちのいい人感が際立つ。めんどくさいけど、ああ面白かった。

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2026年01月12日

Posted by ブクログ

伊坂幸太郎×立て籠り事件×黒澤
面白くないわけがない。
人物や時間軸がコロコロ変わるので、置いていかれないようにだけ気を付けないといけませんが、基本的に読みやすいです。
最後の最後まで楽しませてくれました。
そして今は、レ・ミゼラブルを読んでいます。
長いし、重い…。
でも深い

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

誘拐犯、立てこもり犯、警察との攻防を描いた作品。
主人公の立てこもり犯兎田が、なんとも
ポンコツで愛らしくもなる
時系列や登場人物が次々と変わりながら進んでいくストーリーに、あれ、これ誰だったっけ?なんだっけ?となる場面もしばしばあるが、語り手がツッコミのような形で補足してくれるため、理解が追いつき、スルスルと読めるストーリーだった。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

構成はとても面白かった。
色んな犯人がいて、色んな視点がある。
警察が人を殺したとか、立てこもり犯は実は妻を囮にされているから立てこもったり、立てこもりの中の家族の息子が人を殺してしまい、それを隠す母親。立てこもりされた家族の父親になりすます、泥棒。今まで読んだ中でこんなにも色んな人の視点に立って読める本は初めてだった。
ただ、時を戻したり進んだりするため、頭を使って読む必要があった。あまり驚きがなく、淡々と話が進んでいる印象。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

いわゆる誘拐ものの犯罪小説と思っていたら、そこにはびっくりする仕掛けが。伊坂幸太郎らしいトリックが光っていた。

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

序盤は登場人物や時系列が入り乱れ話に付いて行くのに必死だった。

しかし慣れてくると1つ1つの作戦ややり取りの裏側を明かす真相を知ることができて面白かった。
作中1番の驚きだったシーンはオリオの正体が黒澤だったことだが警察とやり取りをしていたのは隣の家で立て篭りをカモフラージュした今村と中村だったのことにも驚いた。

他にも本物のオリオは死体として隠されていた事など伊坂幸太郎ならではのどんでん返しを喰らうことが出来た。

いかなる場面でも冷静沈着な黒澤がカッコよかった。

綿子が銃を構えた場面で神話とは反対に麻袋の中身は兎田だと悟り天井を打つ場面、天井の穴から夏之目が娘を指指すことを回想する伏線回収は見事だった。

「優しくするのはじつに容易いことですが、難しいのは正しくあることです」という言葉に大きく共感した。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

伊坂先生の小刻みで心地いい会話と、ものすごい展開に相変わらず楽しんだ。いつも以上に展開が面白くて最後にもう一回読もうって決めた。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

立てこもり事件にてんこ盛り 1つの立てこもり事件の中に、誘拐、泥棒、詐欺師、殺人と話が入り組んでいるので、複雑なようで単純でもあり、早い展開で爽快。サクサクと読めた。兎田が誘拐ビジネスの加害側にも関わらず被害者となる。嫁の綿子ちゃんを助けるべく試行錯誤するが、何とも頼りなくて人間味がある。泥棒ビジネスの黒澤も冷静に見極められるようで、何故かダメな子を助けてしまうタイプ。最終的には悪いやつがちゃんと捕まって、とりあえずハッピーエンドになるので読み終わってもモヤモヤはなくていい。しかし全体通してどこが面白かったかよくわかんない感じなので星3で。

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2025年12月02日

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