あらすじ
兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!(解説・小島秀夫)
※本作品は、単行本版『ホワイトラビット』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2026.09.16
伊坂幸太郎への「好き」を、またひとつ深めてくれる小説だった。
え?どういうこと?!となりページを戻しては進めて、、と読むあの瞬間がたまらない。
記憶を消してもう一度読みたい、と思わせてくれる。
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刑事、犯人、人質、そして作者の視点で語られる物語。それぞれの目線によって、事件への見方が変わること、それにより事件が立体的に浮き彫りになっていくことが、ホワイト・ラビットの醍醐味である。途中で作者がいちいちツッコミや注釈を入れたりするのも、可笑しかった。
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時間と語り手が次々と入れ替わり、徐々にその全貌が明らかになっていく立てこもり事件。正しいと思っていたものが、時間と視点のトリックによって変わっていく。とても面白かった。
泥棒史上もっとも魅力的な男黒澤がまた登場した!序盤に出てきたから、ちょっと絡むくらいだと思っていたら、めちゃくちゃ重要な立ち位置だった。今回も黒澤大活躍でうれしい。
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「伊坂幸太郎史上最高の騙し合い!」
本当に奇妙でまんまと騙された。
自分で「こうだろう」と予想していたものが
ことごとく外され、
まさかそんなことある!?の連続で
読み戻って確認しながら読み進めた。
タイトルの意味と、白兎事件のネーミングが
まだよくわかっていないから
理解してスッキリしたい。
Posted by ブクログ
今まで読んだ伊坂作品とはまた違った文体で新鮮だった。
時系列が行ったり来たりで頭がパンクしそうになるところもあったけど、最後はさすが伊坂幸太郎、という感じで全部拾っていく。
もっと理解するためにも要再読!
Posted by ブクログ
大どんでん返しが多すぎる。
伊坂幸太郎さんの作品のそういうところが好きで今度こそ見抜いてやるって思考巡らしながら読んでたのにまんまと騙されてまた中毒です、、
時系列と登場人物、語り手の移り変わりの設定がすごい。
えっえー?!
伊坂幸太郎作品なのに、最初は全く読み進められませんでした。時間がとれなかったこともありますが、行ったり来たりする物語についていけてませんでした。
終盤に差し掛かるや否や、まさに怒涛の勢いで読み終えてしまいました。ワームホールが繋がったということですね。
著者の作品を読むと、年代の新旧に関わらず読み終えたばかりのものが一番面白いと思ってしまうのは、今回も変わりませんでした。
次はどの作品を読もうか…皆さんのオススメを聞いてみたいです。
圧感
すごい面白かったです!
さすが伊坂幸太郎先生だなと感服しました。
中盤で話が大きくひっくり返るのが圧感でした。
ハラハラドキドキの連続で最後まで楽しめました。
伊坂マジック!
軽快でコミカル、それでいて人生のヒントをもらえるような素敵なストーリー。
レ・ミゼラブルの引用がかなり出てくるのでレミゼファンは堪らなそう。
泥棒の黒澤さん出てきます。
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんらしい、持ち前の気持ちのいいテンポ感で進んでいく立てこもり事件。警察に取り囲まれ、そもそも脱出すること自体が不可能なのではないか。仮に脱出できたとしても、その後は大丈夫なのか??(ここはネタバレになるため書かない)と思いながら読み進めていた。しかし、最後には一見関係のないように散りばめられていた点と点が線となり、物語が完結する。星座みたい。
伊坂幸太郎さんの小説に登場する人物たちは、やっていることこそ破天荒で、世間一般の常識から見れば悪いことや、おかしなことをしている。しかし、一人ひとりに確固たる芯があり、なぜか憎めないキャラクターばかりである。そんな彼らの人柄に周囲の人々も影響され、協力したり、共感したりする。その関係性もまた、伊坂作品の魅力の一つだと感じる。
そして、『レ・ミゼラブル』をオマージュし、作者が読者に直接語りかけてくるような文章の書き方も面白かった。
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最初は話があっちこっちいって読みにくい…挫折しそう…と思ったけど、読み進めるうちにどんどん展開が変わっていき、え?!そうなるの?!とたくさん裏切られて面白かった!他の作品も読みたい。
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中盤からの、ストーリーが突然反転するあの瞬間がたまらん!
「時系列どうなってんの?」「今だれがどこにいんの?」「いつから?」「どゆこと?」って混乱しながらも、読み進めていくとちゃんと整っていく安心感はさすが。(ずっと眉間に皺は寄せてたけど笑)
Posted by ブクログ
仙台で発生した人質立てこもり事件。
SITが出動し警察官が犯人と交渉するも、事態は思わぬ方向に転がっていく…。
あらすじから想像したお話とは全く違いました。
今作は語り手が特徴的で、神(作者)視点からの注釈によって都度状況を整理しつつ読者を翻弄してきます。
「ここであの仕掛けに気付きましたよね?」「一方こちらでは〇〇していました」と導かれるまま素直に読み続け、華麗なトリックに落ちたのが私です。恐るべし伊坂マジック…。
時間のズレと視点のズレ、小説だからこそのミスリードは本作を「籠城もの、人質立てこもり事件の決定版にしたい」という言葉通りの説得力がありました。
これまでの作品とは一味違うけれど、後半一気に加速していく展開と相変わらずたくましい女性の登場に伊坂イズムを感じて嬉しいです。(綿子ちゃんかっこよかった!)
「はい、生まれました。はい、死にました」の間にある「いろいろ」に、無駄な回り道とよんどころない事情があって、人生の価値が詰まっている。
自分では経験できない「いろいろ」を何度でも追体験させてくれる読書は本当に凄い。
今を必死に生きる主人公が多いのも、伊坂作品の魅力のひとつなのかなあと思いました。
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かつて私は、有名すぎる作者や本は読まないという頑固な節がありまして、恥ずかしながら伊坂幸太郎さんの小説も今回初めて読みました(ゴールデンスランバーとか映画は観てますが)。 なのでこの作品が“これぞ伊坂幸太郎”なのかどうかはわからないのですが、物語への引き込み方やモヤモヤを残さない事が非常に気持ち良く、言わずもがな他の作品も読みたくなりました! きっとこれがトリックだ伏線だと予想をたてても、あっという展開が訪れる。最後の最後に騙される作品も面白いですが、何度も何度も騙される作品も痛快ですね。
Posted by ブクログ
黒澤が好きなキャラクターなので今回出番多くて嬉しかった。
伏線の魔術師流石です。
こんな書き方良く思いつくな〜と驚かされました。
何度も前のページに戻って読むのは伊坂幸太郎作品の醍醐味だと思います。
これからオリオン座見る度にこの作品思い出しそうです。
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人物の視点が変わったり、時系列が戻ったりするので、あのときのあの人はこの人だったのねとか、あのときのあれはそういうことだったのかと、答え合わせのような感覚で読めて面白かった。文章の書き方が、少しクセがあって、好き嫌いが別れそうだが、私は好きだった。どんでん返しもありつつ、ちゃんと全ての伏線を回収して終わったので面白かった。登場人物も愛着が湧くような人たちだった。他の伊坂幸太郎作品も読みたいと思った。
Posted by ブクログ
2026.43
読んでみたかった伊坂作品
25周年特別カバーが可愛くて買ったpart2
(part1はキャプテンサンダーボルト)
読み終わるとこの特別カバーのデザインが
物語にぴったりで改めてとても良いです
レミゼラブル読んだことないけど
この構成が面白すぎて
レミゼラブルも読みたくなっちゃった
伊坂さんの作品本当に面白いよ〜〜〜〜
ぐっと物語に入り込んで
あっというまに読み終わってしまう
ページをめくる手が止まらなくなる
ホワイトラビットも大満足の作品だった
Posted by ブクログ
面白かった!そんなに期待してた訳じゃないけど読みやすいし、ミスリードにも圧巻させられた。ミステリーといいつつ、そういったミスリードもありつつトリックメインというよりは臨場感溢れるお話で情景も想像しやすくて良かった。またこの人の別の小説も読みたい。
Posted by ブクログ
レ·ミゼラブル風な語り口でわざと書いてる風なのがシャレっぽくもあるけど、まどろっこしくていつもの伊坂さんの本ぽくないな...ちょっと読みにくいな、話もちょっと単調だな、と前半は思っていた。でもさすが伊坂さん。後半に進むに連れて、え?そういうこと?って惹き込まれた。このキャラ好き!っていうのが今回はあまりなかったかな。普通に話は面白かったです。
Posted by ブクログ
最初は目まぐるしく視点移動するので、少々読みづらく感じたけども
それぞれの人物のプロフィールが浸透すれば、すっと読めるようになりました。
何点かどんでん返し的展開がありますが
読者を騙すために時系列を意図的にシャッフルしたり、巧妙に核心を隠したりしているので、これは映像化不可能だろうなぁ。
Posted by ブクログ
誘拐を生業としている兎田が、一番大事にしている嫁を誘拐され、妻との交換条件として組織のお金を横領したオリオオリオを探して差し出すことになり、探知機を追い辿ってきたところ、親子を人質に立て篭もりすることになってしまった。
様々な「実は」、「実は」、で、とても意表をつかれて面白かった。
Posted by ブクログ
友人に面白いよと勧められて読んだ。
白兎事件とはなんぞや。と思いながら冒頭を読み、目まぐるしく変わる登場人物の語りを読み、次々と訪れる展開を乗り越え、気がつけば完全に術中にハマっていた。いつの間にかすっかり騙され、現れた真相に視点を据え、様々な登場人物たちの人生に起こる、いろいろなことやよんどころなき事情を知り、物語は結末にいたる。
まるで落語か戯曲を観ているかのようだった(あまりどちらも嗜んでいないのだが)。
これが、伊坂マジックだと言うのか…とても鮮やかで素晴らしかった。
Posted by ブクログ
オリオン座のうんちくから白兎事件への発展で内容を思い出しやすい作品、途中登場人物が多く頭がこんがらがるかと思いきやすんなりと理解でき終始楽しく読み進められた、オリオオリオと意味もなく呟いてみたくなる。
Posted by ブクログ
人生の「いろいろ」の中には本当に色々あるんだろうな。
今までも色々あったけど、ここからさらに色々あるんだろうな。
そのいろいろも時間が進まないとわからない。
なくしてからその存在の大切さに気づくんだよね。
ベテルギウスもとっくに無くなってるかもしれないよ?
でもそれが本当かどうかわかるのは数百年後かもしれないし、もしかしたら明日かもしれない。
結局は実際に体験しないとわからないんだ、なんだか人生って面白いね。
はい、死にました、までは自分の人生を楽しも。
さすがの伊坂幸太郎
伊坂節炸裂!
作品によって変幻自在な語り口調は
さすがとしか言いようがない!
序盤は少しストーリー展開が控えめなのかな?
と思いきや、
気付いたらどんどん物語に引き込まれていって
終盤でそれまでの伏線回収が始まると
面白すぎて止まれませんでした笑
読んでる途中で、
これは大丈夫かな?ちゃんと全員が納得のいくような落とし所があるのかな?
と心配になるのですが、
そこは伊坂先生が伊坂先生たる所以というか、
読んだ後の爽快感と満足感は
やっぱり伊坂作品だな、と安心しました。
そしてみんな大好き黒澤の安定感半端ないです。
伊坂好きは絶対満足するはずです。
Posted by ブクログ
散りばめられたピースが繋ぎ合わさったときの快感がすごい。
前半は場面転換のタイミングでちょっとブレーキがかかって、(中華ドラマや某小さくてかわいいやつにハマったこともあり)かなり時間をかけてちょびちょび読んでたんだけど、後半の疾走感がすごかった!
初伊坂幸太郎作品だったので、これから色々読んでみたい
Posted by ブクログ
3.9
「そういう無駄なところが、物語を豊かにするんだから」
205ページ。ハッとさせられたセリフ。
人生において同じことがいえるのではないだろうかと考えてしまった。この本は思っていたよりもコメディー色が強かったのもあり、伊坂幸太郎作品の中でも軽めに読めた本ではあった。
Posted by ブクログ
作中に頻出するレミゼラブルの小説も映画も触れたことがないわたしのような人間を置いてけぼりにしない伊坂幸太郎さんの物語の運びかた、とても素敵だ。読んだことのないレミゼラブルを読んだことがあるような気持ちにさえさせてくれた。
レミゼラブルに倣ったらしい“作者が妙にしゃしゃり出てくる”ホワイトラビットだったけど、わたしには新鮮で良かった。
そして何度か出てくる軽快なミスリードが楽しい。
この物語がどんな風に収束していくのかなとワクワクしながら読み進める感覚がとても懐かしかった。
ほぼ全部のキャラクターにどこか愛おしさが芽生えてしまう筆力は流石だ。
わたしっていまも変わらず伊坂幸太郎という作家がすきだ、と再確認できてとてもうれしかった。
そんな展開うまくいく〜?!と思う気持ちもなくはないのだけど気づけば納得できる、させられている、腑に落ちている。
フィクションってこれでいいんだ、と思う。
Posted by ブクログ
久しぶりの伊坂幸太郎
自分が伊坂幸太郎に求めてたものがきちんと散りばめられてた。
悪いことをしてるのに憎めないキャラクター、変なところに物知りで持論展開してくるキャラクター、え?そういうこと?ってなるようなトリック
欲しいものはあったけど、読んだあとにまぁまぁ面白かったってなって少し満ち足りなかった。
なんでかな、書き方が少し特殊で、む達観してるナレーションみたいにストーリーを進めてるところが原因かな。
初めて触れるパターンで面白かったけど、好きかと言われるとうーんって感じ
Posted by ブクログ
これぞ伊坂幸太郎ワールド。
展開、時間軸もテンポ良く切り替わり
殺人、立てこもり事件が登場人物のキャラクターも合わさりとてもコミカルに描かれていた。
「現実から数センチ浮いているストーリー」
正にその通りで楽しめました。
Posted by ブクログ
今村、中村とか、登場人物の多さが私の脳の容量を超越してて(そこまで多くないが)ところどころよくわからなかったけど、やっぱり伊坂幸太郎特有の軽快な語り口好きです