【感想・ネタバレ】そして、バトンは渡されたのレビュー

あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、
出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

解説・上白石萌音

※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この本を読んで自分が今まで出会ってきた大好きな人たちのことを思い出しました(°▽°)
たくさん支えてくれて、たくさん成長させてくれました(°▽°)
これからは自分も優しさや愛情をたくさん手渡せる人になりたいと思いました(°▽°)

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

血の繋がらない親たちの間を「バトン」のように渡され、4回も名字が変わった少女・優子。
一見すると複雑で不幸な境遇だが、そこにあったのは、彼女の幸せを何よりも願う親たちの愛に溢れた善意の連鎖だった。
言葉と料理、そして「選ぶ」という決断で編み上げられた、血縁を超えた家族の形を描く感動作。

物語としての素晴らしさももちろんだが、
何よりも、人生を支えてくれる名フレーズの数々が素晴らしかった。

- 人生における「選択」について考えさせられる名フレーズの数々

1.「もしも、優先順位をつけなければいけないのなら、正しい順番に並べるべきだ。それなら、たとえ自分の選択に悲しくなることがあったとしても、間違いだった後悔することはない。」

2.「優先順位の一位は友達じゃない。何が1番かわからないのなら、正しいことを優先すればいい。だけど、何が正しいかを決められるほど、私は立派ではない。」

人生の中で、僕たちは何度も人生の選択を何度も突きつけられる。人生の時間は限られていて、その中で「仕事(自身が没頭したいこと)か、家族との時間か」、「不確かな憧れを叶える挑戦か、持続可能な安定した平穏か」。
全てを掬い取ることができないとき、正しさなどない中で、自分の中での「いま正しいと思うこと」を基準にして優先順位づけをして「選択」をしなければならない。
人生における「選択とその葛藤」を見事に言語化し、読者にとっての今抱えている「選択とその葛藤」を浮き彫りにさせるような素晴らしいフレーズだ。

3.「搭乗券を買って、スーツケースを預けた後でも、行き先が違うと気づいたら、その飛行機には乗らないでしょう。早瀬君、まだ降りられるよ。」

そしてその選択が、違和感を持った間違った選択なら、いつだって翻したっていい。

4.「本当に幸せなのは、誰かと喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。あの日決めた覚悟が、ここへ連れてきてくれた。」

過去の自分の正しいか誤っているかわからない選択が、自分も想像しなかった幸せへと導いてくれることがある。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

親の偉大さを改めて感じた1冊です。
私は少し読解力が足りなかったのか、時系列が
ごっちゃになって3周ほどしました。笑
この中でも好きなのが継母の梨花さんです。
序盤では自己中で優子ちゃんを振り回すような
感じでしたが、ラストはすごく梨花さんらしい!と思えました。梨花さんは良く言えば度胸があり、悪く言えば、自己中です。自分自身で良いところで優子ちゃんを支えるというのが感動しました。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

優子はとても強い人だなぁと思う。自分が同じ状況だったらきっとこんなに淡々と過ごせないような気がする。バラィティーなお話ですね。

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

大切な人がいる時に「大切にしたい」「より良い自分でいたい」「何をしてあげられるかな」という思い。そして、「こんな自分でいいのかな」っていう弱気。終始暖かい気持ちで優しく泣ける素敵な一冊でした。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

日々を振り返る暇もない貴方にこそ読んで欲しい。

1章が物語の3/4ほどを占める。
主人公は高校までに4回苗字が変わっている。
2章はとても短いのだが、もうニヤニヤを止められなかった。
世界が平和であれば良いと思った。

人の幸せを想う、優しい気持ちになれる本です。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

瀬尾さんの作品は、どれも「いい人」ばかり出てくるなんて言われているが、この作品はその最たるものだと思う。
こんなに優しい世界あるの?とは確かに思うけど、
現実世界も普通に生きていれば、そんなに悪人に出会うこともないし、なんだかんだ優しい愛のある世界で生きてきた自覚があるからこそ感動する。
そして、これが本屋大賞に選ばれているということは、そんなふうに感じて生きてきた人達が多いからこそだと思うので、世の中は捨てたもんじゃない。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

親が複数いるという生い立ちだけをみると苦労が多かったのかと想像していたが、苦労はありつつも、優子自身も優子の周りの人たちもみんな愛の溢れている人ばかりで心が温かくなりながら読み進められた。
最後のシーンは泣きながら読んだ。
人の温かさや、家族とはどういうものなのか考えながら、私もこの登場人物のように温かい人になりたいと感じた。
瀬尾まりこさんの作品は温かい言葉や、食べ物の描写が印象的で、この作品もまた読み返したいと思える作品でした。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

読みやすかった〜
映画化されたためにキャストの顔が浮かんでしまった。
家族愛の本
愛されようと思うよりも、まず愛する力がさきに働く

結婚する前にまた一度読みたい。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

★4.5
両親とも揃ってることが幸せとも限らない。
登場する親が全員愛にあふれていてみんな好きになった。

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2026年03月12日

ネタバレ 購入済み

そして、バトンは渡された

読了。大きい事件は起こらないのに、最後の結婚式のシーンは泣きそうになった。森宮さんの頭良いのにお茶目なところが好きだなーと思った。

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2025年06月03日

QM

購入済み

愛情って1番大切なのではと思った。どんな状況でも愛情があればまっすぐ生きていける、そんな素敵な世界を信じたくなるお話。

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2024年10月29日

匿名

購入済み

すごくおもしろかったです。
何度も涙ぐんでしまいました。
複雑な環境で育ったけれど、すごく優しい親達ばかりで彼女は幸運です。

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2024年08月27日

購入済み

育児のすすめ

⚫️少子化時代の「育児のすすめ」である。何をしたら自分が満たされるのかはよく分からないから、自分のために生きることは案外難しい。しかし、自分より大事な子供のために生きることは、自分を確実に満たしてくれる。⚫️育児のある人生は幸せで、育児のない人生は多分つまらない。お金で買えない生きがいを得られる育児のコスパは悪くないのだ。⚫️さて、主人公の義母梨花について、自由奔放というより自儘独善を感じるが、周囲の男達は途方もない器のデカさで接している。現代女性の理想的男性は大度量の持ち主らしい。自分にはムリっぽい。

#癒やされる

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2023年11月13日

購入済み

読了感が最高でした

ずっと穏やかな様子で進んでいくこの話の中で、泣くことはないだろうと思いながら読み進めていました。
けれど、読んでいく中で主人公の優子がいかに愛されているかを感じ、最後には涙を流してしまっていました。
穏やかに心に染み込んでくるような優しさが詰まっていると思います。後味スッキリと読み終えることができるお話でした。

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2022年09月29日

購入済み

面白い!

映画を先に見ましたが、映画とはまた違った展開でした!!とても面白くあっという間に読んでしまいました!迷ってたらオススメです

#泣ける

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2022年02月03日

ネタバレ 購入済み

本も料理も味わい深い

ニンニクたっぷりの餃子、始業式のカツ丼、メッセージいっぱいのオムライスなど、愛情たっぷりの料理を作る森宮さん、また優子に関わった親たちの真の愛に胸が温かくなリました。
特に、親が子を育てることは明日が2つに、未来が2倍になるという一文に感動しました。

#癒やされる #感動する #深い

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2021年11月16日

購入済み

原作

漫画などにもなっていますが、小説のこの作品が1番!

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2021年11月13日

購入済み

そしてバトンは渡された

すごく読みやすいです。次はどんな展開になるんだろうと、物語の中に引き込まれて イッキ読みしました☺️

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2021年11月11日

a

購入済み

心が温かくなりました

読む前はあらすじを見てどういうことだろうって思っていたのですが、読むとスッと心に入ってくる温かいストーリーで、読んで良かったなと思いました。

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2021年10月15日

ネタバレ 購入済み

心が温かくなる

優子さんの性格もいいのか、周りの大人の気遣いに、
本当に心が温まりました。
付き合った彼氏達も、素敵な子だったですね。
親が何度も代わり、人に言えない虚しさや腹立たしさを感じる事もないほどの
新しい親達。現実には居ないだろう
素敵な物語でした。

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2021年04月24日

購入済み

最初だけ???でしたが

すぐに物語に引き込まれました
登場人物のキャラも濃く、とても楽しく読み終えることができました
いろんな愛情があるのだな

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2021年04月02日

ネタバレ 購入済み

大切にしていきたいと思える本

これは優子ちゃんのお話のようで、じつは森宮さんのお話だったんだと思う。
本当に場面展開といい、言葉選びが秀逸で、季節の移ろいなどの表現も美しく引き込まれました。
優子ちゃんと森宮さんの会話にクスッと笑えて、森宮さんだけでなく登場人物がみんなそれぞれ温かくて。でも要所要所のそれぞれの親たちの言葉に重みがあって。。梨花の明日が2つになるって言葉や、どんな時もごはんを作る森宮さんの姿、2章の最後の方、夕食後のデザートの時、森宮さんが優子ちゃんに掛ける言葉の部分では思わず声をあげて泣いてしまいました。きっとまた、時々読み返します。大切にしていきたいと思える本です。

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2022年09月30日

購入済み

淡々飄々 しかしユーモアあり

どこか力が抜けた淡々飄々とした しかしユーモアを含んだ語り口が好きでこの作者の作品を何冊も読んでいるが、今まで読んだ作品の中では文句なしにこの作品が最高の出来である。最後の盛り上げ部分も絶叫型ではなくいくらかユーモアをふくんでいるのに、それでも感涙してしまった。数多くの父親 そして母親の嫌味のない人物の描き方が実にいい。もっと星がほしい作品である。

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2021年02月03日

購入済み

良かったです

内容を全く知らないまま、まず無料版を読んで、早く続きが読みたくて購入しました。何だか最近の自分を振り返りちょっと心が晴れました。自分の人生、自分の評価、など自分の事ばかり。目を向ける世界をちょっと変えただけで、心が豊かになる事を思い出させてもらいました。登場人物がみんな魅力的です。

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2020年10月19日

Posted by ブクログ

子供はもう変化に慣れてしまっていた。次の親は誰なのかに慣れすぎた。けれど振り返ると全てが彼女を作る必要不可欠な要素だった。

自分で操作できない部分が多かった。選択肢を提示されたとしても決められたレールのどっちに行くのかを選ぶだけになる。
かと言って完全なるレールではなく大量の分岐がある。
セリフとして印象的だったのが「明日が二つになる」。自分だけの未来ではなく、その明日その未来を見て本人に託したり、親に未来を託したのかな。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほぼ優子目線でのみ物語が進んでいくが、再婚相手の連れ子である優子にここまで愛情を向けられた梨花や森宮さんにいまいち共感出来なかったのでもう少しこの2人に焦点をあてて欲しかった。

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

淡々としていて、自分の意見をあまり言わない人であっても、必ずその裏には人生があって 色々なことを考えて生きているのかもしれないと 思いました

非常に心が温まるストーリーでした

複雑な家庭環境にある人が、必ずしも深い悩みを抱えていて苦悩していると思い込んで接することは間違っていると、戒められました

梨花さんのような、自由で美しい女性に憧れます

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

言葉にできない愛とあたたかさを感じて
最後は号泣

過去を振り返り、嘆いたり
選択に悩み、後悔するよりも
ただ目の前の人と生活に向き合って
大切にして、大切にされて
みんなで家族をつくってきた

みんなのことが大好き

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

血縁関係を超えた親子の愛を描いた物語。
主人公・優子は、親が変わっても要領良く対応できているように感じていたけれど、自分が結婚することを機に、いかに親たちが自分に対して愛情を注いでくれていたか気付く場面がとても良かったです。
継母の梨花さんが森宮さんに言った「母親になると明日が二つになる」という言葉が特に響きます。
ちょっとズレているのに真っ直ぐな愛情を向けてくれる森宮さんも最高。
カタチにとらわれない親子があってもいい。
幸せに満たされる作品でした。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

まさかこんなに泣くとは思わなかった。
映画版はピアノのシーンがメインっぽいけれど、私はこの本を読んで最も印象的だったのは、森宮さんと優子の食卓のシーンだった。

読んでるだけで「うわ、そんなに食べちゃう?」って位の豪華な夕飯とスイーツの数々。

だけど、「美味しいものを共有したい」という想いこそ、シンプルに家族に対する愛情表現だな…と思った。

私も後から振り返った時、子供と過ごした時間の象徴みたいな場面をいっぱい作りたくなった。

そして、梨花の「明日が二つになる」という言葉。
ここで涙腺大崩壊!

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の最後でうるっときました。これだけの環境の変化に、特別な不満もなく、信頼関係を築いていける優子に感心しました。学校での友達関係にも強くたくましく、ブレることなく突き進める優子に羨ましさをも感じました。
映画は号泣すると聞いているのでいつか観たいと思います。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

心あたたまる話。愛情いっぱいの子育てをしたくなりました。最後はもう胸がいっぱいで涙が抑えられませんでした。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

出てくる登場人物嫌な人がほとんどいない。最後の解説に読み終わった後の”多幸感”って言葉があったけれど、同じような気持ちになった。ウルっと最後は涙腺が弱まりました。
家族の形って何だろうって考えさせられる一冊になりました。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

家族とは、親である事とはどういう事なんだろうと考えた。
自分が娘や息子に与えられているもの、与えられているものはどうだろう。

登場する「家族」はカタチは違うものの皆深い愛情を持って優子と暮らしていた。
なかでも森宮さんの父としての覚悟と責任感は尊敬に値すると思った。
ズレているところや思い込んだら真っ直ぐなところはあるが、父として足りないかもと不安に思いながらも、いつだって優子にとってのベストを模索してもがいていた。
それを優子も素直に受け取っていたからこそ、森宮さんの所が自分の帰る場所であり、1番大切な家族だと、認識していたんだと思う。
父親でなくなるようなことが起きれば、暴れてでも泣いてでも阻止したいと思うほどに。
そうしっかり伝わっていたのが泣けた。

梨花の事はちょっと好きにはなれなかった。
確かに愛情たっぷりではあるけど、水戸さんの手紙を渡さなかったり、会わせなかったりと、子のためというより自分のエゴが強すぎたかなと。
水戸さんのことを思うと不憫でいたたまれなくなる。

自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくる。
親になるという事は未来が二倍以上になること。
とあった。
本当にそう思う。
子ども達には色んな景色を見せてもらっている。
見たことのない景色や、今まで見ていた景色の違った見え方など。
そのうえで僕は自分の明日は、子ども達の明日を未来をより良きものにするためありたい。
そこには自分や妻、祖父母達も一緒にいて、子ども達との明日・未来をより良きするための毎日を送りたいと思っている。
子ども達が大きくなる頃に幸せな思い出となっているように、そしてまた次の世代に同じようにしたいと自然と思えるようになってほしい。
これを書いていて思った。
これもバトンだ。
渡す時が1番幸せかどうかは分からない、だって今が幸せだと感じているから。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

あたたかい話だった。たくさんの人に愛されてたくさんの親ができて。現実にもこういうことがたくさんあればいいのにと思う。

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2026年03月12日

購入済み

バトンを渡せるのか

映画化された映像を先に見たので、森宮さん=田中圭さんに完全になってしまっていました(笑)
あっと驚くような展開は出てこないけれど、ジワジワと染みてくる人と人の間に生まれる優しさに、心が温かくなります。今の季節、読むのにピッタリかもしれませんね。

誰かを大切に想う
誰かから大切に想われる

受け取ったバトンを、私は誰かに渡せるのだろうか…

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2021年12月26日

Posted by ブクログ

この小説の人気はしみじみとする読後感というものだろう。何人もの親に育てられてきた優子ちゃんの幸せそうな笑顔が見えるようだ。血の繋がりのない親子の話にドロドロとしたところが全くない、なんとも不思議なほんわかしたような感じ。女性の方が多いだろう書店員から大きな支持があったに違いない。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の構成は時系列がバラバラで、最初のうちは少し混乱しつつも、文体が柔らかでどんどん読み進めることができました。もちろん、そのバラバラな事柄をこの順番で読ませることで伝えることがあったことはよく分かります。

学生時代の女友達の少し陰湿な突っかかり方や、結婚を報告した時の森宮さんの言動に、それぞれのキツさを感じて、読むのが少し嫌な気分になりましたが、最終的には受け入れられました。

「だいたいのことは、どう動こうと関係なく、ただぼんやりと解決していくのだ」という言葉があったが、途中まで優子視点だとそういう風に見えていた気がする。でも病室で梨花から知らされた色々なこと、その後の実の父親からの手紙のことなど、色々なことはただぼんやりと解決していなくて、実は優子の“親”たちの愛がもたらす劇的な行動に支えられていたと知り、感動しました。

森宮さんのキャラになかなか最後まで馴染めなかったが、最終盤で急に森宮さん視点で語られるのがとても良かったです。このエピソードが無かったら森宮さんを受け入れられないまま終わりそうでした。

自分も女の子の父親です。親としての関わり方を少しメタ認知できたような気もしました。

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わたしの好みではなかった。

この作品は「血縁関係がなくても、愛情を注ぎ注がれ家族になれる」という美談として扱われている。しかしわたしには、ただ大人の都合に子どもが振り回されて、本来はもっと子どもらしくいられたはずの時代に、大人にならざるを得なかった少女の話であるように思えてならない。
それを、綺麗に綺麗に表面をやすりで削って、摩擦のない状態に整えた感じ。
違和感があっていけ好かない。

p.315
「梨花が言ってた。優子ちゃんの母親になってから明日が二つになったって」
「明日が二つ?」
「そう。自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が二倍以上になることだよって。明日が二つにできるなんて、すごいと思わない?」

自分のところにいてほしいというエゴを抱えて、実の父親から娘宛へのまめな手紙を隠し続けた梨花。何年も母親役をやったにもかかわらず、他の男と一緒になり、優子本人の意思を確認せずその男の元に優子を2度も置いていった梨花。
このセリフそのものは、言葉通りに受け取れば、わたしも親の立場として感動できる部分もあっただろう。けれどもストーリー展開と人物像を考慮すると、この梨花のセリフには全く共感できない。頭の中お花畑なんだなと感じてゾッとした。

この作品は本屋大賞受賞作品。
他の人の感想を見ると、「感動した」「大号泣」「ほっこりした」の文字が並ぶ。たぶんわたしは、大多数の人が受け取ったそれらの感動を、拾い上げることができなかった。他の人の感想を読んで勉強したい。


ゼラチン少なめのゼリーを作りたくなった。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじを読んで、
自分も複雑な家庭に育ったので
共感するところや感動したり泣いたりできるかと期待して読んでみたが全然だった。なぜこれが超感動作と言われ、評価も高いのか理解できない。

主人公本人も言っているが
たらい回しにはされているけれど、
全員から愛されていて特に困ったことがない。
あくまで周りで起こることに対して受け身なだけで、これでは読み手もふーん?としか思わない。

本当に円満な家庭に育った人はこの程度の物語で感動できるんだ、と逆に感心する。羨ましい。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

たくさんの父・母に育てられた優子。
血の繋がりこそ無いけれど、それぞれの親に大切に大切に無償の愛を注がれるあたたかいお話だった。
少し現実離れしていて、上手く行きすぎな感じはあったけど、家族愛の素晴らしさを改めて感じさせられる作品だった。

本筋とは離れるかもしれないけれど、育てられる環境というのは人格形成にとてつもなく大きな影響を与えるよなあと改めて思いました。遺伝もあるだろうけど、やっぱり育てられる親に似ていくものなんだろうね。
優子はそれぞれの親からいろんな要素を得て、素敵な子に育ってるなあと思いました。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

登場人物の心情を食べ物を通して表現しているところが好き。

梨花さんの大胆さには驚かされることもあったけど、
子どもが第一で、その為に一生懸命愛情を注いでいる所は、俗に言う
“モンスター(プリティ笑)ペアレント“
の1人だと思えば納得のいく話だ。
あくまでもフィクションの世界だからね、。

上白石さんの解説が素晴らしかった!
ごちそうさまでしたと言いたいです。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

まっじでこの作品に本当に罪はないんだけど、たまたますごく忙しくて読書時間取れなくてあと50ページくらいを残しちゃってる時に、映画で主演の方のニュースが出て、顔がちらついて後半集中できなかった、、、ごめんんさい。
森宮さんほんと大好き。
そしてこんなに素敵な主人公なのにって勝手に憤ってた笑

読後の感想のメモも残してないし、いつ読み終わったかも記録してなくて本当後悔。
絶対に再読する!!!!!

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感動する作品と耳にしたが個人的にはあまりそうは思えなかった。

リカさんが手紙を出さなかったのは、個人的にかなりモヤモヤした。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

家庭環境は変わっているけど、1人の女の子の学生時代から結婚するまでの話。それぞれの親がみんな愛してくれていたのはよかった。梨花さんが流石にはちゃめちゃすぎてあまり好きにはなれなかった。
子供がいると明日が2つになるという話は凄くいい。
森宮さんと泉ヶ原さんいい人。
水戸さんの気持ちを思うとなんか悲しい。
自分が親になればもしかしたら感じ方は変わるのかも。

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2026年03月11日

購入済み

家族の在り方。未来へのバトン。

読み始めてまずは不安な気持ちになった。
「バトンとはなんだろう?主人公?子供?」
子供だとしたらなんだか背筋が寒くなるような物語なのだろうか?と。
理由は人それぞれあると思うが、親が変わるというのは子供からしたら信じていた人がいなくなる、納得出来ないようなことだと思う。
彼女は自分の境遇に適応していく強さを持った子なんだと感じた。
周りの何人かの親達は優しく、確かな愛情を持って彼女を育て、そこには笑顔があったり、また裕福な家庭だったりと、読み始めて感じた不安は一切無くなっていった。後先考えずに今を楽しむ生き方をする母親には正直共感出来なかったが。

でも、そこで「じゃあ、家族の在り方とはなんだろうか?」と疑問に思った。
この物語を読んでいると私が考えている家族像ってのは「私の家族」であって、他の家族とはまた別なのだと感じる。
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれないが、家族=私の家族という考え方がどうしても付き纏ってくる。
家庭を作るという言葉にプラスのイメージを持つ人もいれば、マイナスのイメージを持つ人がいる様に、家族は様々だ。
そんなデリケートな内容を題材にしたこの物語が心温まるもので良かった。
最後に娘のバージンロードを共に歩く父親の考え方、振る舞い方がこの物語を心温まるものにしているのではないかと強く思った。

#感動する #深い

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2024年03月16日

ネタバレ 購入済み

素晴らしい

自分の生活スタイルが目まぐるしく移り変わる
主人公のストーリー。
しかしどんな境遇、事態になっても
それを悲観せず逆に立ち向かい幸せを築いていく。

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2022年04月23日

購入済み

優しい話だけど

最後まで飽きずに一気読みしました。
ほとんどの人が泣くという触れ込み通り、なんども涙がでました。
生きていて経験した、人の温かさだったり純粋な愛情のようなものがじんわり思い出されて、つい涙が出てしまう感じです。
でも、誰もがそうだと思うのですが、人生ってそれだけじゃないですよね。必ず。
主人公を複数の親が愛情を持って育てたということがあり得たとして、そんなにキレイな関係や感情だけが存在するとはどうしても思えませんでした。
他人と一緒に暮らすってそんな簡単ではないと思います。
そこがやはりフィクションだなぁと思えてしまって残念な点でした。
人間のキレイなところだけを抽出して固めたような作品だと思います。
なので美しい話であることは間違いないです。

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2021年10月28日

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