【感想・ネタバレ】そして、バトンは渡されたのレビュー

あらすじ

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、
出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

解説・上白石萌音

※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人生の節目を迎えるごとに立ち返りたくなる作品。上白石萌音さんの解説が作品の素晴らしさを一段も二段も引き上げてくれる。
主人公優子の置かれた場所で咲くことができる強さ、優子の義理の母親の梨花さんの思い立ったら行動せざるを得ない行動力、自由奔放だか芯のある強さに惹かれる。
家族が複数回替わっていくなかで血のつながりを超えた家族の愛の形にあたたかい気持ちになる。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

自分の中の歴代一位を超えた最高に心が揺さぶられる、感動傑作!
こんなに優しくて温かい小説、でも決して平坦ではない、それでいて不幸ではない、こんな面白い小説、かつてなかった!
号泣しながら読む一冊。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

周りから見たら、『親に振り回されて可哀想な女の子』なのかもしれない。

でも違う、優子は『それぞれの親に深く深く愛された、幸せな女の子』なのだ。

普遍的な子どもが受ける愛情の何倍もの愛情を受けてきたのだ。

だからこそ優子は優子自身の大切な人をも深く愛することができるのだと思う。

変わって(代わって)ゆく親たちが大切に、優子と言う命のバトンを守っていった。ラストシーンにその全てが詰まっていた。

これからも愛と命のバトンは続いていく。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

読みやすくて時折笑える軽い文体なのにとても感動した。愛情の形は人それぞれで明日が一人分から増えていくことが幸せなんだと思う。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

いい話でよかった。読んでよかったと素直に思えた。
「本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。」
両親や先輩、恩師、先祖からバトンを受け取り、友へ、息子へ、娘へ、バトンを渡す。そうやって生きてきたし、これからそうやって生きて行くんだなあ。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

優子ちゃんのブレずにまっすぐなところが読んでいて気分が良かったです、悲しかったりモヤッとしたりする展開もほぼ無くて最初から最後まで楽しく読めました

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水戸さん、泉ヶ原さん、森宮さん、梨花さん、みんなそれぞれ形は違うけど、優子ちゃんのことを大切に思っていて、愛だなぁと思った
誰にも共感はできないし、「正しい」形ではない家族だけど、確かに愛があって
こんなに愛を注がれて育った優子ちゃんがしなやかな強さを持って育っていったのもよくわかる。
唯一、水戸さんの行動だけは意味不明だと思うけど(娘を血のつながらない再婚相手に託してブラジルに行くなんて選択肢、どんな世の中ならでてくる?就職氷河期?転職でもバイトでもしてなんとかブラジルに行かない道を探す以外の選択肢がないだろう)、水戸さんが優子ちゃんのことを大切に思っていたこともわかってよかった。
今は1歳児の親だけど、自分の親としてのステージが上がるとまた感想も変わるかなと思う。そうやって人生の間で何回も振り返っていきたい本だった。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

森宮さんの「淡々とした強さとやさしさ」が際立っていた。

何かを繋いでいくことは、時として重荷に感じることもあるけれど、彼はそれを特別なことではなく、日々の料理を作るのと同じように当たり前のこととしてこなしていく。まずい料理をきちんと食べ切るように。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

 主人公の優子ちゃんのなんというか、淡々とした感じがすごく好きでした。強い女というのとは違うけど、しなやかな女の子なところがかっこいいと思います。
 あとは、やっぱりご飯が美味しそうです。愛情がこもってるんだなと思うと尚更。いつも一緒に食卓を囲んでくれてありがとう。美味しいご飯でちょっとした会話が生まれて、その会話も含めて二人の食卓が好きです。
 日常が無理なく流れていく感じ、いいなぁと思います

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

自分が家族にどれだけ愛情を注がれて育ったか再認識した。愛されて育ったからこそ素直にこの物語を受け入れられたのだと思う。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

優子は7回も親が変わっていき親と別れる寂しさや悲しさを何度も経験してきているにも関わらず、よくブレずにまっすぐに育ったなぁと感慨深かったです!

最初は梨花があまりにも自分勝手と思っていたけれど、読み進めていくうちに梨花なりの愛情表現をした上での決断をしていたのだとわかり感動しました( ; ; )

森宮さんも守りたいものができて覚悟を決めて、本当の父親のように森宮さんなりのやり方で愛情を注いでいく姿が素敵!早瀬との結婚の承諾が手紙を通しての遠回しの言葉だったことが、最も長く愛情を注いだ父親だからこそのリアルな感じで素敵すぎました。゚(゚´ω`゚)゚。

本当の父親である水戸も、決して優子を忘れてることはなくたくさんの手紙を送っていて、いつまでも優子の味方だよという言葉を残していたところに号泣でした。゚(゚´ω`゚)゚。

読む時々で違う感情とか今はわからない感情を知れると思うので何度も読み返したいです!!

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

血が繋がっていようがいまいが、そこには確かな家族の愛情がある。

物心がつく前に母を亡くし、父とも別れ、その後も家族の形が何度も替わってきた優子。
どうしてこんなにもたくさんの別れを経験しなければいけないのだろう。死別でなくとも、別れはやはり大人になっても悲しく寂しいもの。子どもなんて尚更だ。時間が解決すると分かっていても。
ただ、優子は寂しさを感じつつも捻くれず強く生きてきた。それは幼い頃からそれぞれの親がそれぞれの形でたっぷりと愛情を注いでくれたからだろう。リレーを途切らすことなく、バトンを落とさず。
水戸はどれだけ離れていてもお父さんだし、梨花の自由さの裏には真面目な愛情と母性があったし、泉ヶ原からは静かな温情を感じ、森宮は誠実に接してくれた。
特に高校生という多感な時期に森宮さんが父親になったことの影響は大きかったと思う。
東大卒で一流企業に勤めていて、料理上手な森宮さん。少しどころかかなりずれているけれど、父親をまっとうしてくれる。
高校を卒業し、短大に入り就職した優子はついに結婚を決める。
ラスト、森宮さんならきっとそうするだろうと思った。
優子の親になってくれて感謝してる。私が。
早瀬家も巻き込んでどんどん幸せになってほしい。

私には父親がどういうものか分からないけれど森宮さんのような人なら居てもいいかも。
温かい料理たちも魅力的。
森宮さんがつくるご飯食べてみたい。

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

決して悲しいお涙頂戴話じゃないのに、頭が痛くなるほど泣けた。
涙で心が洗われるとはこの事か。
大好きなマンガ「違国日記」を読んだ時に真っ先にこの作品を思い出した。
こんなに感動的な物語に出会えた事に感謝。

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

めーっちゃよかった。料理って一番の愛情表現だと思う。美味しいもの食べると幸せになるし、大切な人が美味しそうに食べていてもそう。オムレツサンドが食べたい。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

この本を読んで主人公の女の子やまわりの人が大好きになりました。常識とかそういったものはなくて、それでも、それだからこそこんな明るく楽しい人生になるのかな?そしてこれだけ愛されて育つってすごく幸せだよな、と思った。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

私に選択なんてさせるべきじゃなかったのだ。お父さんと梨花さんが自分たちで決めて、私を納得させるべきだった。小学校高学年になると言ったって、まだ十歳なのだ。
正しい判断が、そのあと悔やまない判断が、できるわけがない。

百十二通の手紙よりも、三百万円のお祝い金よりも、価値のあることを言おうとけれど、間に合いそうになかった。

どうしてだろう。こんなにも大事なものを手放す時が来たのに、今胸にあるのは曇りのない透き通った幸福感だけだ。

すごく大きな事件が起きるでもなく、半分は少しずつ挟まれる回想で生い立ちを知る構成。家族が何度も変わることによる波は不自然なほどなくて、それはつまらなさではなく温かさとして成立している。
梨花さんが不自然にエキセントリックだと思わせて、本当にどの親もそれぞれがかくあるべきという親像に向かって熱心この上ない。「こんな親にならねば」というよりは、そうした信念をもつことと貫くことに敬虔な気持ちになる。
最後、森宮さん視点になるところで星5へ。自分が父だからというわけじゃなく、優子の感じ取った森宮さんの思いを、森宮さんの言葉で読めたというのがなんとも。そしてここでも誰もが優しい。そう、この話はみんな優しい。カースト上位の2人くらいちゃうか、ヒール。都合良すぎる、とは思うが、これはそういうドラマチック刺激を与える話ではないので。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

「つらかったんだね。無理しなくていいんだよ。親が替わったってあなたはあなた。生い立ちなんか気にすることない。そんな言葉をかけてくれる先生は今までたくさんいた。でも、向井先生の手紙には、「あなたみたいに親にたくさんの愛情を注がれている人はなかなかいない」そう書かれていた。」

捉え方次第なんだと思う。
数々の愛情の送り方、受け方に素晴らしいと涙が出てきた。
一方でこの物語も別視点で見れば危うさがあるし、登場人物たちの捉え方次第では悲惨な物語になる可能性だってある。

ただこの本の正しい人間たちの物語は構成も含めて素晴らしかった。

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2026年02月03日

ネタバレ 購入済み

そして、バトンは渡された

読了。大きい事件は起こらないのに、最後の結婚式のシーンは泣きそうになった。森宮さんの頭良いのにお茶目なところが好きだなーと思った。

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2025年06月03日

QM

購入済み

愛情って1番大切なのではと思った。どんな状況でも愛情があればまっすぐ生きていける、そんな素敵な世界を信じたくなるお話。

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2024年10月29日

匿名

購入済み

すごくおもしろかったです。
何度も涙ぐんでしまいました。
複雑な環境で育ったけれど、すごく優しい親達ばかりで彼女は幸運です。

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2024年08月27日

購入済み

育児のすすめ

⚫️少子化時代の「育児のすすめ」である。何をしたら自分が満たされるのかはよく分からないから、自分のために生きることは案外難しい。しかし、自分より大事な子供のために生きることは、自分を確実に満たしてくれる。⚫️育児のある人生は幸せで、育児のない人生は多分つまらない。お金で買えない生きがいを得られる育児のコスパは悪くないのだ。⚫️さて、主人公の義母梨花について、自由奔放というより自儘独善を感じるが、周囲の男達は途方もない器のデカさで接している。現代女性の理想的男性は大度量の持ち主らしい。自分にはムリっぽい。

#癒やされる

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2023年11月13日

購入済み

読了感が最高でした

ずっと穏やかな様子で進んでいくこの話の中で、泣くことはないだろうと思いながら読み進めていました。
けれど、読んでいく中で主人公の優子がいかに愛されているかを感じ、最後には涙を流してしまっていました。
穏やかに心に染み込んでくるような優しさが詰まっていると思います。後味スッキリと読み終えることができるお話でした。

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2022年09月29日

購入済み

面白い!

映画を先に見ましたが、映画とはまた違った展開でした!!とても面白くあっという間に読んでしまいました!迷ってたらオススメです

#泣ける

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2022年02月03日

ネタバレ 購入済み

本も料理も味わい深い

ニンニクたっぷりの餃子、始業式のカツ丼、メッセージいっぱいのオムライスなど、愛情たっぷりの料理を作る森宮さん、また優子に関わった親たちの真の愛に胸が温かくなリました。
特に、親が子を育てることは明日が2つに、未来が2倍になるという一文に感動しました。

#癒やされる #感動する #深い

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2021年11月16日

購入済み

原作

漫画などにもなっていますが、小説のこの作品が1番!

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2021年11月13日

購入済み

そしてバトンは渡された

すごく読みやすいです。次はどんな展開になるんだろうと、物語の中に引き込まれて イッキ読みしました☺️

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2021年11月11日

a

購入済み

心が温かくなりました

読む前はあらすじを見てどういうことだろうって思っていたのですが、読むとスッと心に入ってくる温かいストーリーで、読んで良かったなと思いました。

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2021年10月15日

ネタバレ 購入済み

心が温かくなる

優子さんの性格もいいのか、周りの大人の気遣いに、
本当に心が温まりました。
付き合った彼氏達も、素敵な子だったですね。
親が何度も代わり、人に言えない虚しさや腹立たしさを感じる事もないほどの
新しい親達。現実には居ないだろう
素敵な物語でした。

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2021年04月24日

購入済み

最初だけ???でしたが

すぐに物語に引き込まれました
登場人物のキャラも濃く、とても楽しく読み終えることができました
いろんな愛情があるのだな

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2021年04月02日

ネタバレ 購入済み

大切にしていきたいと思える本

これは優子ちゃんのお話のようで、じつは森宮さんのお話だったんだと思う。
本当に場面展開といい、言葉選びが秀逸で、季節の移ろいなどの表現も美しく引き込まれました。
優子ちゃんと森宮さんの会話にクスッと笑えて、森宮さんだけでなく登場人物がみんなそれぞれ温かくて。でも要所要所のそれぞれの親たちの言葉に重みがあって。。梨花の明日が2つになるって言葉や、どんな時もごはんを作る森宮さんの姿、2章の最後の方、夕食後のデザートの時、森宮さんが優子ちゃんに掛ける言葉の部分では思わず声をあげて泣いてしまいました。きっとまた、時々読み返します。大切にしていきたいと思える本です。

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2022年09月30日

購入済み

淡々飄々 しかしユーモアあり

どこか力が抜けた淡々飄々とした しかしユーモアを含んだ語り口が好きでこの作者の作品を何冊も読んでいるが、今まで読んだ作品の中では文句なしにこの作品が最高の出来である。最後の盛り上げ部分も絶叫型ではなくいくらかユーモアをふくんでいるのに、それでも感涙してしまった。数多くの父親 そして母親の嫌味のない人物の描き方が実にいい。もっと星がほしい作品である。

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2021年02月03日

購入済み

良かったです

内容を全く知らないまま、まず無料版を読んで、早く続きが読みたくて購入しました。何だか最近の自分を振り返りちょっと心が晴れました。自分の人生、自分の評価、など自分の事ばかり。目を向ける世界をちょっと変えただけで、心が豊かになる事を思い出させてもらいました。登場人物がみんな魅力的です。

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2020年10月19日

Posted by ブクログ

自分が親、親族、愛され大切にされて生きてきたことを、改めて感じた。
子ども、家族がいたら、影響を与え苦楽を感じられることが何倍になるし、人生が豊かになり、次にバトンを渡す側になっていく。

自分の息子との向き合い方を考え直したい。

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

自分は、周りの人に大切にされているということに改めて気付かされた。そして、周りの人との関係をどう大切にしていくかを考えさせられた。登場したどの親にも感情移入できたし、それぞれの立場からの愛情表現もよく理解できた。深い感動や涙はなかったが、じんわり心が温かくなるストーリーだった。個人的には「幼少期の友達は一時的なものであり、家族より優先する必要はない」というくだりがとても腑に落ちた。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

楽しいときは思いっきり、しんどいときもそれなりに笑っておかなきゃ。
その通りです。
とても良い家族にめぐまれて幸せだと思う。


家族よりも大切な家族

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。
解説・上白石萌音

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

だいたいのことは、どう動こうと関係なく、ただぼんやりと収束していくのだ。

こういう達観した感じ、見習いたい。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

「本当に幸せなのは誰かと喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡すときだ。」
自分の人生の主人公でありながら、同時に「誰かの物語の登場人物」としてバトンを渡していく。その役割の尊さに気づかされました。終わりは寂しいものではなく、新しい大きな未来の始まりなのだと思わせてくれます。
家族とは何か、幸せとは何か。答えは一つではないけれど、この本の中に確かな一つの正解がある気がした。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

生みの親より育ての親。そんな言葉では語れない家族の話。何度も親と名字が変わったけど、どの親も優子を本当に愛してた。そんな愛を受け止めたからこそ、優子をまっすぐ成長できたのだと納得できる内容。あらすじだけ聞くと重そうな内容だけど、とても心温まる作品。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

家庭環境が複雑で、父親が3人、母親が2人いる優子。高校生である優子は今は森宮優子。東大卒の森宮さんと二人で住んでいる。母親だった梨花さんはいなくなってしまった。森宮さんと生活して高校生活も終わりにさしかかろうとしている。そんな中、ちょっとしたトラブルから友達に無視される事態になって…

面白かったけれど、実写化した女優さんと俳優さんの不倫話に思い至って、なんてことをしてくれたんだ、と憤慨してしまった。なんか真っ直ぐな愛情をイメージできなくなったというか…
また優子は梨花さんに理解があるが、私は梨花さんがやったことは恨まれても仕方がないことだと思う。そして水戸お父さん、日本に帰国してから、もっと出来ることがあったのではないだろうか。そういうことを言うと、この本の良さが分かってないんじゃないか、なんて思ってしまった。
ただ、他の人が不幸だと思うことを不幸だとは思わない優子ちゃんがいい子だということは分かるし、優子ちゃんのように物事をとらえられるほうが絶対に幸せなのだ。泉ヶ原さんも森宮さんも、穏やかな愛情で優子ちゃんを包んでいて、梨花さんも振り回していたけれど、優子ちゃんの為に一生懸命で、優子ちゃんも梨花さんが自分のために一生懸命だということを分かっていて。
一人の少女が大人になるのにバトンは渡されていくのだけれど、誰かの成長のためにいろんな人が関わっていて、目に見える形でも、そうでない形でも、表れる感情に敏感でいたいと読みながら思っていた。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

血の繋がらない家族でありながらも、そこには確かに愛情があり、それを正面から受け止めている主人公。いくら愛情を注いでも満たされないものがあるのではないかと考えてしまうが、主人公は力強く生きている。終盤のシーンでは、主人公が家族から心から愛されていることがわかり、幸せな気持ちになった。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いい話だったけど、それはそうとして最初のパパ可哀想すぎる
高校生活のあの長続きするゴタゴタ感に覚えがあってウワーとなった。萌絵がリアルすぎる。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

映画が公開される前に読みました。個人的には小説の方の終わり方が好きでした。血は繋がっていなくても親子で家族なんだなと、母親の愛情を感じました。

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2026年02月03日

購入済み

バトンを渡せるのか

映画化された映像を先に見たので、森宮さん=田中圭さんに完全になってしまっていました(笑)
あっと驚くような展開は出てこないけれど、ジワジワと染みてくる人と人の間に生まれる優しさに、心が温かくなります。今の季節、読むのにピッタリかもしれませんね。

誰かを大切に想う
誰かから大切に想われる

受け取ったバトンを、私は誰かに渡せるのだろうか…

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2021年12月26日

Posted by ブクログ

家族って、幸せって、何なんだろうと考えたくなる作品。
血の繋がりって大きいようで、そうでもないのかもしれない。
親子であっても、結局は人と人であって、それぞれがどう関わるかの方が大切なのかな。

これだけ変化していく家族形態を、自分のことなのにちょっと一歩引いたように受け入れてる優子もすごいし、思春期の子を自分の子どもとして受け入れられる親たちもすごい。
どの立場に立ってみても、感情移入しきれないというか、しようとするとしんどいが先に出てきてしまう。

優子の「困った。全然不幸ではないのだ」という言葉が印象的で、とても好き。
三人の父親と二人の母親、みんなに愛されたからこそ生まれる感情なんだろうな。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって、未来が二倍以上になることだよって。
梨花の言うとおりだった。優子ちゃんと暮らし始めて、明日はちゃんと二つになったよ。自分のと、自分のよりずっと大事な明日が、毎日やってくる。

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

家庭環境が何度も変わる主人公だけど、
不幸ではないことに困るくらい親にたくさんの愛をもらってきたのだということが素敵だと思った。
親になった人達の行動に共感できない人もいるけれど、優子はそれぞれの親からの愛を理解し真っ直ぐに受け取ることができていたのがすごい。

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2026年02月11日

購入済み

家族の在り方。未来へのバトン。

読み始めてまずは不安な気持ちになった。
「バトンとはなんだろう?主人公?子供?」
子供だとしたらなんだか背筋が寒くなるような物語なのだろうか?と。
理由は人それぞれあると思うが、親が変わるというのは子供からしたら信じていた人がいなくなる、納得出来ないようなことだと思う。
彼女は自分の境遇に適応していく強さを持った子なんだと感じた。
周りの何人かの親達は優しく、確かな愛情を持って彼女を育て、そこには笑顔があったり、また裕福な家庭だったりと、読み始めて感じた不安は一切無くなっていった。後先考えずに今を楽しむ生き方をする母親には正直共感出来なかったが。

でも、そこで「じゃあ、家族の在り方とはなんだろうか?」と疑問に思った。
この物語を読んでいると私が考えている家族像ってのは「私の家族」であって、他の家族とはまた別なのだと感じる。
そんなの当たり前じゃんと思うかもしれないが、家族=私の家族という考え方がどうしても付き纏ってくる。
家庭を作るという言葉にプラスのイメージを持つ人もいれば、マイナスのイメージを持つ人がいる様に、家族は様々だ。
そんなデリケートな内容を題材にしたこの物語が心温まるもので良かった。
最後に娘のバージンロードを共に歩く父親の考え方、振る舞い方がこの物語を心温まるものにしているのではないかと強く思った。

#感動する #深い

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2024年03月16日

ネタバレ 購入済み

素晴らしい

自分の生活スタイルが目まぐるしく移り変わる
主人公のストーリー。
しかしどんな境遇、事態になっても
それを悲観せず逆に立ち向かい幸せを築いていく。

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2022年04月23日

購入済み

優しい話だけど

最後まで飽きずに一気読みしました。
ほとんどの人が泣くという触れ込み通り、なんども涙がでました。
生きていて経験した、人の温かさだったり純粋な愛情のようなものがじんわり思い出されて、つい涙が出てしまう感じです。
でも、誰もがそうだと思うのですが、人生ってそれだけじゃないですよね。必ず。
主人公を複数の親が愛情を持って育てたということがあり得たとして、そんなにキレイな関係や感情だけが存在するとはどうしても思えませんでした。
他人と一緒に暮らすってそんな簡単ではないと思います。
そこがやはりフィクションだなぁと思えてしまって残念な点でした。
人間のキレイなところだけを抽出して固めたような作品だと思います。
なので美しい話であることは間違いないです。

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2021年10月28日

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