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幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。 その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。 血の繋がらない親の間をリレーされながらも、 出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。 大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。 解説・上白石萌音 ※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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「そして、バトンは渡された」
2021年10月29日公開 出演:永野芽郁、田中圭、石原さとみ
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
複雑な家庭環境を描いているにもかかわらず、物語全体に悲壮感がない。そのことがまず印象に残った。 主人公・優子は、名字も親も変わりながら育っていく。しかし、そのたびに誰かから確かな愛情を受け取っている。血のつながりがなくても、家族として大切に思い、育て、支えることはできる。家族の形は一つではないのだ...続きを読むと改めて感じた。 登場人物たちの優しさやユーモアも、この作品の魅力だと思う。重くなり得る題材でありながら、日々のやり取りにはあたたかさがあり、優子が周囲の人たちから大切にされてきたことが自然に伝わってくる。 また、後半になるにつれて、それまで何気なく読んでいた言葉や行動の意味が少しずつつながっていく。それぞれの人物が優子に向けていた想いが見えてくる構成も見事だった。 そして読み終えて、タイトルの「バトン」とは何なのかを改めて考えた。 親としての役割が受け継がれていくというより、むしろ優子自身が人から人へと託されてきたのではないかと思う。 名字が変わり、親が変わっても、優子に注がれる愛情は途切れなかった。 その愛情のリレーの中で、手から手へ託されていたのは、優子というかけがえのない一人の人間だったのだと思う。
温かい 特別な何かがあるわけではないけどずっと読んでいたい。そういう感じだった。 自分も「仕事も嫌いじゃないし結婚もいいかもしれない。でも、それは自分を削ってまでやることには思えな」いとまさに思っているから、ちょっと森宮さんが羨ましいかもと思いつつ、でも面倒くさいと思ったり。巡り合わせだなと思う。
一見複雑そうに見える家庭環境に周囲は同情したくなると思うが、優子に関わる人みんなが暖かくてほっこりする気持ちになれる本。
読み終わるととても暖かい、幸せで、穏やかな気持ちになれました。人生で本当に大切なものは何か、どう生きるのが幸せか、自分に問い直せる作品だと思いました。大好きな一冊です。
幸せな気持ちで読み終えました。 愛に溢れた素敵なお話。 出てくる人みんないい人。 優子ちゃんとてもいい子。 森宮さん、なんて可愛くてなんて素敵な人なんだろう! 森宮さんの幸せを願わずには居られない。
読んでいて、自分の中での価値観や考えを顧みるきっかけになった。 普段はほとんどSF作品しか読んでいないが、こういった身近に感じられるような心温まる作品もたまには読みたいと思える作品だった。
読むお薬、ヒーリング小説家、瀬尾まいこさん。誰一人嫌な人がでてこず、主人公に悲劇的なことや不快なことは起こらず、自分以外の人の幸せを願える大人たちに育てられる話。それにもかかわらず、先が気になり読みやすくて読むのがとまらず、心の琴線に触れて何度か泣いてしまいました。良かったです。
本当に意味がわからない。でも愛が溢れてる。形は多少いびつでも娘を思う母と父達がいる。 瀬尾まいこさんにハマったきっかけ。
瀬尾まいこさん、本当に色んな家族の形を書きますね。ちょっと可哀想なお話かと思ってたけど、決してそうで無い。主人公の優子も結構強い。高校時代に友達に避けられたらそんな風に出来ないかな…ましてや女の子でと思っちゃいました。 両親と離婚と結婚を繰り返し、苗字が変わり、家庭が変わる。その中でも瀬尾さんなが...続きを読むらの優しさが溢れてます。読んでて、2章の構成なのか❗️と途中で気づきました。読み進めると少しずつ明らかになる展開もすごいです。最後はすごく感動的です。 今回の評価もまた⭐️五つです。
愛情って1番大切なのではと思った。どんな状況でも愛情があればまっすぐ生きていける、そんな素敵な世界を信じたくなるお話。
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