君が夏を走らせる(新潮文庫)

君が夏を走らせる(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて――。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(解説・あさのあつこ)

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君が夏を走らせる(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    高校に入って大田くんが感じた絶望感のような気持ち。同じような経験をした事があるので痛いほどよくわかります。

    そんな中での今回のバイト。

    子どもは驚くほどのスピードで成長するのに、何も変わらない自分に焦る気持ち…。

    「おいでー」の声にむかってくる姿の愛しさ…。

    「あと少し、もう少し」と思えてる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    「あと少し、もう少し」で不良中学生だった大田くんが高校生となり、先輩からの頼みで一歳の赤ちゃんを一か月子守する話。
    本ごと抱きしめたくなるような愛おしすぎる話だった。

    最初は子育てなんて御免だと思っていたのに、段々と愛情が芽生えて、公園で肩に乗せて遊んであげたり、喜んでもらえそうなご飯を作ったり、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    めっちゃよかった。ほっこり泣ける。
    赤ちゃんが成長していく過程を見守るってやっぱりええなあって感じさせられた。

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    金髪にピアスの高校一年生が一歳10ヶ月の女の子を一月子守りする姿が淡々と語られていくお話です。ヤンキーな男の子なのにとても前向きに子守りをする内容で一気に読みました。5月から孫二人の子守りの手伝いをすることになります。とても参考になります。ばあば頑張ります。

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    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    鈴香と年齢が近い1歳7ヶ月の娘を育てているこの時期にこの本を読めて本当に良かった。毎日毎日同じような日々の繰り返しで、楽しんで子育て出来てない自分を反省。
    子供は本当にあっとゆう間に成長していくし、大変だけど子供と一緒にいられる時間は何にも替え難いくらい幸せだという事を日々の忙しさでついつい忘れてし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    ヤンキーと2歳児の1ヶ月間を描いた物語だった。ところどころで笑いがあり、2人のやりとりが面白すぎて途中何度も笑ったけど、最後になるにつれてせつなさが増していった。途中で出てくる「あと少し、もう少しこんなふうでいられたら、そう思える時間が過ごせて、本当に良かった」どこか苦しいそんな願いを持てるのは、き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月07日

    表紙が可愛い。これだけで読みたいです。ずーっと登場人物像が分かり易い、インパクトあるけど、2人の過ごす時間を書いて、余計な高校の繋がりがなくて本当に読みやすい。公園でお母さん達にあれこれ聞かれず、子供の話をしてくれるって救われる。どこで終わるのかと思いきや、奥さんが帰る前日とは、ベランダから手を振っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月08日


    すごく読みやすい。
    好き。子どもの成長と、
    そこから感じ取りおとなも成長していく。
    安直だけど、子育て、
    やはり大変そうだけどいつかしてみたいなと。

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    Posted by ブクログ 2024年01月05日

    1ヶ月の子守を任された太田くんの成長が泣けた。
    離れたく無い気持ちが痛いほど伝わってきて自然と涙溢れた。

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    Posted by ブクログ 2024年01月01日

    すずかが今日は何ができるようになるだろうってワクワクしながらページをめくってた。きっとすずかは大田くんを覚えてないだろうけど、「愛された」という記憶が残っていればいいなと思った。

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