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ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて――。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(解説・あさのあつこ)
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Posted by ブクログ
2025.10.25 なんだか本当に、小さな子を目で見ているような感覚になり、ずっと癒される。 まだ2作品目だけど、瀬尾まいこさんのお話は嫌な人が出てこなくて穏やかで素敵。 読み終わった後も心がじーんと温かくなった。
前作の「あと少し、もう少し」を読んでから本作品を読みました。 主人公の太田くんは前作の中学生から高校生になっていましたが、何となく中学生の時と悩みや物事の捉え方が変わらないような印象でした。 しかし、鈴香ちゃんと出会い、やり取りをしたり、その中で太田くん自身の感情の変化を実感し成長していく部分は読み...続きを読む手側としても彼と一緒に成長出来た気がしてとても読み終わってから嬉しく思いました。 確かに、鈴香ちゃんと一緒に過ごした夏は終わってしまったかもしれませんが一緒に遊んだ記憶や写真の記録などは無くなる訳ではないので 読み手側としては最後は切ないと感じますが人生の中でも忘れない出来事の1つがこの様な経験体験に繋がるのではないかと思います。 また一つ良い本に巡り会えた事に感謝です。
きもちをほっこりさせてくれる素敵な本。 育児に追われる中、毎日こつこつ読み進めました。育児疲れもあり、子供をかわいいと思う余裕がない中、この本を読むと、今のこの瞬間がとても大切でかけがえなのないものだと気付かされます。 自分のキャパとは相談だけど、もっと子供の成長とか工夫しようっていうモチベーシ...続きを読むョンがほしいなと思うこの頃です。 まだ新米だからわからないけれど、これから子供も自分も一緒に成長していくのかもと思いました。
瀬尾まいこという作家は美味しい食卓、料理の描写がピカイチだと私が思う一人です。この物語は、ひょんなことから1時11ヶ月の女の子の子守をすることになった16歳のヤンキー高校生のひと夏の話。なんと、この高校生は母子家庭であったため料理が得意。そんな特技がこの子守のバイトで役立つことに。高校生にとって未知...続きを読むの生物である乳幼児の食事を作る場面がとても良い。ただ食欲を満たすために料理をするのではなく、誰かのために、その人を思って作る料理。女の子に振り回されつつ、関係を築いていく様子には心揺さぶられる。
著者の作品「あと少し、もう少し」に登場するヤンキーの大田くんのお話。 ろくに高校に行かない大田くんに、ある日先輩から娘(1歳と10ヶ月の鈴香ちゃん)の面倒を1ヶ月間みてほしいと連絡が来る。 そんな大田くんと鈴香ちゃんの2人の生活、ヤンキー×赤ちゃんのお話。 何と言っても、鈴香ちゃんが可愛くて、こんな...続きを読むに文章だけで癒されたのははじめてかもしれない。 初めての子守に奮闘しつつも、自分にしかできないことを考えて動く大田くんに勇気がもらえました。
最近全く本を読んでなくて、表紙とタイトルでぱっと手に取った本だったけど、読んで良かった。 大学生の私が16歳を振り返ると、確かに様々な事に気を遣って空気を読もうとしていたなと思い出した。子供なはずなのに、少し大人ぶるような、口に出してもいいのに出さない描写とか、色々考えている様子が印象に残った。...続きを読む公園のところの話も感動!みたいな感じじゃないはずなのに涙が自然に出た。 最後も明るいはずなのに辛かった。でも彼にとって忘れられない1ヶ月だったんだろうな。 私を走らせるものは何なのか、自分を見つめ直したくなった。
『君が夏を走らせる』というタイトルの意味は 個人的には君といると幸せで、 一緒に過ごした夏が短く感じる。 あと少し,もう少し一緒いたい。 そういうメッセージが込められているのかなと感じた。 また大田くんに会えて良かった。 とっても好きな作品でした。
大田くんと鈴香ちゃんの毎日のやりとりを見ていると、2人の話をずっと読んでたい気持ちになりました。また、大田くんが先輩のように家族をもって働く、そんなスピンオフ作品を読みたいなぁ〜。
瀬尾まいこさんの作品って何がいいってさ、 キャラクターの魅力!! そうそう。そういうのでいいんだよ!! そういうのが読みたい!を的確についてきてくれる。 『君が夏を走らせる』は 元(?)不良少年が一歳時を育てる話。 小説って、幸不幸とか人間の本質、 その汚さみたいなものに触れがちなのに、 瀬尾...続きを読むまいこの世界観って軽やかで本質的。 不幸が痛快で、暖かさを描いてるわけじゃない でも、なんか、生きるっていいかも。って思えるんだ。
先月読んだ「あと少し、もうすこし」に登場していた大田くんが先輩からの依頼のバイトで1歳10ヶ月の子供の世話をするということで、始めはどうなるのかと思った。 そういえば、わが子も、あんなに小さい時があったなぁと、懐かしくなった。 始めは、通じてなかった言葉が、時が経つにつれて、だんだんと何となくわかっ...続きを読むてきて、成長していく大田くんとのやり取りは微笑ましかった。 「頑張って」って言葉いいよね。言われるとうれしい。その言葉を言ってくれる人がいるのは、本当に頑張れるし、感謝です。
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君が夏を走らせる(新潮文庫)
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瀬尾まいこ
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