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ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく日々をやり過ごしていた大田のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。聞けば一ヵ月ほど、一歳の娘鈴香の子守をしてくれないかという。断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ごはんを食べない、小さな鈴香に振り回される金髪少年はやがて――。きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。(解説・あさのあつこ)
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Posted by ブクログ
今は小学生になった我が子たちが鈴香ちゃんと同じくらいの頃を思い出しながら読んだ。金髪ピアスで言葉はぶっきらぼうながらも、とても誠実な主人公。自分の見た目が周りにどう思われているか想像したり、その場所や役目に合わないと思いながらも、お世話になった先輩の頼みを引き受けて立派に勤め上げる姿は、私よりもちゃ...続きを読むんと保護者でした。そして、鈴香ちゃん始め、登場する子供たちが可愛い!!公園の場面を想像するだけで、私は今とても優しい顔をしていると確信しながら読んでいた。鈴香ちゃんとのお別れをさみしく思いつつも、中学時代の先生の言葉「あと少し、もう少し」という願いを持てることは幸せなことだと感じながら、日常としてさようならをする。ジンと来るほのかなさみしさと、それ以上の心の温かさを感じる心地よい読後感でした。
何も変化のない日常の中で、この物語を読みました。いつもの通勤時間が毎日ワクワクする時間に変わりました。 今日はどんな風に成長していくのだろうか、この先2人はどんな大人になるのだろうか、物語と時間を共にしていく中で毎日楽しみでした。
登場人物、ストーリー、展開全てにおいて私好みの本だった。 まず不良少年が小さい子の面倒を見るなんてそれだけで面白そう! 何となく展開は予想できたけど、思った以上に素敵で可愛くて切なくて…一気に読みました。 鈴香ちゃんが大田くんに懐いたあたりから私の顔はニヤけたままでずっと2人のやり取りがひたすらに...続きを読む可愛かった! 私もふたりの子どもがいて、それこそ1歳から2歳にかけては大変だった、早く大きくなって欲しい、早く1人でなんでもできるようになって欲しい、そんな事ばかりを考えて過ごしてたのがもったいなかったな、と思いました。 大田くんはきっと素敵なパパになることでしょう。 1歳の頃の記憶なんてたしかに私自身覚えていないけど、鈴香ちゃんと過ごした濃密な1ヶ月は大田少年の心にはずっと残るし、鈴香ちゃんもきっとどこかで覚えているんじゃないかなって思います。 荒んだ心が洗われるかのような純粋な素直な素敵な物語でした。
先輩の娘の子守りのバイトを頼まれた 高校生 泣いてばかりの1歳の鈴香と 高校生の大田の成長物語 時間が経つにつれて大田に懐いていき 最後の別れの場面で号泣!!! 濃い1か月を過ごしたけれど きっと鈴香は忘れてしまう けれど大田はずっと覚えているはず ガンバレの応援を胸にこれから 前向きに走って...続きを読むいけるよ。。。
2021.10.20 ★5.0 「あと少し、もう少し」の2区を走ったヤンキー大田くんの高校生になったある時のお話。ひょんなことから知り合いの頼みで、生後数か月の赤ちゃん・鈴香の世話を任されることになる大田くん。 鈴香と一緒に過ごすひと夏の経験を通して大きく成長する物語。 最初はあたふたしたり、周...続きを読むりの目を気にしすぎたりする大田くんだったけど、鈴香と接してるうちに鈴香のことを第1優先に考えてる姿に涙ちょちょぎれた。人が成長するのを見るってすごくいい。ラストはちょっと切ないような寂しいような感じがしたけど、決意というか前向きな姿が見れて良かった。 大田くんの人柄がすごくいい不器用だけど優しい。 あと少し、もう少しのすぐあとに読んでよかった。 ✍︎「あと少し、もう少し」どこかで苦しいそんな願いをもてるのはきっと幸せなことだ。 #さとの本棚
可愛い 瀬尾先生が描く子供は すごく可愛く愛くるしく 笑顔になれる 子供の成長が本越しに感じられて 太田くんと鈴香と自分の3人で 夏を走った気がした この本が太田くんが関係する3部作らしいので 一部からちゃんと見直そうと思った
2025.10.25 なんだか本当に、小さな子を目で見ているような感覚になり、ずっと癒される。 まだ2作品目だけど、瀬尾まいこさんのお話は嫌な人が出てこなくて穏やかで素敵。 読み終わった後も心がじーんと温かくなった。
前作の「あと少し、もう少し」を読んでから本作品を読みました。 主人公の太田くんは前作の中学生から高校生になっていましたが、何となく中学生の時と悩みや物事の捉え方が変わらないような印象でした。 しかし、鈴香ちゃんと出会い、やり取りをしたり、その中で太田くん自身の感情の変化を実感し成長していく部分は読み...続きを読む手側としても彼と一緒に成長出来た気がしてとても読み終わってから嬉しく思いました。 確かに、鈴香ちゃんと一緒に過ごした夏は終わってしまったかもしれませんが一緒に遊んだ記憶や写真の記録などは無くなる訳ではないので 読み手側としては最後は切ないと感じますが人生の中でも忘れない出来事の1つがこの様な経験体験に繋がるのではないかと思います。 また一つ良い本に巡り会えた事に感謝です。
きもちをほっこりさせてくれる素敵な本。 育児に追われる中、毎日こつこつ読み進めました。育児疲れもあり、子供をかわいいと思う余裕がない中、この本を読むと、今のこの瞬間がとても大切でかけがえなのないものだと気付かされます。 自分のキャパとは相談だけど、もっと子供の成長とか工夫しようっていうモチベーシ...続きを読むョンがほしいなと思うこの頃です。 まだ新米だからわからないけれど、これから子供も自分も一緒に成長していくのかもと思いました。
瀬尾まいこという作家は美味しい食卓、料理の描写がピカイチだと私が思う一人です。この物語は、ひょんなことから1時11ヶ月の女の子の子守をすることになった16歳のヤンキー高校生のひと夏の話。なんと、この高校生は母子家庭であったため料理が得意。そんな特技がこの子守のバイトで役立つことに。高校生にとって未知...続きを読むの生物である乳幼児の食事を作る場面がとても良い。ただ食欲を満たすために料理をするのではなく、誰かのために、その人を思って作る料理。女の子に振り回されつつ、関係を築いていく様子には心揺さぶられる。
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