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メニューはチャーハン、ラーメンに八宝菜。大阪の超庶民的中華料理店、戸村飯店の二人息子は、要領も見た目もいいクールな兄・ヘイスケと、ボケがうまく単純な弟・コウスケ。兄弟とはうまくいかぬもの、弟が恋する同級生は兄に夢中だし、兄は長男のくせに店を継ぐ気配も見せないまま、東京の専門学校に進学してしまう。弟は、高校を卒業したら俺が店を継ぐと思っているが……大阪と東京で兄弟が自分をみつめ直す、温かな笑いに満ちた傑作青春小説。坪田譲治文学賞受賞作。
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Posted by ブクログ
面白かった!同年代だから、土曜日学校終わって新喜劇観ながら昼食食べるのとか全く同じで、新喜劇の出演者やギャグもめちゃわかるし、懐かしかった。
コテコテの関西弁のおっさんのかけあいは、本当面白いけど、今の世代の関東の人には意味不明なワードが多いかもしれない。
「大阪人ならこうでなきゃいけない」みたいな型が、内輪にも外野からもあって、そうじゃない自分に居心地が悪くて、逃げ出したくて、頭冷やしたくて、、。「大阪人」に限らず、「長男だから」とか「営業担当だから」とか「体育会系出身だから」とか、誰しも周りが思い込んでいる型にハマらない自分に違和感を持つことがあると思う。慣れた環境を抜け出すのにパワーはいるのだけれど、少し離れて客観的にみてみたら、自分を冷静に分析できるのかもしれない。そして自分のルーツや手放したくないものが何なのか気づくことができるのかもしれない。
瀬尾まいこさん、他の小説でもなんとなくウケ狙いやなと思うくだりがあったけど、この1冊は全面に押し出してきた印象。
陰と陽、静と動、真面目とおふざけ。瀬尾さんの作品は必ずニ局面ある。この作品は笑いと涙。最後は大阪人らしく、ちゃんとオチをつけて、瀬尾まいこ劇場きちんと終演しました。
Posted by ブクログ
関西のボケとツッコミが日常にあふれていて、ものすごく面白いし、人情味があって暖かい話だった。
自分も3歳下に弟がいる。自分はどちらかというと、兄のヘイスケタイプだと思う。以前は、一生懸命人を笑わそうと考えても弟のほうが面白いし、弟は自由だなと思う事もあって、兄のヘイスケの気持ちがわかるような気がした。
でも、周りの人は、実は、差別しているつもりもないし、同じだけ愛情を持ってくれてると今では思う。同じ人間は、いないし、それでいいんだと思う。
私も、ヘイスケのように暖かく迎えてくれる故郷があるのも、ありがたいし、母、姉、弟にも感謝です。
そして、妻、二人の娘にも感謝してます。
みんな、ありがとう。
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