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佐和子の家族はちょっとヘン。父を辞めると宣言した父、家出中なのに料理を届けに来る母、元天才児の兄。そして佐和子には、心の中で次第にその存在が大きくなるボーイフレンド大浦君がいて……。それぞれ切なさを抱えながら、つながり合い再生していく家族の姿を温かく描く。吉川英治文学新人賞受賞作。
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Posted by ブクログ
どんだけどんだけどんだけ悲しいことが起きても この1冊を思い出して心の拠り所にしたい…… 『父さんは父さんを辞めようと思う』発言から始まる ちょっと、もしかしたらかなり、ヘンな家族の話。 いろんな好きな人たちが出てきた。 佐和子と大浦くん。ヒーローになってくれた坂戸くんに吉沢くん。 父、母、直ちゃん...続きを読むはもちろん、ヨシコさんも。 やっぱり瀬尾さんの作品は嫌な人が出てこない…(と思ったけどいたわ!!!!佐和子をいじめたクラスの女子ぃぃぃ!!!!) まぁでもやっぱり大浦くんが好きすぎた。 初めて読書してて、 物語中のあるめちゃくちゃ悲しい出来事で、 その場面を読んだ瞬間頭グワングワンして 焦点合わなくなって、あとからじわじわ涙が出てきた。 もうどうしようもなく悲しい出来事で、 自分が経験した悲しい出来事も浮かんできたり。 一瞬物語の世界と自分の世界がリンクしちゃったんだよな〜 優しい、あたたかいだけでは読めない作品だけど やっぱり根本は優しいお話しだと思うのよ……。 だから大切にしたいと1冊なんですよ………。 瀬尾まいこさんの小説が好きな理由だぁぁぁ
何回読んでも同じところで泣いてしまう。 死んでしまったほうがマシなくらい悲しいことがあっても、自分から終わらせない限り本当の終わりにはならないんだと素直に思えたし、わかりやすいハッピーエンドだけが全てじゃないんだと
不思議な家族だと思った。ほんわかした物語かなと予想していたが、全然違って素晴らしい小説だった。直ちゃんの「人が生きる上での役割についての重要性」を語ったセリフが印象に残った。そしてクリスマスに起こった悲劇が予想外すぎて、思わず泣きそうになった。
「ちゃんと幸せに生きてる?」 誰かにそう聞かれたら、少し答えに詰まってしまう――そんな人に読んでほしい。 瀬尾まいこ『幸福な食卓』は、“普通”の家族が壊れていく中で、もう一度“幸福”を探しなおす物語だ。 冒頭の「父さんは今日で父さんをやめようと思う」という言葉から始まる家族の再構築。 娘・佐和子は...続きを読む戸惑いながらも、父、兄、恋人との関わりを通じて「自分の生き方」を少しずつ見つけていく。 どの登場人物も、とても愛おしい。 そして瀬尾まいこの文体は、まるで湯気のように柔らかい。日常の温度をすくい取るその筆致に、いつの間にか自分の記憶が溶けていく感じ。 涙と静かな温もりが心に残る。 生きることに少し疲れた夜、そっと開きたくなる本だ。
登場人物全員の生き方が各々魅力的で惹かれた。それぞれのやり方で、それぞれ毎日を気楽ながらも大事に生きている感じが非常に羨ましく感じた。中原家はみんな自由人だが、それぞれの生き方を尊重し、食事を大切にしていることは共通していると思った。誰かと食事をとることは単純に楽しいし、日々の出来事を共有して、自分...続きを読むの日々を顧みることができる大事な時間になる。大学に入って以降、それ以前よりも1人で食事をすることが増えた。そのことに対して、特に寂しさを感じたことはなかったし、むしろ好きなものを好きな量食べられることのメリットの方が強く感じていた。でも真に「幸福な食卓」は、好きなものを腹に入れることではなく、誰か気のおけない人と日々の食事を共にするということかもしれないと思った。もちろん、美味しいものは食べたいが。 この物語の終わりはどうも歯切れが悪いというか、まだ続きがありそうな雰囲気を感じた。でもそれがむしろ各々の生活がこれからも続いていくことを強調していて、この物語が私たちが生きている世界と同じ世界の物語なのではないかとも感じる非常に心地よい読後感であった。
読み終えた最初は、本当に悲しい。でも愛おしい作品。 どんなに不格好でも、少し歪でも、家族は安心して甘えられる場所。 もちろん環境によってそうじゃないこともあるかもしれないけど、不恰好で少し歪なくらいなら、大切にしていきたいと思う。 だからこそ対照的に、坂戸くんも、大浦くんも、、、 悲しすぎるけど...続きを読む、最後の弟の描写のように、家族はどんな状況でも簡単には離れられない。 そんな家族の存在をありがたいし、大切にしないといけないと思います。
本を読んでいてじわっと涙が溢れるみたいなことはあるけど、この本はしんどくなるくらい声も漏れるくらい泣いてしまった。 辛くてどうしようもないことが自分にふりかかった時、自分は耐えられるのかな、時間が解決してくれるのかな、どう立ち直れるのかな、と怖くなった。 辛いことは起こってほしくないけれど、起こった...続きを読むことを受け入れる強さを持った人でありたいと思った。
生きている限り自力ではどうしようもないことは沢山あるけれど、それでもあなたは愛されて守られてるよと教えてくれるような小説。
2007年に映画化された小説 それを知らずに手に取ったが個性的な家族の生き方が心に染みる素晴らしい小説でした 作者が言葉をとても大切にしている事が隅々まで感じられ、一言一言や行動などが相手への思いやりや深い意味を持っているのが心地よい 突然の悲しい事故が起こるがゆっくりと乗り越えていくんだな〜と期待...続きを読むがもてるエンディングも好感 映画も観てみたくなりました
かわいいカバーと、大好きな瀬尾さんの作品ということで購入。 新幹線の中で読み始めて、一日で読み切ってしまいました。 最初はへんてこな家族の描写から始まるけれど、主人公の佐和子から見る世界が痛いくらいに伝わる文章に、すぐにストーリーに引き込まれました。 最後は、思わず声が出そうになった展開になってい...続きを読むますが、読んだ後絶対に後悔しない、そんな作品になっています。
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