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大河小説の上巻
大河小説の上巻で幕末から明治初期の時代を舞台としている。歴史上の有名人物を扱っているわけではなく、いわゆる庶民の歴史である。その分、とても身近に感じられる。人物の描き出し方 がくっきりとしていて皆とてもいきいきとしている。特に主人公夫婦には心惹かれるものがある。かなり以前に既になくなっている作家であるが、初めて読んで感銘を受けた。
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Posted by ブクログ
幕末の北海道(蝦夷地)に赴いた秋田藩の武士の物語。とても興味深く面白かった。この時代の北海道がどんな感じだったのかを初めて知った。もともとは蝦夷人(アイヌ)の住む世界だったわけで、そこへ和人がきて最終的にはアイヌの生活も文化も奪ってしまったのだなぁと思った。
蝦夷人に対してひどい仕打ちをする者もいる中、主人公の香織や運平のような好意的な人物もいて。蝦夷人の子テケバセと良太郎、ショルラ、センケ、印象的な登場人物が多い。個人的には運平が一番男気があって魅力的だった。
シセクがあのようになってしまったのは和人が蝦夷人の世界を壊してしまったからなのだろうな。