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作品一覧
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4.31~2巻792円 (税込)世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。 島々は、海神たる蛇神の抜け殻からできた、という。 各島はそれぞれの領主によって治められていたが、 領主を決めるのは海神に仕える巫女王の託宣だった。 巫女王のもとには「海神の娘」が集う。 娘らは託宣によって領主のもとへ嫁いでいく。 彼女たちを娶ることで、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。 今宵もまた、ひとりの巫女が舟に乗せられ、月明かりの下、島影へ近づいてゆく。
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3.6「二十歳までは生きられない」――という呪いをかけられてしまった長野の女子高生・澪(みお)。彼女の生家・麻績(おみ)家は代々、蠱師(まじないし)の一族であった。長野から出ることを禁じられていた澪だったが、家族に内緒で京都へ。そこで邪霊に襲われ、窮地に陥ったところを、なぜか澪のことを知っている様子の高校生・高良(たから)に助けられる。澪を心配して京都に駆けつけた従兄の漣(れん)とともに、蠱師ゆかりの下宿屋「くれなゐ荘」にたどり着いた澪だったが……。高良のことが気になる一方で、自らの呪いを解く鍵が京都にあると考えた澪は、長野から移り住む決意を固める。邪霊はなぜ澪を襲ったのか? そして澪と高良の関係は? 京都を舞台に、運命にあらがう少年少女たちの姿と、次々起きる不思議な事件の謎解きを描く、「後宮の烏」シリーズで人気の著者による呪術幻想ミステリー。
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3.8
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4.0
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3.3
ユーザーレビュー
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匿名
購入済み素敵なお話
着物については詳しくはないですが たくさんの着物の着こなしが出て来て 映像でみられたら良いのになと思いました。
お話の内容も素敵で 大好きです。 -
4.3 (24)
Posted by ブクログ
ネタバレTさんのおすすめ。
美しい話だ。
海神たる蛇神の抜け殻でできたと言われている島々は、
海神の島々だった。
巫女王は巫女たちと共に小島に住み、
ただひとり海神の声を聞くことができた。
海神は島々の領主を決め、巫女の中からその妻を選んだ。
巫女たち、海神の娘は大きな力は持っていない。
人から見えなくなる霧を使えたり、
あたったりはずれたりする夢を見たり、
亡霊を祓えたりとわずかな力を海神から分けられている。
だが、海神の娘たちも人の子、それぞれの生い立ちと気持ちを抱えて島へ渡る。
陰謀で処刑された家の娘だったり、奴隷だったり、
炭鉱に住み着いた盗賊にさらわれた娘だったり。
海神の娘たちがそれ