白川紺子のレビュー一覧
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『後宮の烏』2
当たり前のことをいうようだが、ちゃんと①から読むことをお勧めする。
主人公は勿論、脇を固める主要な登場人物の為人(背景などを含めた)。そして物語の進行と共に訪れる関係性の機微ー絶妙な距離感や心情の変化など。今後の展開における基盤/基軸となる重要な要素が、①〜②を徹して時系列と共に緻密に組み込まれている。
因みにTVアニメでの放映はこの②までで終了している(この先についての予定はない)。
そしてそれはすなわち物語として、一区切り(この先に噺が続くとしても)付くということでもある。
(※またここまでの主だった感想は①の方に記す)
余談ではあるが、実際③からは少しだけ“スケー -
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全7巻をまとめ買い。
元々この作品を知らないわけではなかった。
書店に赴けば、大概“面陳”或いは“平積み”扱い。人気小説であることを伝える。
ただ、いわゆる「中華ファンタジー」というものに些か苦手意識があり、中々手にすることもなく……。
ところが切っ掛けは不意に訪れる ―これまでにはない経緯で。それがTVアニメ。原作を読まずにはいられなくなるほどに、その世界観 ――物語に魅了されてしまう。
そして実際に原作を読み、その魅力がアニメ以上に艷やかであったことを目の当たりにする。
作者が綴る言葉、その描写―文章が放つ力は絶大にして巧妙。映像からでは知り得なかった繊細かつ圧倒的な“リアリティ”へ -
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ネタバレ・アリスと紫式部
後妻や妾が駄目なんじゃ無くて、そこに至るまでの納得のいく話し合いと良い家族付き合いが出来ていればと思う。
難しくても話せる口と考えれる頭があるのになあ。
優しく過去を紐解かれ、前向きになれて良かった。
・牡丹と薔薇のソネット
別れは納得してるつもりやったと言いますか。
寂しい、恋しい気持ちが長襦袢に遺ってしまった。
・星月夜
お祖母ちゃん、可愛らしい人や。可愛いツンデレ。
確かに白露がお祖母ちゃんの気持ちで、猫としてお祖父ちゃんに懐いてたら恥ずかしいな。
自分が素直に言えない気持ちを目で見るのは。
全部鹿乃ちゃんが気持ちに寄り添ってくれてるから優しい気持ちになる。
良鷹 -
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ネタバレTさんのおすすめ。
赤ん坊の時にさらわれ孤児院で育った小百合は十六歳。
ある日突然、元華族雪宮家の行方不明になっていた娘だと言われて
御殿場のアメリカン・ヴィクトリアン様式のお屋敷に引き取られる。
そこにいたのは双子の姉撫子、若い執事の橘、女中の夏代に、
給仕、コック、運転手。
そしてお屋敷は洋館ながら雪華紋をあちこちにあしらっていて、
雪華邸と呼ばれており、
庭には「雪華邸美術館」を備えていた。
新しい生活にとまどいながら、
行儀作法やテーブルマナーに学校の科目を学んでいく小百合。
食欲旺盛で体は健やかな小百合に対して、
食が細く体が弱い撫子と双子とは思えぬ二人だが、
ぎこちなくも距離が -
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絹織物の産地・棘沢を訪れた月季たち。しかし桑の神を祀る廟で殺人事件が発生。一方、町では織子たちの幽鬼が出ると噂が。
祀られている神の正体とは?殺人と幽鬼の関連は?
この世界の蚕神の姿は、男神、女神、馬の神など、地域によって違います。日本でも馬の神であるオシラサマは蚕の神でもありますね。
しかし、神は「きちんと」祀らないと祟ります。今回の事件も、間違った祭祀と、人間の欲が絡んだことが原因なのですが…。
『後宮の烏』でも、烏漣娘娘の謎が物語の鍵を握りましたし、神のありようを探すテーマは共通しています。果たして、月季の中に潜むモノは神なのか、それとも…。
いろいろシリアスな場面が多い『烏衣 -
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後宮の烏、ついに完結しました!
終わってしまうのは寂しかったですが、ステキな結末だったので、そういうことならオッケーよ…という気分になれました。
途中から登場し、終盤から頭角?を現したサナメ兄弟妹ですが、皆んなそれぞれの道を歩んでてよかったです。途中、次男坊くんが危うかったんで冷や冷やしましたが。。
それを言うなら、高峻と寿雪は結ばれなくてよいのか…ずっと自分の中でモヤモヤしてましたが、最後スッキリしました。お互いがお互いの道を歩んでも互いを大切に思っているってことですね。
読んでよかったです。長さも程よいし、優しい空気感に満ちた話でした。