作品一覧

  • 小学館世界J文学館 1400個のコヤスガイ ~西アフリカ・ヨルバ人の昔話~
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    1巻880円 (税込)
    ※本作品は『小学館世界J文学館』(紙版)に収録されている同タイトルの作品と同じ内容です。 西アフリカの人々が代々伝えてきた、知恵と知識の昔。 むかしあるところに、結婚を願っているコオロギがいました。コオロギは金貸しから、結婚資金に1400個のコヤスガイを借りました。ところがコオロギはついついその金でヤシ酒を買ってよっぱらってしまったのです。寄りかかった木のとげがささったコオロギは、コヤスガイ1400個でつぐなわないと神様の怒りがくだると、木に文句をつけました。(「1400個のコヤスガイ」) 西アフリカのナイジェリアなどに暮らすヨルバ人が伝えてきた昔話を21編収録。他の地域にはない独特の物語あり、世界共通の教訓を語る物語あり、興味は尽きない。 収録作品=「ネコとカメのレスリング」「ヒョウとハリネズミ」「オタマジャクシの悲しいお話」「魔法のヤムイモ」「エガとひなたち」「152本のしっぽをもつ動物」「キンキンとネコ」「鳴らないタイコ」「みなしごアジャオと魔法の小枝」「働いてはいけないアランテレ」「雄牛とハエ」「狩人オジョと魔法の笛」「カエルの骨」ほか。(本邦初訳) ※この作品は一部カラーが含まれます。
  • もようのゆらい
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 もようには、さまざまなゆらいがある 水玉、しましま、格子……私たちの生活のいたるところで見かける“もよう”にはそれぞれなまえがついていて、その背景には実にさまざまな物語やメッセージが隠されています。この本では野瀬奈津子さんの体験から生まれた新たな気づきに富んだ文章と、はっと目に飛びこんでくるビビッドでモダンな千海博美さんの絵で、そんな「もようのゆらい」をご紹介します。  多くのもようは「めでたさ」を表現したもの、「季節」を象徴するもの、「願い」をこめたものに分けられます。一見、いかにも日本らしいと思えるもようでも、実は世界共通だったり、はるか遠い国や時代に起源をもっていたり、なかには日本独自の解釈で意味づけられたものも。それらは茶道具をはじめとした美術品、あるいは日常の道具に繰り返し描かれ、いわば一種の暗号のように機能し、言葉では伝えきれない、あるいは伝わらない思いをそこに託してきました。なかには、何気なくつかっていたもように知らなかった意味や物語が潜んでいるかもしれません。もし、送り手、受け手の双方が、もようにこめられたメッセージを言葉を介さずに読み解けたらば、なんとも粋なやりとりになるに違いありません。ゆらいを知ることは、その背後にあるメッセージを読み解くことでもあるのです。  私たちの周りにあるたくさんのもようには、呼び名があって、ゆらいがある。その季節や背景、意味を知ることで、自分らしい解釈で、今まで以上にもようを楽しめるはずです。
  • 夕焼け色のわすれもの
    3.5
    1巻1,265円 (税込)
    第20回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作。小六の翔太と純はクラスメートの住む団地へ忘れ物を届けに行き、そこでまるでモノクロの古い写真を見ているような不思議な光景を目にする。次の日、古書店を営む祖父にそのことを打ち明けると、もう団地にはいかないほうがいい、とだけ言われて……。

ユーザーレビュー

  • 夕焼け色のわすれもの

    Posted by ブクログ

    表紙の夕焼けの色に惹かれて、手に取った本。

    小6の翔太は、転校生の忘れ物を届けに純と団地に行く。
    なぜか時間を飛び越えたような…そこは昭和の風景に似ていた。
    転校生の佐山とは違う表札がかかった部屋。
    向かいのおばさんは、甲斐って名前の男の子はいるけど、関わらないほうがいいよと言う。

    週末、祖父の家に泊まりに行った翔太はそこで「夕映えのやくそく」という本を見つけ読むと夕焼け空と転校生、団地、昨日の出来事と共通点が…。

    本に出てくる少年は…?
    祖父はこの本の…。

    タイムスリップしてみれば、いじめや差別もあって
    ちょっとしたミステリーにもなっている。
    祖父が伝えたかったことは…
    考えさせられ

    0
    2024年07月28日
  • 夕焼け色のわすれもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読友さんからタイムトリップ本として推薦。小6の翔太と級友の純は転校してきたばかりの厚司の忘れ物を届けに市営団地に向かう。そこで昭和41年にタイムトリップ!トーテムポールに古い郵便ポスト、でも厚司はいない。そこに居たのは甲斐君。甲斐は翔太とキャッチボールがしたいが2人は意気投合せず、悲しむ甲斐。自宅に戻った翔太が手にした1冊の本。内容がタイムトリップした場面だった!その後甲斐の正体が明かされる。いじめ問題、格差、加害者家族の苦悩。結構な社会派ストーリー。でもどの時代でも少年少女は熱くてエネルギッシュだね!④

    0
    2024年01月06日
  • もようのゆらい

    Posted by ブクログ

    「かたち」に続く「もよう」の本。こちらも茶器がメインだけど、もようだから日本美術なんでもそうなんだろうな。

    あー、こっちのほうがいいなぁ。職場で「もよう」に関する手特集出来たら面白いだろうなぁ。。

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    2020年08月11日
  • 夕焼け色のわすれもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公である小学生の男の子が、夕暮れにマンションを訪れると、昭和の頃のマンションや人々に変わる謎を探る物語だった。
    表紙や裏表紙が夕焼けで、イラストがモノクロだったため、不思議さが増して少しこわい印象だった。
    謎は解き明かされたが、なぜ当事者が生きているのに昭和にタイムスリップできたのかが分からなかった。

    0
    2023年03月19日
  • 夕焼け色のわすれもの

    Posted by ブクログ

    ふしぎな団地に迷い込んだ翔太と純。1種のタイムスリップもの。物語の構造はよくある感じだけれど、子供には面白く読めると思う。

    0
    2021年09月10日

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