白川紺子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレああ、元コバルト文庫なのね、納得、という感じの甘い物語。
先帝の子であることを隠して伯父の家で使用人のように虐げられている蛍。帝に都合が良いから、と巫女 朱華姫として召喚される。朱華姫は第二皇子が御召人として、庇護、護衛をする。偽の朱華姫となった蛍の御召人は柊。柊ははがねの御子として忌避されていた。そして蛍は自分自身の身の回りで不穏なことが相次いで起こり、権謀術数に巻き込まれていく。
なかなか面白かったけれど、展開が早いなあ、と思う。上下巻だから、ゆっくりいくのかと思ったけれど、そんなことはなく、割とあっさり味方になる人が増える。それでもなかなか読ませる話だった。 -
匿名
購入済み素敵なお話
着物については詳しくはないですが たくさんの着物の着こなしが出て来て 映像でみられたら良いのになと思いました。
お話の内容も素敵で 大好きです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレTさんのおすすめ。
美しい話だ。
海神たる蛇神の抜け殻でできたと言われている島々は、
海神の島々だった。
巫女王は巫女たちと共に小島に住み、
ただひとり海神の声を聞くことができた。
海神は島々の領主を決め、巫女の中からその妻を選んだ。
巫女たち、海神の娘は大きな力は持っていない。
人から見えなくなる霧を使えたり、
あたったりはずれたりする夢を見たり、
亡霊を祓えたりとわずかな力を海神から分けられている。
だが、海神の娘たちも人の子、それぞれの生い立ちと気持ちを抱えて島へ渡る。
陰謀で処刑された家の娘だったり、奴隷だったり、
炭鉱に住み着いた盗賊にさらわれた娘だったり。
海神の娘たちがそれ