あらすじ
霄(しょう)の京師(みやこ)には、稀代の巫術師(ふじゅつし)がいる。
そう噂される董月季(とうげっき)は、
幽鬼を祓い王朝を守護する巫術師の名門・董家の娘だ。
しかし彼女の顧客は市井の人々。
ある日、名家・鼓方(こほう)家からの依頼を受け、
彼女は楊柳島(ようりゅうとう)へ行くことに。
お目付役として、幼馴染みで許婚の封霊耀(ほうれいよう)を伴い、
鼓方家に現れる女の幽鬼の調査を始める。
しかしその矢先、依頼人が死亡する事件が起きて……。
秘密を抱えた美貌の巫術師×堅物若君の中華退魔ファンタジー!
感情タグBEST3
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後宮の烏と同じ世界観のこの作品
もちろん、後宮の烏を読んでいなくても充分に楽しめる内容でした
いつも思いますが、この方の書く不器用ながらも一途な女性たちに憧れます
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鼓方家の因果応報ですね。
子ども達や巻き込まれた人達の事を考えると可哀想とも思ったけど、どこまでの人達が鼓方家の成り立ちを知っていて放置していたのかと思うと何とも。
月季と霊耀の名前良いな。
ふたり合わせて『華』。素敵。
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後宮の烏、海神の娘と同じ世界観ということで期待して読みましたが、これは絶対3作セットで読みたいお話だなと思いました。
真相は海神の娘が嫁いだ先で起こった悲しい出来事でしたがこんなに繋がっていて、3作の出版社が違うことにびっくりするレベル。
霊耀、月季、そして島を出た鬼鼓の青年の今後が楽しみです。
早く続きが読みたい!
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『後宮の烏』から連なる同じ世界観の作品で、ファンにとっては嬉しい。
天才巫術師の美少女とその許嫁が、ある島の名家で起きる連続死亡事件の謎に迫る。
祓う力を持つ者と、持たざる者の互いの葛藤が、素直になれない恋愛に奥行きを持たせている構成で、積み上げられていく二人の会話や行動があってはじめてラストへと繫がる。
王道、且つ、みんな大好きな設定にプラスして『後宮の烏』『海神の娘』のちょっとした設定が絡まり合い、まさに読む手が止まらない。
キャラクター小説ではあるけれども、しっかりとした世界設定があるので、昨今の中華ファンタジーのなかでも好きな作品だ。
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『後宮の烏』から数十年後の霄国を舞台にした『烏衣の華』。巫術師の少女・月季とその許嫁である霊耀が、島に現れた幽鬼の謎に迫ります。
待ち望んでいた『後宮の烏』のサイドストーリーです。
新たなヒロイン月季は、高名な巫術師。しかしその生い立ちは不遇で、継母にいじめを受けてきた幼少期でした。継母の死は自分の「内なるもの」が原因ではないかと常に恐れています。
霊耀のことは自分を救ってくれる存在だと思っています。けれど霊耀が彼女にコンプレックスを抱いているし、月季もそれをわかっているから、二人は微妙な関係性を保っています。
今後、月季の過去や秘めているものが明らかになるのでしょうか。早く続編が読みたいです。
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後宮の烏を思い出しながら読んだら同じ作者さんだったー!
強くて頑張り屋さんな女の子が寿雪を思い出させた。
れいようもちゃんと月季を好きでよかったわぁ(=´∀`)
花と光で華、素敵だー!
けいもういもとても良い。
シリーズになるかなー。なるよねきっと。たのしみ!
読み応えありました
「後宮の烏」からそのままの流れで「烏衣の華」へ。知っている名前がちょくちょく出て、なぜか嬉しい気持ちになりました。
呪詛で島を救うという意外な展開と、2人の心の駆け引き、変化が重なり、とても楽しい作品だと思います。この2人はどうなるのか?続編を期待してしまいます。軽いタッチでサクサク、楽しく読む事ごできました、
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新シリーズでいいのかな。
後宮の烏の後の世界で嬉しいかぎり。
お互いを必要としてるのに、どうにも自分の気持ちに気づかない霊耀がもどかしい。
月季中に潜む?化け物も気になるところ。
早く続きが読みたい。
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後宮の烏と同じ世界観で始まった新シリーズ(シリーズですよね?)
最後まで落とし所が想像出来なくて楽しんで読めた。表紙の二人の関係の変化を楽しみつつ、謎解きとヒロインの鮮やかな幽鬼退魔にため息。しかし彼は私が読んできたどの小説のヒーロー?より生真面目で堅物で鈍い(笑)好きだけど( ̄▽ ̄)
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巫術師の菫月季は巫術師の名門の令嬢。幼馴染で婚約者の霊耀と共に依頼された幽鬼の調査を始めるが…
後宮の烏や海神の娘の世界観とリンクしているのが嬉しかったです。
月季が霊耀をちゃんと好きなのが良いです!コンプレックスの塊の霊耀が月季の事を1人の女性として見てくれるのが楽しみです。
番外編の月季(薔薇)と霊耀(光)「花と光」を合わせて「華」と言うのが素敵な響きでした。
まだまだ序盤って感じなので、是非シリーズ化希望です。
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霄(しょう)の京師(みやこ)、稀代の巫術師と言われる董月季(とうげつき)は巫術師の名門・董家の養女である。ある日、鼓方(こほう)家からの依頼を受け楊柳(ようりゅう)島に行くことに…許嫁で、同じか巫術師の名門・封家の嫡男である封霊耀(ほうれいよう)と共に鼓方家に現れる女の幽鬼について調べるが…
後宮の烏シリーズと海神の娘シリーズとの同じ世界観のお話。封一族や月季の祖父の董千里、名門・雲家に最後の烏妃の話…といったのが出てきて、後宮の烏と繋がってる!と嬉しくなりました。そして鼓方一族が沙文から渡ってきたこと、今回の事件の鍵となる青衣娘娘…もしやと思ったらやっぱり!こちらも海神の娘と繋がってて楽しかった。
月季の過去に霊耀との関係、今後も展開も楽しみです。
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巫術師の名門の家に生まれながら、巫術の才能に恵まれない霊耀(れいよう)。それを補うべく許婚になった月季(げっき)。
月季は幼い時継母に虐待を受けていて、継母亡き後もその幽鬼に苦しんでいました。それを助けてくれたのが霊耀です。
彼は覚えていませんが、月季はそれ以来霊耀のことを好いています。しかし、ストレートな物言いの月季と真面目な堅物の霊耀では思っていることもすれ違うことが多く、残念ながら月季の片想いという感じです。
楊柳島(ようりゅうとう)の名家、鼓方(こほう)家の依頼を受け、調査に行った二人ですが、そこには予想外の過去があったのでした…。
世界観もしっかりしているし、登場人物たちも陰があったり、これからの展開が楽しみなシリーズです。
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Tさんのおすすめ。
幼なじみの婚約者同士。
女は才のある巫術師、男は才はないが文武に秀でる巫術師の名門の息子。
それぞれの能力を生かして補って幽鬼を祓う、ことになるのだろうが、
劣等感に苛まれている鈍感な男と、
化け物に心を飲み込まれないために男に執着する女は、
まだ関係がぎくしゃくしている。
ある島で親せきの娘が幽鬼となっているので、
祓ってほしいと依頼が来る。
島を支配する一族の分家の門のとことで、分家の長を指さす娘の幽鬼。
祓えぬ間に分家の長は死に、本家の門に幽鬼となって現れる。
ちぐはぐな二人は幽鬼の謎が解けるのか。
まだこの作者の美しさが現れていない気がする。
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『後宮の烏』から4~50年後の世代の話かな?
巫術師一族に生まれ、持つ者と持たざる者の葛藤が心苦しい。
許嫁の二人が屈託なく共に在れるようになるには、まだまだ困難がありそう。
神の視点的に二人の視点で語られるので、より切ない。
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これは海神の娘も読んでおいた方が良いパターンか?
海神は読んでないけど、世界観は理解できたし楽しめた。ツンデレになりきれない月季がかわいい。
登場人物の名前が似てたりややこいのが難点。
霊耀が、彩雲国物語の紫劉輝ぽいんだよなぁ。
イラストは全然違うし、キャラも違うんだけど、受ける印象が近いのは何故だろう。
2024.7.16
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圧倒的な巫術の才能を持つ美しき少女・月季と、巫術師の名門の嫡男でありながら巫術の才能はいまひとつの霊耀は、幼馴染みで許嫁。お互いかけがえのない存在だと思っているのに伝わらず、逆に相手は自分を疎ましく思っていると思い込んでいるところが焦れったくヤキモキする。月季に依頼があったことから、護衛としての霊耀と二人で島を目指す。月季の華麗な技に心を奪われ、霊耀の真面目で真っ直ぐな性質を好もしく感じ、二人のちょっとかみ合わない会話にニヤニヤしながら読んだ。早く二人の気持ちが通じ合いますように!
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『後宮の烏』の続編、というか番外編、というかスピンオフだった。
時代は、高峻から1つ下って息子の代ヘ。
(晩夏の子か!?)
冬官はイシハになってるっぽい。
主人公は封家と董家の末裔ってことで、ふぉー!ってなるやつ。
千里登場!
寿雪はまだ出てきてないけど、そのうち出てきそう。
加えて、『海神の娘』につながる設定も出てきて、世界観繋がる~!
許嫁二人の関係もむずキュンって感じでもどかしく、萌えます。
匿名
このお話し 後宮の烏の 後のおはなし。
大好きなお話のその後なので ワクワクしながら読みました。
次巻が楽しみです。
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『後宮の烏』と繋がっている世界の物語。
シリーズになるのでしょうね。
しかし、主人公カップルの拗らせがなんとも言えず、お互いにきちんと報連相をせんか! と思ってしまった(笑)
事件そのものは欲深いのは、一族も滅ぼすという感じ。
とりあえず続きは読みたいかな。
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稀代の巫術師と噂される月季と巫術の才がない霊耀が繰り広げる中華退魔ファンタジー。しかも後宮の烏とひとつ世界で繋がりがあり烏妃の話が出てきたので嬉しく懐かしい。亡くなった者が自分の元に現れて指を指す、想像しただけで恐ろしい。いつも思うけど、だんだん迫ってくる、ついてくる系は恐怖しかない。富や権力に支配され妄念する卑しさが人間を醜くする。誰かを犠牲にしたり見捨てたり押しのけて手に入れたものが本当に人を幸せにするのだろうか。月季の幼少期に受けた心身の傷が悲しいし、彼女に聞こえる声と共に恋の方も気になる。
Posted by ブクログ
巫術師月季と巫術の才のない霊耀は許婚同士。2人の仲はしっくりとはいかないが少しずつ歩み寄っていく様子は微笑ましい。川の中の島で湖が黒くなると島を支配する鼓方家の人間が死んでいくという祟りを祓うため、2人は島に行くがそれは幽鬼ではなかったため巫術が効かない。それが分かった時点から探偵小説のような展開。最後にはホラー的な要素もあって楽しめた