白川紺子のレビュー一覧

  • 海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲

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    ネタバレ

    今回は沙文と沙来の短編ですが全て話が繋がっていてどんどん引き込まれました。
    海神に振り回される登場人物たちの苦悩や葛藤がドラマチックで生き生きとしていてとても胸が熱くなりました。
    領主の居ない沙来がどうなるか気になるし、海神と霊子の過去も早く読みたい…!
    続編希望!

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    2024年05月25日
  • 海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲

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    己れの宿命か天命か。

    決して綺麗事ではない。
    生きていかねばならぬ世界での
    幸せの在り方を問う物語ではないだろうか。

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    2024年05月20日
  • 海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲

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    シリーズ2作目。
    明るい話ではない。辛さ苦しみ恨み怒りを扱いつつも一筋の光が訪れて救われる。人間は群れたり寄り添いつつも、一人である。特に立場が上であれば孤独だし孤高でなければならない場合が多い。海神は気まぐれで厳しく、でも娘を遣わす。

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    2024年05月19日
  • 烏衣の華

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    ネタバレ

    後宮の烏、海神の娘と同じ世界観ということで期待して読みましたが、これは絶対3作セットで読みたいお話だなと思いました。
    真相は海神の娘が嫁いだ先で起こった悲しい出来事でしたがこんなに繋がっていて、3作の出版社が違うことにびっくりするレベル。
    霊耀、月季、そして島を出た鬼鼓の青年の今後が楽しみです。
    早く続きが読みたい!

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    2024年05月06日
  • 烏衣の華

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    『後宮の烏』から連なる同じ世界観の作品で、ファンにとっては嬉しい。
    天才巫術師の美少女とその許嫁が、ある島の名家で起きる連続死亡事件の謎に迫る。
    祓う力を持つ者と、持たざる者の互いの葛藤が、素直になれない恋愛に奥行きを持たせている構成で、積み上げられていく二人の会話や行動があってはじめてラストへと繫がる。
    王道、且つ、みんな大好きな設定にプラスして『後宮の烏』『海神の娘』のちょっとした設定が絡まり合い、まさに読む手が止まらない。
    キャラクター小説ではあるけれども、しっかりとした世界設定があるので、昨今の中華ファンタジーのなかでも好きな作品だ。

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    2024年05月02日
  • 烏衣の華

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    後宮の烏と同じ世界観で始まった新シリーズ(シリーズですよね?)
    最後まで落とし所が想像出来なくて楽しんで読めた。表紙の二人の関係の変化を楽しみつつ、謎解きとヒロインの鮮やかな幽鬼退魔にため息。しかし彼は私が読んできたどの小説のヒーロー?より生真面目で堅物で鈍い(笑)好きだけど( ̄▽ ̄)

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    2024年04月27日
  • 契約結婚はじめました。3 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    ちょうど先日旅行で、椿の種類がたくさん植えてある植物園に行きました。この本に出てくる椿をみることができて、感激でした。この椿たちを巡って物語ができているんだな、と。今回も、やきもきしますが、相手のことを思い合ってほんわかするお話たちでした。

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    2024年04月10日
  • 後宮の烏7

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    ネタバレ

    後宮ファンタジーという枠を超え、ミステリー要素やバトル要素も一部含んだ内容だった。
    主人公の寿雪が親しみをもてる人間性であり、そんな寿雪の力になりたいと集う仲間たちも皆温かく、ストーリー全体を通して優しさに溢れていたと感じた。
    一方、終盤では圧巻のバトルが繰り広げられ、とても緩急のある展開が広げられた。
    物語の後日譚もさまざまな想像が膨らむ描写がされ、後味の良い終わり方だったと思う。面白かった。満足。

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    2024年03月23日
  • 契約結婚はじめました。2 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    やっぱりライトノベルは良いね。しかも恋愛もの。恋愛が始まった頃の初々しい感じが最高です!次巻も楽しみです!

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    2024年03月22日
  • 後宮の烏

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    ファンタジー小説で、描写が細かい割に読み進めやすい。
    人物も多いけど多すぎず漢字だから覚えやすい。
    1巻で皇太后との争いがあっけなく終わってしまったけど、その後の話の膨らませかたも無理がなく引き込まれる設定。
    続きが楽しみ。

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    2024年03月05日
  • 朱華姫の御召人 下 かくて恋しき、花咲ける巫女

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    ネタバレ

    (上巻より)

    清き神と穢れの神を両方とも祀るという、
    いかにも日本的な解決な仕方には感心したので、
    そのせいかもしれない。
    もしくは単純に物語の展開の仕方が上手い、
    つまりは著者の腕の良さか。

    神様が雛鳥の姿になって、朱華姫にかわいがられて喜んでいるのが、
    かわいかった。
    そういえば、こういう物語の主人公は食い意地が張っている、
    失礼、食べ物好きなことが多いのはなぜなのか。
    子どもっぽさを演出するため?

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    2024年03月03日
  • 朱華姫の御召人 上 かくて愛しき、ニセモノ巫女

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    ネタバレ

    Tさんのおすすめ。

    市井の娘が後宮に入り、
    優れた能力や異能を発揮する話はよくある。
    しかも恋愛要素あり。
    そんなよくある話でありながら、
    しかも意外とドキドキシーンが多いながら、
    ありがちとは思わせない何かがあった。

    後宮に入ると言っても妃でもなく女官でもなく、
    朱華姫という巫女的な立場のせいか、
    神様に連れ去られないように偽の夫を立てたという昔話が良いのか、
    最終的に皇太子(!)になったせいか。

    (下巻へ続く)

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    2024年03月03日
  • 花菱夫妻の退魔帖

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    ネタバレ

    Tさんのおすすめ。

    異能の二人が結婚する、かなりよくあるお話。
    一人は侯爵家の末娘だが、
    女中だった母親と追い出され、浅草に暮らしていた。
    侯爵家に発見されるまでは、貧民窟で「千里眼の少女」として生活していた。
    幽霊が見える。

    もう一人は男爵家の当主。
    神職をつかさどる華族で、横浜で薫香の会社を営んでいるが、
    一族の巫女だった女性の怨霊に取りつかれている。
    怨霊は、幽霊それも恨みが強く苦しんでいる幽霊を好んで食べ、
    食べさせないと一族の者を殺すらしい。

    かなりよくあるとはいえ、
    華族の世界や当時の世情が上手く取り入れられていて、
    面白かった。
    初詣が古い宗教儀式ではなく、
    明治時代にはじ

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    2024年02月26日
  • 後宮の烏4

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    ネタバレ

    物語は収束に向かって進んでいっている。
    結界を解くためには香薔の術をやぶれる人が三人必要とのこと。封一行、寿雪……そして白雷。白雷の協力は得られるのだろうか……白雷は妹の事が気がかりなようだけれど

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    2024年02月18日
  • 後宮の烏2

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    ネタバレ

    ずっと前から本屋さんで平積みされていたのが気になっていた。でもシリーズものは当たり外れがあるし、、と思いしばらくは手に取らなかったけれどアニメ化もしたとのことで今更ながら読み始めた。

    ここからは完全に個人的な好みになるけれど、かなり好きな雰囲気。寿雪や高峻をはじめとする登場人物達も人間味があっていいなと思えるし、根本の夏の王冬の王の謎も先が気になる。
    中華風ファンタジー(というのか?)によく出てくる宦官だけど、私が宦官という言葉やその意味を知ったのが浅田次郎さんの『蒼穹の昴』だった。学生時代初めて読んで物凄く面白くて記憶に残っている。主人公が宦官となるシーンなども割と鮮明に覚えている為、アニ

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    2024年02月12日
  • 花菱夫妻の退魔帖 三

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    面白かった!
    淡路の君の謎に迫りつつ、鈴子の出生への手がかりも掴み、孝冬の心の澱も溶け出していく三巻。
    淡路島で絡まり繋がる様々な縁に驚きながら一気読みでした。

    相変わらずな孝冬の愛情に気付きそうな鈴子と、彼女自身もゆっくりと変化していく様子にソワソワします。
    着物描写が詳細なので、和装クラスタの方々にも読んで頂きたいところ(笑)

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    2024年02月09日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

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    いよいよ最終巻。この本の話以降も、みんながそれぞれ一歩ずつ歩んでいく事が想像できる話で、ほんわかしました。まだまだ、白露は心配で姿をあらわしているみたいですけど(笑)

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    2024年02月01日
  • 京都くれなゐ荘奇譚(四) 呪いは朱夏に恋う

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    今回は高良の出番は少なかった。
    過去の多気女王の生まれ変わりが千年蠱を祓うことが出来なかった理由が明かされました。澪はその打開策のヒントを思い付きます。
    これからどうなるか楽しみです。
    出流くん、胡散臭い感じがするけど根は良い子のようです。
    番外編で活躍?する茉奈ちゃん、結構好きです。

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    2024年01月18日
  • 契約結婚はじめました。3 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    シリーズ3冊目。
     読み始めた当初は、「椿がらみの事ばかりで、飽きたり中だるみになってしまわないかな」と思っていたのですが、実際に読んでみると、椿どうこうよりも「人と人との繋がり」を中心に据えたストーリー作りがしっかりなされているからか、全く飽きません。

     最近、巷でお勧めされていたり、売れていたりする本は結構ダークでシリアスで……という、いわゆるイヤミス感漂う作品がナチュラルに混在しているので警戒しているのですが、この本に関しては「楽しいことばかりではないけれど、苦しいことばかりでもない」というメッセージが込められているような感じです。
     読んでいてしんどい気持ちにならないし、ほっこりする

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    2024年01月20日
  • 京都くれなゐ荘奇譚(四) 呪いは朱夏に恋う

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    核心に迫ってきつつあり、あっという間に読み進めてしまいました。今回は高良の出番が少なくて残念でしたが照手が頼もしく可愛い存在になっていて良かったです。秋が待ち切れないです。

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    2024年01月17日